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やってしまった。数分前平「理佐〜」理「なに」平「え、機嫌悪い?」理「別に?」さっきまで、ねるとこそこそなんか話で盛り上がってた友梨奈。平「どうしたの?」理「友梨奈には関係ないでしょ。ねるのとこいってきなよ。」平「なにそれ、こっちは心配してるのに。。」理「心配?なら、さっきねるとなにこそこそ話してたの」平「それは…」理「私に言えない話?もういいよ。」平「っ…グス理佐のバカ!!!」小「あ〜ぁ、末っ子出てっちゃった」大きな音を立てて楽屋から出てった友梨奈。理「知らない」
1月3日早朝守屋は泊まっているホテルのロビーを出て、思いっきり背伸びをした。まだ薄暗い空を見上げる。空気は冷たくて、吐く息は白い。昨日は無かったはずの雪も積もっていた。守屋は緊張していた。夜もあまり眠れなかったし、注目度の高さに尻込みしている自分に嫌気がさした。ネットニュースや新聞には、理佐の活躍と共に弱小チームの欅大が取り沙汰されていた。"たった10人で箱根に挑戦""新・山の女神誕生""復路にエース登場。注目集まる"といった見出しと共に、理佐のゴール写真が大きく掲載されていた
出来る限り生々しい表現はさけていますが残酷な描写があるので苦手な方はご注意ください平手sideリサの部屋にお試しで1週間住むことになり今は部屋に荷物を取りに来ている「はぁ…」「やっぱり」「え?なに?」「ここの部屋もあんまりよくないよ」「そうなの?」「平手この部屋にいると余計に気分落ちない?」「あぁ、気分はめちゃくちゃ落ちるし最近夜中にやたら足音聞こえたりドア叩かれる音したりする。でもなんで?」「なんでだろうそんな気がしたから。さっ!!早いところ荷物まとめて戻ろ~」「うん」
小林side理佐「ねる、帰るよ」ねる「待って、すぐ行くから!」今日もあなたは恋人と帰っていく。それを見つめるしかない私。理佐「あ、由依。また明日ね」小林「うん、また明日」好きな人が隣にいるっていいなぁ。私の隣は…空いている。好きな人をただ眺めるだけの毎日。あなたが私の隣に並ぶことはない。小林「…はぁ」長濱「理佐は私のこと好き?」理佐「うん」長濱「もう、ちゃんと言ってよ」理佐「ねる、好きだよ」長濱「あははっ、私も好き!」毎日のように聞こえてくる甘い会話。クラス別
吹奏楽コンクールの都道府県予選、本番の日が訪れた。部員全員で円陣を組み、顧問が部員に声をかける。「目標は全国金賞。今日はまだ序章に過ぎない。いつも通り、確実に誠実に演奏すれば何の問題も無いはずだ。でも、まずは楽しむ心を忘れずに。…よし、行こう!」「「はいっ!」」気合を入れて、ステージの袖でスタンバイする。袖から見える客席。コンクール独特の緊張感。そして、去年は無かったソロパートの重責。小林はこれまでに無いほどに緊張していた。飛び出そうなほど拍動する心臓を落ち着かせるように、
こんばんは!ぴーです!予定より早く出来た~!!あとフォロワー様がいつの間にか100人を突破しておりまして…感謝感激です…、本当にありがとうございます!!さて、今回はリクエスト作品です〜humpine0815さんから頂きました〜内容としては、「思考」の菅井side、あかねんがはぶちゃんと画策するやつとの事でした〜そう、ここで私は致命的なミスをしました・・・。あかねんsideで書いてしまった・・・!ということで、後日あかねんsideも出します〜あかねんsideの方
平手side病室に戻れば先生と看護師さんにこっぴどく叱られた歩くのもやっとなのに走るなんて、命を大事にしなさいと怒られた怒られている私を見てゆっか〜とリサは苦笑いだった「今日だけは安静にね!!酷いと傷口開くからね!!」「…はい」先生達は病室を出ていった「怒られちゃったね(笑)」「怒られるのは慣れてるから」「そんなに?(笑)」「色んな大人に怒られるよ(笑)私問題児だから(笑)」「てち元気そうだね?」「え?なんで?(笑)」「いや、明るくなったというか」私はリサの方を見る
あの日以来保健室には行っていなかったもちろんあの人にも会っていない今日は体育の授業がある「ダルーい。平手サボろうぜ」「バスケだからやる」「マジかよ〜なら俺もやるか〜」俺と愛貴は同じチームだった愛貴にボールをパスされそのままシュートをしようとするとブロックしようとした奴とぶつかり思い切り頭を打ちつけ気を失った気付けばベットの上だった「んん…あれ、俺」
鍋の中の具材も少なくなり、パーティーは終わりを迎えようとしていた。森田は、時々話しかけられる以外は基本黙って周りを観察していた。何となく顔と名前は一致したし、関係性も少し見えて来た。森田の両隣に座っていたのが、齋藤冬優花と渡邉理佐だった。齋藤は、とにかく皆のムードメーカーでお調子者。"ふーちゃん"と呼ばれていた。理佐は気の利くお姉さんといった感じ。森田が驚いたのは、理佐とは1つしか年齢が違わないことだった。随分大人っぽく見えた。理佐の隣に座っていた綺麗な顔立ちの人が、渡辺梨加。会
森「どうも!!もりたむらチャンネルの森田です!今回私の隣にほのちゃんがいないってことは…そう!ドッキリです!!」「その名も!私がほのちゃんのこと飽きたから別れて欲しいと言い出すドッキリ〜!!いぇーい!」「ほのちゃんどんな反応するんやろ。」「今コンビニから帰ってくるので待ちます!」-15分後-森「あ、おかえり〜」「ただいま〜ぁ、外めっちゃ寒いで、ひぃちゃん温めて〜」〜くっついてくるほのちゃん〜森「あのさ、ほのちゃん、話したいことがあるんだけど、今よか?」「ん?なに〜?」〜ふにゃ
菅井はウォーミングアップを終え、携帯テレビの画面に見入っていた。テレビの中継映像が、力走を続ける森田から、9区を走り終えようとする平手に切り替わる。「10年間更新されなかった9区の区間新記録が、今まさに更新されようとしています!3年ぶりの総合優勝へ、その想いのこもったタスキは今、アンカーの長濱へ託されました!!そして、平手は区間新記録を更新です!」鶴見中継所は、平手の記録更新に湧き返った。菅井はすぐに矢崎に電話をし、平手のタイムを森田に伝えるように言う。そして菅井が顔を上げると、中継
翌日、齋藤は戻ってきた。「皆、心配かけてごめん。心を入れ替えて頑張るから、よろしくね」気まずそうに齋藤が言うと、すかさず理佐が言葉をかける。「遅いですよ。ふーちゃん居ないとつまらないんだから。サボった分、倍練習してくださいよ。」「んもー、理佐ったらツンデレだなぁ!」齋藤は嬉しそうに理佐に抱きつく。理佐は離してー!と叫びながら齋藤を無理やり剥がす。理佐も齋藤も、周りも笑っていた。これで一件落着のように思えたが、森田は1人、離れた場所でイライラした様子を見せていた。「早く練習しましょ
小林side理佐「自覚して」小林「えっ?」理佐「自分が周りからどう見られてるか」朝の誰もいない教室で、急に迫られて一言。何が起きているのだろう?クラスで一番人気の渡邉さんが、今私の目の前にいる。そして周りからどう見られているか気にしろ、と言っている。でも私は周りから気にもされない存在だ。根暗で人と会話をしない私が、逆にクラスで目立っているから気を付けろ、ということだろうか?小林「ご、ごめんなさい…」理佐「…なんで謝るの」小林「気にしたことなかったから…」理佐「…とにかく
小林side理佐「変なルール作った私がよくなかった。ちょっと話聞いてくれる?」そう言って理佐は身体ごと私の方を向く。私もそれに応じて理佐の方を向く。理佐「あのね?さっきも言ったんだけど、私の親ほとんど家にいなくて。それももう子供の頃から。だから一人でいるのは別に慣れっこ」理佐「だけど家にいない分、親が愛情確認してくることが本当に多くて。会うときだけじゃなくて電話とかLINEとか、とにかくしつこいの」理佐「お父さんとお母さんのこと好き?って聞かれてさ。最初は子供だからうんって言ってたん
こんばんは!ぴーです!今回は森田村です!結構短めかな~…なんか、私、小説の世界ではこのCPって決めたらそれ以外がそんなに好きじゃなくなるんですよ。例えば、ゆっかねんだってなったらはぶゆかがだめとか、りさぽんだって決めたら森林はだめとか…。リアルでは全然いいんです!でも、小説の世界ではだめなんですよね…なんででしょう?(いや知らねえよ)リクエスト、少々お待ちください…結構難しい…それではどうぞ!~~~田「ゆっかさ〜ん」
1本目の収録が終わり、今はお昼休み。1期生は集まってお昼ご飯を食べている。私も仲間に混ざりたかったが、動きたくても動けなくなっていた。原因は背中にくっ付いている可愛いワンコ。理佐「お弁当取りに行きたいから一旦手離してくれる?」由依「うーん...。」由依は楽屋では甘えてこないタイプ。だから突然後ろから抱きつかれたときは少し驚いた。理佐「どうした?眠い?」由依「うーん...。ちょっと...。」
首位争いは熾烈を極めた。トップを走る鳥居坂大長濱ねるを、乃木大のエース白石麻衣が追う。鶴見中継所では45秒の差があった両校だが、白石の力走により18キロ地点手前で2人は並んだ。しかし、長濱は慌てなかった。それどころか、長濱は待ってましたと言わんばかりに、追いつかれてからペースを一気に上げた。もしかして、わざと追い付かせた…?白石は動揺した。鳥居坂大を追い越すためにハイペースでここまで来ていた白石と、後半に向けて余力を残した長濱。しまった、と思った。もちろん白石は、それに負けるよ
蝉が鳴き続ける。太陽は容赦なく照りつける。遠くの地面は暑さでゆらゆら揺れていた。「避暑地なのに、この暑さは何!?」暑さで半ギレ状態の小林が誰に言うでもなく訴えかけた。「温暖化だね〜」土生が穏やかに返事をした。8月下旬大学の前期試験を終えた欅ハウスの一行は、様々な大学が夏の合宿を行う白樺湖に来ていた。夏の時期はどの大学も徹底的に走り込み、箱根に向けて基礎体力をつける。欅学園大学も例外ではない。「荷物まとめたら、練習着に着替えて集合ね!シャキッとねー!」暑さなんてこれっぽっちも感
「先生お手本見せて!」「先生のスパイクが見たーい!」そんな言葉が飛び交う体育館バレー部の子が「私トス上げますよ」と言ってくれた助走をつけて空中にあるボールを思いっきりたたき落とし相手のコートにいれるすると今度は黄色い歓声と共に「さすが先生!」「かっこいい」と言葉をかけられ満更でもない気持ちになるといっても私は本当の教師ではなく、教師を目指す大学生この高校には教育実習をしに来ているあの子も見てくれたかな?と思い彼女の方を見ると友達と談笑中(恋人がかっこよくスパイク決めたんだぞ
小「っ…頭痛い。」朝起きた瞬間に頭に走る痛み。そしてこのだるさ。小「風邪ひいた。」でも今日は休む訳には行かない。インタビューと雑誌撮影とレッスン。小「仕方ない。頑張ろ。」それからインタビュー、雑誌撮影と休む暇もなく次から次へとこなしていく最中に私は悟った。これもたない。理「由依、顔色悪いよ。大丈夫?」やっとの想いでレッスン場について、理佐にすぐ言われた。小「あー、大丈夫!気にしないで!」理「あんま無理しないよーにね。」理佐はいっつもすぐ気づいてくれるから助かる反面危ない。1時間後
3週間続く合宿は、終盤を迎えていた。「友香さん、合宿来てから走りすぎじゃないですか?」菅井の異変に気付いた理佐が、守屋に話す。本練習は終わっているのに、菅井は1人宿舎に戻らず走り続けていた。合宿中、ずっとこうだ。だが異変に気付いていたのは理佐だけではなく、守屋もだった。「うん…。膝のこともあるし、止めなきゃってことも分かってるんだけど…。」守屋は複雑だった。菅井のことを良く知っているからこそ、菅井が焦る気持ちも十分分かるから…。6年半前菅井と守屋は同じ高校の陸上部だった。入学当
理佐がハイジャンに復帰して数週間後のカラッと晴れた、初夏のある日櫻坂高校の体育祭が行われた。体育祭は順調に進み、棒引き、玉入れ、騎馬戦などの王道競技が繰り広げられていく。そんな中、一際注目を集めていた人物がいた。土生と理佐である。「やばい!土生先輩超カッコいい!!」「渡邉先輩もクールで好き。」そんな女子達の声があちこちから聞こえてくる。一方の小林は応援席から、2人の活躍とそれに黄色い歓声を送る女子達を眺めていた。ちなみに、となりにいる小池は黄色い歓声を送っている1人だ。「な
パーティーが終わった。すっかり暗くなってしまったからと、理佐は小池を、土生は小林をそれぞれの家まで送り届けることになった。雨はすっかり止み、生温い湿った風が吹き抜ける。その風は雨上がり後の独特なアスファルトの匂いを巻き上げ、鼻を刺激する。その匂いに、理佐は菅井との思い出を思い出してしまった。雨上がりの午後、切ない顔をして、無理に笑う彼女の姿。理佐はそれを振り払うように頭をブンブンと振った。「理佐、大丈夫?」隣を歩く小池が心配そうに顔を覗き込む。「あ、ごめん、大丈夫。」「…そっ
まただ。また、あんな態度取ってしまった。理佐は1人で校門に向かいながら、後悔の念に苛まれていた。決して皆が嫌いなわけじゃない。ただ弱い自分が許せなくて、それに苛ついて、周りに当たってしまって…そんな自分がまた嫌で自己嫌悪に陥って…。そもそも、跳べなくなってしまったのも弱い自分が原因なわけだし。夢だってほんとは……。「くっそ…。」理佐は自分の前髪をクシャッと掴み、涙をこらえた。空模様は今の心情を表してるかのように暗く、ポツリポツリと雨粒が落ち始める。徐々に勢いを増す雨も気にせず
小林由依さん生誕記念小説です。由依ちゃんがOLだったら、の世界線です。※風に吹かれてもは、もう少しお待ち下さいね。______時計の針の長い方と短い方がてっぺんで交わった瞬間、私は21歳になった。興味無さそうなフリをしながらも誕生日をピッタリ0時で待機してしまうあたり、きっと何かを期待してしまってるんだと思う。そんな期待通り、0時を過ぎると静かな部屋にスマホの通知音が連続で鳴り響く。『由依〜誕生日おめでとう!』だとか、『会いたいなー!!』なんて、色んなメッセージが届く。それ
小林side「先に言っとくけど、私、愛情表現とか苦手だから強要しないで」意を決して告白して、OKをもらった後の一言目がこれ。そういうタイプだろうな、というのは好きになる前から知ってた。だからそれを了承して付き合った。小林「今日一緒に帰れる?」理佐「いいよ、じゃあ終わったら迎えにいく」理佐はいつでも私を優先してくれて、好きでいてくれてるんだろうなっていうのは伝わる。でも付き合い続けると、どうしても言葉で欲しくなってくる。理佐「おまたせ、ごめん、HR延びてさ」小林「ううん、大丈夫
朝の時点では晴れていたのに、4限が終わる頃には空は曇りがかっていた。授業が終わるチャイムが鳴る。「進路希望調査、今日までだからな〜。まだ出してない奴は今日中に出せよ〜。」担任の土田は授業を終えてすぐ、クラスに圧力をかけながら教室から出て行く。その瞬間が、昼休みの合図だ。土生と小池、小林はすぐに屋上へと向かう。理佐はすでに屋上にいた。というか、授業をまたサボっていたらしい。すっかり日常になった、4人で過ごす昼休み。「ねぇ、皆は進路希望調査出した?」小林は弁当の卵焼きを箸で掴んで、
菅井と理佐、2人の勝負の日が訪れた。他のメンバーは一足早く練習を終え、2人の勝負の行方を静かに見守っていた。黙々とアップをする菅井の表情からは、覚悟が読み取れる。しかし、守屋は心配でしょうがなかった。「友香、ほんとに大丈夫なの?負けたら箱根を諦めるって、そこまでしなくても…。」「大丈夫。ここで負けるくらいなら、箱根なんてそもそも無理なんだよ。」柔らかな表情で言う菅井。守屋には、菅井が表情を無理矢理作っているようにしか見えなかった。「理佐が本気で走れば15分台もあると思う。そうなれば
雨の降り頻る外を、土生は窓際の席から頬杖をついて眺めていた。授業はお経のように、耳をすり抜けていく。「はぁ…。」大きなため息をつき、空席になった理佐の席を見た。そして、出会ったばかりの頃を思い出す。理佐と出会ったのは2人が小4の時だった。当時、土生は母親と2人暮らしだったが、ある日突然母親は家を出て行った。その後すぐ、カフェを経営していた叔父さんの家に引き取られることになり、土生は理佐のいる小学校へと転校することになったのだが…心に傷を負ってしまった土生は、クラスに馴染めないでい
下の工場に行くと物陰に理佐がぐったりとして倒れているのが見えた。小林「理佐!理佐!しっかりして!」理佐「由依…、来てくれた…んだ…。」志田「あんたなんでこんな傷だらけなの⁉︎」確かに理佐の体は痣や火傷が沢山あった。理佐「ごめ…んね。私…が、」小林「もう喋らなくていいから!とりあえず上行くよ。」私と愛佳さんは理佐を抱き抱えで共有スペースに連れて行った。志田「滲みるかもしれないけど我慢して。」愛佳さんが火傷を消毒する。小林「これ誰にやられたの?」理佐の呼吸