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ニューヨークに住む友人がメトロポリタン美術館(中国語は大都会艺术博物馆)へ行き、私が好きそうだと写真をわざわざ撮ってくれた。これはすべてメトロポリタン美術館所蔵だが、常設ではないらしい。中国と日本の書作品。1黄庭堅「草書廉頗藺相如伝」巻藺相如(りんしょうじょ、生没年不詳。戦国時代の末期、趙の恵文王の家臣。「完璧」※や「刎頸の交わり」の故事で知られる)について、黄庭堅(1045-1105。北宋時代の書家、詩人、文学者。宋の四大家の一人)が書いたもの。黄庭堅は私が大大大好き
足利市立美術館で開催中の「開館30周年記念南画隠れた景色へのかけ橋ー大山魯牛を中心にー」展へ行って来ました。「南画」と聞くと何をイメージするでしょうか。中国の深山幽谷や仙人たちが住む理想郷、あるいは古臭くてとっつきにくいというイメージを持つ人もいるかもしれません。南画は江戸後期から幕末にかけて流行しましたが、明治になって「つくね芋山水」と揶揄され、その人気はだんだんと下火になっていきました。そこで、南画家たちは、なんとか南画を存続させようと工夫を凝らします。足利の田崎草雲もその