ブログ記事191件
大学病院に行った。診察を受けながら「体調どお?」とドクターに聞かれた。息子は「最近はあんまり…よくないです。」と答えた。朝食をとれないのはいつものことだが、最近は昼も夜も食欲がないし、朝起きられなくなってきていた。高校入学が近づいてきて緊張しているのかな。また登校できなくなったらどうしよう…私はもちろん、息子も不安になっていた様子。「大丈夫です」が口癖の息子、自分で「体調があまりよくない」と言うのは余程のことだ。ドクターは胸の音を聴いては「う~ん」、喉を見ては「
「明日試合に行くから。」と息子が言った。「??何の試合?」「サッカーに決まってるでしょ。出るから。」「??!!」2日前から、サッカー部に体験入部していた。体力的にはキツそうだが、久しぶりにプレー出来て楽しそうにしていた。でも試合って…2年ぶりにボールを蹴り始めたばかりなのに何を言っている?「明日の試合に来れる1年生は、試合に出してくれるんだって。1年生は6人くらい行くみたい。」いやいや、そうは言ってもあなた。体育の授業が精一杯な状態で、試合に出るって…。試合会場
息子の高校生活が始まった。肝機能障害で抗がん剤を中断して、体調は回復してきた。食欲はあまり無いが、朝起きられるようになってきた。が、入学式の日。午後からの式なので、朝具合が悪い息子でも大丈夫だろうと思っていた。高校に着いて玄関から入ろうとすると「ちょっと待って。具合悪い…」息子がつぶやいた。立ち止まり深呼吸を繰り返す。確かに顔色が悪い。「まだ時間あるから大丈夫。落ち着いてから入ろう。」声をかけて様子を見た。そのうち、同じ中学から来た友人たちが集まってきた。幸い
息子、クラブチームを辞めることにした。保育園の頃からチームに所属している息子、JチームのU-18がどれほどハードなものかはよく分かっている。医学部に入るための勉強とクラブチームの活動は、自分には両立できないと判断したようだ。事前に電話で退団することはお話しし、監督にご挨拶するため久しぶりにグラウンドへ行った。「おお!息子、久しぶりだな!背が伸びたんじゃないか?体調はどうだ?」監督は普段通り、気さくに声をかけてくれた。息子は、長い入院生活の中で医師を目指したいと思った