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桜を詠んだ和歌を取り上げてから、静謐で、ほのかな情調の歌が続き、僕のように式子内親王の詠む世界に陶然となっている者にとっては、いいのかもしれませんが、そうでない方にとっては、飽きてきたり、物足りなく思われるるかもしれません。でも一方で、内親王には、代表歌「玉の緒よ…」と同様に、激しく切迫した声調の歌も多々あるのです。今回からは、そうした歌を取り上げます。日に千(ち)たび心は谷に投げはててあるにもあらず過ぐる我が身を《歌意》(世を憂しと思い)一日に千回(数え切れぬほど)、(身投げ
人や見つけむと苦しきを、女はさも思ひたらず、「君し来ば手なれの駒に刈り飼はむ盛り過ぎたる下葉なりとも」と言ふさま、こよなく色めきたり。【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り、臣下に降ります。亡き母の面影を追い求め、恋に渇望した光源氏は、父帝の妃である藤壺宮と不義密通に及び、懐妊させてしまいます。光源氏18歳冬。藤壺宮は、光源氏との不義密通の御子を出産しました。源氏は宮中の女官に手を出すこともなかったのですが、年増の源典侍(げんのないしのすけ)に
七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき・・・は太田道灌が無学を恥じた歌兼明親王の本歌があるななへやへはなはさけども山ぶきのみのひとつだになきぞあやしき無学を恥たにしては、、本歌取りの知識はあると思うのだが桜の季節が終わると、、何故かホッとするょざわついた雰囲気が嫌いなのだと思う
前回取り上げた和歌で、最後の段落で記した梅の花のイメージの譬えは、ちょっと俗っぽく、気品ある式子内親王の和歌にはそぐわないので、撤回します。述べたかったのは、梅の花のイメージが、人間の思惑から離れて、軽やかで自由であることです。古今集以来の伝統的な和歌が移り香にこだわっている(悪く言えば、人間の勝手な思惑を押し付けている)のに対し、内親王の和歌には、そうしたこだわりが見られないことです。さて、桜の開花が関東でもいよいよ間近に迫っているので、梅を詠んだ歌は、ひとまず今回限りにして、次回から桜
1051句目……春淋しの【し】■幸せなら手を叩こう麗らかに季語……麗らか(うららか)坂本九さんの「幸せなら手をたたこう」のパクリじゃ無くて、本歌取り。リスペクトです。次は、麗らかにの【に】
NHK大河ドラマ「光る君へ〜月夜の陰謀」終わりました道長とまひろが文をやりとりする場面、良かったぁ三十一文字(まひろは漢詩だったけど)に想いをのせて、返事に想いを探って、募らせて。本歌取りもあって、古典の授業で生徒に見せたい場面でした気になったのは漢詩の謎まひろは、なぜ漢詩で返したの??漢詩は男が書くものだし、行成は志を伝えていると言ってたけど……ということは、道長と男女の縁でつながるんじゃなくて、同志として支えようとした?……切ない😭道長は最後は和歌ではなくて漢詩で返したけど、
『本歌取り』は藤原俊成、定家父子によって開発、発展された当時最先端の和歌の読み方でした。『本歌取り』は過去の和歌をベースにしたものですので、一歩間違えれば、盗作になりかねませんので両刃の刃でした。藤原定家は、藤原家隆と歌の名手としてライバル関係でしたが、後年の後鳥羽上皇への接し方は異なりました。承久の乱で負けて隠岐に配流された、後鳥羽上皇に忠義に仕え続ける家隆に対して、定家は距離を置き、京都で花壇の名手としてその名前をほしいままにします。わたしが、好きな定家の歌は、見渡せば花も紅葉もな
杉本博司と本歌取り人を「驚かせたい」という遊び心杉本博司と本歌取り人を「驚かせたい」という遊び心|ForbesJAPAN公式サイト(フォーブスジャパン)先達の創作を作品に援用する。その挑戦を続けているのが杉本博司だろう。豊かな教養を根底にもち、妥協のない作品制作を当然とする。そんな厳しい姿勢の一方、サングラスでインタビューを受ける遊び心が彼の身上である。姫路市立美術館で2022年に「本歌取...forbesjapan.com
問題があれば即削除致します。道長は歌が苦手だから本歌取りした設定なのかな?業平が散りばめられていて私には最高なのだ☆天才アーティストで都知事で警視総監。笑内田裕也さんよりも更に面白い人なんだけどねえ。皆この平安時代の人もビックアーティストとして読んだり尊敬していたし。。TVKの”キャッツアイ”見てる。お姉ちゃんとトシオがデート。同性兄弟姉妹の場合はっきり好きな相手への態度を示さないと変な誤解を生むからね。その人以外とは関わらない姿勢も大切。不安にさせ
「和歌とは何か」(渡部泰明、著/岩波新書)を読了しました。この本は、私の理解では、和歌における技巧を論じて、詠歌がどのように実践されてきたかを論じた本です。この本の目次を記すことで、内容紹介の一助にしたいと思います。序章――和歌は演技しているⅠ和歌のレトリック第一章枕詞――違和感を生み出す声第二章序詞――共同の記憶を作り出す第三章掛詞――偶然の出会いが必然に変わる第四章縁語――宿命的な関係を表す言葉第五章本歌取り――古歌を再生する和歌的レトリックとは何
九州の桜紅葉12月となり、漸く桜紅葉も散り終わろうとしている。福岡市城南区別府のハイジャン男が勤めていた大学キャンパスの桜である。その桜紅葉だが、最後の桜紅葉の挙動で面白いことに気付いた。紅葉しようがすまいが同じ挙動なのである。お分かりだろうか?地面にお辞儀しているように頭を擡げている。散紅葉と言っても良いだろう。散紅葉は初冬の季語である。「散り際に頭を垂れてゐる紅葉」ハイジャン男このように、「散り」と「紅葉」は離れていても、「散紅葉」の季語として扱う。掲句は、「実るほど頭
渋谷の松濤美術館に来ました。今回の展示は原則写真OK。「杉本博司本歌取り東下り」という展示を見に来ました。「本歌取り」というのは和歌の伝統技法で、有名な古歌の一部を自作に取り入れて新たなオリジナリティを加味するということ。そういう美術作品を姫路市立美術館で発表していたのが、ここ東京で展示するということで「東下り」です。すごく大きい作品が多いです。甘橘山春日社遠望図屏風富士山図屏風葛飾北斎の富嶽三十六景の凱風快晴が本歌ですね。
赤坂の「ざくろ」さんへ。なんでも、日本で初めてすき焼きを紹介したお店だとか。今日はランチ(しゃぶしゃぶは夜食べるイメージ笑)なので、「お好み和定食」をチョイス。6種類のメニューの中から、3品選べます。私は、茶わん蒸しと牛ロースバタ焼きと穴子の天ぷらを。茶碗蒸し、めちゃくちゃ美味しいです!お出汁が効いていて、中に入っている穴子も美味!!牛ロースバタ焼きも、つけだれが最高に美味しい!天婦羅も良き~♡大満足!!これで、3,080円(
ご無沙汰しております。秋桜です^^元気です!忙しくしてはおりますが、元気ですし相変わらずキャーキャー言って、翔ちゃんのお尻を追っかけ回しています(言いかたな)そんな先日、秋晴れの佳き日に、アンジーさんとお出かけして参りました!待ち合わせは、三越前駅B6出口!!今日は、お船にのっちゃうよ~ん♡そう!翔ちゃんが、船舶免許をとるきっかけになったきっかけの回!!あの時は、小型クルーザーで海から隅田川を遡上したけれど、あのコースをまるっとたどるのは流石に無理
【松濤美術館】「杉本博司本歌取り東下り」会期:2023年9月16日(土)ー11月12日(日)行ってきました展覧会のタイトル”本歌取り東下り"とは??本歌取りとは、和歌の作成技法のひとつで、有名な古歌(本歌)の一部を意識的に自作に取り入れ、その上に新たな時代精神やオリジナリティを加え歌を作る手法のこと。杉本博司(1948~)は、この和歌の伝統技法「本歌取り」を日本文化の本質的営みと捉え自身の作品制作に援用し、2022年姫路市立美術館で、このコンセプトのも
最近、思うんですが、娘(成人済み)の発言が、ときどきやたらおもしろい。日常に使えそうな表現は、覚書として共有しておこうと思います。ということで、本日の名言「ハメハメハ大王並みに休む」***上の娘はどちらかというと秘密主義で、自分の話はあまりしないんだけど、最近は職場の話をすることもぼちぼち。そんな中で出てきたのが、この名言。職場の◯◯さん、ハメハメハ大王並みに休むんだよね。ほんと、風が吹いても、雨が降っても、みたいな。しかも当日連絡💢日常会話にこういうのを
2023年10月11日『杉本博司本歌取り東下り』(渋谷区立松濤美術館)(以下敬称略)これは昨年姫路市立美術館での展示の巡回かとおもったら、その後の新作を多数くわえ『東下り』と称して全く別ものとして催されている。杉本博司は、ちょっと捻った趣向が受けるらしく、大変人気の高いアーティストだと認識している。私、実は杉本作品は好きではない。したがって姫路市立美術館での開催も特に感銘を受けなかった。ではなぜまた飽きずに見る気になったのか。好みでないアートでも、何度か繰り
ギャラリー小柳杉本博司火遊びを見に行きましたHomeGalleryKoyanagi–acontemporaryartgalleryfoundedinGinza,Tokyo,in1995.www.gallerykoyanagi.com無料ですまた写真撮影も可能ですとても素敵な空間でした火こちらは立ち入れないところ↓ドアの隙間から。。。そして松濤美術館杉本博司本歌取り東下りへ開催中の展覧会shoto-museum.jpこちらもとても素敵でし
杉本博司「本歌取り東下り」展杉本博司(1948ー)さんの展覧会を観に、松濤美術館まで行ってきました。京王井の頭線の神泉駅から歩いて、約5分。JRの渋谷駅からは、閉館中の文化村の脇を歩いて15分くらいでしょうか。季節の良い頃には、お散歩にはちょうどいい距離ですね・。■展覧会入り口看板「本歌取り」って、古文のお勉強を思い出しましたね。有名な歌をもとに、それにオリジナリティを加え新しい歌を作る、和歌の技法のこと。それをひろ〜く解釈して、美術作
渋谷の松濤美術館で開催中(2023年9月16日~11月12日)の「杉本博司本歌取り東下り」展を観に行って来ました。杉本博司は、写真家、現代美術作家として名前を良く聞くしテレビでも拝見したことはありますが、個展に行ったことはありませんでした。本展のテーマは「本歌取り」。有名な古い美術作品へのオマージュとして新たな作品を生み出すという手法を意味しています。これは多くの芸術家が少なからず取ったことのあるやり方ですが、和歌の「本歌取り」になぞらえて展覧会の企画テーマに仕上げて
「杉本博司」さん。お名前は建築分野でもお見受けするし、ええっと、確か、写真の分野でも出てたし・・・。興味のある記事の中で、しょっちゅう、お目に掛かるお名前なんだけど。もしや、異なった分野に同姓同名のかたがいらっしゃるのだろうか?と思いつつ、日々過ごしておりました。《杉本博司本歌取り東下り》松濤美術館で開催。尊敬するブロガーさんのブログで知りました。展覧会で本歌取りとは一体どんな???和歌や俳句ではなじみのある言葉ですが。本歌取りをするには
杉本博司火遊びPlayingwithfire展を見に行きました。場所は銀座のギャラリー小柳さん。会期は10月27日(金)までです。■入り口案内火気厳禁。その通りですね。■この展覧会についてギャラリーのリーフレットによると”杉本が暗室の中で、定着液に浸した筆を駆使して印画紙に書を揮った最新シリーズ「Brushimpresion」から《火》を中心とした新作を初公開いたします。”新作の公開なの
ご訪問ありがとうございます。本日もお疲れ様でした。今日も妻は午後から仕事です。私はまだまだお疲れ様モードなので、一日中ゴロゴロと。3時くらいに松濤美術館へ。杉本博司さんの展覧会に行きました。内覧会に出席した妻が、今までにない多くの人が内覧会に来ていたと言ってましたが今日の松濤美術館もかなりの入場者数です。さすが!世界の杉本博司です!!帰宅してから、妻の持っている図録を読み返しました。タイトルの「本歌取り」に込められた意味を自分なりに解釈しました。こんな近くでこんな素晴らしい展
ふぅあ、タイトルと書き出しをひとさまのブログを真似してみようず!wなうの、ゆうさんです。(シャレとか本歌取りって思ってくださいね)「蕎麦きりみよた」をご存知でしょうか?全国にはおいしいお蕎麦屋さんがたくさんありますが、港区南青山に本店を構える蕎麦きりみよたもお勧めです。特徴は「専門店の本格的なお蕎麦をより身近に」なとおり「国産そばを使い」「職人が作る本格そばをお洒落にカジュアルに」いただけます。(HPより転載ね)以上、パクリいやいや、真似っこ終了っとwホントはさ・
10日(水)の朝日新聞朝刊の、俵万智のコラム「想日向夏のポストから」を紹介したい。こんな内容である。イーロン・マスク氏がツイッター社を買収し、日本のアカウントが次々と凍結されることがあった。そんな中、比呂ころくさんの「#凍結祭りだし辞世の句詠もうぜ」という呼びかけに多くの人が応じた。伊勢物語、平家物語、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」などのパロディーが多く寄せられた。和歌でいうところの、本歌取りである。俵万智氏も、「青色のちひさき鳥のかたちして言葉ちるなり凍結の
[Amebaグルっぽ]1年中で一番好きな季節がやってきました。久しぶりのウォーキング、緑道は10日間ですっかり初夏の様相。春過ぎて夏来たるらし水鳥の青葉滴る文教の街(由季子)もちろん、かの有名な持統天皇の御歌の本歌取り、というより、もじりです「水鳥の」は「青葉」にかかる枕詞、検索で初めて知りました📝楽しめなかったここ3年間の分も今年は満喫したいです。私が理事を務める「社団法人日本Webライティング協会」授与の資格。お勧めです。それからWOHASをより多
月末いちんち前になんとか結果出したゆうさんヽ(・∀・)(´∀`)ノリノリでシーラEでも聴いて寝るかー❤️って(・ω・)ん?(・ω・)んん?これ、どっかで似たような曲が・・・(´∀`)ああ、これだぁw曲調と言い、歌詞に「グラマラス」って入ってるとこと言いwねぇ昭和って、いい時代だったいねぇwww
当ブログにお越し下さり、ありがとうございます(^-^)今回のブログ、大分長い文章を綴っていたのに、どういうワケか全部消えてしまいました…(>_<)こういう時ってありますよねぇ…沢山書いた時に限って…。あの消えてしまう状態って、どうして起こるのでしょうねぇ…メカに弱い私には本当に不思議でしかありません(泣)!消えてしまったものは仕方が無いので、気を取り直して行きましょう!先月から短歌を学び始めた私ですが、こんな本を見つけましたので、Amazonでポチりました。
佐藤優樹ちゃん「DingDong」のプロモーションMV再生回数が順調に伸びて70万回超えてまーす✨✨✌️(こちらスピンオフ記事です♪まーちゃんのデビュー曲にはみなさんの期待がいっぱいいろんなご意見ありますがとにかくわたしはDingDong大好き!ということを伝えておきたいだけのブログでーす、度々更新予定)ブログ書いてるうちにDonDon♪どんどん♪カウンター数があがる~♪おかげさまでリミスタ当選~ヽ(^o^)丿やったぁ💕💕(わたしの好きなとこ)気になるフレ