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上毛屋の庭もすっかり春が来て沢山の花が咲き始めた「この庭は梅の里の花が遅れた影響を受けてたのか?」昨日とは全く違う庭に目をやりながら首を傾げて呟く翔旦那「今年は少しばかり寒かったからであの山の影響は受けていないがちびちゃんの歌の影響があるのだろう蒼灯が翁のお茶を飲みながら庭に咲く花を見渡しながら答えを言う「さとち殿の歌がですか?」「ああ、俺が拵えた戸から漏れたな・・・」ちょっとだけ自慢げな顔をしてにやりと笑った「だから、早咲きの花が
誰かと付き合う、好きなひとがいるこんなどきどきした気持ち、何だか久しぶりな気がする大学生活にはそれなりに夢を抱いていたし受験勉強で恋愛どころじゃあ無かったから、こんな気持ちが自分のなかにあった事が何だか新鮮で…「おはよう、チャンミン」「…おはようございます、ユノヒョン」ほぼ毎朝、電車のなかで会えるって分かっているのに、僕を見て嬉しそうに微笑みユノヒョンを見て、それが幸せで胸がぎゅうっと締め付けられるなんて…恋はまるで魔法のようで、不思議だ「奥にどうぞ、姫」「…姫って何ですか
※少し暴力的な表現があります。苦手な方、ご注意願います。Nside今までの失敗を踏まえた、スクリーニングによる候補物質の選定は出来ていた。安全性・有効性等が更に確認出来れば「治験薬」と呼ばれる段階まで漕ぎつけられる。今回こそ・・・、本当にあと一歩なんだ。早く完成させなきゃ。・・・潤君が離れていかないように。潤君をβに戻す新薬の研究の成果に一進一退を繰り返す日々は疲労と共に焦りが着いて回った。潤君の不安を取り除く為下衆な奴らから俺なりの方法で彼を守ってあげるのが本
怪我をしてモノクロの世界になった俺の前に野良君が迷い込んできたポンコツになった俺のダンスを見て『感動した』と言って目を輝かせたダンスの「ダ」の字も知らない野良君それがお世辞ではないことは分かったただ、ダンスの世界を知らない奴だからこそ褒めまくったのだろうと理解したそんな奴が俺の前でぎこちないダンスを踊る『馬鹿げてる』と思いながらも何故か突き放せなかった幼いころ、ダンスを始めたばかりの俺がそこに居た気がしたからだ昨日まで出来なかったことが今日は出来た数々の
数百年後の江戸・・・何処にも自分たちの暮らした町はない上毛屋の大きな家も若智屋の小さな店もそれがなんだか淋しくなってしまった「どうちたのわかちゃん」「いやな・・・何にも残っちゃいないんだなと思ったらちょっと寂しくなっちまった」しみじみ呟く若主人に同意するように頷く翔旦那「でもな、ここまで綺麗さっぱりなくなってると案外すっきりするものだぞ」さっきとは逆で、若主人の背中に触れてにっこり笑う「智、儂らが向こうに帰った世界がこの町になって
いつの間にか日は暮れて、ほの暗い街灯に照らされたまま、ジェジュンはベンチに座っていた。動けなかったと言った方がいいだろう。体は冷え切って、手は氷の様に冷たいのに、震える事すら忘れていた。目の前に、キッと高級車が止まる。中から、焦ったユノが下りてくるのが見えた。「ジェジュン!どうした?大丈夫か?」ジェジュンはぼんやりユノを見上げた。大好きなユノが来たのに、ジェジュンの心に怒りの炎が灯った。「なんで…ここが?…あ~…GPS?なるほどね…」「ジェジュン…?」ジェ
力を抑制する術は今のところ、大ちゃんと妖精君からの助言のみまだ何も進んではいない「みちゃくない!」そう唱えて心の目を瞑る実際それが有効なのか検証が出来ていないから分からない里に帰る際は新幹線のグリーン車1両を貸し切り(やんごとなき方だから当然なんだけど)京都駅からは車で里に戻った京都駅も特別な手配をして人混みを通らないよう配慮したらしいそれでも、寝込んだらしいからまだコツがつかめていないのかもしれない『翔兄、さっき智君から散歩に出るとライン
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m日曜日はそのまま俺の部屋で一緒に映画を観たり、それぞれが好きなように本や雑誌を読んだりして過ごし、夜は俺のベッドで一緒に眠った勿論、チャンミンを抱いてからもはや一緒に過ごす事はイコールそのまま体を重ねる事に繋がっていて、俺もチャンミンもそれが自然な流れになりつつあっただからこそ余計に、同じ屋根の下で別々の部屋を借りている事が非経済的な気がしている”一緒に住む”
「チャンミン、帰らないで?」イケメンで、モテて、人望もあって優しいそんなユノヒョンが僕を抱き締めて囁く「帰るつもりじゃ無かったです僕だって楽しみにしてたし…」だって、新作のゲームを持っているって言うからキュヒョンが言うには、人付き合いは多いけれど周りのひとを部屋に呼ぶ事なんて無いらしいから僕がユノヒョンにとって特別な友人であるようでそれが嬉しかったから「うん、だから…誤解ももう解けたよね?彼女は居ないし、棚のなかのぬいぐるみは俺のもの」少し困ったように僕を見つめて笑う
蒼の隠れ家の開店時間は午後5時お一人様向けのにショットバーだマスターは開店時間の2時間くらい前から料理の仕込みなどを始めるウェイター君の出勤時間は大体30分前が目安ただ、彼がそれを守ることはあまりない開店前の仕事は看板の上のカンテラを点ける事だと勝手に思い込んでいるからだ世間様はゴールデンウイーク彼も連休を満喫しているようだ(知らんけど)連休は残すところ今日を入れて二日「明日は10時に来るように」とマスターに言われたウェイター君思わず「なんでと聞き返した」「明日
電車で隣に女の子が座っていても、部屋のなかにどう見ても隠すように可愛いぬいぐるみを幾つも隠し持っていても、それでも彼女は居ない、だなんて言われた「俺は何回も言ったけと、チャンミンが好きだよだから、もしチャンミンに彼女が居たらショックだでもチャンミンは俺に恋愛感情なんて無い筈だよな?だからゆっくり行こうと思ってたでも、もしそうなら…どうして俺に彼女が居ると、そんなに…」「そんなの知らない、何も分からないよ…」ユノヒョンが何を言っているのか分からない分かるのは、掴まれた肩が熱くて
*BL妄想(ジョングク×ジミン)です苦手な方は閲覧ご注意ください*画像お借りしています*第1話はこちらSideJM「はぁ…」僕は今夜何回めかのため息をついた。それが部屋に響いて、ホテルの部屋は1人で使うには広いことを実感させる。最近ステージの後、ジョングクがすぐに自分の部屋に引きこもってしまう。誘っても、「作業するから…」とすげなく言われてなしのつぶてだ。最初は、アメリカ最後の夜の後、僕の体の調子が悪くなったのを自分のせいだと思っているのかと思った。それでジョングクにそう聞
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m夕飯を食べながら、数日前に故郷の古い友人から連絡が来たという話をしたその友人は地元の企業に就職し、週明けに出張でこちらに来るので会わないかと誘われている事もチャンミンは、「良かったですね」とか、「楽しみですね」とか言うでもなく、俺が話すのをただ黙ってじっと聞いて、話が途切れたタイミングで口を開いた「二人だけで会うんですか?」「え?うん、そうだよだって、そい
榎本径として宝物殿に出入りするようになり綾野君が最初に作ったのは応接室応接室は表向きで、実際は長の部屋先日、3人を呼んで話した部屋だそこに俺と画伯、和也と相葉君で向かい合って座る「改めて紹介する大野画伯は本家からお見えになった見極める者今回の儀式で大役をお願いする」「正式には元本家の人間で今は絵描きなのでそう畏まらないでいいよ今回の儀式で帝の介添えと言う大役を任されたのでちょっと緊張してます見極める者も外出は禁止のようなのでそこをどうしよ
カンテラへ続く階段をゆっくり上がっていく翔兄はもう来てるかな?カンテラ名物の独特の音を鳴らせてドアを開けるカランカラン・・・(ほんと眠そうな音)カウンターに翔兄の姿はないまだ来てないみたいだ「こんばんは・・・」「いらっしゃい」直人さんが厨房から顔をだして笑顔を向ける「サクちゃん、閉店の札出して丁度お客が途切れたから」「了!」眠そうな音を鳴らしながらドアを開けて階段をおりて看板に「close」の札をかけ戻ろうとした時、声
『チョンユンホとその彼女に居合わせた』そんな、僕の勘違いで電車を降りて、そうしたらチョンユンホが追い掛けて来て誤解は解けて…何故かステーキを一緒に食べた日から僕達の距離は何だか少し縮まった気がする結局あの日、彼は『襲っても良い?』なんて言っていたけれど僕に何をする訳でも無くて、お腹いっぱいになって楽しい気分で帰路についた途中まで一緒だったけれど、ユノヒョンは触れて来たりだとか、変な事を言って来たり、だとかも無くて、出会ったばかりなのに気の置けない友人のような…そんな心地良さす
年末年始を一緒に過ごして二人の距離は縮まったはずなのに・・・依然と全く変わりのない態度いや、前よりも冷たい同じ家で生活しているのに視線すら合うことなく会話も通り一遍の挨拶正直、避けられてるんじゃないかと勘ぐりたくなるほど距離が開いた気がする理由が分からないから余計辛い学業に専念すると言った以上そこは筋を通さないといけない毎日、大学に行き(当然なことなのだが)貴方が留学する時一緒に渡仏するための準備を始めた先の戦争で大打撃を受けた仏蘭西向こうで始めて
当ブログへお越し頂きましてありがとうございます気象系の赤×青さんの妄想小説です※BL・18禁要素を含みます※素人の自己満小説ですこれより先はご理解頂ける方のみお進みくださいsideO車の窓から見る外の景色は……雨まだまだ止みそうもなくて翔くんのことを想う俺には…余計に不安を掻き立てられる「…それで…この手、なのか…」隣の席の潤が、俺の手を触って苦しげな口調で言った「ハァァ…翔さんはリーダーの事になると滅茶苦茶ですね……最近、暴走し過ぎなんですよ
SideCどうして?いつから?もしもそんな質問をされるのであればそんな事僕にだって分からない普通で在りたいと、きっと誰よりも思ってきた普通では無い世界に身を置いてしまったけれど、そのなかで必死に無我夢中で振り落とされないようにしがみついて生きて来たひとりが気楽だって仕事ではいつも周りにはたくさんのひとが居るファンが、カメラが、僕達を常に見ているそれを『監視』だと思ってはいけないけれど、10代の頃は窮屈で仕方無かったそしてひとりが気楽だけれど、時には寂しくもなる恋
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さい『Episode4宴智』『では…本日もよろしくお願いいたします』互いに会釈した後に打ち合わせが始まった…今回は二度目ということもあって前よりもスムーズに進んだ感じかなっ…?さほど時間も掛からずに打ち合わせを終えることが出来た…そして俺は昨日松兄ぃに渇を入れられた事もあって…最後までなんとか?起きてられたwよくやった自分♪んふふ♪あぁ…
当ブログへお越し頂きましてありがとうございます気象系の赤×青さんの妄想小説です※BL・18禁要素を含みます※素人の自己満小説ですこれより先はご理解頂ける方のみお進みくださいsideO日中はまだ暖かくても季節は秋が深まる頃朝晩に外に一歩出れば肌に風が冷たく触れるようになってきていた空を見上げれば、雲の間から冬の星座も瞬くようになり季節の移り変わりに感動していた「…智くん、帰るよ…乗って?」「あ!ごめん!!」翔くんの車でそのまま某テレビ局ま
目盛りより少しだけ上その言葉を何度も唱えながら水を入れた少しだけってどれくらいだ?頭の中に?が浮かびかけたがおちょこ一杯分を想像して水を足した炊飯のボタンを押してもランプがつかない何度も炊飯器と格闘して探し出したのが電気のプラグそりゃ、コンセント繋がなきゃご飯が炊けないのは当たり前慌てて挿しこみ、スイッチオン小さなランプが点いて炊飯中だと知らせてくれる思わず心の中で拍手した30半ばのおっさんが初めて炊飯器に触れたのだからこれは進歩と呼べる料理はしないが一応料理道具
「…へー。良かったですね」次の日の学校で、俺は早速ニノに昨日の報告をした。「…で?その櫻井さんは、潤くんの『運命の赤い糸の相手』っていうのを信じてくれたんですか?」俺はにまにましながら答える。「んー?『潤くんが運命の相手かどうかは俺には正直分からなかったけど。でも、潤くんが一生懸命なのは伝わったよ』って♡」「…信じていないじゃないですか…」俺はキッとニノを睨みつける。「いいのっ!これからなのっ!LINEだって教えてくれたし、また会ってくれるって言ってたし、家にも来てい
無事に年末の仕事納めをした翌日、もう年に一回か二回程しか帰る事の無い実家へ一泊しに帰った縁を切っている訳では無いだけど、俺が同性愛者である事は知られている面と向かって罵られたり否定された事は無いけれど、両親からは距離を置かれている事が分かるし俺だって理解してもらえるとも思っていないだからいつしか自然と距離は開いていって年末年始の挨拶くらいでしか顔を見せなくなったそれだって、大体が日帰り親を憎く思っている訳じゃなくて気まずいからそして、両親も俺を悪くは思っていない、と思って
驚いた顔の後、花が咲いたように笑って涙ぐんだ初めて涙が美しい物だと思えた「師匠・・・ビックリするじゃないですか」そう言って口を尖らせてるけど花が咲いた様な笑顔は天上の物かも知れないと思う「サプライズなんだから驚いて貰わないと(笑)まずは乾杯しないとな」『乾杯はお洒落にシャンパンにしよう』師匠の一言で決まり俺が選んで買って来たグラスを手に持ってここは健太君に任せる事にする(勿論健太君は子ども用のシャンパン擬き)「おにいちゃん、たんじょうびお
帰り道、祖母はずっと無言で窓の外を流れる景色を眺めていた「祖母ちゃん、疲れた?」出来るだけ明るく言葉に意味を持たせない様に軽く伝える「そうね・・・ちょっと・・・お喋りし過ぎたみたい(笑)」祖母も言葉に意味を持たせないようクスクス笑いながら答えた「あれだけの人数だからそこらじゅうで話の花が咲いてた(笑)」「ええ・・・そこら中で(笑)」師匠は加藤君と貴方は大ちゃんと健太君はさとち君と俺は蒼さんと「マダムと何を話
僕の恋人は一回りも年上だから、そんな『彼』つまり恋人も男なのだけど…兎に角、彼に追い付きたい、並びたいと思っていた二年前、二十歳で出会っただから出会った時だって僕ももうおとなでも、恋人のユノヒョンは当時既に三十二歳で…僕はゲイでもバイでも無いけど、物凄く男らしくてスマートで、ひと言で言うならつまりは格好良い僕はと言えば当時大学生ユノヒョンは社会人で会社の課長その年齢で課長になるだなんて凄い事なのだと後で知った自慢の恋人、だけど僕は…彼の自慢の恋人である自信が無かっただか
某気象グループの長男×四男のJ禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。◇18歳以下◆J禁、P禁ってなに?◇BLってなに?◆ONは受け入れられない!って方はご遠慮下さい。◆side和あやや6:17up◆side智和宮❤和子11:26up゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚+ひとつ前のお話はこちら。雪が雨に変わる頃2sideN「二宮くん、体調悪い?大丈夫?」「だ、大丈夫です」緊張しすぎて終わりを告げるチャイムが鳴る頃には頭がクラクラしてしまった。先輩には
あまり食べていなかったから師匠がお皿に沢山の料理を載せて持って来てくれた健太君のお祖母ちゃんの料理は美味しい「おでんだぁ・・・味が染みてる・・・この卵も大根も・・・しらたきも」おでんの中でもしらたきは大好物ずっと食べてられる「鍋にしらたきが沢山入ってたぞ(笑)」師匠が可笑しそうに笑う僕が好きなの知ってるからいつも沢山いれてくれる普通はこんにゃくなんだけど「悪かったな、子守を任せて珍しく駄々っ子になってたな」年相応だと思うけど
その後ラボに戻り、道具や器具の場所などの説明を受けた。「…試薬はここ。当然だけど劇薬類使う時は管理者に申請して棚の鍵借りること。マスクやゴム手袋とかの一般的な備品はあっちの倉庫。ラテックスアレルギーはある?」などと話しながら、テキパキ説明してくれる。「…松本くんから何か質問ある?」「…いえ、大丈夫です。うちの大学にはない機器が色々あって嬉しいです。例えば、PCRくらいはうちのラボにもありますが、リアルタイムPCRはないので…」俺は目の前にあったリアルタイムPCRにそっと触れる