ブログ記事766件
こんな田舎じゃ夢もみられない。そんなことばを残して、東京へ向かった若者がいたのもいまはむかしでありまして、ネットさえ繋がっていればどこにいてもチャンスはある…そんな時代になりました。本社を地方へ移転する企業もあります。Amazonで頼めば東京に行かなくたってなんだって買える時代になりました。むかしにくらべて地方もインフラが整ってきたけれど、それでもやっぱり東京にしかないものがあります。たとえば、渋谷・新宿に行けば、
ほんとうに分かるには、やっぱり少し時間がかかるのだと思います。じぶんで噛み砕いて飲み込んでお腹に力を入れて、もう一度じぶんの中から「出す」という作業をしないと、ほんとうの意味で「分かる」には、たどりつけないのかもしれない。この消化にかかる時間は、おそらく人それぞれちがっていて、あっという間に消化してしまう人もたしかにいるとは思うけれど、少なくとも「食べ過ぎ」というのは、よくないのだと思うんですよね。情報過多のこの時代に、
〈ミックスアップ〉というボクシング用語があります。直訳すれば、「〜を混ぜる」という意味で、ボクシングでは、「足を止めて打ち合う」「激しい乱打戦」のことをMixitupと表現するようです。さらに言えば、「ライバルが実戦を通して潜在能力を引き出しあうこと」という意味でつかうこともあるとか。試合をするとき、じぶん(たち)が全力を出せればおのずと勝利に繋がる、と考える人(チーム)があります。一方で、相手に全力を出させ
どういうときに、うれしいと感じるのか。どういうことがあると、しあわせか。それを知っておくことは、大事なことだと思っています。ほんとうは責任なんておいたくなかったはずなのに、うっかり出世してしまったとか、バッシングに耐えられる強さを持たずだれもが知っている有名人になることは、周囲から見れば幸福そうであっても、本人はどうかは分かりません。いやならやめればいいと思うかもしれないけれど、こういう類の不幸は厄介で、一度手にするとなか
タイタニック号は、あと30秒氷山の発見が早ければ沈まずにすんだという説があります。発見があと30秒早ければ、氷山をかわすことができたはず、と。一方で、あと30秒氷山の発見が遅れていたならば、船は沈まなかったはずである、という説もあったりします。船の強度は正面衝突には強い。タイタニック号は、最も強度の弱い「船の脇腹」に氷山が擦れるかたちで接触したため浸水を防ぎきれずに沈没したんだ、という説です。「もっと遅ければよかった
なにも「言わない」人は、なにも「思っていない」人ではありません。語彙力がまだ足りない子どもが、なにも「言わない」からといって、なにも「思っていない」わけじゃない。外国に行ったときの(語彙力の乏しい)じぶんの姿を想像すると、「言わない」が「思っていない」と同じではないと体感できます。そして「思っている」ことを、安心して言える場所というのは、これからもっともっと需要が高まっていく気がします。ネットはそういう人の欲望を解放したひ
時間というフィルターは、信頼をあらわすひとつの指標です。昔のものが今に残っているということは、先人たちが「これは残すべき」として、努力した結果だと思うからです。さらにどんなに時がたっても、その時代その時代でそれぞれに「いい」と思わせる「なにか」を持っていたということでもあるわけですよね。長く残ってきたものを注意深く観察してみると、「シンプル」というのがひとつ共通点としてあるように思います。本質以外の枝葉末節をはっきりカット
スポーツの試合を観ていると、たまに「完膚なきまでの敗北」を目にすることがたまにあります。そういう場面を目撃すると、「あそこまできれいに負けると、むしろ気持ちよさそうだな」と思ってしまうんですよね。じぶんのなかの奢りを素直に受け止められる瞬間が、「完膚なきまでの敗北」でしょう。大人になって日常生活をしていて、「完膚なきまでの敗北」を経験することってほとんどないんじゃないでしょうか。むしろ負けないように気をつけながら生活している
・星の王子さまの冒頭で、"ぼく"が一枚の絵を見せて訊いてくる場面があります。「これこわくない?」「帽子がなんでこわいの?」「おとなは、みんなそういうよね。これは、象を丸呑みにしたウワバミの絵だよ。」最初は帽子にしか見えなかったこの絵も、一度この話を知ってしまうと、"象を丸呑みにしたウワバミ"にしか見えなくなってしまいます。この絵を帽子ではなく、"象を丸呑みにしたウワバミ"と一度認識してしまうと、もう他の解釈はむずかしくなる。
根拠もなにもないのだけれど、「雨の日が好きだ」という人っておしゃれな人が多い印象です。ほとんどの人にとって、雨はたのしくないものです。濡れるのも嫌だし、髪がボサボサになるし、傘もなんだか邪魔だし、雨の日が嫌という人は多いでしょう。この嫌で避けられないものに対して、「雨の日が好き」と言えるまでに視点を変換できるセンスが、おしゃれに感じる要因かもしれません。傘にこだわる。レインコートを可愛くする。長靴を特別なものにする。
2013年フジテレビ系で放送されたドラマ『最高の離婚』は最高でした。2組のカップルを通して家族のあり方や結婚観をコメディタッチに描いた作品で、物語の舞台は、中目黒です。今回の「行ってきました」は、桜の季節に、『最高の離婚』の舞台目黒川周辺を散策してきました。▼早速、ドラマで出てきた東急ストア主人公の濱崎光生(瑛太)の実家のクリーニング店を継いでいるお嫁さんの結夏(尾野真千子)ですが、そのクリーニング店もあります。