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「弓手をもって弦を推し,妻手をもって弓を引く」事弓道教本(全日本弓道連盟)における射法訓の説明では,「弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き」とあるは,引分けの際における押し引きの心得を示したものである。弓手をもって弦を押し,妻手をもって弓を引くというふうに反対に説示しているのはまことにおもしろく,これによって弓と弦との引き分けは押し引き相対応して均等におこなわねばならぬことを暗示しているのである。とあり,なんともあやふやなトンチンカンな説明がなされています。元来,弓はひくと言います
バッキーン!!誰かが金属バットで左足首を思い切り叩いた。メンを打とうとした佐藤充伸は、その場でうつ伏せに崩れ落ちた。------------------------------------------------------------------------佐藤充伸が国士舘大を卒業し、教員になったのは1996年4月。仙台の市街地から5kmほど西に位置する市立仙台高校に体育教師として赴任。仙台市内の配属は充伸にとって、県警をはじめ県内有力選手と合同練習ができるという意味では恵まれ
ここに嘘のようなホントの話がある。こんなことは高校剣道史上、前代未聞の記録である。高校4大大会(選抜、魁星旗、玉竜旗、インターハイ)人によっては魁星旗を除いて3大大会というが、ここではあえて魁星旗まで入れよう。前代未聞の記録というのは、4大大会すべて九学が優勝したということではない。もちろんそれも前代未聞ではあるが、ここで取り上げるのは、4大大会すべてにおいて「九学vs島原」という同一カードが実現したことである。しかもそのうち3大会は決勝戦、残りの1大会(選抜)が準決勝とい
「決勝戦で高倉と戦いたかった」先に行われたインターハイ個人戦で3位入賞を果たした山下和真(土浦日大3年)がポロリとこぼした言葉だった。今回、インターハイ個人チャンピオンとなった高倉寛矢(水戸葵陵3年)、そして山下和真の2人に注目し、その驚くべき共通点や因縁に迫る。まずは、2人が出場した茨城県の公式個人戦4回の結果に注目してみる。2010年関東大会予選山下(2年)優勝、高倉(2年)ベスト8(準々決勝延長○山下メ-高倉)2010年インハ
関東高校剣道大会2017年6月11日(日)団体戦決勝の舞台には異様な光景があった。両チーム10人のうち実に3人が香川の光龍館の出身なのだ。葵陵の寒川、岩部と、日本航空の吉倉。コーチまで入れれば、葵陵の大坂浩一郎もまた光龍館出身。700kmも離れたこの関東の地で活躍している姿は岩部館長や光龍館関係者にとってはさぞかし嬉しいことだろう。と同時に地元に残ってくれていればと一抹の寂しさもあるのだろうか。個人戦でも、光龍館出身の寒川が優勝。吉倉が3位と、この関東大会はまさに光龍館祭りだ
今年の高校剣士MVPは誰だもう夏も終わりを迎え、インターハイ熱もだいぶさめてきてしまったと思うが、今年活躍した高校剣士を様々な角度から検証してみた。高校4大大会の個人別の対戦は3,000試合を超えるがそのすべての結果をデータベース化した。大会ごとに試合結果のフォーマットが異なるため、1つのデータにまとめるのにけっこう苦労したがコツコツとやってようやくできあがった。そうすることで、誰と誰とがいつ戦ってどちらが勝ったかということが瞬時に検索できるようになるし、また、個人別の勝
勝手の離れについて書こうかなと思ってましたが,なかなかまとまらなくて,グズグズしていました。くるりん棒って知ってますか??脱穀で使う農機具です。西洋でも日本で使われています。きっと離れのイメージってこんな感じなのかな??なんて思ってました。次回にします。で,前回の箆撓いの続きで,狙いの付け方。和弓は射手自身では直接的な狙いは付けられません。小引きの場合には矢を見通して,矢筋で狙いを付ける事ができます。アーチェリーの場合には弦サイトと言って弦と弓の面が重なるようにして狙いを付けます
■高校剣道クライマックスへ(2)昨日の続き。育英が玉竜旗で初の3位入賞を果たした。猛将・飯田良平監督率いる関西の雄。全国選抜大会:優勝1回、2位2回、3位4回インターハイ:2位1回、3位5回そして、前回の世界大会では網代忠勝が世界チャンピオンになるなど、全国屈指の強豪校として名を馳せてきた名門チームなだけに、玉竜旗の入賞が初めてという方が不思議な気もする。しかも、今回驚くことに、5人中4人が2年生という若いチームだ。唯一の3年生で近畿チャンピオンの横藤竜平が、まさに鬼神の強
竹弓の初期の取扱い方、成りの見方(弓道)(胴が抜けるとどういう現象がおきるかとか)ryuzoudouさんからリクエストがありました。私が考えている事しか書けませんが,紹介していきます。恰好のことも,書くことあって,気になりながら,中途半端で終わっている・・・トホホまだ,文章としてまとまっていないので,思いつくまま順不同で書いていきます。とりあえず胴の抜けた弓。胴とは目付節と握り下の部分を言います。弓の成については昔から研究されていたようです。http://blogs.yahoo
少年剣道が最も盛んであった1970年代以降、世代を超えて、最もきらびやかな輝きを放った少年剣士はいったい誰であろうか。「史上最強の少年剣士」当ブログ最初のテーマは大胆にもここから入ることにする。このテーマは多くの剣道ファンが皆一度は思い描いたことだろう。私は迷わずこの少年を選ぶ。少年時代に無敵を誇った、いばらき少年剣友会の雨谷武蔵だ。1977年に始まった「全日本選抜少年剣道個人錬成大会」は、毎年、小学生・中学生のチャンピオンを決める剣道道場連盟主催の大会である。この大会で雨谷武蔵は、199
9月4日(火)船橋競馬場へ。台風直撃で京成線以外の電車が全部と待ってる中開催された第6回船橋競馬4日目。今回も手束真知子率いる「発掘!グラドル文化祭」のメンバーが登場!!荘司典子さん、浅野康典さんと10、11レースの予想。よくビール飲みながらビキニでいられるな…グラドル文化祭メンバーも集結!台風の中、船橋とかまで来ちゃって帰れるのかしら…なんで今回はお見送りのライブも中止に…せ~ので乾杯~!!グラドルたちが来ててもやっぱり台風なのでお客さん少なっ!大風吹く中、走らされる競走馬
2012.5.13日本武道館準々決勝、準決勝、決勝と国士舘の猛者を相手に、堂々とそして圧倒的な強さで頂点に立った小さな勇者に、会場全体から惜しみない拍手が贈られた。今回の第58回関東学生剣道選手権大会で驚いたこと。驚いた1.中大・宮本の強さ!驚いた2.国士舘の層の厚さ!驚いた3.竹ノ内が大学でも大暴れ!驚いた4.個人戦の難しさ(予想がズタズタ)以上4点である。宮本の優勝が決まって、私剣キチは、中大の北原修監督に初めてご挨拶させていただいた。剣キチ「北原監督おめ
「こいつら本当に中学生か!?」そんな驚きの声がどこからともなくあがった。2003年8月全国中学生選抜剣道大会(北海道・北見市)でのことだった。インターハイを見ているのではないかと錯覚するほど、スピード・技術・迫力、そしてなにより図太いほどの勝負強さ。そのような非凡な素質を持った選手が毎年2~3人はいるのだが、この大会に限って言えば、そんな選手だらけという印象だ。石田雄二、江島千陽、長曽我部結貴、遅野井直樹・・・。この全中大会、まさに「怪物中学生たちの舞い」というタイトルに相応
その独特な構え。いつ、どこから飛んでくるか予測不能なジェットスピードの打突。並み外れた動体視力と反応速度の速さ。百戦錬磨の試合勘。九州学院の不動の大将、真田裕行である。その真田が、最大のピンチを迎えていた。インターハイ団体戦準決勝。対島原戦。九学島原先鋒○漆島コ-牧島×次鋒×古閑-メコ鶴浜○中堅○山田コ-山崎(英)×副将×曽我-メ山崎(将)○九学・先鋒の漆島が、牧島に1本勝ち。次鋒戦は、島原が1年
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨夜、以下の文面をUPしたつもりでしたが、酔っぱらっていてうまくできていませんでしたので、そのまま今またUPしなおしました。すみません。2016年この年も様々な感動がありました。高校剣道では、九州学院が今年も4大大会を総なめ。個人では島原の松崎、麗澤瑞浪の小角、東福岡の藤田、帝京第五の橋本、国士舘の落合、東海大浦安の白鳥など3年生に強豪選手がずらりと揃っていたが、結局インターハイ男子個人でも史上初めての同門決勝対決
2017全国高校選抜をうらなう皆さま、大変ご無沙汰しており申し訳ございませんでした。毎日来られる方のイライラ感、そして連載が途中で途切れている気持ち悪さよーくわかります。私も自分に嫌気がさしてきます。本当にすみませんでした。ギリギリになりましたが、明後日に迫った全国選抜について駆け足でまとめてみました。今日と明日に分けて投稿予定です。---------------------------------------------今大会の優勝候補は、なんと言っても九州学院。それを
明日(4日開幕)からビーチバレーの今シーズンが本格的に始まりますね。北京五輪出場は、07年5月から08年7月までのワールドツアーのポイントによる五輪ランキングで決まるそうですが浅尾美和はどうでしようか?女子の同ランキング21位で出場が有力なのが佐伯美香(36)、楠原千秋(32)組。06年ドーハ・アジア大会準優勝の田中姿子(32)、小泉栄子(34)組も同30位で有力候補。51位で国内4番手の浅尾・西堀組にとって、残された可能性は決して大きくない。悲願の五輪出場を狙うためにも、国内開幕戦
入木・出木,入弓・出弓弓が入木弓だから矢は真っ直ぐ飛ぶ,だから捻る必要が無い。と言う人がいますが,嘘です。弓がいくら入木でも,捻らないと矢は真っ直ぐ飛びません。弓を真っ直ぐにした状態で弦が右側にあるのを入木弓と言います,反対に弓を真っ直ぐにした状態で弦が左側にあるのを出木弓と言います。しかし,張り顔の状態で,弦が右に合っても左にあっても,弦を中心に考えると弓が傾けば弦は中心にある事には変わりはありません。弓をフリーにして弦を引っぱってくると,弓が傾くだけで,弦が弓の中心に帰るのは同じで
弽の弦枕今回のハンブルグでは弽の弦枕を2個修理しました。写真はいただいた物です。深すぎて離れが重く,出にくいようだったので革を張って浅くしました。また,向きも修正しました。驚くほど離れがシャープになり方向もよくなりました。自分でも引きやすいと喜んでいました。試合でも2位になり,お礼にお酒とチョコレートいただいちゃいました。弽は射術に一番大きく関係する道具で,「射手の襤褸弽」といわれて,新しい弽よりも,使い慣れたボロボロの弽が使いやすく,なかなか替えることが出来ないといわれています。
先週は2日も突発で休んだのでいろいろお仕事が溜まってしまった。休み明けの今日は仕事の流れが淀まないように、少しは流れるように色々手配して1日終わり。今週はスタッフが一週間研修で、一名減なので影響が出なければいいけど。週末にやったもう一つのバイク作業。リッチー・ブレークアウェイ(BW)はトップチューブ上に11S内装ハブ用のシフトワイヤーを通しているが、BWは元々のベースがPISTAなので、シフトワイヤーのアウター受けが無い。その為、シフターから後輪までフルアウターでトップチューブ上を引
外竹切れ「笄」竹弓何か外竹を撥ねてしまっている方が多い様に感じます。冬になると空気が乾燥し,また,暖房の影響で室温にムラができ,湿度や温度が竹にも影響し切れやすくなるのでしょう。以前クマ先輩の竹弓を修理しました,その後如何でしょうか?また先日南條太郎さんの弓が撥ねました,Blogお友達の三代目組長さんの弓も撥ねたようです。ちょっとこの外竹切れについて考えてみたいと思います。長くなりそうなので少しずつ数回に分けて書きます。まず,外竹が切れた状態を,「笄(こうがい)が出た」と言います。
■2016年の高校剣道を占う(2)九学を脅かす高校編いやあ、あの水戸葵陵が選抜予選で敗れるとは、あまりの衝撃に眩暈がした。そして本日、東京ではついに国士舘が18年ぶりに選抜出場を果たしたようである。---------------------------------------------------------------------------さて、九学を脅かす高校があるのか。「ある。」まず、現時点での最強選手は誰かということを考えてみた。頭に浮かんだノミネート選手は次の10名
[第17話]【名監督列伝】常勝・高輪を育てた甲斐修二17天才剣士の入学当時の東村山第六中学は、やんちゃな生徒たちによってだいぶ荒れていたという。そこに一人の天才的な剣士がいた。2000年に日本武道館で、圧倒的なスピードと強さで小学生の頂点に立った少年。この怪童ともいうべき少年は、中学に入学するとすぐに即戦力として活躍。中1春の全中東京予選。その結果に皆ぶったまげた。優勝石田雄二(武蔵村山六中1年)2位青木英治(足立十一中3年)3位中村一誠(中野九中3年)
■東松舘オールスターズついに決定(2)榎本松雄館長の頭を悩ませた、オーダーがついに発表された。東松舘歴代オールスターメンバー先鋒大亀杏次鋒佐々木陽一朗中堅田島純一副将門間光児大将米屋勇一館長の口からこのオーダーを聞いた私は、ぶったまげた。私の予想は3人正解。というか女子は想定していなかった。○先鋒大亀杏大亀杏は東松舘史上最強の女子剣士だ。しかもその強さは歴代剣士の中でも飛び抜けている。2006年、道連夏の全国大会、東松舘の先鋒を任された大亀は強
高少年が村上雷多との相メンを制し、小学生日本一の勝ち名乗りを受け、至福の時に酔いしれる間もなく、次の試合が少年の目に飛び込んできた。中学生個人の決勝戦だった。大亀健太(愛媛成武館)vs前川矩英(長崎/愛野少年剣道部)「大亀・・・ん?3年前に小学生日本一になった、あの大亀さんやんか」大亀メ―コ前川試合は延長戦に入っていた。前川が引きドウで下がった、大亀はすかさず飛んだ。まさに「飛んだ」という表現がふさわしい。体が45度に傾くくらいのものすごい飛び込み面だった。「メンあ
とにかく驚いた。としか言いようがない。あの久田松が、5か月前まで中学生だった選手に敗れるとは。誰が想像できただろうか。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。剣道は本当に何が起きるかわからない。勝ち続けるということがどれだけ大変なことかが今日は思い知らされたような気がする。久田松選手にはしっかりと心を立て直して明日の団体戦に臨んでほしいと思う。大金星を挙げた、埼玉栄の1年生の元吉雄弥は、幕張本郷中の大将として、昨年の全中団体戦でチームをベスト8に導いている。準々決勝では
笄修理のぶさんがFbで笄の出た弓の修理を紹介していました。すみません写真をいただきました。私も何回かBlogで紹介しています。ヨーロッパでは弓師も弓具店もなく簡単に竹替えもできず,日本に送り返すには時間も料金も掛かり,多くの人が自分で上手に修理をして大切に使っています。私も何本か修理をしてきました。今はどうなっているでしょうか?竹は元々縦に割れやすいのですが,竹弓の縦割れは材料の竹の乾燥や油抜きが充分でない状態で中芯と張り合わせてしまうとその伸縮率の違いから縦割れがおきてしま
DURA-ACEについて調べていたら、DURA-ACEが1972年にデビューして今年で45年になる事に気が付いた。ついこないだ25周年でアニバーサリーモデルが出たよなーと思っていたが、すでに45年になるのか。DURA-ACEの変遷をざっくりまとめた。1972年:初代DURA-ACEの発売。変速機は「クレーン/DB-100」を流用している。1977年:DURA-ACEの変速機(DA-100/RD-7100)を追加。1978年:DURA-ACEEX7200系発表。1980年:DURA
私はその衝撃を今でもハッキリと覚えている。1997年夏。K1のリングに、極真空手世界王者のフランシスコ・フィリオが初参戦した。対戦相手は、今や、飛ぶ鳥を(蹴り)落とす勢いの前年度K1グランプリチャンピオン、アンディ―・フグである。極真王者のフィリオとはいえ、グローブマッチで顔面攻撃ありのK1でアンディ―に対してどこまでやれるのか見てやろうじゃないか。格闘技好きだった私は、そんな気持ちでテレビの画面にくぎ付けとなっていた。えっ?何の話かって?いや、最後まで聞いてほしい・・・第
2017玉竜旗大会直前に(2)直前にといいながら、もうすでに1日目が終わってしまいました。。とりあえず、書いたものをそのまま掲載して、その後に1日目で印象に残った試合についていくつかコメントします。いよいよ明日・明後日と盛り上がりますね。剣キチが勝手に選んだ優勝候補【九州学院】昨日掲載【水戸葵陵】昨日掲載【島原】島原の選手を見てきてぼんやりと思っていたことがある。それは、1年見ないうちに別人のように逞しくなっているということだ。剣道そのものが逞しくなったと言う意味もある