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「よく耐えたな。」「なお、き…あり…がと…う…」琴子の息切れに疲れきっているのは分かったが、これで終わらせることにはできなかった。「琴子、あともう少し耐えてくれ。」そう言い、体を重ね2人は声を上げ、息を荒くしながらも愛し合った。小柄な体格の琴子が長身の直樹の体重を我慢しながら必死に答えた。初めてのことに戸惑いながらも2人は夢中だった。又、恥ずかしそうに直樹の胸に顔を隠す琴子が直樹は愛おしかった。その後も、記念日ごとに行為を続けた。2年生になり、解剖実習を見学していた琴子は、いき
こんにちは許婚がまだ書けてないので今週は奇跡の塊です直樹はベットの横にあるモニターを見た途端その場に崩れた。「よかった……生きてた……」「な、直樹くん、急に崩れ込むなんて心配させるなよ。」「すみません。」「まもなく主治医がこちらに来ますので。」看護師はそういうと頭を下げて出ていった。「直樹くん…これって…」「事故にでも会ったんだと思います…身体中なので殺人未遂とかそういうのではないかと…」「よかったというべきなのか……」「こんな状態でも生きてたのは奇跡ですね。」トント
中間テストも終わり、今度は直樹の誕生日。渡辺君と琴子が来ていた。里美達は来ない。「やっぱりお兄ちゃんは無愛想なのねぇ…琴子ちゃんの時は、あんなに人が集まったのに…」「この歳になって誕生日会なんてする方がおかしいんだよ。」「あら、そうかしら?」「だいたい去年までやってなかっただろ?」「今年は直樹と琴子ちゃんが付き合って…ね?」「なんだよ。」「何かありましたっけ?」「もうっ♪照れ隠ししちゃって!」「え?」「今日は2人の初デート200日目記念日よ!」「……は?」「そうなんで
『私達、別れない?』琴子はそう書いた。直樹は頭の中が真っ白になった。「な、なぜだ?理由を教えてくれ。」『直樹は私のこと好きじゃないし、一緒に居たら迷惑かけるから。』「勝手に決めつけるな!」直樹は叫んだ。周りから視線が集まる。「確かに俺はお前に好きだとか言ったことはなかった。でも、あの日…一弥さんと話した日、この感情が好きという感情だと知ったんだ!最初は気持ちの整理がつかなくて、黙ってた…でも、今なら言える。俺はお前が好きだ。ずっと傍に居たい。」『でも、私が傍に居れば迷惑かかるし、直
はい!奇跡の塊です!久しぶりだから忘れちゃってるひと多いかな…とは思いますが。最近金ちゃんの誕生日をして、許婚だして、奇跡の塊忘れてました💦あ〜今更だけど悦子さんの命日と元旦と成人式!わすれてました。その日は囲碁大会が……言い訳…すみません。成人式、雨と雪で大変でしたね。皆さんはどうでしたか?やはり雨男雨女、晴れ男晴れ女が集まるのでどちらが強いかの駆け引きですね…◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆琴子は相変わらず昏睡状態。直樹は仕事しながら何かの勉強をして疲労で倒れそうな勢
ごめんなさい!金曜日には投稿できていたのに、投稿ボタン押し忘れてました💦◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆あれから5年の年月が過ぎた。琴子は昏睡状態のまま。直樹は昏睡状態を完治させるため脳外科に入った。「入江先生、今日、これから一緒にお食事どうですか?」「いえ。家に帰るので。先失礼します。」直樹は医者になっても、いままでどうり女性からの人気が高い。そして噂が密かに回ってた。ssssssssssssssss「ねえ知ってる?入江先生って婚約者いるんだって!」「知ってる!ショック
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
「琴子!」重雄が病室に入ってきた。「う…」「声、出さなくていいから……それより、意識が戻ってよかったよ。」「琴子、おじさんに付き合っているの話したよ。」「う…」「いいよ。直樹くんなら。」琴子は泣き始めた。「琴子…琴子…」重雄は琴子を抱きしめた。主治医が入ってきた。「相原さん、検査室に移動しますよ。立てますか?」『コクん』「う…ううあ!」琴子はこけてしまった。「琴子、大丈夫か?先生、車椅子お願いします。」直樹が、琴子を抱き上げた。「あ//はい。」車椅子に琴子を乗
『パパ退院おめでとう♪』『お兄ちゃんと琴子ちゃんの結婚記念日!』朝、みんなが起きた頃にはリビングに、垂れ幕が2つ、ぶら下がっていた。紀子はルンルンとキッチンに立っている。「朝からすげーな。」「うん。今日はお義父さん退院出来るんだもの。お義母さんも張り切るよ。」「でも、ばたばたしすぎて結婚記念日忘れてた。」「私は覚えてたよ。」ssssssssssssssss午前中に重樹を迎えに行き、午後のお昼ご飯にパーティーをした。「パパ、退院おめでとう!」重樹が帰ってくるからと、重雄も今日
「お袋、話があるんだけど。」「何?」「まず、暴走しないって約束してくれ。」「事によるわよ!」「じゃあ、体、押さえつけようか?」「…分かったわ…我慢するわ。」「直樹!」『そんなことしたらダメだよ…』「琴子ちゃん…声…」「琴子は『直樹』とだけ話せるんだ。」「そんなことあるの?琴子ちゃん、お兄ちゃんのこと好きとか…ないない、こんな無感情のお兄ちゃんを好きになる人、見てみたいわ!」(((自分の息子に向かってよく言えるよ…)))「で、本題に入るけど、俺、琴子と付き合ってるから。」
直樹と未知子は患者のオペの相談をしていた。「失礼します!入江先生!」「なんですか?騒がしい…」「琴子さんが倒れました!」「はぁ?琴子が?すぐ行きます、どこですか?」「今は処置室に居ます。」直樹は胸が締め付けられて苦しかった。(琴子、どういうことだ?さっきまで元気にしてたのに…)「入江先生、行きますよ!」直樹と未知子は処置室に急いだ。移動している最中…「琴子さん、今日のオペが終わった後苦しそうにしていました。その時気が付かずにすみません。」「いえ、琴子は人に心配かけることを
琴子は今日退院する。入院して4日。直樹は学校を早退して付き添うことになった。「入江、琴子ちゃん退院だろ?お前も、結婚したら愛妻家になりそうだな?」「明日から学校来る予定だから、よろしく。」「本当に明日からくるんだ〜楽しみだな!相変わらず、『直樹』だけなのか?」「ああ…」琴子はまだ『直樹』しか喋れない。直樹は病院の病室に入った。「琴子。」「う、直樹!」「今日退院だな!」『コクん』「おめでとう。退院祝い、何が欲しい?」『ものじゃないけど…』「年に似合うやつならいいよ。」
紀子達は話を始めた。「あのね、いいこと思いついたんだけど、ほら、2人は許婚じゃない。琴子ちゃんも直樹も好きどおしみたいだし、同棲させてみない?」「ど、同棲!?」「静かにお願いね。直樹に聞こえたら大変だもの。」「あ、すまん。でもノリちゃん、同棲って…」「そうですよ奥さん、悪いですよ。」「いいえ。私はもう決めました。琴子ちゃんが嫌って言わない限り、同棲しましょ!」「の、紀子さん。」「良子さんどうしました?」「同棲って…2人暮らしさせるんですか?」「いいえ。それはいくら何でも直樹が
今日から琴子も登校する。直樹は琴子を相原家まで迎えに来た。「確かこの辺のはず…あった。」ピンポーン「はーい。直樹君、悪いね…」「いえ、琴子さんは?」「ちょっと待っとけ、おーい琴子!」「うー直樹!」「おはよ」『おはよう』「じゃあ行くか。」『お父さん行ってきます。』「行ってらっしゃい。」2人は並んで歩いた。「琴子、学校では俺が付いて行くからどこに行く時でも言えよ。ただしトイレは女子に頼んでくれ。」『コクん』「それと、書く時は止まってからな。」「直樹。」琴子は止まっ
帰ってる最中、直樹と琴子は親へ話すか迷っていた。「直樹、産んでいいの?」「出来れば産んで欲しい。」「いいの?まだ学生だよ。」「でも、俺にも責任あるなら。」「いいの?産んで。」「ああ。産んでくれ。俺と琴子の、愛の結晶をさ。」直樹は琴子のお腹に手を当てた。家に着き、家族全員をリビングに集めた。「直樹、話って?」「親父、お袋、おじさん。俺と琴子、結婚したいんだ。」「まぁ〜!素敵!この日をずっと待ってたのよ♪」「ママ、落ち着いて。ね?直樹、琴子ちゃん、大学を卒業してからでい
琴子と直樹はコートに入った。「直樹…これって…?」「ああ。少し練習付き合え。」「な、なんで私?」(ここはテニス部だから私より上手い人は沢山いるんじゃ……)「今度の学園祭、ダブルスだったんだ。」「うん。」「で、テニスを少しでもやったことがある人が飛び入り参加できるんだ。」「なんで私がやるの?」「知らない奴となんて、ましてや女となんて組みたくない。」直樹はそういうとボールを打った。ビュン「じゃあ男の人と組んだら?」「無理だろうな。一般人が組む相手を決められるんだ。俺はその中
「琴子〜」「みんな、おはよう。」「おはよう〜それにしても、あんたもだけど、入江さんもやるわね〜」「学生にして2児の母なんてレアですよ、琴子さん!」「あはは。」学校に着くなりいつものメンバー囲まれた琴子。「はよ…」「あ、啓太くん、おはよう。」「……」「???」なんだか啓太の様子がおかしい。「朝から何怒ってるのよ、啓太。」「幹、お前には関係ない。」「何よ、朝からカリカリしちゃって。」「啓太、こっちが気分悪くなるからやめなさいよ。」ssssssssssssssss「お前
琴子と直樹は直樹の部屋に入った。「琴子、これ見てみろ。」(直樹のアルバムかな?)開いたら、女の子の写真ばっかり。『直樹、妹居たの?』「居ないよ。」『ご親戚?』「違うよ。」『小さい頃好きだった子?』「琴子以外好きになった事ないよ。」『じゃあもしかして直樹?』「そうだ、それが俺の幼少期の写真…」「直樹…」「お袋は女の子がほしくて女の子用の服しか買ってなかったんだ…買いなおすのが勿体ないからって、男の俺に女装させたんだ…当時の俺は男とか女とか気にしなかったから、お袋の着せ替え
ちょっと早いですが、アップします。実は、あまり詳しくは言えないんですが、半年後、半年間お休みになるかも知れません。つまり7.8月~1.2月までお休みになるかも知れません。なので今のうちにお話をできる限りアップしていきます。といっても、今までの生活が変わるわけでもないのでどれくらいアップできるかわかりませんが…半年後なので気長とは行きませんが、その月日の分をしっかり半年間で埋めていけたらなと思います。でも上手くいったら今よりも遅いペース、短いお話ですが、アップできるかも知れません。も
「琴子さんは重度の心房中隔欠損症です。普通なら99%の確率の手術なのですが、琴子さんは場所が悪く、完治する可能性は20%以下になります。」「あの、琴子ちゃんの心臓病はカテーテルでは治らないんでしょうか?テレビで見たもので。」重樹が聞いた。その言葉に重雄は顔を上げた。「琴子はさっきも言ったように場所が悪くカテーテルではとても無理だ。」「そんな…手術しなかったらどうなるの?」「徐々に体力が落ち若年脳卒中で死に至る可能性が高い。そうでなくてもいずれは…だから手術しなきゃ助からない。」直
モニターに、老紳士が映った。「松本さん、綾子さん、お父さん、裕樹くん。会社の方が来られたようだから、席を外しましょ。」「しょうがないわね。あなた達の寝室で待機するわ。」琴子達6人が退席する。ssssssssssssssss「失礼するよ。入江くん、退院おめでとう。」「お、大泉会長。遠いところをわざわざ。」「今日は孫の沙穂子も連れてきたよ。いいかね?」大泉会長に対してダメとは口が裂けても言えない。「ええ。はじめまして。」「はじめまして。大泉沙穂子です。おじ様、退院おめでとうござい
期末テストまで後1週間。琴子はわからないところを直樹に聞いた。そのおかげで大部理解した。「直樹、あゔぃがどゔ。」琴子の言葉も少しずつ戻ってきた。普通の失語症と違い、筋肉が低下して、はっきり話すのが難しくなっていた。「どういたしまして。」琴子は直樹に付きっきりで教えてもらっていた。F組の勉強を見れなくなっていた琴子は、みんなの為にパソコンで解説付きの問題集を作って渡してあった。F組や直樹はそこまでしなくてもと言っていたが、琴子は自分の復習にもなっていいからと徹夜で作っていた。テストの
「ったく、何やってるんだよ。」「パパー!」「病室いないからどこ行ったかと思えば。」もう日が暮れてきた。直樹が斗南大学病院に到着し、病室を訪れても病室はもぬけの殻。看護師に聞いても朝一で抜けてお昼も院内食は食べてないと言われた。「いつから外いるんだよ。院内食食べてないっていうし。」「かたいこといわないの、お兄ちゃん!」「ごめんね、お義母さんと琴美と色々お話してたの。」「そんなこと、病室でできるだろ。」直樹はそういうと琴子を抱き上げた。「キャ!」「こんなに体が冷えたらダメだろ
次の日、渡辺先生の診察により、1週間入院となった。「ママー!」「琴子ちゃーん!」涙で顔がぐしゃぐしゃになった琴美と満面の笑の紀子が、朝一でお見舞いに来た。「琴美〜ごめんね。」琴美はベットに上がらせてもらうと琴子の胸に飛び込んだ。琴子もお腹を庇いながら琴美を抱きしめる。「昨日帰ったら、急に寂しくなったのか、みーちゃん、お兄ちゃんが帰ってくるまでずっと泣いてたのよ。」「ご迷惑おかけしてすみません。」「いいのよ。お兄ちゃん帰ってきたら泣き疲れて寝ちゃったわ。」琴子は琴美の顔を綺麗に
結果直樹達の2点勝ちになった。テニス部の須藤達は琴子と試合をし、気力が失せたようだ。と言っても本番、琴子は緊張し、全然ボールが打てなかった。簡単なボール以外は直樹が打ったのだ。テニス部のみんなは少しオーバーに考えすぎのようだ。「俺たちの練習…なんだったんだ?」「入江の奥さん凄い……」「俺たちの苦労って……」結局、直樹は二日に一回のペースで琴子とテニスを一戦やる感じで学園祭の日が来た。「「琴子!」」「里美ちゃんにじんこちゃん!久しぶり!」「久しぶり!」「おお!相原!久しぶり
直樹は目を覚ました。目の前には青白い顔をした琴子が魘されている。「琴子、おい!」「……直樹…おはよう。」「どうしたんだ?魘されてたぞ。」「ママの夢を見たの。」「お義母さんの?」「直樹、私も…ママみたいに、子供残して死んじゃうのかな…」そう言うと直樹が琴子の手をギュッと握った。「絶対逝かせないから。俺が離さないから、お前はそんなこと考えるな。」「うん。」「琴子ちゃん、お兄ちゃん、おはよう。」「おば様おはようございます。」「あら、お義母さんって読んでくれないかしら。」
ついに決勝戦。クリスは組んだ相手が悪く、1回戦で負けてしまった。試合が始まり、お互い1セットずつ持っている。あと1セットで決着がつく。なんだか琴子の様子がおかしい。大量の汗をかき、苦しそうだ。「琴子、棄権するか?」「ううん…はぁ…はぁ…最後まで…はぁ…やる!」「お前も分かってるだろ?汗の量半端じゃないぞ。」「い、いつもより気合い入って汗かいちゃった。」「……無理すんなよ。」(これ以上琴子に何言っても無駄だな。しかしなんだ……?脱水症状…ではないな。ちゃんと水分とってるし、休
えっと…『どちらがいいですか?』の結果を発表しまーす!えーっ、コメントくださった皆様、ありがとうございました。まず、『アイハーラ王国』はⅭの日本語統一になりました。というか、Ⅽ以外に選択されている方いませんでした💦次に、『神戸編』はAよりBの方が一票多かったです。微妙で、すごく迷いました。とりあえず、Bの「直樹が神戸に行くとき琴子もついていったら?」を投稿します。題名は『医研看卵生活』の予定です。えっと、『研修医と看護師の卵(学生)の生活』です。研と医は逆ですが…A(琴子が看
「赤ちゃん……出来たの?」「ああ。今、赤ちゃんに酸素がしっかり届いていないんだ。だから酸素マスクしてしばらく入院な。」「ごめんなさい、ごめんなさい。私が気づかずに…運動しちゃって…ごめんなさい。」琴子は顔を手で覆い泣いていた。「俺も悪かった。松本が教えてくれたんだ。お前が倒れたって。」「松本さんが……」「琴子、俺もすごく後悔している。いつも一緒にいていながらお前の体調気づかずテニスさせて。」「直樹…私も自分の体調のことなのにほって後回しにしてたから。」「明日、琴美の時の先生が診察
「直樹、行ってらっしゃい。これ、お弁当よ。」「ああ。ありがとう。帰れる時間が決まったら連絡する。」「直樹、これ。」琴子の手には琴子と直樹の結婚指輪(琴子用)があった。「これがどうしたんだ?」「これ、私だと思って、持っててくれないかな?」「なんでだよ…」「ほら、いっつも一緒にいられなくても、直ぐに会えたじゃない?でも今回はそうもいかないから…でも…直樹には、必要ないよね。ごめんね、行ってらっしゃい。」琴子が手を引っ込めようとすると、直樹が腕を掴んだ。「じゃあ、琴子も俺の持っとけよ