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足利市立美術館で開催中の「開館30周年記念南画隠れた景色へのかけ橋ー大山魯牛を中心にー」展へ行って来ました。「南画」と聞くと何をイメージするでしょうか。中国の深山幽谷や仙人たちが住む理想郷、あるいは古臭くてとっつきにくいというイメージを持つ人もいるかもしれません。南画は江戸後期から幕末にかけて流行しましたが、明治になって「つくね芋山水」と揶揄され、その人気はだんだんと下火になっていきました。そこで、南画家たちは、なんとか南画を存続させようと工夫を凝らします。足利の田崎草雲もその
池大雅は、江戸時代の文人画家であり、与謝蕪村と並ぶ、南画の大成者である。その作品の多くが、国宝や重要文化財に指定されている。天才芸術家によくあることだが、大雅も相当な変人だったようである。今日の古文の授業で読んだ『逢原紀聞』に、こんなお話があった。大雅が淀藩主の依頼で金屏風を描いた。藩主の使者が、謝礼の金30両を届けに来たところ、部屋には古紙や書物が散らかっていて、足の踏み場もない。使者は謝礼を包みのまま床の上に置いて帰った。その夜、盗人が壁を切り抜いて侵入し、
登場する、与謝蕪村と共に日本の南画の大成者とされる人物は誰か?江戸中期に京都で活躍した「池大雅」は、幼少期から書に優れた才能を発揮、中国の南宋画を独学するなどし、日本の伝統絵画や西洋画の表現法なども加味して独自の新鮮な画風を生み出した。「十便十宜図(国宝)」(川端康成記念会・蔵)を合作した与謝蕪村と共に我国の南画を大成した。結婚して共に真葛原(マクズガハラ)に住んだ妻・玉瀾(ギョクラン)も画家として活躍した。*「十便十宜」は、清の劇作家・李
出光美術館で開催中の「生誕300年記念池大雅ー陽光の山水」展へ行って来ました。伊藤若冲や円山応挙ら、日本美術を変革する個性的な画家たちが輩出され、百花繚乱の様相を呈した江戸時代中期の京都画壇。その中でもひときわ多くの人々に愛された画家に、池大雅がいます。幼い頃から神童としてその名を知られた大雅は、当時中国より新たに紹介された文人文化に深い憧れを抱き、かの地の画家を典範とした作品を数多く描きました。一方で自然の光の中で描くことで培った抜群の色彩感覚と大らかな筆致、そして彼がこよなく愛した
「池大雅・陽光の山水」出光美術館行ってきました。池大雅(1723~1776)南画は正直苦手な方なんだけど、今日見て、結構印象変わりました。池大雅、割と、カラフルな作品が多く、陽光の山水っていうのが伝わりました。点描も凄い。日本画で点描?っておもっていたけど、そうか、南画では、普通に点描やっていたね。凄い作品沢山あり、特に、水の表現、風の表現が見事でした。一番気に入ったのは、「十二か月離合山水図屏風」離合山水は、一幅でも楽しめるし、数幅並
自分でこの記事を再掲しているポイントはココ🌟大木さんのいつものマントラ「私はありのままで完全です」「必要なものはすべて持っています」「私は無限なる宇宙とひとつです」これ、実はなにげないように見えて、おぼえられないんです!(笑)朝おきるときに唱えるといい、と以前から聞いていたので、唱えようとすると、なぜか二つしか出てこないんです。たぶん、そのときは欠けている三つめが盲点になっている。例えば「ありのままで完全です」は「無限なる宇宙とひとつ」と何となく両立しにくいんですね
出光美術館で開催されている、池大雅展に行ってきました。池大雅は中国を題材にした文人画の画家ですが、もちろん中国には行っておらず、中国の書籍を元にして、絵を描いています。西湖勝覧図屏風西湖を描いた屏風が3点。杭州の西湖が好きで何度も訪れているので、なんかうれしい。西湖や洞庭湖の湖水の感じは、琵琶湖を参考にしているそうです。瀟湘八景図屏風重要文化財で八景を全て絵の中に描いています。でも、この作品より、瀟湘八景図という小品の方が味わい深い。池大雅は日本全国を旅し
親友Cとの春のお出かけ出光美術館池大雅生誕300年記念展墨+ちょっと色の山水画ダイナミックと細かい点描の共存人物を描けば飄々としてクスッと笑える感じ中国の文人画に魅せられ行ったことのない彼の地を描き国内の山々や名所を巡り独自の画風を確立琳派や雅やかな物が好きな私達盛り上がりは今ひとつだったがおもしろい物を見たさてこの日の装いはベージュ無地の紬に知人手描きのピンク地の紅型帯周りはホワイトデーなので甘い雰囲気のピンクコーデピンクの縮緬の帯揚げと紺白青の三分
現在、出光美術館で開催中「池大雅展」を観てきました。池大雅は江戸時代中期の画家です。いわゆる文人画の大成者として知られています。文人画とは何かというと、一言で言えば「知識人の手遊び絵」です。あくまでも手遊び絵なので、本来的には上手くあってはいけないのですが、池大雅はそんなことはありません。幼い頃から書画に関しては神童と呼ばれた大雅は、自己の研鑽を積む中で、独自の境地に至りました。本展はその池大雅の生誕300年を記念して、主に大雅の描いた風景画を紹介する展覧会です。池大雅の風景画の
生誕300年記念池大雅—陽光の山水展へ。@出光美術館江戸時代、中国から新たに紹介された文人文化に憧れ、中国の絵を模範としながら日本独自の文人文化を確立したという池大雅(いけのたいが)。あの時代に日本各地を旅し、名勝を文人画に。ともかく細かい!!樹木の点描の書き込みに驚く・・!!ポール・シニャック??新印象派の点描みたい!新印象派が生まれるずっとずっと前の時代なのに・・!そして池大雅、晴れた日には戸外の白砂の上に屏風をひろげて絵筆をふるったという逸話まである!日本の印象派が生まれ
美術館を複数観て回るのは、このところの定番だったけれどアート好きだったらギャラリーを巡ってこそ”アートの醍醐味”を味わえると個人的に思っています。それこそ銀座となるとPOLAMUSEUMANNEXのグループ展以来ほぼ1年ぶりくらいでギャラリー小柳も近いので鑑賞しました。とその前に訪れたのが銀座エルメス店にあるフォーラムでの展覧会。森美術館でも展示している保良雄とケイト・ニュービー2人の他にニコラ・フロック、ラファエル・ザルカの作品も展示しています。その後には、ginza
今日は出光美術館に行ってきた。「生誕300年記念池大雅─陽光の山水」展である。全体的にとても素敵で、今日はメモを取らないでおこうと思いつつ、やっぱりメモしてしまった。「竹裏館図」池大雅/画高芙蓉/賛一幅江戸時代(18世紀)出光美術館琴を弾く男性が描かれており、それは王維らしい。香を焚いている。画面手前に涼炉で湯を沸かし、茶の準備をする人物も描かれており、ああ、良いな、素敵な風景だと思いながら鑑賞。「山邨千馬図」池大雅一幅宝暦5年(1755)出
古美術鑑定のTV番組で贋作がよく出てくる池大雅(いけのたいが)当時もそれだけ人気があり、現代も評価されているのでしょう。300年前の人ですから、時代は江戸のまっただ中です。その作品は今までもいくつか見た覚えがありましたが、今回多くの優品が集結すると聞いて、帝劇隣の出光美術館に行ってきました。今回のパンフレットはA4三つ折りの豪華版で、主催者の意気込みがわかります。屏風に仕立てられた風景画を見た瞬間に、心が穏やかになる、ゆったり和むのは何故なのでしょうか。不思議な気持ちです。
伊藤若冲-Wikipediaja.m.wikipedia.org円山応挙-Wikipediaja.m.wikipedia.org池大雅-Wikipediaja.m.wikipedia.org日本画の大家3人の青春群像劇でした。標準語話せてるつもりだけど訛っている人にはすぐ気が付くけど、関西弁の中に関東弁を見つけられないんですよね。皆ちゃんとした関西弁に聞こえる。「なんかこの話し方わざとらしくない?」と思ってもネイティブ関西人だったりする。よく冤罪を作り上げています。
伊藤若冲、円山応挙などの個性あふれる、江戸時代の京都で、若冲や応挙よりも画家として人気があった作家がいます。その池大雅(1723ー1776)の展覧会が東京・有楽町の出光美術館で開かれています。生誕300年記念池大雅ー陽光の山水会期は3月24日(日)までです。■入り口■フライヤー表紙この展覧会ほフライヤーは全部で6ページもある大作です。■池大雅とは京都に生まれ、幼い頃から神童と呼ばれるほどの絵
出光美術館で''池大雅展''を観に行きました以前、テレビ番組📺で’ライジング若冲’を見て池大雅の事を知りました池大雅のイメージは、実際に山を登り、人気天才山水画家。白砂の上で絵を描いている。お金持ちって訳ではないけど、人に優しく人情味ある感じです今回、解説委員の方(出光理事長)の説明を聞きながら観ることができました。具体的でわかりやすい説明、難しい単語も無くてよく理解できましたドラマ📺に、売茶翁が似顔絵を描いて欲しいと池大雅と若冲に頼むシーン🎬がありますその
去年が池大雅生誕300年だったそうだ。でも東京でも地方でも池大雅に関わる展示が全く無かったらしいそれで出光美術館が改築前にやりたかったわけ。去年末に亡くなってしまった理事長の代わりに新しく就任した出光佐千子氏。彼女は院卒後25年研究してきたガチな人らしい正直、LEOはピンと来なくて1,200円の入場料はちょっとな〜って思ったけど(っていうか一緒に行くのかよ〜って)今日は100%娘の付き添い、お供でした重要文化財の瀟湘勝概図屏風は個人所蔵のもので滅多にお目にかかれないもの。これを絶
東京旅行の二日目は一日東京国立博物館で過ごしました。メインの展示は工事中の中尊寺金色堂からの出張展示と本阿弥光悦という江戸時代のマルチアーティストの展覧会でした。中尊寺の仏像は1000年近く経った今も一面に金箔が綺麗に残り、華麗な姿を間近に拝める貴重な機会となりました!写真は撮影OKだった中尊寺金色堂の縮小模型になります。本阿弥光悦展は基本的に書が多めでしたが、こちらも紙や蒔絵に金銀泥を豪勢に散らしており、琳派の芸術センスに基づいたゴージャスな展覧会でしたね。他に常設展示も衣服、陶芸、漆
出光美術館の「生誕300年記念池大雅─陽光の山水」を見てきました。2月25日までのみ展示の国宝楼閣山水図屏風にギリギリ間に合いました。(もうひとつの国宝「十便十宜」は場面替えをしつつ全日程展示。)以前読後感らしきものをチラリと書いた澤田瞳子さんの「若冲」にも池大雅が若冲の友人として何度も登場していました。本書の若冲の設定には寄り添えないものがありましたが、大雅の柔らかな物腰の人物表現は、かなり実物に近いものがある、そう思えました。特に本展覧会を見るにつけ。画面から湧き立
先日観た『ゴジラー1.0』と対照的に、ユートピアのような世界を描いた天才【池大雅〜陽光の山水】で癒されました🖼✨✨江戸時代、円山応挙や伊藤若冲が人気を博す京都画壇でさらなる話題の画家がいました。【池大雅】与謝蕪村と共に『文人画』の大成者として知られています。中国の文人が描いた山水に憧れを抱き(たいてい淡い色彩で墨で描かれる)自らも文人画を学びつつ、日本全国の名勝を訪ねて、美しくのどかな風景を独自の画法で描いた大雅🗻🌿その絵は国宝や重要文化財に指定されています✨ただ若冲
リピート観覧。前回の自分の記事を読んだ。が、何を言ってるのかサッパリ分からなかった。興奮していたのだろう。二度目とあって大分要領を得て挑んだ。彼の人物の描写は割とユーモラス。で、それ以外の、つまり風景であったり、建物とかは迫力を帯びている。これが同一線。加えてカラフル。多要素が渾然とするところが魅力かしら。彼は中国に憧れた。そしてめちゃめちゃ描いた。旅をして山登りしてリアルを得た。そしてめちゃめちゃ描いた。描いてて楽しかったろう。見ていて
帝劇9Fにある『出光美術館』へ行ってきました今、出光美術館で開催されているのは・・・『生誕300年記念池大雅ー陽光の山水』今、マイブームの『絵師もの小説』※絵師もの小説とは、室町時代から江戸時代に活躍した日本画家や浮世絵師を題材として書かれた小説(例えば、狩野永徳や葛飾北斎などの生涯を描いた小説)少し前に読んだ澤田瞳子・著の『若冲』は、江戸時代の伊藤若冲の絵師もの小説ですが、その中に同時代に活躍した池大雅も登場します読後・・・内容はともか
雪舟、俵屋宗達、林十江、白隠、永沢蘆雪、池大雑、狩野探幽、尾形光琳らの水墨画を見つつ水墨画の見かたを知る本。水墨画がわかりにくい理由は、①現代では「水墨画」を理解する共通基盤が失われている。②絵は「わかるもの」でもあるが、まずは「感じるもの」だ。③「水墨画」とは何か?ということが実ははっきりしない。ことにあるそうです。僕は子どもの時に、雪舟の「四季山水図」を見て、メッチャ感動したことを覚えています(テレビで見たのか、実際に見たのかは覚えていません)。僕の場合、西洋画の方が良さがわか
生誕300年記念池大雅─陽光の山水三連休の最後は予定なし。何して良いのかわからない。昼近くまでグダグダ過ごす。このまま虚しく時を送るのは勿体ない。外に出たけど、何処行っていいか分からない。アーティゾン行こうかと思った。が、ここは常設展も含めて時間を取らねばならない。時間的に「マリー・ローランサン」だけで終わらせてしまいそう。ならば買い物するかと有楽町へ向かう。と、出光美術館あるじゃないかと思いつく。もうずっと行っていない。スタバでカロリーゲット
・出光美術館で池大雅(生誕300周年記念)展が開かれたので、見に行った。・国宝8件、重要文化財8件を含む。国宝の2件は東京国立博物館蔵の「楼閣山水図屏風」(2/10-2/25の期間のみの展示)と「十便十宜」図。後者は、全期間展示されてはいるが、「画帳」に描かれたものなので一度に全部展示は無理、・・なので、5回くらいに分けて通わないと見られない。これは「川端康成記念館蔵」。どこかの展示会の時のみ見ることができる・・。・「陽光の山水」といわれたそうで、南画がさらに日本の風土にあわせて描か
本日開催の展示会へまずは三井記念「三井家のおひなさま特別展示丸平文庫所蔵京みやこのひなかざり」もう、毎年恒例の展示会それほど雛人形に興味があるわけではないが年末の松雪図展示と同じでこの展示をみる事で、もう春も近いな、と暖かな春を待ちわびる気持ちになる(花粉症はいやだが・・・)撮影可能は第4展示室のみこのひな壇は昨年も展示されていたな次回はフル茶の湯茶道具ばかりなので、まあ行かないと思うがここから日比谷へ移動「生誕300年記念池大雅─陽光の山水」池大雅
素晴らしい‼️ほ〜わぁ〜と感嘆ばかりでした描きたい‼️の気持ちにかられました😊前期、後期で一部作品が入れ替わりますもう‼️楽しみしかないです😍そして、なんと‼️長沢芦雪と同時期の絵師池大雅が描いた「曲水の宴」の絵があり、そこに蘭亭序が書かれていました‼️(九州国立博物館のHPより)私、今蘭亭展に向けて色紙に作品を書いているのですが蘭亭序も全臨を繰り返していますまさかここで蘭亭序に会えるとは‼️ととても嬉しかったです😊
今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)東京国立博物館の本館常設展にあった、池大雅の作品。●《寿星・此君・隠逸図》三幅対寿星は長寿を象徴した中央の老人。此君は中国の有名な書家、王羲之が好んだ竹のこと。隠逸はやっぱり中国の詩人、陶淵明が愛した菊の別名。日本の江戸時代の文人画の名手。池大雅の作品。■池大雅(1723ー76)とは江戸中期の京都画壇の作家。幼い頃から神童と謳われた絵の名手。
描いた画家は誰か?明末清初の文人・李漁(リギョ)が自分の別荘(伊園)生活の快適(便宜)さをうたった「伊園十便十宜詩」を主題に、江戸中期の画家2人が合作で画帳に描いたのが「十便十宜図(国宝)」。その2人とは、放浪生活の後、京に住み俳句・南画に異才を発揮した与謝蕪村と、幼い頃から書・南画を学び日本的な独自の画風を展開した池大雅である。蕪村が主として事前環境の良さを詠んだ詩(十宜)を絵にすれば、大雅は主として田園生活での便利さを詠んだ詩(十便)を描いた。因みに
東京国立博物館のレストラン【ゆりの木】でお茶をしました。ドラマ『おひとり様』でも登場した場所で、お茶をしようという事になりました。オークラの“レアチーズケーキ”と“ミルクレープ”です。とてもリッチな気分になれる時間でした。・・・【寿星・此君・隠逸図】池大雅(江戸時代・18世紀)令和六年の早くも2月になりました。新春らしい作品です。縁起物が良さそうなので・・・