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おとうさん。おはよう。帰ってきましたよ。あの。ツバメですよ。去年も。あそこに。巣を、作って。いたんですけどね。「なんで、そんな、ところが、いいのかねえ。ツバメさん。」て。声を。かけたく、なりますよ。倉庫の、のき先から。トラックの、合間を縫って。スイスイ。大空を、行ったり来たり。それこそ。交通事故に、なりませんように。だよね。我が家の。田舎の、軒先には。今も。ツバメの、お宿を。作るための、棚が。あるんだよね。おとうさん。
おとうさん。おはよう。陽気に誘われ、ベランダに、出たら。鼻先で。シャボン玉が、パッチン。あわてて、目が覚めたら。布団の、中ですよ。おかしいよねえ。おとうさん。夢ですよ。あしたから、いよいよ、新年度だよ。おとうさん。息子たちが。家を。離れて、行って。もう。何年に、なるかしらねえ。「大学に、受かって。よかったなあ。」って。喜んだ時から、だから。もう。随分に、なるよねえ。ワゴンに。お布団を、積んで。笑うんだけどね。おとうさん。我が家
おとうさん。おはよう。またまた、地震だよ。大変だよねえ。被害の、少ないことを。ただ、ただ。祈るだけだよね。おとうさん。こんな、日は。雨だと、悲しいけど。ありがたい、ことに。天気は。晴れだよ。おとうさん。そうそう。田舎では。春の、陽気に。誘われてでは。ないけれど。昔は。田舎芝居も。さかん、だったんだよね。芝居の、好きな人だちが、集まってね。演目は、毎年、同じで。『仙台萩』だったんだよね。あの、歌舞伎の、演目のね。
おとうさん。おはよう。新年度が、始まりましたよ。おとうさん。心も、体も。新しくと。言いたい、ところですが。一人で、生きてくのは。大変、大変。毎日、毎日。なにが、起こるのか。何に、出くわすのか。まったく。分からないん、だものね。人生は。出たとこ、勝負とは。言うものの。口で、言うほど。簡単では、ないんだよね。なかなか、ワクワク、ドキドキとは。いきません、ですよね。おとうさん。でも。きょうは。天気が、いいのが。心の、救いですよ。
おとうさん。おはよう。「おとうさん。どうしたら、ええ。」言う前に。なんでも、おとうさんが、してくれてね。わたしがすること、なかったでしょ。昭和の、男。『ついてこい』ってね。書類でも。なんでも。おとうさんが、書いてね。それが。私に、とって。どんなに、楽なことだったか。気づくのが。ちょっと。遅すぎ、ましたよね。「ほら。分かったか。今頃に、なって。」って。空の上で。笑って。いるのかなあ。おとうさん。結婚するまでは。『我が道を
おとうさん。きょうは、めずらしく。フレンチトースト、作ったよ。スーパーの、買い出しに、いったら。おとうさんの、好きだった。あの、バケットが。売っていてね。三割引きと。書いて、あったんだよね。硬いし。買おうか、どうしようか。迷ったん、だけどね。三割引きには。勝てなくてね。買って、しまったんだよね。「わしは。このパンが、ええ。」いうてね。歯の、丈夫な。おとうさんが、選ぶのは。いつも。バケットで。「うまい、パンは。かむほどに。味が、でるんじゃ
おとうさん。おはよう。きょうは、『なんの日』って。とわれれば。おとうさんと、私たち親子の。戦いが、始まった日、だよねえ。思っても、いなかった。辛い、つらい。日々の、始まりの日だよね。おとうさん。いろんなこと、思い出すと。悔やむこと。だらけ、なんだけどね。あの日々は。私たち。親子に、とっては。これから、先。何十年分の。思い出に、なるような。濃い、日々でも。あったんだよね。おとうさん。のうてんきな。我が家の、住人は。『あし
おとうさん。おはよう。きょうは、大変だよ。またまた。工事の人が。くるんだって。「ええや、ないか。家の中が。けっこになって。」って。おとうさんの、声が。聞こえて、きそうだよね。そうそう。ものは、考えよう。『何かないと。家の中は。かたづかないもの。ええ機会やわ。』そう、思っていたらね。まあ。次々に。しなければ、ならないことが。おこってね。片付くどころや、ないんだよね。『なんや。ますます、バッチイねえ。』ですよ。こういうの。発
おとうさん。おはよう。きょうは。長男が、入籍した日だよ。おとうさん。「おめでとう。」そう、言って、あげてよね。おとうさんが。元気に、なったらと。まって、まって。それなのに、ねえ。おとうさんは。さっさと。あの世に。行って、しまってね。それでも。祝い事はと、ためらって。式は。喪が明けて、したんだものね。おとうさん。思い出せば、おとうさん。私たちの、結婚とは。反対だよね。私たちは。いまだったら、「そこそこの、年やで」って。
おとうさん。きょうは。朝から。とっても、暑いんだよねえ。でも。葉桜が。風に、揺れて。さわやかなこと。それなのに、ねえ。向かいの、団地。またまた。大規模、工事ですよ。カンカン、やっていたかと。思ったら。黒いカーテンが、張られてねえ。大変だよ。マンションも、団地も。同じような、もんで。一せいに。工事を、するから。それは、それで。大変なんだよねえ。マンション住まいに、なって。いいこも、色々あったけど。やっぱり。できないことも。いっぱい、あった
おとうさん。ほんと、久しぶりだよ。あそこの、道を、歩いたのは。病院を、見上げる。あの、坂道をね。ずっと。あの道を、歩くの。さけていたもんね。ここまで来て。「あっ。ケータイ、わすれたわ。」「おとうさんと、連絡でけへん。」いうてね。何度、うちまで、かけ戻ったことか。なんて。思い出して。バックを、見れば。ちゃんと、あるんだよね。ケータイが。ちゃんと、ケータイは、あっても。あの時の、ように。「おとうさん。きたよ。」「いま
おとうさん。きょうは。近くの、スーパーは。お休みですよ。ですから、夜は。おとうさんの、得意な。焼き飯ですよ。結婚したての頃は。わたしと、気まずいことが、あると。「ほら。できたぞ。」いうてね。かならず、おとうさんが、作って、くれたんだよね。もっとも。「先に、タマゴを、いれて。油分を、とって。」なんて、やってたから。おとうさんのは。焼き飯というより。チャーハンに。近かったのかな。おとうさん。おとうさんは、凝り性だから。あの、中華
おとうさん。おはよう。きょうは。モヤシと、タマネギの。味噌汁ですよ。簡単だけど。おいしいよねえ。あさから。近所が。騒がしいと、思っていたら。どうやら。近くの、小学校でも。運動会だ、そうですよ。暑さ対策の、ために。今は。たいへん、なんだよねえ。おとうさん。退職して。畑を、してる人も。大変なんだって。「この、天気やろ。やっと、できたんや。」いうて。路地物の、野菜。もらったよ。ぷくぷくの、ソラマメですよ。そういえば、おとうさん。
おとうさん。おはよう。あっ。まちがったわ。おとうさん。きょうは。『おはよう』では、なくて。『おめでとうさん』だよね。長男たちが。やっと、結婚式を、あげるんだよ。病院で。虫の息の、なかで。スマホの、彼女に、向かって。「おめでとう。」「よかったのう。」「べっぴんさんや、のう。」って、いっくれて。長男が、喜んだのも、つかの間。おとうさんが、すぐに。あの世に、たびだって。しまって、ねえ。待って、まって。やっと。たどり、
おとうさん。おはよう。またまた、地震だよ。大きな、被害に、なりませんように。祈りたいよねえ。わたしもね。田舎から。こっちに、来た時は。夜は。パジャマ、だったのに。いまでは。いつでも。外に、出れるように。いつのまにか。夜は、トレーナーに。なって、しまったよ。だって、ねえ、おとうさん。マンションなんて。自分の、家の。ベランダだと、言っても。外と、おんなじ。あわてて。ベランダに、でたら。外から、丸見えだもの。パジャマで
おとうさん。ことしは。イカナゴが、不漁でね。あの、イカナゴの成魚にも。なかなか。お目に、かかれませんよ。この、季節。田舎に、帰ると。「イカナゴを。買いに、行くぞ。」いうてね。買いに、行くのは。イカナゴの、成魚。だったん、だよね。田舎の、父は。わざわざ。四国の、方まで。買いに、いってね。漁船の、生け間に。いっぱいに。買ってきては。近所にも。よく。配って、いたもんだよね。イカナゴの、成魚は。釜揚げにして。酢味噌で、食べるのも。おい
おとうさん、おはよう。きのう。見つけたんだけど。階段したの。サツキの木。花芽が。ツンツン、膨らんで。月明かりに、照らされて。白く、キラキラ光ってねえ。きれいなんだよね。思わず。「きれいやねえ。あんた達。」いうて。見とれていたら。その、なかから。ツルをだして。「わたしも。ここに、いますよ。」って。カラスの、エンドウが。顔を。出して。いるんですよ。カラスのエンドウは。食べられるんだけどね。田舎では。たいてい。子供の、遊び
おとうさん。おはよう。ことしは。我が家の。ベランダ下の、歩道。桜が、なくなって。さみしい。さみしいって。思っていたらね。天に、向かって。ハナミズキが。いっせいに。顔を、あげたものだから。目の下は、真っ白。花の海。きれいだよ。おとうさん。「この階段が、なあ。」って。いつも。文句を、いってるくせに。ねえ。勝手なもの、だよね。ハナミズキの、花を。上から、見れるのは。我が家が。三階だから、なんだよね。今の時期。どこへ
おとうさん。おはよう。きょうは。旧暦の、三月三日だよ。子供の頃は。田舎でも。この旧暦の、おひな様を。祝っていたん、だよねえ。おとうさん。おとうさんが。実家の、もりを。してくれる、ようになって。二人で、かたずけを、していた時。偶然。離れの、棚の上で。おひな様の絵が、描いてある。掛け軸を、みつけたんだよね。「おとうさん。見て、みて。」「これ。おひな様の、掛け軸やで。」「まだ。のこっとったんや。」「けっこな、のう。」ってね。
おとうさん。おはよう。ウサギと、カメじゃあ、ないけれど。これは、寝すぎた。しくじった、ってね。言いたいぐらい。グッスリ、こんこんですよ。外は、大雨でねえ。こんな日は。そとで、仕事をする人は。ほんとに、大変だよね。おとうさんは。わたしの、することには。ほとんど、なんでも。「好きなように、せえ。」いうてね、やりやいほうだい。したいほうだい。自由に、させて。くれていたのにね。アルバイトに、だけは。口を挟んで、ねえ。「中、仕事
おとうさん、おはよう。きょうは。またまた、雨だよ。こんなに。コロコロ、変わるとね。『何とか、心と。秋の空』と、言うんだけれど。これじゃあ。『春の空』と、いいたいよねえ。おまけに。カミナリ、ゴロゴロってね。せっかく。咲き始めた、サクラも。かわいそうだよね。「私は、どうしたら、・・・」って。咲いて、いいやら。わるいやら。とまどって、しまうよね。おとうさん。「こどもん時は。わしは。カミナリが、きらいでのう。」「蚊帳の。中に、入っ
おとうさん。初ものですよ。タケノコを、買いましたよ。小さなものを、二本ね。「これは、全部、皮かしら。」って。言いたいくらい。でもね。あく抜き、しようと。思って。米ぬかを、入れて。茹でたら。なんとも、いえない。優しい、香りが。部屋中に。広がってね。癒されますよ。タケノコに。次男が。帰って、くるらしいから。さて。何を、作ろうかなあ。タケノコご飯が、いいか。ワカタケ煮が、いいかってね。簡単に。含め煮に、しようかしら。浮かんで、くる
おとうさん。新学期が、始まったよね。我が家の。新学期と、言えば。「タイの、お頭つきに。お赤飯。」が。定番、だったよねえ。おとうさんが、元気だったころは。この日の、為に。タイを、求めて。ふたりで。あっち、こっちに。買い出しに。行った、もんだよね。そして。お赤飯を、たくさん作って。ご近所さんに、くばってね。なつかしいよ、ねえ。おとうさん。おとうさんや、わたしの。子供の頃はね。田舎の、新学期は。先生の。入れ替わりの、日でも。あったんだ
開くたびに中の人が入れ替わる手品です。作り方は簡単です。縦8㎝、横20㎝の紙に、写真のように線を引き、両端の正方形4つに窓を描きます。紙を裏返して、両端に人の顔を描きます。2つに折って、写真のように、斜めに折ります。下の写真のように、広げます。左側も同じように折り広げます。これで完成です。裏返すと、3人の顔が出てきます。右、左とたたんで、裏返して、開くと、中の人の組み合わせと場所が変わっています。左右とたたんだ時と、右左とたたんだ時では、人
おとうさん。橋の向こうまで、行ったらね。ジャスミンの、ような。いい香りが、してきてね。なんやろ、思うて。見たら。テイカカズラだよ。弐子内親王が、亡くなっても。忘れられなかった。藤原定家が。あの、カズラに。生まれ変わって。内親王の、墓に。絡みついたと、いわれている、だけあって。橋の、たもとの木に。しっかり、からみついて、いるんだよ。テイカカズラがね。田舎で。物置小屋に、絡みつかれると。いささか。やっかいな、思いも。するんだけ
おとうさん。おはよう。だんだん、日差しが、きつくなって。カーテンを、開けると。朝日が。むこうの、団地の。屋根に、あたって。まぶしいこと。カラス対策とかで。屋根を、銀色に、ぬったでしょ。あれの、せいだよ。まあ。わたしたちが、越して来た時は。マンションとの、境に。たくさん、木が、あったんだけど。それも。なくなって、しまったしね。そうそう。銀色の、屋根といえば。あそこですよね。おとうさん。「おまえ。しっとるか。」「もうちょっと、いったら。道
「おかん。気分転換に、いかへんか。」言うて。きょうは。朝から。バラを。見に、いったんだよ。おとうさん。長男、夫婦が。わたしの、時間に。合わせて、くれてね。ほんと。ありがたいよねえ。お昼も、ごちそう、してくれて。一日。わたしの、相手を。してくれましたよ。バラと。一口に、いっても。いろんな、香りが、あるんだけどね。わたしは。あの、甘い香りが。すきなんだよね。不思議に、思うんだけど。香りのない、バラも。あるんだよね。おとうさん。
おとうさん。マンションの、のり面。こんどは、ドクダミの花が、咲き誇ってますよ。ここでは。だれも、見向きも、しないんだけどね。田舎だったら。美味しい、お茶になるから。重宝してるのにね。「もったいないなあ。」なんて。見ていたら。『ゲンノショウコ』も。はえて、いたんだよ。ゲンノショウコは。煎じて、飲めば。すぐに、下痢止めに、きくんだよね。だから。別名、『いしゃごろし』って、いうんだけどね。医者が、いらないって。いう、意味だよね。
おとうさん。あしたから。あそこで。今年も。落語家さんの、祭りが。あるんだって。あの時の、こと。思い出せば。ほんと、噴き出して、しまうよね。おとうさん。「おとうさん。あのなあ。ラジオで、言うてたんよ。」「落語家さんの、まつりが、あるんやて。」「つれて、行ってよ。おとうさん。」いうたら。「どこや。」いうて。おとうさん、いうから。「ともかく。落語家さんが。・・・」「早よ、行かんと。終わって、しまうもん。」って。いつものごとく。訳の、わか
おとうさん。おはよう。夫婦って。お茶漬けの、ようなものって。誰かが。言って、いたけれど。朝ごはんに、お茶づけとは、いかないので。きょうは。ほうれん草の。味噌汁に、したよ。おとうさん。あさから、お茶づけでは、力が、でないもんね。今思えば、ねえ。おとうさん。二人で、いれば。ちょっとした、ことで。口げんかに、なることも、あったよねえ。あんな時を。ちょっと、スパイスの、きいた。料理って。いうのかなあ。日々の、生活を。お茶づけと、よぶのな