ブログ記事1,621件
◯円山公園から「ねねの道」を少し行ったところで、道はぶつかり、そこにあるのが芭蕉堂と西行庵である。芭蕉堂の案内板には、次のようにあった。芭蕉堂この堂は、江戸時代中期、俳聖松尾芭蕉をしのぶため、芭蕉にゆかりの深いこの地に、加賀の俳人、高桑䦨更が営んだことに始まる。鎌倉時代の初め、諸国を旅して自然を友とした西行が、この地に阿弥陀坊を訪ね、柴の戸と聞くはくやしき名なれどもよにこのもしき住居なりけり(山家集)と詠んでいる。芭蕉
しばらくぶりに城北公園を散歩した。桜の花が満開。見事なものだ。チューリップの花も咲いていた。たぶん、この時期は東京が一番美しいころではないか。☆桜の花言葉はいくつかあり、まず「精神の美」、そして、「優美な女性」「純潔」「あなたに微笑む」などだという。優美な女性といって、思い出す幾人かのひとがいるが、わたしは桜の花言葉には宿命とか運命という言葉が似合うような気がする。鎌倉時代の歌人、西行の晩年の作品だという。「桜の花の下にはたくさんの死が埋まっている」そういったのは確か、昭
東京で、例年より早い桜の開花が確認されたという。今日は、桜のことを書こうと思う。桜というと、西行を思い出す。桜を愛し、桜の歌をたくさん詠んだ遁世歌人である。西行の桜の歌で最も有名なのは、この歌であろう。願はくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ(新古今和歌集巻18雑歌下)西行は実際にこの歌の通り、2月15日の満月の日に桜の下で死んだ。わたしももちろん、桜が好きだ。日本人で、桜が嫌いという人は聞いたことがない。しかし、桜
西行と崇徳院…なりひらを語るうちに源氏物語など加わり入院沙汰…更にはふたつの神宮への想いまでもを語りだし。時が過ぎ…m(__)m最早、冬…(源氏香葉書、ついに秋は一枚のみのご紹介にとどまっております…m(__)m)いったいどこまで西行と崇徳院を語ったかを、失念…“崇徳院と西行の年齢差は?”でしたm(__)m前回までのあらすじ?はこちら☆もう、このテーマ、いいですかねいえいえ…院のことは、捨て置けませぬ…。という訳で。結論か
秘境の美容室『ぱぁまやさん』奈良吉野郡川上村で美容室をしてます鍵谷(かぎたに)いづみいーさんですおはようございます昨日は店の定休日でした吉野山のてっぺんに鎮座する金峯神社⛩に行ってきました奥千本にあります吉野山の地主神を祭る神社。標高は約765mあり吉野山で1番高い場所にあります詳しくはこちらから奈良にある最強のパワースポット…金峯神社の魅力とご利益とは奈良県最強のパワースポットである金峯神社(きんぷじんじゃ)をご存知ですか?ご利益が得られるのはもちろんのこと、た
平安期の蝶を詠った和歌をみてきたので、まとめとして作者と作品を年代順に並べてみます。平安前期①僧正遍照(816-890)ちりぬればのちはあくたになる花を思ひしらずもまとふてふ(蝶)かな後期②大江匡房(1041-1117)百年は花に宿りて過ぐしてきこの世は蝶の夢にぞ有ける③源仲正(1095六位蔵人ー1135頃引退)面白や花に睦るる唐蝶のなればや我も思ふあたりに④西行(1118-1190)籬(ませ)に咲く花に睦(むつ)れて飛ぶ蝶の羨ましきもはかなかりけ
(神奈川県横須賀市長沢)春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり西行『山家集』2週間ぶりに、わが横須賀長沢の海(正式には「野比海岸公園」)を歩いてみたら、ずいぶんと「様変わり」していて驚いた。なんだかやたらと「ピンク」がかっている…(笑)。看板が立っていたので見てみると「海岸アート&フォットなんちゃら」とか書いてある。これは(よくわからないがおそらく…)巨大な「ぶらんこ」。なんと!「どこでもドア」まであるではないか(笑)。
(137)春風に吹かれて春風に吹かれて咲くハクサンハタザオ神戸六甲山にてまばゆい光がさし込む中で、冬の寒さを乗り越えた花たちが嬉しそうに萌え出しています。おらが世やそこらの草も餅になる小林一茶(意訳)春ともなれば、そこらのヨモギを摘んで、草餅にして食べよう。ありがたい世になったものだなぁ。草餅はヨモギ餅とも呼ばれ、春になると美味しく食べられます。コーヒー党の私でも大好物の和菓子です。気象庁によるとは、三月は春が始ま
*:..。o○○o。..:*リーディング短歌書き下ろしLINE@始めました・*:.。おみくじ、占い感覚でどうぞ執筆、講義のご依頼はお気軽に・*:.。→★(執筆関係)→★(講義関係)*:..。o○○o。..:*題しらず逢ふまでの命もがなと思ひしはくやしかりけるわが心かな西行新古今和歌集恋三、1155【口語訳】恋しいあなたに一目逢いただ一度抱き合うまでは生きていたい、と願った我が命。それもこれもなんと浅はかだったことか。悔やまれてな
ドビュッシー前奏曲第2集5番「ヒースの茂る荒れ地」変イ長調の穏やかな曲。荒野に咲く可憐なヒースの花。エリカとも呼ばれ、花はピンク色の小さな可憐な姿かたちをしているが決してか弱くはなく、たくましいその花。私はこの曲のイメージとして、平安末期の漂泊の歌人、西行の和歌を思い浮かべました。「雲雀たつ荒地に生ふる姫ゆりの何につくともなき心かな」ひばりがさえずる殺伐とした荒野に、無心に咲く姫ゆりの何と美しいことか行くあてもない荒野に彷徨い、このまま行き