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8なんで・・僕のこと欲しいって・・「どうして?」「つっ・・。痛っ・・」思いもよらない翔君の返事に僕は思わず翔君の両肩を強くつかんで、問い詰めた。途端に翔君が呻く。「あっ・・・ご、ごめん」そうだった、翔君は怪我をしているんだ。僕はなんて自分勝手なんだ。この部屋に移った訳を忘れていた。「うぅ・・・」翔君の顔が歪む。僕が掴んだ場所が怪我したところだったんだ。「翔君、ごめんなさい。僕に掴まって。」痛みで顔面が蒼白
ちょっと、落ち着いてきました。これ、朝起きて知った人はかなり驚くことになりそう。。。もうすぐ配信期限で見れなくなっちゃうからと今にも寝落ちてしまいそうな目を無理やりこじ開けながらTVerで見ていた『バーテンダー』の途中で、画面上に【嵐ファンクラブメール伝言板】の通知が(え…こんな遅い時間に?なんだろ…??)メール開いてみると【二宮和也より大切なお知らせ】と。。。(ちょっと待って、何事?)すっっごい鼓動バクバク…怖いけど、でも早く確認したいすぐにメッセージを見に行きまし
智46通話の切れたスマホをソファに投げ出すと、両手で顔を覆って泣いた。明日も休みなんだから、顔の腫れを気にすることなく大泣きできるはずなのに、枯れてしまったかのように涙は、出てこない。ただ、嗚咽だけが、開いた口から漏れるだけ。俺は、ソファに蹲るように、身体を丸めてただ泣いた。未練がましい自分がみじめでたまらなかった。冠番組の最終回は前週の放送でいきなり伝えられ
まだまだ暑い日もあるけど、空に浮かぶ雲が変わった。入道雲からうろこ雲が見られるようになった。卷積雲、見られたら運がいい。でも、天気が悪化する前兆だけど・・俺は車を駐車場に停めて、空を見上げた。綺麗な雲が見える。大野さん、ほら綺麗だね。あなたと学校の屋上で見た空を思い出す。あの時は入道雲だったけど・・・「こっち来たら。そこは暑いだろ。」素気ないけど、優しい声で俺を呼ぶ。屋上の日陰、鞄を枕に寝そべる綺麗な横顔
智40こけら落とし公演の日はどんどん近づく。今日は、出来上がった衣装の試着と振りのチェック。遅れてスタジオに入ってきた君は、不機嫌が顔にも態度にも現れていた。珍しい。あんなに空気と、自分の立場を読む人が。それだけ余裕が無いってことか・・すべては俺のせいだ。「櫻井さん少しいいですか?」一通り振り付けを踊って、休憩に入ろうとしたら、一人振付師に声を掛けられた君。メンバーに助けを求めるように視線を送るが、ニノと相葉ちゃんは軽く無視
こんばんは、ざぼんです。今日も訪問いただきありがとうございます。これは天使の背中から続く、天使の去った先のあらすじと何故こんな話になったかの、いまさらの説明ですので、ネタバレが嫌な方。この時期に辛い話は読みたくない方。翔ちゃん大好きな方はスルーしたほうがいいかもしれません。読める方だけぞどうぞ。天使の背中は、自分の起こした事件からメンバーのやさしさを知った智が、自分の気持ちに正直になったことでずっと思い続け
「飛び降りた?大野さんの幼馴染?」俺は、子供みたいに理事長の言葉を繰りかえす。「あの、教室棟の屋上にきちんとカバンと白い封筒が置かれていた。あれは、今日のように朝から日差しが眩しい夏の朝だった。彼が倒れていたのは、ここだ。ちょうど、花壇の真ん中。私が見つけた。」じっと、ジニアが満開の花壇を見ている理事長。その顔は苦しそうに歪んでいる。何かを知っているんだ、東山理事長は。「だから、大野さんはこの花壇を作ったってことですか?
あ~あ、どんどん嵌るよ蟻地獄。もう少しですが、翔担さんは止めた方がいいかも・・・(あと数話です)ざぼんが良いですよ~といってから読みましょうそれまではおすすめしません。翔46「今日から担当することになりました。よろしくお願いします。」「えっ、そうなの?こちらこそ、よろしく。前任者は?」「新人のキンプリの担当になりました。」朝、マンションの地下駐車場に止められた送迎車に乗り込んだ途端、俺は新しいマネージ
翔「紀子さん、遅くなってすみません。父と母は留守にしていまして、一緒に来られませんでした。でも危ないなら呼び・・」救急外来に飛び込むと、受付に居た紀子さんを見つけて走り寄った。「大丈夫です、櫻井さん。そんなに慌てなくても。一刻も油断がならない容体なら先生が置いていくはずがないでしょう。」ふふふ、っといつものように微笑んだ紀子さんを見て。俺は、大きく息を吐いて、額の汗をぬぐった。「とりあえず指示されていた処置をしました。明日
「あ、いえ。櫻井課長ではなく、弟さんのほうに・・」親父の方の刑事が、なんで俺が返事をするんだと、へんな顔をする。あんたは櫻井だけど、課長様だろうよ・・「あ、潤は・・」俺がしゃべろうとした横から潤がスラスラと説明しだした。「ああ、俺は櫻井じゃないですから。両親が離婚して俺は母親に引き取られ、母親の再婚した相手の養子になっていますので。松本と言います。松本潤です。」「はぁ・・そうだったのですか。」「都内の中高一貫校である
智20泣きじゃくる僕を先生はぎゅっと抱きしめてくれた。「泣きたいときは泣け。気が済むまで泣けばいい。泣けるうちは大丈夫だ・・」優しい声、温かい胸。僕と同じような背格好の先生が何故だかとても頼もしくて、大きく感じる。そう思ったら、安心できて僕は泣き止んだ。「喉が渇いただろう。もう1杯飲むか?」先生が僕のカップに紅茶を注いでくれる。「先生、どうして僕にそんなにも優しいの?」「言ったろう。わしの若いころにそっくりだからな、智は。」
この話は記者会見後から設定です。「翔くん、電話、ありがと。」「うん?ああ、気にしないで。当然なことだからさ。大野さん」活動休止発表後、初めての生放送の日久しぶりに俺が一番乗りした楽屋に、貴方が入って来た。俺を見るなり、頭を下げる。「あの記者会見の日の電話。俺が必ずフォローするからって、翔くんだから言える言葉・・凄く心強かったよ。インタビューも見てた。俺のことあんな風に思っていてくれたんだ。嬉しかった・・」「いや、俺の本心だから
昼前、俺は、また都内に来ていた。一昨日ここから帰ったばかりだというのに。違うのは一人ではないこと。昨日説明してくれた、初老の警察官が一緒。この人はいったいどこの部署で何を担当しているのだろうか。そう思うほど、警察官らしくない人だった。「この写真は君だね。鞄が見つかった場所も君を助けた場所の丁度真下だ。君は櫻井翔という名前だったのか。この鞄といい、写真の姿といい、身元はキチンとしているようだね。良かったよ、見つかって。」
和5部屋に入ってきた若い男の顔を一目みた瞬間、これはもらったぜと腹の中で嗤った。横に座ったサトは、また自分の世界に入っているのだろう、ドアの方を見ることもせず、うつむいてじっと自分の手をみている。知らない人間との接触を異常なほど、怖がって・・仕方ないけどねぇ。あんなことされたらさ・・「俺ですよ、俺。サングラス掛けないとわかんないですよね、」イラつくくらいに、気が付かないあいつ。仕方ない、あまり他人に見せたくない
翔27華姉がTVから俺に顔を向ける。俺は、黙って頷く。「あら、大野君だわ。新人賞取ったのね?凄いわぁ。来月の演劇大賞の授賞式楽しみだわ。また彼に会えるのね。」おふくろがTVに映る智をみて、喜んでいる。そうだった、あの蘭の花を贈ったんだ。大ファンだと言ってたな。「翔、彼よ、前に言ったでしょ。帝都劇場にお芝居見に行くわって。彼が、出てたのよ。可愛いのよ、彼。」「華姉と行ったのだろう。」俺は、華姉に目配せする。まだ
副題がついていました。後で2と3も付けます。翔415分は待てと言われて素直に待つような俺じゃない。酔いはすっかりさめていたから、バタンっと、ドアが閉まる重い音が聞こえた途端に俺は足で鍵を手繰り寄せるとチェーンを外し、真っ裸のまま、風呂を飛びだす。ドアを開けた先は想像通り、デカいベッドが二つ並んだ寝室だった。「こりゃないぜ。あの野郎」ベッドの横にはこれまた座り心地の良さそうなソファにデカいテーブル。向か
この前に最終話上げてます。こんばんは、ざぼんです。天使の背中を書くために、この部屋をつくったのが、japonismの東京ドームライブの少し前。そして12月24日のライブの日に初めて記事を上げて・・翌日の公演を見に行って・・懐かしいですね。天使の背中の智くんは思いを遂げられたけれど、その後、いったいどうなったのかを書いたのが天使の去った先です。幸せな結末を希望した方がいるかと思いますが、そうそう簡単にはいかないだろうというのがざぼんの出した結
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「えっ、えっ・・」突然の出来事に言葉は出ないし、体も金縛りにあったように固まったまま。貴方は、壁に寄りかかるようにして、倒れたまま動かない。俺はといえば、それをただじっと見つめているだけ。それなのに、苦しそうに眉をひそめている表情が魅力的で・・そう、これは現実なんかじゃない・・・はず。「うそ、ねぇ、あれ、人が、倒れている。」「ホントだ。誰か救急車を呼んだのかな?」ビルから出てきた男女の声が後ろから聞こえて、俺は、はっ
すみません、結局すごく長くなってます。その夜僕は、11年ぶりに家族でクリスマスを楽しんだ。翔君や、潤君のことは忘れてつかの間の幸せを味わっていた。料理もケーキもほとんど食べ終わり、そろそろお開きにしようかという時、トイレから戻った涼介が僕の鞄のポケットにいれたスマホがチカチカと着信を知らせているのに気が付いた。「にいやん、電話じゃないの?」涼介に言われて、スマホを取り出すと相手は工房の社長だった。この時期はとても忙
おはようございますミュージックステーション1時間まるごと嵐SP✨✨最高でした!!簡潔に言えば、このひと言で胸いっぱい。冒頭で流れた、今まで散々見慣れてるはずの嵐Mステ初登場シーンですらこの21年を思うと、このSPで見せてくれたことを思うと、感慨深く見えてしまう…嵐SP始まって、そのまま1曲目は『GUTS!』続けて2曲目は『truth』GUTS!は今度のライブの踊ろう企画にもなってるからやってくれたんだろうね♪明るく元気いっぱいで可愛いGUTS!から一転、クールなtruthへ。
8「大野もう酔ったのか?まだ1杯目だぞ。」「大野君強いんでしょ。沢山飲んでね。」だから、違うって・・・。ひつじのせいだって・・知らないだろうけど。「あ、ミホ、テレビつけないと。」「あっ、いけない。そうだったわね。」突然、先輩はテレビをつけてと言い出した。時刻は20時前ミホさんがリモコンを持つとスイッチを入れる。「危ない、危ない、間に合わないと怒られるところだった。」映ったのは、公共放送の年末の歌番組。あれ、先輩こんなの見てるんだ。
4「・・・・」ザワザワした人の動きで目が覚める。でも、まだ意識は半分夢の中。車内アナウンスが到着を告げて、ドアの開閉音でやっと意識がはっきりする。ドアが開いている。慌てて、鞄を掴んで飛び降りた。9月に降りた時と同じタクシー乗り場に向かう。あの時は野外フェスがあって、タクシー待ちの列ができてた。そして、俺のタクシーに乗ってきたのがひつじだったんだよな。最初からかっこよかった。「お客さん、乗るの?」感慨にふけっている俺に、タクシー運転手
9月も終わりが近い、土曜の午後。俺はキャリーバッグをドンとホームにおろした。新幹線から乗り継いだ普通列車は、冷房が効いていたから降りた途端に汗が噴き出た。「あち~。はぁ~。いくら夏だっていっても、もう9月も終わりだろう。」まぁ、内陸で盆地だから、暑いとは思っていたけど、東京よりもかなり蒸し暑い。俺は、悪態をついてから、改札のすぐ横にキャリーバッグを置いて、スマートフォンに、住所を入力する。「ヤバ・・」目的の場所は、歩
こわにちわん博多にきたら、中洲の屋台街に行ってみよかと思ってたんやけど、色々と情報収集したら中洲よりも天神がええで、と教えてもらったので天神の屋台街に行く事にしました聞いたところによると、名前も値段も出さない屋台とかぼったくり被害も少しあるみたいで旅先で嫌な気持ちになるんも嫌やし、そんなん言われたらなんでやねんって、関西のノリが出てまうからな↑ノリではない、血や。そんなん踏まえて、タクシーに天神で1番オススメの所でおろしてもらう事にしてんけどぽっつーーんと、