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先日、ちょこっとお話ししたH.Roselliのナイフの簡単なインプレです。まず、どんなナイフかってことで画像をお見せいたします。フィンランド、RoselliのHunterです。これです。一般的なプーッコなどの北欧ナイフとはちょいと違う趣がありますよね。確かにグラインドの雰囲気は北欧ナイフのそれですし、カーリーバーチのハンドル、飾り気のない質実剛健感も北欧ナイフのそれ。しかし、ブレードにご注目あれ。そう、これ、「セミスキナー」のブレード形状なんです。「セミスキ
今日はナイフ……というか研ぎのお話し。実は先日、「ナイフの研ぎ方」を解説したウェブサイトを発見したんです。モーラナイフなど北欧のナイフを紹介していたりもしている、いわゆる「まとめ系」のサイトなんですけれども、そこには、「10円玉2個分の角度でナイフを研ぐ」と書いてあったんです。これは非常に良く目にする記述です。私が持っているナイフの専門書のなかにも、そう書いてあるものがあります。けれども……。それは本当に正しいのでしょうか?今回は、またしても簡単なも
というわけで、久々にやったら長いタイトルになってしまいました。ナタやそのヴァリアントである剣鉈(叉鬼山刀、フクロナガサもこの範疇でしょう)に興味があったりするので、折を見て、他の人の研ぎ方や手入れの仕方を調べているのですが、物凄く示唆的なブログを発見しました。「キャンプで使う、刃物の手入れ」というブログ。どうやら、筆者の方は、かなり長い間キャンプ活動をしており、またちょくちょく林業に携わっているようで、そのために日常的にナタを使うようです。そのナタのメンテナンス(
今日は、2017年のまとめの記事。今年もまた、色々とナイフ、刃物と関わることが多く、多くの識者の方から、ご示唆も頂き本当にありがとうございました。というわけで、2017年に実際に自分が使った、触ったナイフ/刃物で買って損はない!と思えるもののベスト5をお届けします!!第1位!BUCKパスファインダーBUCK(バック)パスファインダー105postedwithamazletat17.12.17BUCK(バック)売り上げランキング:198,9
こんばんは。今日は、またしても「北欧ナイフの研ぎ」に関して。拙著『北欧ナイフ入門』でも、このブログでも継続的に取り上げてきているテーマです。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat16.10.23株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング:33,792Amazon.co.jpで詳細を見るしかし、今回は、最近人気がある「ヘレ」のナイフに付属している、説明書を手掛かりにして、北欧ナイフの
さて、今日はフィンランドの総合アウトドア通販サイト、Lamniaについてのお話し。私はかなり早い段階(だと思う……)で、このLaminiaというサイトを知って利用していたのですが、去年あたりから、Lamniaも北欧ナイフを購入する人にはかなり知られる存在になってきました。私が使い始めた頃は、まだ日本語に対応しておらず、英語(か北欧の現地語)くらいしか使えなかったのですが、最近では物凄く使いやすいサイトになりましたね。拙著『北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメ
こんにちは。もう、年の瀬ですね。クリスマス、あるいは自分へのご褒美として新たにナイフを買われた方も多いんじゃないかと思います。ですので、今日もやっぱりナイフの話題。北欧のナイフの場合、一度ベタで研いで、フルスカンジにしてから好みの刃を付けると、スッキリとした切れ味を得られることが多く、私も多くの場合で勧めています。モーラナイフ、ヘレ、Laurinmetalli製ブレードを刀身に使ったプーッコやレウクなど、ほとんどの場合、一度、フルスカンジにしてやったほうが、ス
ナイフ、刃物を使われる方が、恐らく一番日常的にメンテナンスをし、研ぐ刃物は、「包丁」なのではないでしょうか?ナイフを研がれる方であれば、家庭用のキッチンナイフもキチンとメンテナンスしたいと思うはず……。まぁ、やたらとキンキンにしてしまったり、なんてこともありますけれどもね。さて、私も日常的に包丁を研ぐものですから、時折、「包丁の研ぎ」関係の記事を探して読んだり、あるいは動画で見てみたり、と色々チェックしています。で、前日、すっごい気になる包丁の研ぎ動画を見たんです。
今日は、検索キーワードからの記事。今までも、検索キーワードで、みなさんが知りたいと思われる情報を発信してきたのですが、今日は、最近増えてきた「モーラナイフ砥石何番?」みたいな、検索キーワードについて、突っ込んでみたいと思います。■まずは基礎編まず、砥石について。ご存じの方も多いと思うのですが、砥石は「番号が小さいほど、“粗い目”になります」。つまり、#1000と#2000の二つの砥石があったら、#1000のほうが粗く、#2000の方が細かい目となるわけです。市販されていて、買いや
私は『北欧ナイフ入門』という電子書籍をリリースしていますから、当然のことながら、北欧のナイフに興味があるわけです。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat19.07.10株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング:21,643Amazon.co.jpで詳細を見る上記拙著では入手しやすい北欧のナイフについてもたくさん書きました。メンテナンスについてもめちゃくちゃ分量を多く
今日はブログの本道、「北欧ナイフ」について。先日、ツイッターにて、アハチのナイフとケラムのナイフ、どちらを買おうか迷われていた方がいて、ちょっと口を挟んでしまったんですが、ツイッターでは書ききれないこともあるので、ブログ記事にしてみようかなっと。アハチは、フィンランドのナイフメーカーだと言い切れる(購入すると、MadeInFinlandと誇らしげなタグが付いてくる!)んですが、実はケラムはちょっとわかりにくい。たとえば、今現在、北欧のナイフを買うなら「ここ!」というLa
さて、今日はブッシュクラフトのナイフについて。久々のお話しですね。そもそもブッシュクラフトのナイフってなんだ?となると、恐らく実は明快な答えはないと思います。野外に持ち出せて、実使用出来るナイフであれば、十分その要件を満たすとは思うのですが、なんとなく、「スカンジグラインド」であったり、バークリバーのナイフであったり、という認識を持つ人も多いようです。明確な定義こそないものの、ブッシュクラフトの一つの故郷、北欧のナイフはブッシュクラフトのナイフ、というのを敢えて想定する