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鶴田浩二が山口組組員たちの襲撃を受けて負傷するのが昭和28年、その2年後に事件の引き金を引いたと言われる鶴田のマネージャー、兼松廉吉が鎌倉の防空壕で自殺します。更に1年後山口組の関係者でひとり警察の取り調べに事件の概要というか端的に組長の関与をゲロした男性が航行中の客船から転落するという謎めいた最期を遂げて...なんて聞くとすわ京阪神殺しの軍団が日本を西に東に暗躍かと俄然色めきますが、事件の後日を丁寧に紐解いていく猪野健治『興行界の顔役』(筑摩書房2004.9)によると少なくとも兼松の自殺は
vol.120自分への投資と葛藤がん宣告から丸6年。最初からステージ4で転移しまくりで、なすすべの無い俺は、医者の宣告通り、「何もしなければ、半年ももたないです」の言葉を信じ切って、でも心の中で(どーせ、何かしてもせいぜい1年。もって2年以内にはこの世ともおさらばだな)と、高をくくって早6年。。。6年も経っちまった。。。嬉しいのは嬉しいのだが、その言葉のせいで無駄に人生を過ごしてきた感もイナメナイ。もし、最初から5年ぐらいは生きますよーって言われたら、俺の人生設計
vol.119がん宣告から丸6年がん宣告から丸6年が経った。7年生進級だ。当時、咳が止まらず、胸も痛くなって、近隣の病院に診てもらった所、すぐがんセンターに行ってと言われ。色々と検査し、6年前の今日、「肺腺がんステージ4です」の宣告を受けた。そして分子標的薬の開始。現在までに、•クリゾチニブ(ザーコリ)約1年↓•アレクチニブ(アレセンサ)約3年7ヶ月ガンマナイフ治療のちに右半身麻痺出現↓•ロルラチニブ(ローブレナ)現在約1年3ヶ月途中、東洋医学に挑戦
グリーンブックGREENBOOK〔勝手に評価=★★★★=飾らない感動〕2019年/アメリカ映画/130分/監督:ピーター・ファレリー/製作:ジム・バーク、チャールズ・B・ウェスラ―、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリ―、ニック・ヴァレロンガ/脚本:ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー/撮影:ショーン・ポーター/出演:ヴィゴ・モーテンセン、マナーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ、ディミテル・D・マリノフ、マイク・ハットンほか【気ままに
監督生野慈朗脚本安倍照雄清水友佳子出演者山田孝之玉山鉄二沢尻エリカ吹石一恵尾上寛之吹越満杉浦直樹良い映画です。原作は東野圭吾さんの『手紙』です。ラストシーンで泣いてしまいました。正直なところ、頭が空っぽであり、感想も思いつきません。加害者家族に焦点を当てて、描いているところが新鮮でした。武島直貴がどの職場やコミュニティに行っても、強盗殺人の加害者である兄の武島剛志の存在によって、うまくいかず物に当たり始めるシーンはなんともやりきれない思いに私もなりました。
vol.100重曹クエン酸水でがんが治った先日。約30年ぶりに会った友人との会話で。その友人は福島に住んでいる。福島といえば、原発事故がまだまだ記憶に新しい。風化させてはいけない最も深刻な原子力事故である。2011年3月11日。彼はその原発の目の前にいたらしい。目の前っていっても正確な距離は分かりかねるが、何しろ仕事中で近くにはいたと話している。そして、その最悪な事故に巻き込まれ、彼は全身に放射線を浴び被曝した。彼は子供が出来ない体、いわゆる″種なし″になり、さ
今回は「あのこは貴族」の採点と素晴らしい点について語っている動画です。つまらない映画には辛辣な評価をする岡田斗司夫さんが大絶賛した映画です。とにかく脚本、演出、キャスティングのすべてが完璧だと語っていますね。後半には話の流れから「自分の世界を広げる方法」も語ってくれています。【あのこは貴族】原作は山内マリコによる小説。主人公の華子は東京生まれで何不自由ない暮らしをしてきたお嬢様。30歳を目前に恋人に振られ人生で初めての岐路に立たされていた。結婚に焦った華子は婚活
この前、ネットのニュースサイトで面白い記事が出ていました。アニメーション映画「魔女の宅急便」で登場した、「このパイ、嫌いなのよね」と言った意地悪そうな女の子のこと。あの子は本当に意地悪なのか、という考察記事でした。あの女の子、実はおばあちゃん(キキの知り合いの老婦人)の前ではきっと親切な良い孫だったに違いない。おばあちゃんに気をつかって、嫌いなニシンのパイでも喜んで食べていたのだろう。だから、まったく外部の宅配業者である他人のキキには、つい本音を漏らしたのではないか。要約
荒井晴彦“脚本”監督、柄本佑、瀧内公美主演『火口のふたり』を観てきた。原作は直木賞作家の白石一文(同じく直木賞作家の白石一郎の息子)。企画は元文部官僚で、ゆとり教育で有名な寺脇研!(根岸吉太郎・荒井と交流があるようだ)。以下、ネタバレ。柄本佑と瀧内公美は5歳差の従兄弟同士だが、20代の頃関係を持っており、瀧内は柄本を追って上京していた。しかし、柄本は瀧内との関係にやましさを感じており、他の女性と関係を持つ。瀧内はそれを感じ、東京での保育士の就職を蹴って、地元の秋田に戻る。その