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遠藤かたるさんの『推しの殺人』のレビューになります。今回は原作とドラマの内容を比較しつつ、ご紹介していきます。さっそくですが、あらすじ・解説・感想・評価をどうぞ。あらすじ:原作とドラマの違い<概要>関西を拠点とする三人組の地下アイドル「ベイビー★スターライト」(通称べビスタ)は、人気が伸び悩み危機的状況にあった。以下はグループの問題点についてまとめたもの。べビスタの問題点①頻繁に入れ替わるメンバー現在べビスタの初期メンバーは最年長のルイだけ。しかし彼女はグループ1
監督:永井聡2025年主な登場人物(俳優)役柄スズキタゴサク(佐藤二朗)酔って暴行を働き、逮捕された中年男。爆破予告と意味深なヒントを出す。【警察関係】清宮輝次(渡部篤郎)警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事。スズキタゴサクと交渉する。類家(山田裕貴)警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事。清宮に代わり、スズキタゴサクと交渉する。等々力功(染谷将太)野方署の所轄刑事。スズキタゴサクを初めに聴取する。伊勢勇気(寛一郎)野方署の巡査長。取調室でスズキタゴサクの事情聴取に付き添う。井筒(遠
11月25日発売のハヤカワミステリマガジン1月号で、恒例のミステリベスト10が発表されました!毎年、これと、週刊文春のベスト10をチェックして、読んでいなかった傑作を年末年始に読むのが楽しみでした。海外編について、思いつくまま感想を書いてみます。ベスト10冊のうち、8冊はブログにアップしているので、リンクを貼っておきます。最後に私的ベスト10も挙げてみました。1位『ハウスメイド』フリーダ・マクファデンこれはすごく意外でした。面白かったのは間違いないのですが、ベスト1かとい
現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の日曜に一冊、読んでほしい本今回は、毎年宝島社から出てるこちらこのミステリーがすごい!2026年版メインビジュアルはゲーム「都市伝説解体センター」いやぁーホント席巻したなぁ……。特集で、作り手の墓場文庫さんと円居挽さん、今村昌宏さんの対談。たまらなかったなぁ。このゲームにおける眼鏡の扱い方が凄いというお話はめちゃくちゃうなずきました……サクッとやれるのでゲームあまりやらない人も触ってほしい。今年のランキングも見応えありましたね……特に海
人の内面を問う作品毎度おなじみU-NEXT無料鑑賞を109シネマズエグゼクティブシートにて。いつものセットです。(過去記事参照)今回鑑賞するのはずっと気になっていたこちら。このミステリーがすごい!ミステリが読みたい!で2冠を獲得している話題の原作を映像化。キャストも豪華で気合い十分。ミステリーファンとしてこれは観に行くしかない。観る前までは爆発しまくりのエンタメ作品かと思っていたこちらの作品。観た後ではその印象は180°変わる…!単なるパニックムービーではなく、人
長男、初の米澤穂信作品です。可燃物(文春e-book)Amazon(アマゾン)1,800円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る2023年ミステリーランキング3冠達成!(「このミステリーがすごい!」第1位、「ミステリが読みたい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位)余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。葛警部だけに見えている世界がある。群馬県警を舞台にした新
こんばんは♪♫本日もお立ち寄りありがとうございます。先日からアメブロ界隈で勝手に煽らせていただいている映画『爆弾』ですが、私自身も先ほど映画館で観て参りました。平日の昼間でしたが8割以上席は埋まっており満席に近く。世代も中高校生から年配まで幅広い層が足を運んでいらっしゃいました。、、、でね。、、、どうだったか、なんですけど、、、取調室のシーンが大半を占めるにも拘らず尺が138分であることを全く感じさせない、緊張感を保ったままの会話劇(と外の世界とのコントラスト・メリハリがまた良い!
今日は『このミステリーがすごい』大賞・文庫グランプリ受賞作品「一次元の挿し木」を読みました。この表紙のインパクトの強さと題名に惹かれて、7月に東京で買った本の一冊です。紫陽花と骸骨。綺麗なようで謎めいて、とても不気味。ストーリーもそう。ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨は、四年前に失踪した妹のDNAと同じものだった。血の繋がらない妹を愛し探し求める、遺伝子工学を大学院で学ぶ悠。真相を突き止めようとする彼の周りで、人骨に関係する人が殺され、人骨も盗まれる‥この始まり方、とても気
2025年の「このミステリーがすごい!」大賞(「このミス」大賞)の受賞作。豊中市内のパン屋さんが舞台ということで人気があり、市内の図書館でも貸出希望者が数百人待ちで、半年かかってやっと順番が回ってきました。公式サイトの内容説明「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」「さよならチョココロネ」「思い出のカレーパン」……章タイトルも魅力的な今年の大賞受賞作は、パン屋を舞台にした〈日常の謎〉ミステリー。明るさと優しさに包まれた、読み心地のよい作品です。パンへの
「夜明けまでに誰かが」著者:ホリー・ジャクソン出版社創元推理文庫(2025/7/31)本作は2025年ミステリベスト10の中で、ハヤカワミステリマガジンで第2位、週刊文春で第2位、このミステリーがすごい!で第5位、という高順位を収めています。と言いつつ、実は未読でした。ピップの自由研究シリーズの結末が、どうしても私は受け入れられず、本作も手が出なかったのです。加えて、どうやらすごいサスペンスらしい…メンタル弱めの私はハラハラするのがほんとムリなので。しかし、これほど高評