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潤sideここに一人で帰ってくる事にも慣れた今日久しぶり翔くんと少し遅くなったクリスマスを過ごすことになっていたあれから…マネージャーから何も言われずにいたけどきっと…何か言いたい…聞きたいんだろうなそう思うことが何度かあった忙しい時期が功をなしていたのかいつも通り俺を送り届けると車は走り去り『大丈夫か?』と心配する翔くんに「大丈夫だったよ」と報告する事が日課になっていた約束どうりワインを抱え微笑む翔くんを向かい入れると一人の時と同じ空間なのに
翔side「まいったな…」思わずそう呟いたのはひくっひくっと肩を揺らしながら「しょぅ…くんっ」と俺の名前を呼びながら泣いていたから「泣かないで?…な?」「ひくっだっ…て…」「じゅんが素直な気持ち教えてくれたから…俺も伝えたくなったんだよ?」「だって大好き…っ…なんだもん…っ」「うん…おれも…愛してるよ…じゅん」「あ…い…し…」消えぬ思いを伝えると初めて聞いた言葉の様に呟き涙いっぱいの瞳で俺を見つめた「ゆっくりでいいから…俺の事…愛して
翔side「じゅ~んいつまで拗ねてんだよ」「…別に拗ねてないしっ」ぷくっと唇を尖らせてそれを拗ねてないと言い張る潤に笑いそうになるのを堪えるのに必死だった迎えに来た車に五人で乗り込み後部座席で隣に座った潤はご機嫌斜めだ『ふう~ん…潤くんたちシャワー一緒に浴びるんだぁ』薄い唇に弧を描きながら起き上がった『うげっ…か、かず起きたの?起きてたの?』『ふふふっそっかそっか』『あ、浴びてるなんて言ってないし』『あれ?言ってなかった?』ぶんぶん首を縦に振って誤魔化そうとして
翔side楽屋に入るとまだ誰もいなくていつものように新聞を読んでいたしばらくするとドアが開き「おはぁ~翔ちゃん早いね」「おはよう…雅紀もじゃん」さらさらの茶色い髪に寝癖を付けた雅紀がねみぃ…と言いながらソファーに寝そべったそのあと少しして「おはようございます…」「「おはよう」」ゲーム機片手に挨拶するにのが来て「おはよぉ」どうしたらそんな寝癖がつくのか…智くも眠そうにあくびをしながら入ってきたあとは…潤だけ昨日…朝まで一緒だったのに早く来いよ
下文と関係ありませんがそして、大変遅れてしまいましたが雅紀さん。21周年おめでとうござぃます。貴方と出逢えて心から良かった。言葉で伝える事が難しい。そのくらい、貴方を好きになって心から良かった。ありがとう御座います。腐。苦手な方は回避願います。仕事を続けていられたのも、相葉ちゃんの傍にいたいと思ったから…。なんて言ったら怒られちゃいそうだけど、それも大きな理由の1つであった事は間違いないよ。どこにでもあるシュークリームは、二人だけの秘密の味。嫌な記憶では無く、甘い思い出
潤side「じゃあ俺…出かけるから」「帰りは何時ごろになる?」作った味噌汁を『やっぱうめぇ』と満足そうに飲み干してソファーで寝転ぶ智にぃが眠そうに顔を上げた「…うう…ん?わからないけど…夕飯…」「ふふいいよ…気にしなくて…一食くらいどうってことないし…俺だって作れるし」「ん…そんなに遅くなんないと思うから…」「わかった」「ちゃんと食べろよ?」「わかったって」なんとなく急ぎ足になる自分に気づいてゆっくり歩いてみても気がついたらまたいつもより速いスピー
翔side「じゅん…もうあっちはいいのか?」「うん、あとはまぁ達が来たら仕上げる」とりあえず下ごしらえも済んで隣に座ってグラスを合わせた「「「かんぱいっ」」」「うまいっ」一口飲んでグラスを置くと「ふはっじゅん…髭出来てんぞ」と口元を親指でなぞられその仕草にドクっと脈を打った「あ、ありがと」目を細め見つめられる瞳は優しくて…「ねっ、俺いるの忘れてないよね?」「か…っ忘れて…ないよ?」ヤバい…自分の部屋だからなのかしょうくんの態度がいつもと変わ
翔side「…潤…ごめん…」もう一度唇を重ねると「ううん…俺もごめん」とキスをくれ「…泣かせてごめん…」と頬に残る涙のあとにキスをした「ふふっくすぐったいっ」くふくふと笑う潤が可愛くて…愛しくてまた唇にキスをした「もう…いっぱいごめん…貰ったよ?」「ん?これは大好きだよ…のキス」目を瞬かせると嬉しそうに笑いながら「んっ…じゃ俺もっ」とキスをくれたチュッと音を立て唇が離れるといたずらっ子みたいな顔をして「おれも…大好き…だよ」と微笑んだ堪らず後ろ髪を撫でて引き
潤side「読み終わったら本もシェアしような?」「うんっ」『本見たいんだけど…付き合ってもらえる?』『もちろん』それぞれ一冊ずつ本を選んで駅に近い書店を後にした「…どうする?」「…うん」せっかくの二人の時間まだ陽もあるうちに帰るのがもったいない気もするけど…「もう少し一緒にいたいんだけど…」「え…うん」『一緒にいたい…』…かそれって…深い意味はないと思っても今日のしょうくんは学校で会うときよりも優しくて甘いだから要らない期待し
翔side「マネージャーなんだって?」「…聞く前にしょうくん達に呼ばれたから」楽屋に向かう途中追い付いた潤が肩を竦めた「ふぅん…そっか」マネージャーが潤に言いかけた事…その真意を頭の中で探してると思い出した光景が「そういえば…昨日俺にも何か言いたそうだったな…」「えっ?そうなの?」なんだろ…ばれたのかな…と独り言のよう不安そうに呟く潤の背中を思い切り叩いた「いってぇ…」「「潤くん?潤ちゃん?」」先を歩いていた三人が振り返り俺たちを見ると「な
潤side「この卵焼きの味付け俺…めっちゃ好き」「ふぅびっくりしたぁ」子供みたいな笑顔に初めてしょうくんを可愛いって思った「じゅんも食えよ…って…俺が作って来たみたいで変だな」「ふははっううん…食うよ」時より吹く風が葉を揺らす中で何度も美味しいと言ってくれる声を聞きながら箸を進めた「まじで美味かったよ」「よかった…」それから週一回…二人の授業が合う木曜日にお弁当を作ってくる約束をした『また作ってくれる?』そう言ってもらえたことが嬉し
翔sideじゅんが初めて駅で待ってくれていた日から約束したわけではないけどどちらかが早く着くと互いの姿を待って朝の短い時間を楽しんだ並んで歩く俺たちの間に少しの隙間はあるけどそれでもじゅんの声は十分に届くから…『今あのベンチで本読んでた』俺から送る事が多かったメールもじゅんからも届くようになった今も淡いピンク色のライトに点滅しているスマホをタップすると短いメッセージが届いていた数時間前に会ったばかりなのに無性に会いたくなって教室
潤side結局…まぁはトイレに行きたくなって目を覚ましたタイミングで俺達が寝室から出てきたらしくて思わず寝たふりしてたらシャワーの音が聞こえたから『シャワーまでいっしょに浴びるなんて』そう言っただけだったのに心当たりがありすぎるだけに過剰に反応してしまったらしいかずにもからかわれて頼みのしょうくんさえも楽しそうに笑ってるしひとり恥ずかしくてこれ以上何も言わない方が賢明だとだんまりを決め込んだ作ったおきぎりをわいわいと食べ迎えに来た車に
潤side家具を見に行って食器をそろえて調味料を買いに行って…やなくてはいけないことが思っていた以上に多くてそれは忙しい日々だっただけど全部が楽しくて少しずつ揃っていくのが嬉しくて『ただいま…』そう言う場所が変わって直ぐの週末初めて実家に帰った時「いらっしゃい」「こんにちわ…初めまして…」「あら噂通りのイケメンさん」「ぶっ」もぉ初対面だよ?しかも語尾にハートマークついてたよね?こっちが恥ずかしくなるから「か…かあさんっ」
潤side「やっぱりここにいたんだ」目の前で立ち止まり「じゅん…昨日はありがとうな」「あ…う…あ…いえ…」しょうくんが俺を見て笑顔をくれたしょうくんって呼んでいいのかな…せんぱい…って呼んだ方がいい?う…でもじゅんって言ってくれたし迷っている合間に「じゅん?昨日?」「相葉さん私…喉乾いたなぁ…なんか買って?」突然座っていたにのが立ち上がり俺としょうくんの顔を交互に見て不思議そうにしている相葉差先輩の腕を取っている「いいからほらい
翔side「いらっしゃい…」そう眼鏡姿の潤に向かい入れられた玄関先こうしてこの部屋に訪れるのは久しぶりだった年末に向けてお互いの仕事が立て込んでたし…何よりマネージャーの目も気にならないとは言えなかった「このワインでよかったか?」「うんっありがと…冷やしておくね」リビングに入るとテーブルの上にチキン…サラダに…名前がわからないけど彩り鮮やかなおしゃれな料理が俺を待っていてくれていた「しょうくん座って?あっ先お風呂入る?疲れたでしょ?」「ん?
翔side賑やかな時間の中で収録も終わり各々帰り支度を進める中で潤に近づいた「うおっ翔くん…」「ふははっそんなに驚くなよっ…ははっこっちの方が驚くわ」飛び上がるほど驚いた潤に笑うと「背後弱いのしてるのに…」とぷぅと頬を膨らませた「あぁ、またいちゃついてるしぃ」「ほどほどにね?じゃお疲れさん」「翔ちゃん、潤いじめんなよ?」各々に言葉を残して楽屋は二人きりになった「なに?翔くんお仕事残ってるんでしょ?俺もだけど…今日は流石に自分の部屋に帰るね」「あぁ…う
翔side気持ち半分に講義を受けスマホを確認するとたった一言『りょうかい(^^)/』絵文字付きのじゅんからの返信ふっ…ふふ可愛いよな…文字さえ愛しいだなんて午前中の講義を何とか終えると「しょうちゃーん」ぶんぶん手をふって近づいてくる雅紀と合流したそこそこ混んでいる売店でパンとコーヒー買うといつもじゅんと座るベンチの方に自然と足が向いていてそれに雅紀がついてきた「ここ…でいい?」「ふふふっうん」「聞きた
潤side「美味かったな…」「うん…美味しかった…ありがと…ごちそうさまでしたって言っていいのかな?」「ふふっ…いいって…さっきじゅんがおごってくれたから」「だって…」チケット代の代わりだもんという前に「どうする?」って次の予定の事を切り出してくれたからそれ以上は言えなかったスマートだったな…財布出すのこういうの慣れてるのかな…見た事も無い誰かにちっちゃな嫉妬して勝手に胸が苦しくなった「そうだね…」まだ帰りたくないな…もっ
潤side約束した日曜日が来てずいぶんと早くに目が覚めてしまった…てかあんまり寝れなかった寝起きと寝不足でぼーっとしながら「何着てこ…かな」クローゼットの中適当に選んだ服をベットの上に並べた待ち合わせまでまだ時間があるのにこれにしようと決めた服をん…こっちの方がいいかなと何回か着替えて「ん…こっちがいいかな?」鏡の中の自分に話しかけた時「良いと思うよ」「うわっ…智にぃ…」静かに開いた部屋のドアから3個上の智にぃが顔を覗かせた
遅くなりました…。すっかり何も考えてなくって……。出す順番さえも考えてませんでした………。急遽。慌てて。腐。苦手な方は回避願います。「もぉ~…はたちぃ~っ、もぉ~おとなぁ。」「……20歳じゃねぇし…。」「あ、そか。もぉ~さんじゅうしぃ~っ、もぉ~っおとなあ!」さっきから、可愛過ぎんだけど……。収録の合間、明日は撮影があるけど少しでも一緒に居たくて駄々をこねてみた。皆にお祝いして貰ったのも勿論嬉しいんだけど、やっぱりまーと一緒に居たいんだってこっそり耳打ちしてみた。そんな
翔side「そうだ…」「なあに?」「俺たちの事…雅紀に話したから」じゅんからのメールを見て教室から出る前に肩を掴まれ振り返った『ね…翔ちゃん』『なんだよ』一刻も早くじゅんの元へと行きたかったから我ながら不機嫌な声だったと思う…だけどそれを気にすることなく呼び止めた奴はにこにこと笑っている『俺聞いてないんだけどなぁ…』『何を?』『あぁもお』『ふははっじゅんとの事だろ?』『もぉ分かってるんじゃん…で…伝えたの?』『あぁ…言った
潤side「ここにいたんだ…」「にの…」大きな木の葉っぱが木陰を作りキャンパスから少し離れてるから人もほとんど来ない風に乗って遠くで誰かの話し声が流れてくるくらいほんと静かな場所で次の講義の合間にこのベンチに座って本を読むのが好きだったそこに音もなく現れて隣に座るからしおりを挟んで本を閉じた「電話…待ってたんだけど…」「え…あ…うん…ごめ」「ふふっいいんだけどさ…どうだった?翔さんとのデート」「だからデートじゃないって」苦笑いす
翔side安心しきった寝顔を見つめながら俺もいつの間にか寝ていたらしい僅かな振動に意識が浮上してじゅんも起きたのだと話しかけても腹に埋めた小さな頭は動かない「ふっなんだ…まだ寝てるのか?」寝るまでそうしていたように柔らかな髪に指に絡ませていると「…おきてる」そうくぐもった声が聞こえた「起きてたんだ?」ゆっくりと顔だけ動かして見上げる瞳は少し潤んでいるようにも見えるけど「ん…ごめんね…重たかったでしょ?」恥ずかしそう
潤side人ごみをかき分けながら時々他愛ない会話をしながら並んで歩いて駅から近い映画館に開演30分前についたチケットを交換してくると言ってくれたから少し離れた所で待っていた「おまたせ…これ松本の分な?」「ありがとうございます」「なんか飲み物とかいる?」「あ…そうですね…俺買ってきます…なにが良いですか?」「え…あぁいいよ…一緒にいこ?」「…はい…」一緒に…すぐそこなのに…やっぱりせんぱい優しいんだ「俺は…アイスラテかな…松本は?」
翔sideそれから時々見かける名前も知らない男の子はいつも一人だった寂しそうにとぼとぼと歩くその子が気になって廊下で見かけると話しかける事が多くなったまつもとじゅん名前を聞くと少し高めの声で教えてくれた「さくらいせんぱい…ですよね」「…ん?知ってたのか?」自己紹介する前に名前を呼ばれ驚いた「うふふ…有名だもん」初めて見たはにかんだ笑顔に胸がきゅとする痛みを感じたあとにどくどくと鼓動が早くなっていく自分の気持ちが何なのか分からないまま『翔ちゃん?』『今行くっ
潤side「ここにしよっか」「あ…はい」まばらだけどカップルの人もいれば一人の人もいて開いている席をさがして階段を上り一番後ろの左の二個だけある席の前で立ち止まった真っ正面から見れたら良かったけどそこはもう埋まっててでもこの大きなスクリーンならここでも充分楽しめる先に座ったせんぱいの隣に腰を下ろして始まるまで買ったラテを一口…「あちぃ」それが思った以上に熱くて声がでた「ふふっもしかして猫舌?」「そうなんです…」小
翔side「昨日なにしてた?」「ん…課題して…テレビ見て…かな」俺だけにしか聞こえないくらい小さな声でそして俺の声もじゅんにしか聞こえない程度でぽつりぽつり前を見ながら話しながら歩いていた「俺も…」「ふふっそっか…」「メール…しようかどうしようか迷ったんだ」「おれも…」「今度から俺もメールするし…じゅんもいつでもして?」「…いいの?」「当たり前だろ?いいに決まってる」「うんっじゃあするねっ」「おっ…おぉ待ってる」突然に屈託なない
潤side「じゅんも名前で呼んでよ」「え…いい…の?」「あたりまえだろ?」え…あぁ…うぅどうしよ…「しょ…さ…ん?」さん…は変かな?「しょう…くん…」ほんとはずっと呼んでみたかった…んだ思い切って言葉にすると「『しょうくん』がいい」「うふふっうん」せんぱいが自分のこと『しょうくん』って言っているのが可愛くて思わず笑みが零れたお互いの名前の呼び方が変わったただそれだけなのにせんぱい…しょうくんとの先輩と後輩の関係が友達に変わったって
潤sideいきなりドライブって誘われてどんどんと進むしょうくんの歩みがやっと止まったのはエレベーターの前だった「ね…どこ行くの?」「ん?いい所…だよ…」それだけ言うと無機質な箱の中に乗り込んだどこに行くのか教えてもらえないまま辺りを見渡し誰もいないことを確認すると車は輝く光の中へと走り出し、シートに深く座って委ねることしか出来なかった「…珍しいね…ドライブだなんて」「ん…まぁな…」前を向くしょうくんの微笑んでいるみたいな横顔を見つめていた