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三の丸尚蔵館皇居三の丸尚蔵館TheMuseumoftheImperialCollections,SannomaruShozokan皇居三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類に加え、故秩父宮妃のご遺贈品、香淳皇后のご遺品、故高松宮妃のご遺贈品、そして三笠宮家からのご寄贈品を収蔵しています。shozokan.nich.go.jpへ行ってきました(^_^)/現在開催中なのは、開館記念展皇室のみやびー受け継ぐ美ー第3期「近世の御所を飾った品々」
こてふにも似たるものかな花薄恋しき人に見すべかりけり紀貫之(拾遺集)平安期の和歌で蝶を詠んだものを、かってチェックしたことがありますが、この歌は入れておりません。紀貫之(870頃~946)が蝶を詠んでいるとなればすごいのですが。歌意①蝶に似ているものだなあ。花薄は。恋しい人に見せるべきです。と素直?に解したいですが、すすきが蝶に似ているとは違和感もあります。歌意②
恋心まだ衰えず定家葛(こいごころまだおとろえずていかかずら)コロナ禍のせいで、近くを散歩することが多くなったが、最近よく見かけるのが、今日取り上げる「定家葛(ていかかずら)」である。疏水に掛けられた橋の袂に植えてある灌木にまとわりついて、今多くの花を咲かせているが、見るたびに増えてきている感じである。*「かずら」は、旧仮名遣いでは「かづら」。ところで、「定家葛」の「葛(かずら)」は、蔓性植物であることを示すが、「定家(ていか)」とは何を意味するのか。ご存知の方も多いと思
平安期の蝶を詠った和歌をみてきたので、まとめとして作者と作品を年代順に並べてみます。平安前期①僧正遍照(816-890)ちりぬればのちはあくたになる花を思ひしらずもまとふてふ(蝶)かな後期②大江匡房(1041-1117)百年は花に宿りて過ぐしてきこの世は蝶の夢にぞ有ける③源仲正(1095六位蔵人ー1135頃引退)面白や花に睦るる唐蝶のなればや我も思ふあたりに④西行(1118-1190)籬(ませ)に咲く花に睦(むつ)れて飛ぶ蝶の羨ましきもはかなかりけ
*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説梶間和歌YouTubeチャンネル歌集『生殖の海』のご購入はこちら歌をやり取りするfacebookグループ*:..。o○○o。..:*近日中にインスタグラムにて読者プレゼントを始めます*:..。o○○o。..:*蘭省(らむせい)の花のにしきの面影にいほりかなしき秋の村雨藤原定家拾遺愚草員外雑歌330三十一字歌藤原定家全歌集3121【現代語訳】宮中で図書を司る蘭省の、錦のごと
式子内親王の悲運な生涯を辿る前回では、それまでの仮住まいから、やっと大炊殿に身を落ち着けることができたまでをお話ししました。前回引用した、『源家長日記』の御殿の庭の記述からは、内親王が、平安な暮らしをようやくにして得たことがうかがえます。しかし、それは長くは続きませんでした。重い病が内親王を襲うことになるのです。それが、明らかになるのは、定家が『明月記』正治元年(1199)五月一日の次の記事からです。「大炊殿ノ女房告ゲ送リテ云ハク雑熱ノ事御ハス之間、医師等ヲ召スト云々」2018年に評
ご訪問ありがとうございます東京世田谷区田園都市線桜新町日常がちょっと豊かになるお花ハンドメイド教室CasaLibreカサリブレを主宰します吉沢か津子です今日の未明、ふたご座新月だったようですねしっかり願い事、書きました📝叶ったテイで、ね✨【コレなんていう花?③】「テイカカズラ定家葛」道沿いの生け垣に絡まるようにして咲いていましたジャスミンのようなイイ香り♡なんだけど、実はキョウチクトウの仲間なので毒があるそうで
2024.5.5のブログを一部訂正致しました。『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...②』『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...①』『2024.1.23チノポス書道史③「趣味が功を奏して…」』前回のブログでも記載した通り三筆「嵯峨…ameblo.jp前回のブログで小倉百人一首に、選歌されている「小野篁(参議篁)」の歌に関して記載しました。実は、二十年位前、百首、暗記していました。*現在は、反復していないのですっかり忘れています...(^^;
『もう、一首の「わた」から始まる歌...①』2024.5.5のブログを一部訂正致しました。『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...②』『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...①』『2024…ameblo.jp『もう、一首の「わた」から始まる歌...②』『もう、一首の「わた」から始まる歌...①』2024.5.5のブログを一部訂正致しました。『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...②』『表と裏の顔…ameblo.jp現在「法性寺入道前関白太政大臣
近衛家旧邸の糸桜京都市内で桜の開花が早いのは、冷泉家と近衛家の桜。冷泉家の満開のソメイヨシノ(2022年3月25日撮影)冷泉家(烏丸今出川通東)には、シダレ桜とソメイヨシノがあり、このソメイヨシノは京都市内では早めに満開になる。冷泉家:藤原定家の孫冷泉為相に始まり、家名は平安京の冷泉小路に由来する。現在の当主は冷泉為人氏(冷泉家時雨亭文庫の理事長)京都御苑の旧近衛邸跡の有名な枝垂
『もう、一首の「わた」から始まる歌...①』2024.5.5のブログを一部訂正致しました。『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...②』『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...①』『2024…ameblo.jp前回のブログで「法性寺入道前関白太政大臣」=「藤原忠通」の歌に関して、記載しました。その続きです。---参照チャンネルむっちゃん百人一首篇【76番】「百人一首」かるた大会で勝つための本「百人一首」なんでも辞典もう一度、歌に戻りまし
藤原定家は興味深い和歌を詠んでいます。時雨時を知る私家偽(いつわ)りのなき世なりけり神無月誰(た)が誠(まこと)より時雨(しぐれ)そめけん(『拾遺愚草』下冬、『続後拾遺(しょくごしゅうい)和歌集』冬415)(この世は偽りばかりだと思っていたが、神無月になり季節を忘れることなく降りはじめる時雨は、いったい誰の真心が表れているのだろう。そう思うと、この世は決して偽りばかりではなかったのだ。)定家にとっての「偽り」とは、一体何だったのでしょうか?「神
*:..。o○○o。..:*プロフィール小説リリースLINE@おみくじ、占い感覚でどうぞ生き様で語るプレゼン大会11月23日登壇無料和歌茶会、11月24日*:..。o○○o。..:*冬御歌の中に村雲のたえまの空に虹たちて時雨(しぐれ)過ぎぬるをちの山の端藤原定家玉葉和歌集冬847【口語訳】村雲と村雲の切れ目より覗く空に鮮やかに虹が立った。時雨の過ぎ去ったばかりのはるかかなたの山の端に。(訳:梶間和歌)【本
源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり藤原定家の父である俊成の「六百番歌合」の判詞ですが、私は元の逸話を知らなかったので、この言葉を長い間、「歌人なのに源氏物語を読んでないなんて残念だから、読みなさいよ」という大御所からの推薦図書くらいの軽い意味で捉えていました。ところが、歌合の場で源氏物語の引用と気づかずに評した人に対しての「源氏物語も知らないのか!」という痛烈な批判だったそうです。定家による源氏物語の写本「青表紙本」が現存しているように、当時の歌人達はみんな借りて来た本をせっせと書き写していた
7.いきなり将軍将軍就任という大事を「僕も春から老中になるから、君は将軍、よろしくね♡」とかるーく歌にした曲。なんでやねん、と。「ちょっと待って心の準備がまだ♪」と言いつつも「この先よろしく幕府ふゥウゥゥゥゥ♪」と歌い上げ「フユ、フフツフフユー♪、フユ、フフツフフユー♪」と口笛吹いて終わるこのお気楽モードが良い。【歴史解説】「将軍」とは一般的には軍隊の指揮官のことだが、日本史的には蝦夷(東方)を征伐する官職「征夷大将軍」。中世以降、武家の棟梁がその官職を担い、源頼朝の鎌倉時代
*:..。o○○o。..:*リーディング短歌書き下ろしLINE@始めました・*:.。おみくじ、占い感覚でどうぞ執筆、講義のご依頼はお気軽に・*:.。→★(執筆関係)→★(講義関係)*:..。o○○o。..:*恋歌とてよめる帰るさのものとや人のながむらむ待つ夜ながらの有明の月藤原定家新古今和歌集恋三、1206【口語訳】有明の月よ。あなたはほかの女性と睦み合い、その帰りに別れてきたその人を想ってこの月をしみじみ眺めているのか。
『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...②』『表と裏の顔を持つ...男が詠んだ歌...①』『2024.1.23チノポス書道史③「趣味が功を奏して…」』前回のブログでも記載した通り三筆「嵯峨…ameblo.jp前回のブログで「小野篁」に関して、記載しました。その続きです。参照チャンネルむっちゃん百人一首篇【11番】---ある日、右大臣・藤原良相(藤原良房の弟)は死の淵に立たされその時、閻魔大王と謁見した。この時点で、地獄行きが確定
【訳】美しく艶やかなくれなゐ色に色づき始めるその時を夏の青紅葉は待っていますそして私の背中におかれた貴方の掌の温もりに私の心はざわつきはじめています当座「青紅葉」拾翠色変はる時待つ夏の青紅葉たなごころ(掌)背にこゝろさらめく【参考】「当座」(とうざ)とは、御和歌会(おうたかい)等の席上で出される「お題」で、その「お題」で即席に詠まれる和歌を「当座」と申します。(うしんてい)『有心亭(Ushin-Tei)』主宰都月拾翠(みやつきしゅ
歴史系図トリビアこれは楽しい!おもしろい!そう感じるような歴史上の人物の系図を紹介していきますみなさんこんばんは(´Д`)。本日は歴史好きなぶたさんの大好物!楽しい歴史系図でございます(´Д`)!ぶたさんは歴史上の人物の系図がとにかく好きなんです。はい(´Д`)。今回は大河ドラマ『光る君へ』でお馴染みの藤原道綱・藤原道長兄弟の共通子孫の話をしていきたいと思います。まず藤原道綱は道長の異母兄で、母親は『蜻蛉日記』の作者・道綱母です。道綱母・道綱の子孫には、『讃岐典侍日記