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音響映像照明界隈でのちょっとしたお祭りとなりましたので感謝を込めて、事の顛末と販売までの経緯をここに残します。※これはいつもの記事とは異なります。事の発端は以下です。これをツイートした際に数人から反響を貰え、InterBEE直後と言う事もあり、取引先からも反応があるほどでした。(筆者はネット上でも取引先とのつながりが多い)アイデアのツイートカード型ノベルティのアイデア。思いついたので形にして残しておく。pic.twitter.com/eyJKxPiyZE—HolyC
数あるマイクロホンケーブルの中でも最大の端末処理難易度を誇るのがKLOTZMC5000マイクロホンケーブルです。これが難しい理由は、とにかく半田付けの熱に弱い事です。半田付けをする為のケーブルなのに半田付けの熱に弱い(なぜ?)普段、半田付けの際の半田ゴテ温度は340℃で行い、3秒程度当てていますが、その通りに行うとXLR側に余熱が残り、KLOTZMC5000のシースを熱収縮させます。良いケーブルの第一条件は、「端末処理がしやすい事」とはある方の受け売りですが、これほ
ISE2023IntegratedSystemsEuropeでNeutrikから発表になった、powerCONTRUE1TOP、speakONの新シリーズからスピコンFXXシリーズの組み立て方法を取りあげます。例によって海外から取り寄せています。NeutrikスピコンFXXシリーズラインナップhttps://www.neutrik.co.jp/jp/products/speakon-loudspeaker-connectors/speakon-cable/fxx
VERTIGOcleaningplugを使用した110号パッチ盤のクリーニング方法をここに残します。ホール音響のパッチ盤になぜ110号プラグが使われたのか?の考察は以下です。ご存じかとは思いますが、筆者はフォンプラグの収集、研究を行っています。『110号プラグの歴史を調べてみた2~ホール音響編~』110号プラグの歴史を調べてみたの続編です。前回は110号プラグの歴史を調べていたら、手動電話交換機の歴史を調べることになったという話でした。しかし、電話を…ameblo.jp
技術情報交換仲間である@magicarchtecさんにちょっと変わったXLRからユーロブロックへの変換試作基板をいただきました。パーツを用意し、実装したものがこちら!正面背面使用パーツ基板実装用XLRレセプタクルNeutrikNC3FAH2(グランドセパレート)NeutrikNC3MAH-0(グランドセパレート)NeutrikPUSH-ASYM非対称プッシュタブPhoenixcontactプリント基板用端子台MKDS3/4-1711
カナレ電気4S8をNL4レセプタクルに接続する端末処理を考える話です。カナレ電気の既製品基準では、4S11はNL4に対してはパラ結線です。4S8+NL4の既製品ケーブルはありませんが、XLR4ピンになるとパラ結線となります。これはXLRのピンにハンダ付けできる大きさに限界があるためと考えられます。※同様に、NL4に対して4S11の太さは共にしてネジ留めで1ch結線にする事が出来ません。(NL4に対してネジ留めの限界は4.0㎟、ハンダ付けで最大6.0㎟。ハンダでは可能)従って、カナ
2022年7月にまさかのカナレ電気からフォンプラグ新製品が2種発売されました。そのうちの1種、L型モノラルフォンプラグF-15Lの紹介です。カナレ電気L型モノラルフォンプラグF-15Lそう、単なるL字型のフォンプラグです。これはギターやベースなどの楽器用途で、カナレ電気からは今まで販売されていませんでした。F15とF15Lの比較パーツ構造ハンダ付け部メタルシェルはF-10、F-11、F-12共通です気になる嵌合
ちまたにあふれるロープロファイルXLR・・・AliExpressでアルミアルマイトモデルを購入してみました。前置きとして、紹介した物と同等の製品が今後も買えるか不明ですのでその点はご了承ください。メーカが販売してくれると良いのですけどね~・・・Blog内参考リンク:『SwitchcraftAAA3FBLP&AAA3MBLPの紹介』SwitchcraftXLRConnectorsAAALowProfileAAA3FBLP&AAA3MBLPの紹介です。ENGのフ
設備音響用の100Vハイインピーダンス→ライン変換器、TOAQ-MT118の紹介です。設備業にしか需要がない製品で、TOAには音声検知で起動信号を出力できる製品もあります(Q-AI001Aなど)。小型でラックマウントが可能な類似製品は下記もあります。参考外部リンク:共栄エンジニヤリング株式会社音声感知型リレーボックスJAB020HDこちらは起動信号も出力できる製品です。ハイインピーダンス広域放送圏内の建屋内連動放送向けに使用します。但し、頭欠けはしますので製品の特性を良く知
インピーダンス・バランスの話がSNSで反響があり、以下に調べたことをまとめます。音響のバランス接続と言うと仕組みから説明できる方が多数かとは思います。では、インピーダンス・バランス接続についてはどうでしょうか?参考リンク:バランス接続(伝送)・平衡接続についてヤマハ株式会社【MGシリーズ共通】「バランス型」と「インピーダンスバランス型」とはどのように違うのでしょうか。上記にリンクを貼りましたが、インピーダンス・バランス接続とは疑似的なバランス接続であり、安価にバランス
ノイトリックのギター・ベース用サイレントプラグがリニューアルされました。毎度書いていますが個人的に最大の特徴だと思っているのは絶縁型のシェルである点です。標準で絶縁型のシェルを出してくれないかなぁ・・・いつものごとくMouserで購入していますが、今回はなんと事前予約が可能でした。日本国内でかなり早く入手していると思います。梱包状態ジャックの構造上、アンプ側には使わないでね、との注意書きNeutrikNP2XX-SILENT2023モデル。デザインが良
※本記事は子記事です。親記事は「RationalAcousticsSmaartV.7を導入してみました」ですので、Smaart関連の記事をお探しの場合はそちらの一覧をご覧ください。RationalAcousticsSmaartI-OでSPL測定をする方法です。※サウンドキャリブレータ不使用SmaartI-OはI/Fの入力ゲインレベルをSmaartと連携することが出来るため、「AudioDeviceOptions」→「Microphones」で「Sensitivi
ベロ付ユーロブロック・コネクタの端末処理方法を本記事では取り上げます。こちらの記事を書いたのは2012年です。『ベロ付ユーロブロック・コネクタMSTB2,5/3-STZ-5,08』ずっと掲載したいなぁ、と思っていたベロ付ユーロブロック・コネクタです。会社では普段からこちらを使用しているのですが、Raneの製品に付属してきたので、「製品に…ameblo.jp2023年、このユーロブロックコネクタが付属してくる機材が増えました。増えましたが、これだ!といった端末処理方法が
NL4MPがモデルチェンジをし、NL4MPXXになりました。プラスチック量の削減、難燃性の向上が主な変更点です。左:NL4MP、右:NL4MPXX。正面のデザインが変更された左:NL4MP、右:NL4MPXX。背面のファストンタブのレイアウトは変わらないが、セパレータの形状が大きく変更された左:NL4MP、右:NL4MPXX。側面は大幅にプラスチック量が削減されている。質量が12.5g→10.0g(筆者実測)になったNL4MPのコンタクト形状。30Ar
先日、JAPRSが0VU=-16dBFSから0VU=-18dBFSへ変更を行うと発表がありました。引用(一社)日本音楽スタジオ協会(以下JAPRS)では、デジタルマルチトラックレコーダーが登場した当時の状況から「0VU=-16dBFS」を長く推奨値として来ましたが、現在のハイレゾリューション化やデジタルベースでの信号処理等の状況も踏まえて検討を進めた結果、「0VU=-18dBFS」を基本な推奨値として改定することといたしました。(2024年4月1日からの運用)ただし、業務
教育用アナログミキサーシミュレータを作る~取説編~※公開ページを兼ねている為、先にダウンロード先案内とデモ動作画面、後に説明の配置になっています。MaxMixerver1.0.2教育用アナログミキサーシミュレータで、PC単体で機能します。フリーです。本パッチの利用には以下の事に注意してください。無償で公開するものであらゆる責任をこちらは負いません。職場や専門学校など営利・非営利問わず使用は自由ですが、改変なしに有償でソフトウェア単体を販売する事、画像を用い「allri
こんにちは!今日は、夫婦で朝ラーしてきました🍜ランチに行くつもりが、腹ペコすぎて、朝の8時半に食べるラーメン😁パーキングエリアだと、朝早くから開いていてありがたい。と言うことで、裏から入れる高速のPAへ。(私の地元😁)いろいろなグルメ満載のなか、刺身定食と喜多方ラーメンで迷いましたが……刺身定食は10時からだったので諦めがつきました笑結果、朝は雨降りで寒かったのでラーメンをチョイスして正解🙆♀️あったまりました😊福島は、スッキリしない天気が続いていてまだまだ
基板でカード状のテンプレートを作るの続編です。Blog内参考リンク:『NeutrikのD・DL・DLXレセプタクルの開口テンプレートの基板バージョン』@magicarchtecさんから突如として送られてきたNeutrikのD・DL・DLXレセプタクルの開口テンプレートの基板バージョンの紹介です。元ネタの…ameblo.jp金属加工用テンプレートをステンレスのレーザカットで作成したらコストが高く、基板で同じものを作成してもらったら単価が抑えられて広く配布する事ができたのが
SONNECTSoundWireUSBType-CtoXLRケーブルインターフェイスの紹介です。2023年の秋口くらいにInstagram他で広告を見て知り合いの音響さんで話題になっていました。2023年のInterBEEでエレクトリが取り扱う(元々SONEECTの代理店)事が分かりUSBType-C対応テストの一環として一つ発注しました。後述しますが、これが必要な状況はそこそこ限られています。SONNECTSoundWireUSBType-CtoXL
「キャノンコネクタ」と聞けば音響・映像関係の方にはマイクコネクタである事が伝わるはずです。型式名XLR。このXLRコネクタにどのような歴史があるのか調べてみました。本記事の最大の目的は、後に調べる人に資料を残す事です。途中途中脱線しますが、ITTCANNON&XLRの歴史、Neutrikの歴史と合わせて記述します。1915年、JamesH.Cannonがカリフォルニア州ロサンゼルスにCannonElectricCo.を設立。1920年初頭にTypeMコネクタを開発
Dante関係で良く聞かれる事をまとめます。筆者は普段からDanteに慣れ親しんでるわけではありませんが、人からなぜか聞かれることがあり、調べていくうちに少し詳しくなりました。この辺、確かに分かり辛いな・・・と思える箇所があり、思った通り、その点に質問が来ることがありました。知っている人は当たり前でしょうが、実際の機器の挙動を参考例に適当に書き連ねます。最初に取り上げる機器はNeutrikNA2-IO-DPRO2in2outDanteI/Fです。Blog内参考リンク
NTiAudio600000401EXELアコースティックセットM4261の紹介です。もう、この測定器同士の使い方はBlog内で取り上げつくしている・・・ので今回はセットを会社で買った話です。EXELアコースティックセット/M4261セット内容・XL2・M4261・MR-PRO・ASDケーブル・ケーブルテストプラグ・XL2用ACアダプタ・MR-PRO用ACアダプタ・システムケースEXELシステムケースEXEL。どことなくHOZANを感じますが
フォンプラグのJIS規格とEIA/IEC規格という記事の続編です。以前とは状況が異なり、EIARS-453、IEC60603-11、JISC6560の全規格書を手に入れました。フォンプラグ3大規格・EIARS-453(1978)・IEC60603-11(1992)・JISC6560(1968,1979,1994)/※EIAJRC-6701(1977)JISC6560の規格を読んで見ると、解説に大形単頭プラグはEIAJRC-6701(1977)の
「汎用性を捨て、自分が使いやすい様に作る事」を第一に掲げたマグネット付きハンダリールですが要求があり、HAKKOのリール版を作成しました。『マグネット付きハンダリールと現場用ハンダ付け作業台を考える』マグネット付きハンダリール、この記事を書いたのは2009年です。現場でのハンダ付け作業の効率を見直そうと、このマグネット付きハンダリールを再設計しました。今回…ameblo.jpアルミット版とHAKKO版。HAKKO版は少し余裕を見ており他社のリールも収まる(但しぶかぶか)
Neutrikの圧着式XLR(XXクリンプシリーズ)のNC3MXX-HA、NC3FXX-HAの紹介と端末処理の記事です。ノイトリックには24~22AWG(0.22~0.34㎟)に対応した圧着式XLRラインナップが存在します。今回はNC3MXX-HA、NC3FXX-HAを取り上げます。NeutrikNC3MXX-HA、NC3FXX-HANC3MXX-HAのパーツ構成NC3FXX-HAのパーツ構成一見すると、オス(ピン)側のNC3MXX-HAはパーツが
Windows10,11を音響映像送出またはコントロール用PCとしてセットアップする話です。近年のWindowsは旧来のコントロールパネルから設定できる項目と、「設定」から設定できる項目が分かれています。目的としている設定項目がこの両方から設定できたのか、はたまた片側からしか設定できないのか・・・これらを習得するにはかなりの時間と数をこなす必要があります。例えばIPアドレスの変更ひとつ取ってみてもコントロールパネル系と・・・設定メニュー経由での変更も可能である・・・
SwitchcraftXLRConnectorsAAALowProfileAAA3FBLP&AAA3MBLPの紹介です。ENGのフィールドミキサ用途に全長が短く、ケーブルが直角に出せるロープロファイル(短い)XLRコネクタがスイッチクラフトから発売されていますので今回購入してみました。国内では取り扱いがあるのか分からなかったのでまたしてもMouser経由です。SwitchcraftXLRConnectorsAAALowProfileの広告
外形寸法160mm×160mm×160mm、正立方体形状のパッシブクロスオーバネットワーク内蔵同軸小型スピーカのCODAAUDIOD5-Cubeです。小型でそこそこの音圧・音質のフルレンジ(※D5はパッシブ2way)スピーカはなかなかなく、この提案はD5だな、というケースが幾度となくありました。が、このCODAAUDIOD5-Cubeは専用DSP内蔵アンプとセットでないと販売不可商品で、販売していただけない以上提案すら叶わない状況でした。(それが直接的な原因ではありませんが、同寸法のス
SoundCraftUi24Rhttps://proaudiosales.hibino.co.jp/soundcraft/3634.html日本での発売を待って買い換えたデジタルミキサー。代理店のヒビノプロオーディオセールスDivからデモ機をお借りしてファンクラブライブで試し、その後すぐ購入。それ以来、Wabi_Sabiのステージにはなくてはならない存在になっています。Wi-Fiでコントロールできるのはインストアが主戦場でいちいちPAさんを雇っていられない、
NEUTRIKXLRTOPシリーズのモデルチェンジ品が販売開始されました。Blog内参考リンク:『NeutrikXLRTOPシリーズの紹介』2018年に発表されたノイトリックの新ラインナップ「TOP(TRUEOUTDOORPROTECTION)」から、NeutrikコネクタNC3MX-TO…ameblo.jp公式、XLRTOPシリーズリンクhttps://www.neutrik.co.jp/jp/products/xlr-connectors/xlr/top