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帰ってる最中、直樹と琴子は親へ話すか迷っていた。「直樹、産んでいいの?」「出来れば産んで欲しい。」「いいの?まだ学生だよ。」「でも、俺にも責任あるなら。」「いいの?産んで。」「ああ。産んでくれ。俺と琴子の、愛の結晶をさ。」直樹は琴子のお腹に手を当てた。家に着き、家族全員をリビングに集めた。「直樹、話って?」「親父、お袋、おじさん。俺と琴子、結婚したいんだ。」「まぁ〜!素敵!この日をずっと待ってたのよ♪」「ママ、落ち着いて。ね?直樹、琴子ちゃん、大学を卒業してからでい
「よく耐えたな。」「なお、き…あり…がと…う…」琴子の息切れに疲れきっているのは分かったが、これで終わらせることにはできなかった。「琴子、あともう少し耐えてくれ。」そう言い、体を重ね2人は声を上げ、息を荒くしながらも愛し合った。小柄な体格の琴子が長身の直樹の体重を我慢しながら必死に答えた。初めてのことに戸惑いながらも2人は夢中だった。又、恥ずかしそうに直樹の胸に顔を隠す琴子が直樹は愛おしかった。その後も、記念日ごとに行為を続けた。2年生になり、解剖実習を見学していた琴子は、いき
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
直樹と琴子は婚約者に昇格した。紀子は勿論、家族全員が喜んだ。だが、進学に差し支えるからと、学校や友達には内緒。その後、特に何もなく、日々は過ぎた。唯一言うならば、同棲が始まったことや、琴子がテストで直樹と並んで1位になった事だ。後は……F組の殆どが2年でD組になって安心して、勉強をサボって3年はみんながF組に戻るということがあったくらいだ。高校3年生では、みんなから東大受けるように2人は言われ、2人とも受け、受かったが、結局直樹は斗南大学の理工学部。琴子は斗南大学の医学部に進学した。大
直樹は琴子の傷の手当をすると、琴子の部屋に上がった。琴子がコーヒーを運んできた。「直樹、お待ちどうさま。話って?」「琴子、今まで、猫被ってたのか?」「猫被ってた……のかな……?」「俺って信用されてなかったんだな……」大袈裟にため息をつく直樹。「ご、ごめん。直樹のこと、信用出来なかった訳じゃないんだ。でも……」「ま、いいや。これからは明るい琴子で居てくれるか?」「いいの?大人しい私が好きなんじゃないの?」「大人しい琴子も好きだけど、明るい琴子も好きだよ。」「……?よく分かんない
琴子と直樹はデートが終わり、途中まで一緒に帰って別れた。琴子は帰宅路を歩いていると、昨日会ったばかりの中本さんとそのグループがいた。「相原さん、デート帰り!?」「な、中本さん、ま、まぁね……」「相原さん、ほんとに彼氏だったんだ!カッコイイ彼氏だね!」「あ、ありがとう。」「さつから聞いた時はびっくりしたよ。」「う、うん。ごめん、急いでるから、もう行くね。」琴子は何とかこの状況から抜け出したかった。「そうは行かないわよ。聞きたいこといっっっぱいあるんだから!」「お願い、お父さんの
「実はね…中学に入ってからなんだけど…自分で言うのも恥ずかしいんだけど…あのね…」「なんだよ。」「男の子達の中で、誰が1番奥さんにしたい人かっていうランキングを作ったらしいのよ。」「そんなこと、よくあるじゃねぇか。」「うん…それでね、何故か私が1番に選ばれたの。」「琴子が?」「そう。自分のことを言うのも何だけど、みんな女見る目無いよね~って思っちゃった。」(お前を選んだ俺はどうなるんだよ。)「それでね、ある女の子のグループが…虐め…まではいかないけど、嫌がらせをしてくるようになっ
今週は全然更新出来なくて申し訳ありません。水曜日、ブログ更新するぞ!と張り切ってパソコンのある部屋に入ると、パソコンがない!?お母さんによると、お父さんが出張に持って行ったとか…いつもおいていくから油断してた…昨日の夜中に帰ってきたそうです。中々更新できずに申し訳ありませんでした。今回も2話続けてどうぞ。◇🔶◇🔶「あれ?相原さんじゃない?」「あ……中本さん…」そこには中学のクラスメイトがいた。「どうしたの?元気ないじゃん。」「中本さんは元気そうね……」「当たり前じゃな
月曜日、更新できなくて申し訳ありませんでした。また、アクセス数が700を超えました🎊また、新しいお話も考えさせていただきます。(イタキス×ドクターxが終わってから投稿します)今回長期期間更新できなかったため、もう一話更新致します。では、『許婚56』をお楽しみください。◇🔶◇🔶琴子と直樹が同棲のことを知ってから1週間。紀子の勢いを誰も食い止めることが出来ず、増築工事が開始された。二階建てから三階建てに変更するため大掛かりな工事だ。2月14日。バレンタイン。琴子は直樹のために
「はぁ!?」「だから、同棲よ!」「何が同棲だ!?まだ高校だぞ!?」「そうよ!でも、ママ達はママが19歳の時に結婚したのよ。お兄ちゃん達も、どうせ結婚するならいいじゃない。善は急げよ!」(俺が琴子を襲わない保証はないしな。)「そんな、おば様、悪いですよ。結婚するって決まった訳でも無いですし。」「そうだ。琴子の言う通りだ。」「あら、じゃあ、お兄ちゃんは琴子ちゃん以外の人と結婚するの?」「そうじゃない。前にも言ったろ?結婚したら二人暮らしするって。」「じゃあ、それまでの間だけでも!ね
すみません。今回も短いです。◇🔶◇🔶琴子は目を覚ました。「琴子!」「琴子ちゃん!目を覚ましたのね!」「あれ、私…」「琴子、まだ寝とけ、ちょっと待ってろ。」起き上がろうとする琴子を直樹は止め、PHSを取り出して未知子に連絡した。「琴子、もう分かってると思うけど「心臓に…異常があるの?」「やっぱり琴子ちゃんには分かるのね…」「琴子、大門先生が主治医だから…もうすぐ来るから…」コンコン「失礼します。」「大門先生、私の心臓、どこが悪いんですか?」「あなたの心臓には穴が
「琴子さんは重度の心房中隔欠損症です。普通なら99%の確率の手術なのですが、琴子さんは場所が悪く、完治する可能性は20%以下になります。」「あの、琴子ちゃんの心臓病はカテーテルでは治らないんでしょうか?テレビで見たもので。」重樹が聞いた。その言葉に重雄は顔を上げた。「琴子はさっきも言ったように場所が悪くカテーテルではとても無理だ。」「そんな…手術しなかったらどうなるの?」「徐々に体力が落ち若年脳卒中で死に至る可能性が高い。そうでなくてもいずれは…だから手術しなきゃ助からない。」直
日々は過ぎ、クリスマスも近づいてきた。金之助が、琴子への思いを打ち切ることは出来なかった。琴子はあれ以来金之助から距離を置いた。だが、みんなに気づかれぬように、F組指導は続けた。12月24日、クリスマスイヴ。その日は入江家でパーティーがあった。紀子はF組全員呼ぶ気になっていたが、直樹が金之助の事もあった為、里美とじんこだけを呼んだ。今日は琴子が料理を出す日でもあった。琴子はあれから、直樹や紀子に料理を数回ずつ教えてもらい、板前の娘として、恥じない位美味しくなっていた。直樹も紀子も短期間で腕が
直樹は二人の前に出れずにいた。「わしはな、お前が好きや。」「え?」「相原が好きや。」「でも…」「何で入江やねん。あんな冷たいやつのどこがええねん。」「な、直樹はとっても優しい人よ!いくら池沢くんでも、直樹の悪口は許さない!」直樹はハッとした。琴子は今まで、直樹に寄ってきた人とは違う理由を。(地位や金なんていらない。ただ好きな人の所に居たいという純粋で真っ直ぐな気持ち……俺はそんな琴子が好きだ。俺の本性を知っても好きだと言ってくれる琴子が。)そんな時、金之助が琴子の肩を手で抑え、
心エコーを琴子はとった。やはり心臓に穴が空いていた。直樹は怖くて仕方なかった。重雄と紀子と重樹と裕樹が到着した。「直樹君!琴子が倒れたってどういうことだ!?」「お兄ちゃん!琴子は?」「今…説明…します。」直樹の震える手をみて、誰もがただ事じゃないと分かった。「琴子は…心臓に…心臓に…」「お兄ちゃん?」「心臓に、穴が空いている状態です。」「「「「え…」」」」「琴子ちゃんは治るの!?」「詳しいことは今検査しているから…ちょっと見てくる。」「お兄ちゃん!私も連れて行って!」「
直樹はパンを持った。「何でこうなるんだ?」「何でって…」直樹はパンを噛じった。「苦い。」「ご、ごめんなさい💦」琴子の料理で評価されたのはコーヒーだけという結果になってしまった。「何でこんな事になるんだよ。」「そう言われても…」「はぁ…」「な、直樹は料理出来るの?」「学校で習った位ならな。」「凄いんだね。流石だよ。私なんて…」「学校で習わなかったのか?」「こんな彼女…恥ずかしいよね…嫌だよね…」琴子は家を飛び出した。「琴子ちゃん!」「……」「お兄ちゃん!何とか言
紀子達は話を始めた。「あのね、いいこと思いついたんだけど、ほら、2人は許婚じゃない。琴子ちゃんも直樹も好きどおしみたいだし、同棲させてみない?」「ど、同棲!?」「静かにお願いね。直樹に聞こえたら大変だもの。」「あ、すまん。でもノリちゃん、同棲って…」「そうですよ奥さん、悪いですよ。」「いいえ。私はもう決めました。琴子ちゃんが嫌って言わない限り、同棲しましょ!」「の、紀子さん。」「良子さんどうしました?」「同棲って…2人暮らしさせるんですか?」「いいえ。それはいくら何でも直樹が
直樹と未知子は患者のオペの相談をしていた。「失礼します!入江先生!」「なんですか?騒がしい…」「琴子さんが倒れました!」「はぁ?琴子が?すぐ行きます、どこですか?」「今は処置室に居ます。」直樹は胸が締め付けられて苦しかった。(琴子、どういうことだ?さっきまで元気にしてたのに…)「入江先生、行きますよ!」直樹と未知子は処置室に急いだ。移動している最中…「琴子さん、今日のオペが終わった後苦しそうにしていました。その時気が付かずにすみません。」「いえ、琴子は人に心配かけることを
中間テストも終わり、今度は直樹の誕生日。渡辺君と琴子が来ていた。里美達は来ない。「やっぱりお兄ちゃんは無愛想なのねぇ…琴子ちゃんの時は、あんなに人が集まったのに…」「この歳になって誕生日会なんてする方がおかしいんだよ。」「あら、そうかしら?」「だいたい去年までやってなかっただろ?」「今年は直樹と琴子ちゃんが付き合って…ね?」「なんだよ。」「何かありましたっけ?」「もうっ♪照れ隠ししちゃって!」「え?」「今日は2人の初デート200日目記念日よ!」「……は?」「そうなんで
入江家でパーティーをすることになっている。琴子が家に入ると、里美たちF組も集まっていた。「あれ?F組のみんなもいるの?」「そうよ、琴子ちゃん。この間海に行った時、先にお部屋に戻ったでしょ?その時に里美さん達から琴子ちゃんはF組に勉強教えてるって聞いたのよ!」「琴子、いつも教えてくれてくれてありがとう。」里美が琴子にプレゼントを渡した。「ありがとう!そんなこと良かったのに。私も復習になっていいって言ったでしょ?」「それでも。いつもありがとう。」F組からは、文房具とノート。「琴子ちゃ
実力考査が終わり、発表も終わった。直樹は相変わらずの1位。琴子は上がって2位。渡辺も上がって5位。里美達F組の成績も上がり、みんな調子がいい。今日は文化祭。今年から男女から一人づつ人気投票をする事になっている。直樹と琴子と渡辺君は一緒に回っていた。屋台を周り、F組のみんなと話していた。「琴子、成績上がったね。おめでとう。」「せや相原!入江を抜いて、日本1になって、わしらの誇りの友達になってや!」「直樹を抜くのは難しいよ…」「琴子なら大丈夫だって!ほら、ミスコンの発表見に行こう
琴子と直樹はホテルに戻った。まだ2時だ。琴子は持ってきていた勉強を始めた。直樹は部屋ですることもなく、読書をしていた。直樹が読書をしていると琴子が来た。「あの…」「琴子か。どうした?」「あの…分からないところが…」「なんだ?勉強か?」「う、うん…数学なんだけどね…どうしても答えが合わないの…」「お前って、何で勉強してるんだ?」「え?何でって…楽しいし…将来の為にも…」「お前って将来の夢あるのか?」「う、うん。直樹だって勉強してるでしょ?何でそんなこと聞くの?」「俺、勉強し
「じんこさん!どういうこと!?」「この話は終わり!」「ねぇ直樹、なんで抱きついたら付き合ってることになるの?」「そういえば2人の世界に入ってたわね。渡辺くんっていう人が2人が付き合ってるって…許婚だって教えてくれたんだよ、みんなに。」「わ、渡辺くんが!?」「お前本当に鈍いな。」「そうかな…じんこちゃん、里美ちゃん。折角だから遊ぼ!」((((((なんか話が変わってる…))))))「う、うん。でも、入江君といなくていいの?」「みんなで遊ぶんだよ。裕樹君達でもできるようにビーチボール
二日連続でお休みしてすみません。うちの学校主催の大会がありまして、その大会の準備やら、司会やら、本部の仕事やら、片付けやらいろいろありまして忙しく更新できませんでした。ま、いろいろ普通では体験出来ないことを体験出来て、大変ながらも楽しかったですがね。言い訳はこれくらいにして、『許婚44』を楽しんでいただけたらうれしいです。◇🔶◇🔶「琴子ちゃん、どうしてお顔が赤いの?」「ゆ、裕樹君!」「よかったら皆さんも御一緒しない?琴子ちゃんのお友達と一緒だと楽しいしね!」「え?いいんで
今日は海の公園に行く日。「琴子ちゃん、水着の上から服着て行くわよ。帰りは着替えるから下着も持ってね。」「はい。朝ご飯どうします?」「そうね…朝ご飯はこのホテルで取りましょ、男部屋二部屋に連絡しとくわね。」「はい!」朝食をとり、海の公園にモノレールで移動した。紀子はつくなり場所確保に走っている。「お兄ちゃん、僕と良弥で先に海に行ってていい?」「ダメだ、大人が一緒じゃなきゃ小学生以下は入ったらいけないんだ」「はーい。あれ?ママは?」「そういえばいないな…琴子、お袋どこか…琴子もい
直樹と琴子を部屋に置いて紀子達は出ていってしまった。「直樹、行く?」「ちょっといいか?」「何?…ん……」直樹は琴子の唇を塞いだ。今度こそ濃厚なKiss。直樹は抑えられなくなっていた。Kissが終わると琴子を抱きしめた。「な、直樹…」「どうした?」「は、恥ずかしい…」「誰もいないぜ。」「それでも…」「琴子…綺麗だ…」「直樹もかっこいい。」「行くか。」「うん。」2人はようやく離れ、紀子達を追った。歩いて5分くらいしたところにはもう既に人が集まっていた。「お兄ちゃ
午後はアトラクションで遊び、ホテルに入った。「4時からの入江です。」「入江様、お待ちしておりました。三部屋で間違いないですね?」「はい。」「少々お待ちください。」紀子はソファーで待っているみんなに言った。「三部屋に別れてもらうわよ。まず、男の人3人と女3人と良弥君と裕樹と直樹よ!」「子供3人で大丈夫かい?」「直樹がいるから大丈夫よ!本当は直樹と琴子ちゃんの2人部屋を作ろうと思ったんだけど…ほら、直樹も男でしょ?もし、琴子ちゃんに手を出して、できちゃったら高校をね、退学させられちゃ
みんなで釣りをしたが、直樹以外、なかなか釣れない。直樹は3匹、4匹…と次々に釣っていく。でも、残りの8人は合計して2匹。「直樹兄ちゃん場所変わって。」「いいけど、場所変わったくらいじゃ変わらないぜ。」「いいの!」「良弥君、言ったでしょ?直樹兄ちゃんは上手だって。」「そういうお前はあの時となんにも変わらないな。」「えっ!まぁ…そうね…」「琴子ちゃん、合計して8匹釣れたからもうおしまいにして食べましょ。」「でも、人数分じゃないですよ。」「良弥君と裕樹に一匹ずつは多いから2人で1
直樹と琴子にとっては久しぶりのシーパラダイス。「おば様、私、もう1回水族館行きたいです!」「ここの水族館は有名なのよね〜所で、もう1回って…琴子ちゃん来たことあるの?」「(しまった)……はい。」「お友達と?」「あの…えっと…その…」「琴子、お前口が軽いっていうか、嘘つけないっていうか…」「お兄ちゃんと来たのね〜!キャー素敵〜!」「裕樹、良弥、どこ行きたい?」「僕も水族館行きたい。」「じゃあ入るか。」大人7枚と子供2枚のアクアリゾートパスと大人5人のプレジャーランドパスと
夏休みが始まり琴子達は重樹の10人乗りの車で移動中。「直樹…私…車なんて学校の修学旅行以外乗ったことないよ…もう1年は乗ってない。」「は?タクシーくらい乗ったことあるだろ?」「ない…」「マジかよ…」10分ほど乗ってると琴子は車酔いし始めた。「直樹…」「ん?」「気持ち悪い…」「車酔いだな…」直樹は琴子に紙袋を渡した。「これは?」「え…それは酔った時に吐くやつ。」(全く知らないんだな…)「はい…」「お前船大丈夫なのに車はダメなのか?」紀子は地獄耳。「お兄ちゃん、船