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NHKのニュースで、今日は「啓ちつ」です、などと書いている。文化破壊である。啓蟄と書くべきだ。台湾ではどんなむずかしい漢字でも、漢字しかないのだから、漢字で書く。書かざるを得ない。日本のようにカタカナ、ひらがなに逃げることは許されない。しかし、台湾の大学入試、「國文」に漢字を書けなんていう幼稚な問題はない。1、2問だけ、読みを尋ねる問題点があるだけだ。しかし、その字のレヴェルがすごい。(A)排「闥」而去/同聲「撻」伐(B)「篙」工撐棹/「蒿」目時艱(C)桂「棹」
「天使すぎる」を認知言語学的に分析した論文を見つけた。好きでない研究者が引用されていて、まだ読んでいない。世間には、こんな役にも立たないことをして食えるなんていい、などと言う世間知らずな人がいる。こんな研究をしても食えるはずがない。英語とか、語学教師になって初めて食えるのである。言葉の森から出られない:言語学のよろこびAmazon(アマゾン)
レバランの帰省に関してのブログ、多分あと一回くらいで終わりますが今日はちょっと別の話題を。【レバラン帰省2024シリーズはこちら】『レバラン帰省2024①』アメブロに戻ってまいりました。レバランの帰省中、ブログ書けたら、と言っていましたが、やはり更新できず・・・インスタストーリーとXでは毎日数回主に写…ameblo.jp『レバラン帰省2024②』こちらの記事の続きです『レバラン帰省2024①』アメブロに戻ってまいりまし
私は1992年に創価大学文学部に着任し、講師5年、助教授7年を経て2004年4月に創価大学文学部教授を拝命しました。そして、本年(2024年)4月に早いもので教授就任から満20周年を迎えました。この間、多くの方にお世話になりました。またさまざまにご迷惑をかけたことも思い起こします。この20年の感謝を中心に振り返ってみたいと思います。2度の海外長期滞在2004年は教授就任早々、在外研究を模索しました。言語学者としてのライフワークを形成するうえでどうしても必要だったのがアメリカでの
あばばばば。この一見無意味な文字の連なりに、実は深い意味が隠されているのかもしれません。彼のあばばばばと、私の思うあばばばば。言語学の観点から見れば、あばばばばは言語を構成する最小単位である母音の繰り返しにすぎません。しかし、この単純さゆえに逆に言語の本質的な側面が浮き彫りになっているのです。言語は音声記号の組み合わせで意味を表現するツールですが、音声記号自体は認識を誘発する手段に過ぎません。つまり、あばばばば自体に芥川龍之介の小説内容で使われる以上の意味はない様に思え
流石ですねこの発想力と言うか凄いじつにシンプル是非実施してもらいたいなぁ前編【苫米地英人×城内実】ベーシックインカム《前編》城内実チャンネル対談企画。今回のゲストは認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)の苫米地英人博士です。ベーシックインカムについて語ります。前編・中編・後編と3回に分けてお届けします。前編https://youtu.be/0_qDItp9E...youtu.beまぁよく回る舌だね頭の回
「七つの海」株式会社七海インターナショナルが日本を紹介します!↓参加中♪↓ポチッと応援をお願いします。にほんブログ村デジタルのチカラを通して古くて新しい日本文化を案内する東京都新宿区にある株式会社七海インターナショナルです。日本文化講師・風呂敷講師・外国人社員研修インストラクター・講座プロデュースと日本の工芸品プロデュースを行っている土肥原くに子です。本日も七つの海にアクセスしていただきましてありがとうございます。今回の七つの海の話題は、日本情報日本語第2回八丈方言大会
「チーズ」は、フランス語で、fromageという。低地ラテン語、formaticus(caseus)に由来する。型にはめた(チーズ)という意味。なので、肝心の「チーズ」の方は省略されている。イタリア語も、formaggioだが、これも、古フランス語formageからの借用である。英語のcheeseは、ラテン語caseusの借用だが、古英語時代なので、ラテン語借用語としては、古い。当時の英語では、cēse、cŷseという綴字だった。これは、チェーゼ、チューゼと
まずサーブで火種があがりトスの仕草で火が大きくなりブロックした瞬間最悪な結末確定でアタックで関係性終わるそんな不機嫌バレーボール『言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼』著:堀元見、水野太貴復刻版言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼Amazon(アマゾン)Xを覗けば言葉について毎日毎日どこかで誰かがご自身の主張をされている。その言葉が発せられた温度も空気も分からないから何の判断も出来ないのに、きっと
いつものようにYoutubeの画面を開くと・・・あれ?山梨県の形がサムネにあるぞ…なんだろう?と見てみると、私の気に入っているYoutubeチャンネルのひとつ、「ゆる言語学ラジオ」。このチャンネル、ゆるい感じでありながら、とても高度に知的な内容です。堀元さん、水野さんの人柄も素晴らしいなと思います。さて、その山梨県の形は何なのか。この番組です。これは面白いっ😄私が話を蒸し返すよりは見ていただいた方が良いですけど。否定辞、という専門用語も知
seasonは、フランス語saisonの借用語で、俗ラテン語のsatio(nem)にさかのぼる。本来は、「種まきの時期」の意味である。このsatioは、sero「種をまく」の過去分詞satumに由来している。seroが文献でさかのぼれる最後の語である。ということは、ドイツ語の、Seminarゼミナールとも、「シーズン」は同じ語ということになる。英語なら、seedや、sowも同じ語源である。最古のゲルマン語のゴート語なら、saian。ギリシャ語以外、すべ
同誌は又「数学的情報に基づく推測」に依って結論を出す進化言語学者もいると付け加えています。新ブリタニカ百科事典(英語)には「書き記された言語に関する最初期の記録、詰り入手が期待出来る言語学上の化石はせいぜい4千ないし5千年程しか遡れ無い」と説明されています。考古学者達は其等「言語学上の化石」詰り「書き記された言語に関する•••記録」をメソポタミア下流域、古代のシナルの地です。入手出来る物理的証拠は、聖書中に述べられている事実と一致しています。聖書の記述に拠れば、バベ
noblesseoblige、ノーブレス・オブリージュは99%、高貴なる義務と訳されている。高貴なる義務、とフランス語で言うなら、obligationnobleだろう。noblesseは、貴族であること、という名詞、obligeは義務を負わせる、という動詞(obliger)である。他動詞なのに目的語がないから、誤訳されているのだと思うが、これを絶対用法という。貴族は真っ先に戦争の前線に行く義務がある、ということだ。どこかの国のように、有力者の息子は戦争へ行かないで済んだ、
日本語の文法においては・「象は鼻が長い。」・「僕はウナギだ。」(「何を頼む?」という質問に答えて)の2文が非常に有名です。どちらの文も助詞「は」とは何か、主語とは何かという非常に大きな議論を巻き起こしました。1文目は「象は」が話題、「鼻が」が主語、「長い」が述語という説明が主流です。2文目は「僕は」が話題、「ウナギだ」が述語ですが、「だ」は本来の述語を省略したものという説明が主流。この考えを進めて「日本語に主語はない」とする説もあります。つまり「~が」は「~を」「~に」
言霊ーホツマ新版[鳥居礼]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}アワ歌で元気になる驚きのコトタマパワーAmazon(アマゾン)あわ唄AwaUtaAmazon(アマゾン)言霊アワ歌の力Amazon(アマゾン)あわの歌Amazon(アマゾン)ヲシテ言語学のアイウエオ「あわのうた」編「ヲシテ言語学」・・と云われても、聞いたことが無い方がほとんどですよね?それもそのはず、まったく新しい学問で
強硬派の人は「そんなのは関係ない」と。不定詞の名詞的用法なんかただの名詞の代用だという。言語学から分析すると、そうではなく二つの文が統合された型なので実際に学んでいる中1の学習者の観点からすると「おおっ」と感じるものです。大人の人がこの感覚を体験したければ、英語ではなく、第2外国語(例えば中国語や韓国語)を話してみればわかると思います。(が話すまでやったことがある人はおおくはないでしょう)結構面倒で、文を短く切ってつないでいこうとします。つまり不定詞や関係詞などを使わないで接続詞などを
オノマトペ(擬声語、擬音語、擬態語;例:ぴちぴち、サラサラ)にとらわれていた、認知科学者今井むつみと言語学者秋田喜美(きみ;意外なことに♂)による「言語の本質」(中公新書)には驚いた。通常の新書とは異なり、副題の「ことばはどう生まれ、進化したか」という壮大なテーマを論ずるものだからだ。それも、既存の学説の紹介ではなく、新しい理論の提唱である。欧米語に比べ日本語は極めてオノマトペが多い。よって、ヨコのものをタテにするだけの学者からはオノマトペは言語学的に重視されないで来た。オノマトペは、(近代言
皆様、ご機嫌YOです!世界の言語において日本語は人称代名詞が極めて多彩な言語です。他国は一つ、多くても数個ていどしかありませんが日本語は(方言まで含めると)本当に多いです。今回は主に一人称に焦点を当てた日本語の人称の変化について一緒に見ていきましょう。傾向として昔は高貴な人も使っていた人称、もしくは目上に使っていた人称が時代が下るにつれ、砕けた感じで使われるようになっているのがお解り頂けると思います。例えば今でこそ砕けた一人称である「おれ」も大昔は天皇も使っていましたし、二人称に
スタジオジブリのジブリとはなんだろうと、検索してみる。ghibliと書くそうだ。さらに、イタリア語の辞書を引いてみる。リビアのアラビア語(qiblī)からの借用語で、熱く乾いた強い南風、と書いてある。イタリア語はシチーリアにアラビア語話者がいた関係で、けっこうアラビア語からの借用語が多い。zucchero「砂糖」がそうであるし、普通の語彙なのに、ragazzo「少年」までアラビア語から借りてきている。それはともかく、Ghibliは、イタリア語としては、ギブリ、という発音になる
linguelingualanguetongueと、ヨーロッパでは、「舌」が、「言葉」の意味に転化されている。あまり日本人としては、舌が言葉という感じはないだろう。どちらかというと、口ではないだろうか。「言葉」は、古くは「こと」で、大陸の字を借りて「事」と書いていた。これに「は(ば)」がついて、「ことば」となっている」。万葉では、言羽などとも書いていた。これが、後になって、言の葉(ことのは)などというようになっている。美しい。言葉の森から出られない:言語学のよろこび
台湾次期総統となった賴清德の德(dé)のeは、アでも、ウでもない、曖昧母音だと思っていた。が、違った。しらべてみると、舌の位置がもっと後ろなので、「非円唇後舌半狭母音」=「ɤ」という。音声学の用語はこのように長くなる。曖昧母音(ə)は舌の位置が少し前、かつ、やや下となる。しかし、実用上は、あいまい母音扱いでまったく問題ないだろう。実は、あまり音声学はきちんとやっていなかった。東大の言語学科ではたしか選択必修だったはず。言語学の土台とも言えるからだ。医学部との共通
私が在籍していた頃の日比谷高校は、東大に4、5人しか入れず、最底辺だった。しかし、教員には全盛期時代の人がかなり残っていた。その点ではお買い得(?)な高校だったのではないか。しかし、高校のレヴェルは教員ではなく、生徒で決まるのだと思わされる。大学も同じだろう(研究のレヴェルは別問題)。それはともかく、国語の長瀬先生というのがいて、國學院で折口信夫(釈迢空)の弟子だったらしい。授業中、日本語は、外国人にはどこが切れ目かわからないからいきなり読めるはずがない、といって何か開眼させられた気が
表紙にもありますが、14章構成なのは大学の授業用テキストとして使うのを想定しているのでしょう。各章の終わりに簡単な演習問題があるのもそれっぽいです。そういう意味ではあくまでも「言語学の入り口」を示す本であり、各章ではさほど詳しい内容が書かれているわけではありません。しかし音韻論・形態論・構文論・語用論といった主要分野に加え、文理解・文産出といった心理言語学の分野も扱っているのはなかなか。社会言語学の分野までなら扱っている本は多いのですが。まあ心理言語学は実験が難しいので、最近に
シュプレッヒコール、は最近あまり聞かない。日本で集団行動が減っているからだろう。ドイツ語のSprechchorなのだが、sprechen「話す」+chor「コーラス」となるChorは、もともとギリシャ語χορός(khorós)で、「舞踏、合唱隊、舞踏隊」である。つまり、シュプレッヒコールの「コール」と、「コーラス」は同じことになる。言葉の森から出られない:言語学のよろこびAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}
今年に入ってから改めて【日本語・言語】について学んでいます。昨年の終わりごろに思い立ってテキストを探してやっと手に入れてから始動しそこで意外な発見がありました。言語の習得方法を考え出した人は心理学者が多いということ。私にとっては意外でした。やっぱり言語学者や教育者のような人が産み出したものだと思っていたから。それに母語ではない言語を習得するのにこんなにたくさんの方法が産み出されていた。という事にも驚いた。心理学者が携わってきた範囲はこんなにも広いのかと……
まず、結論から。言語学的観点から、イスラム教のアッラーの神と旧約聖書に出てくるエローヒムは、まったく同じ神である。その理由について、まず、ヘブライ語のエローヒム。即ち、Elohimの最後のmに注目して頂きたい。ヘブライ語においては、語尾のmは複数形のmなのである。例えば、ユダヤ人には、大きくは2種類の血族が存在する。それは、スファラディとアシュケナジーである。しかし、スファラディをスファラディムと呼んだり、アシュケナジーをアシュケナジムと呼んだり、語尾が
卒論で一番苦しんだのは、テーマ決めだった。言語学、待遇表現、までは絞ったものの、そこから先が上手く決められなかった。最終的に、ある方の博士論文で疑問を持ったところをメインの問いにして、プラスアルファで調べた感じ。卒論のテーマが決まらなくて悩んでる人は、書こうと思っている分野の、卒業論文、修士論文、博士論文を読んでみるのをおすすめします。なぜかというと、スキがあるから。教授たちが書いてる論文からスキを見つけるのは難しいけど、学生が書いてる論文は、それほんと?みたいなスキがわりと多いし、やりき
今日は"dislocation"を取り上げたいと思います。今回注目したいのは少し専門的な意味ですが、辞書的な意味からその点を探っていきたいと思います。"dislocation"は名詞で、動詞としては"dislocate"があります。『ロングマンExams英英辞典』には名詞の"dislocation"には説明がなく動詞の"dislocate"に説明があるのでまずはそちらを見てみましょう。"dislocate"tomoveaboneoutofitsnormalpo
今週末も坊ちゃんは図書館通い親子以上に歳離れてる勉強友達が出来て隣同士でそれぞれの勉強を最近はお菓子頂いたりそんな仲です母はその間に不動産巡りついでに古本屋で面白そうな本を見つけて買ってしまった単語を覚えて欲しいと思って買った訳ではなく、語源の書き方がちょっと楽しそうで、言語学にも繋がるかなぁと。語源でたどる英単語まんだら[岡山徹]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}先月の漢検に続き今月は英検をCBT受験結果が出ても内申書に間には間に合わないのに…
英語のYesは「はい」ですよね。でもそれだとYesと言った時の3分の1ぐらいが間違っているかもしれません。3分の2が正しいので、Yesは「はい」ではないと言われると、何言ってるの?と間違えてることに気づかない人もいるかもしれません。今回は2回に分けて、Yes,No,「はい」「いいえ」についてお話ししましょう。Areyouastudent?と聞かれたら、学生だったら、Yes,Iam.学生じゃないなら、No,Iamnot.と答えますね。では、Youarenot