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モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいーMsideー「…まつじゅん、怒ったか?」見送る相葉くんから顔を逸らして、タクシーが走り出して暫くすると小さく聞こえたリーダーの声さっきまでの明るい声なんかじゃない…落ち込んだ声の謝罪に、俺は反応出来ずに街灯がやけに眩しい景色をただ眺めてた「今さらだけどさ、俺すんげぇしつこかったなぁって…」「……」「あの…あ!今から相葉ちゃんに連絡し…」「いらねぇっ…」「え?」「っ、…いらねぇつってんだよ…」折角、漏れそうな息も
興奮したのは、されている櫻井君よりもしているオレの方かもしれはい。ソファーの下に降りて櫻井君の顔が見える位置でしたのは、櫻井君への煽りのつもりだったのに。「……や、べぇ……って」歪む表情も低い声も、時々聞こえる吐息も、その櫻井君の全部に煽られたのは結局オレだった。「も……いい」頭を撫で続ける手は辞めることを望んではいない。我慢するように聞こえる吐息が混ざる声も、そう。「顔……離して」本当にやめて欲しいなら自分から離れることだってできるのに。それをしない櫻井君からオレが離れるわけ
ただ感情のまま。寂しいからだとかひとりが寂しいからだとか、そう言う打算的なものではない。この人とするキスはきっとものすごく極上だと手にキスをされた時からきっとオレは思っていた。軽く触れるだけでいい。そのつもりだった。変に燃え上がって盛るようにヤルのは嫌だった。だけど入ってきた舌を拒否できない。拒否どころかそれを追うオレの舌は櫻井君の舌との絡みにものすごく興奮している。時々お互いの唇から漏れる喘ぎにも聞こえるような吐息と、唇や舌の絡みから出る水の音が広いリビングに響く。自分から
「3回目……」「ん。3回目」「これって、3回目もリベンジなの?」繋がれた自分達の手を見て言う。2回目の時は、1回目のリベンジだからと言って櫻井君はオレの手を握った。「今日のは違う。リベンジじゃない。繋ぎたいから繋いでる。……嫌なら言って?」こんな風な上目遣い。もしもオレが女だったら、喜んでこのまま抱かれるだろう。櫻井君の方から誘わなくてもきっと、女の方が勝手に堕ちるだろと思う。「いつもこうなの?」「え?」「こんなの、簡単に堕ちるでしょ」立派すぎるマンションと職業と。それに加えて
「じゃなきゃ困る」更に汗ばむ櫻井君の肌を手と唇に感じながら、その返事を聞くオレの興奮は最高超で。「後悔、させないようにするから」喘ぎに似た櫻井君のその声よりもずっと、自分の声の方がえろくて自分に呆れた。「後悔はもうしない」オレの言葉に、後悔はあの頃の分だけで十分だと、そう言った櫻井君が「俺も、触っていい?」足に当たっているオレのガチガチなモノを足を動かして少しだけ擦った。「………えっと……」興奮状態の中、嬉しいはずの発言に躊躇うのは、実際に櫻井君がオレのに触れたら気持ち悪い
どんなに完璧に見えている人にも、人間誰にでも過去はある。素晴らしい過去ばかりの人もいるのかもしれないけれどそんな人は極一部だと思う。オレから見れば完璧でしかない櫻井君だって、オレが知らなかっただけで普通の男の子だったんだよね。「つーか、女遊びしてたんだ」「まぁ……人並みにはね。軽蔑した?」そう言いながらも櫻井君の顔の近くにあったオレたちの手は更に近くなっている。「しないって。櫻井君がモテるのなんて容易にわかるし」気になったら止まらない。話の内容よりも、オレの手が櫻井君の唇に届きそうな
切りたくないと言われた電話は有言実行で、聞こえてくる音で今櫻井君が何をしているのかが分かった。どうやら家は会社に近いらしい。仕事が終わってすぐに貰った電話はまだそこまで長くは話していない。せいぜい数分といったところだろう。「で、明日は何時頃大丈夫?」「んー、そうだな。体調不良予定なんで何時でも大丈夫」「ふふ、マジで?」「マジマジ。早くから看病して貰えたら有難いけど?」楽しげな声と一緒に聞こえていた風の音は割と直ぐに終わって、鍵を開ける音がしたのはそれからすぐだった。教えてもらった住
抵抗されるのは想定内。男に押し倒されて喜ぶ男なんて……、まぁいるけど櫻井君は違う、と思う。一度目のキスをした時に自分からしたかったと言った男気タイプの櫻井君がオレに押し倒されるなんて、きっとまた予定外だと言うんだろう。予定外な上に想像もしていなかったと思う。例え櫻井君の今までの言動や行動がオレへの好意だとしても、その先のリアルが櫻井君の中にあるとはオレには思えなかった。「あ、あのさ、……俺……」抵抗は想定内。いくら二度目のキスを櫻井君からしてきたとしても。だからここでの拒否拒絶も
風の音と一緒に聞こえてくる櫻井君の声が耳元で心地よかった。それが他愛のない内容だとしてもオレはめちゃくちゃに満足だったと思う。例えば潤君から来たメッセージの内容のように、天気が良かったとか悪かったとか。あれが美味かったとかイマイチだったとか。そんな話でもきっとオレはめちゃくちゃに幸せな気持ちになれたんだと思う。「見苦しいよな、男の嫉妬なんて」その後に小さくため息が聞こえた。「……何の話?」これってずるい返しだろうか。いや、でも違うんだ、本当に。オレが期待する事とは限らないから怖いん
広いリビングにはバカでかいソファーが良く似合っていた。真っ白なそのソファーはシミのひとつもない清潔感その物で。この部屋に来て早々に飲み物と一緒に座ることを勧められたけど汚しそうで座れなかった。「……ヤバいって」出来上がってしまった身体を治めたかったのに。鎮めかけていたのに。「え……?」櫻井君の潤む目の上目遣いに簡単に堕ちた。「ダメだよ」「え?」「それ、誰にでもするの?」櫻井君の後頭部にあった自分の手は今、櫻井君の頬に触れている。初めて触れる肌に興奮する。どうしようもないこの感
唐突に切れた電話を耳から離した。「本人に聞け」と潤君は言ったけれど、本人に聞けないから潤君に聞いたのに。だけど、やっぱり期待してしまっている。潤君の電話での反応の意味がオレにはどうしてもひとつしか思い浮かばないから。「……タイミングは最悪だけど」思い浮かぶその意味に期待をしながらも、今日現在櫻井君との連絡はあの時からできていない事はオレを憂鬱にさせた。毎日毎日しつこいくらいに潤君からのメッセージが届いている。内容は決まって同じ。『櫻井と連絡取れたか?』この一文から始まるメッセージ
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいせっかく2人で過ごせるんだから、一緒にご飯を作って何か面白そうな映画でも漁ってゆっくり過ごそうねって約束をして楽屋に戻ったー…そう、楽しみにしてた筈なのに「ほら、翔くん肉焼けたぞ」「いやまだ皿に入ってるんだけどなー…」「ま…相葉くんは肉いる?」「うんっ!いるー!!」2人では無く、4人で翔ちゃんが予約してくれた店の個室で仲良く肉を焼いている。『えぇ…。1人で飯くうなんて寂しいだろ』そう言って再度、松潤を誘うリーダーとそこに
恋愛の対象が男だからといって、昔見たおとぎ話の中のお姫様になりたいと思ったことは一度もない。真剣な恋愛をしてきたかどうかは不明だけど、体の関係は両方。抱くこともあったし抱かれることもあった。別にこだわりは無かった。だって欲さえ吐き出すことが出来ればそれで良かったから。だけど今の櫻井君を見て、この人に守られるお姫様は幸せだなと、素直にそう思った。例えばそれがオレではなくても。「櫻井君ってリアル王子だね」見た目だけじゃなく経済的にも佇まいも。それこそ今の手を握る動作ひとつにしてもそう。
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意ください「お前ここで寝ようとしてんだろ?」「ちょっ…しょお、ちゃ…ンあっ…」「ちゃんとベッドで寝ろつってんだろー?」「わかっ、わかって…ひゃう!?」「ふは、お前って乳首よえーのな」服の上から乳首を柔らかく摘むその指遣いがアルコールの回ったこの躰には刺激が強くて…抵抗するにも力は入らないし、聞かせたくもない自分の気持ち悪い声が耳に届いて泣きそうになる。「ひあっ…も、やだあぁ…ンっ!」「お前…乳首だけでなんつー声出してんだよ」
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意ください翔ちゃんから衝撃の告白を聞いたあの日から気のせいなのか思い過ごしなのか知らないけど、翔ちゃんからセクハラ受けるようになった気がする…。やたらお尻を触って来る気がするから、ニノに何となく言ってみたら『あの人、あんたへのお触りは前から酷かったよ』『へ?前から?』『うん。多分、触ってないと死ぬんじゃないって位に触ってたよ』なんてゲームしながら告げられたその言葉は身に覚えが無くて…確かに軽く触れるとかならオレもするし、別に気に留める
「ごめん」反射的に謝ったのは、櫻井君の言葉へじゃなくて痛いほどに握ってしまっていた手のことだった。ずっと櫻井君がしていたと思っていた事が、実は自分がしていたんだと今気づいてしまったから。「謝ってくれるんだ?」「え?」「松本との事」言われて慌てた。自分が何故無意識の内に櫻井君の手を痛いくらいに握ってしまっていたのかのその原因がそこにあることを思い出して。「あ、いや。……えっと……手……」「手?」嫉妬して欲しくてわざと煽るように言ったのは自分なのに。あの時の櫻井君の態度が自分の望ん
潤君に連絡を入れた方が良いんだろうか。いや、考えるまでもなくするべきだ。絶対。だって元はと言えば潤君発信の話。3人で飲みに行こうと言う潤君からの言葉でこうやって櫻井君に連絡することが出来たんだから。……だけど。「……今度でいいか。うん、まだ詳しく決まったわけじゃないし」一応とスマホを手に持ってみたけれど、数ある番号の中に潤君の名前を探す前にまたポケットの中にしまい込んだ。櫻井君との電話にオレは喜んでいる。間違いなくテンションが上がっている。今の自分の足取りの軽さは誤魔化しようのない
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいーMsideー『俺さ、気になる奴居んだよな』久し振りに誘われた食事の席でアルコールも含んでいつも以上に、優しい表情をしたリーダーに突然告げられた言葉にすぐ反応出来なくて『ふは、なんつー顔してんだよ』『え?いや…つか、え?何いきなりどうしたの?』『何か言いたくなったんだよなー』『そう、なんだ…?』『よっしゃ!今日は恋バナでもすっか!』『は?』何処でどう、リーダーの中でテンションが上がったのか全く解らないけれど…
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいーMsideー「え、どういう乗り合わせ?」相葉くんの手を握りたい気持ちを抑えながら、翔くんが手配してくれてたタクシーへ近付くと何故か翔くんとリーダーが2台並ぶタクシーにバラバラに乗ってて……え、何これ??「兄さんが松本と約束してるっつってたけど?」翔くんの言葉を聞いて、そんな身に覚えの無い約束を勝手にされてたまるかとリーダーが乗ってるもう1台のタクシーに近付けばアルコールで顔を赤くしたリーダーが呑気に「よぉ!」と声を
櫻井君からの電話を待つ時間はすごく長く感じた。何も手につかず、ただただ何度も何度も時間を確かめるだけ。これなら聞かれた時に明確な時間を伝えれば良かったと後悔するほどに、櫻井君からの電話が待ち遠しくて仕方がなかった。「……は、はいっ」櫻井君からの着信に速攻で出たオレの声は明らかに上擦っていた。「櫻井です」待っていた声はものすごく落ち着いて聞こえた。そこに怒りは感じない。それはもう怒っていないのか、それともどうでもよくなったからなのか。「あ……、相葉です」上擦った声はそのまま。自分で
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意ください「おー、遅かったじゃん」「んー酔い覚ましついでに外の風あびて来た」「何それ楽しそうなんだけど」「んふふ。なっ、相葉ちゃん」リーダーの声に顔を向けると、いつも通り柔らかい表情でこっちを見るから思わずコクンと頷いた「そろそろデザートいこっかなぁ」「え?リーダー、そこ相葉くんの席なんだけど…」「そだっけ?まぁまぁ、どこでも一緒だろ?」「兄さん自由だなぁ…雅紀こっち座る?」「あ、うん…」さっきまでオレは松潤の、リーダーは翔ちゃ
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意ください「おっす」「おはよぉ」翌日。約束通りわざわざ迎えに来てくれた翔ちゃんの車に乗り込んで、向かったのは互いに世話になってるショップ2人で服をいくつか物色してる最中も、頭の中は松潤の事でいっぱいで…「お前、ずっと携帯気にしてんな」「えっ!?」「誰かからの連絡待ってんの?」ショップを出て翔ちゃんお薦めのカフェで一息吐いてると、不意に掛けられた言葉にグッ。と口を閉じてしまう「そういや、お前大丈夫だったのかよ?」「何が?」「何っ
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいーMsideーそしてやって来たあの日翔くんのもしかして、な気持ちに気付いてからそんなに日も経たない内にやって来たニノを除く4人でのご飯。斜め前に座る翔くんの表情は、嫌と言う程に良く見える「あっ!お前それ俺が狙ってたのにっ…」「ひゃははっ!早い者勝ちだもんね〜」「くそっ…はい!こっち取ったー!!」「あー!!それオレが世話してたのにっ…!」「あん?早い者勝ちなんだろ?」「ぐぬぬっ…」鉄板で焼かれた肉を相葉くんと取り合う
「ああ、まぁの匂いだ。落ち着く。」珍しく甘ったれモードの潤が、俺の背中から抱きついて首筋に鼻を埋める。「もう。潤ったら。くすぐったいよぉ。」甘い声で咎めるけど、くすぐったいと言いながらもふつふつと甘い欲望が俺の体から湧き上がる。少しふくよかに、そして柔らかくなった潤の大人の体も、ちょっとのびた無精髭が首筋に当たるのも全然嫌いじゃないどころか、実はすごく好きだなんて口に出さないけどきっと潤はわかってる。「おれさ。こうやってるの落ち着くんだよ。知ってるくせに。
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意ください「あれ、どういう乗り合わせ?」店先に出て来ると翔ちゃんが手配してくれていたタクシーが来てて、2台の内1人ずつ乗ってるのを見て松潤が問い掛けた。「え?何か兄さんが松本と乗るつってたけど…」「は?え、何で俺…?」「この後に約束してたんじゃねぇの?」「いやいや、俺なんも知らねぇんだけど…ちょっと!リーダー!!」ムッとした顔で、リーダーの方へ向かう松潤をモヤモヤする気持ちで見届けてればポンポン。優しく叩かれた腕の方へ視線を向けると、
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいーMsideー少し経ってトイレから戻ったリーダーが、俺の隣に座るから自然と相葉くんは翔くんの隣に座って、俺も相葉くんも向かい合わせには居るのに会話はもっぱら隣同士で繰り広げられてる。「ー…で服がさ」「ひゃははは!それ…ーで…」翔くんの気持ちが解った今、目の前の2人の姿を見るのが怖くて視線は残り少なくなった料理か、話してるリーダーにしか向けられない癖に耳だけは目の前の2人に向いる始末それでも断片的にしか拾えない会話でも、盛
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話※BLなのでご注意ください「翔くんもさ、恋してるらしいんだよ」「え?そうなんだ」「しかも近しい相手らしいぞ」「ふぅん…?」前から行ってみたいと思ってたイタリアンの店にリーダーが予約取れたからと、誘ってくれたから体調の悪い相葉くんの様子が気になりつつ、パスタを口に運んでると告げられた翔くんの恋愛事情「何だ驚かねぇのか?」「近しいつっても地元の友達とかでしょ?」「ちげぇよ!俺らに近しい人物って事だよ」「え、まじ??つかリーダー相手知ってんの?」ど
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいオレも松潤も男な訳だからどっちが挿れて、どっちが挿れられる側になるのか…ってのも多分重要な問題なんだと思うオレとしてはどっちが良いって希望は無いけど…「こういう時って皆どうやって決めてんだろ…」やっぱジャンケン?くじ引き?それとも取り敢えず、両方してみてしっくり来た方をやるのか??「……そんなの載ってたりすんのかな…」今日は翔ちゃんと雑誌の取材があるけど、まだ翔ちゃんは来てないしまあ大丈夫だよな、うん。そう思って、スマー
「腐」です。苦手な方は、回避願います。いきなり抱きついた俺の背中に手を回し、ゆっくりと擦ってくれる。「…しょおちゃん…?なんか…あった…?」「…………雅紀は…?」「…え…?」「雅紀は俺に隠してる事ない…?」「………なに…?」雅紀の瞳が一瞬揺れた。俺は……その真意を確かめるのが怖くて、自分で投げ掛けた質問を直ぐに無かったかのように回収した。「………いや…何でもない…。良い匂いする。もしかして飯用意してくれたの?」「かんたんのだよ?しょおちゃん、おなかすかしてく
モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話BLなのでご注意くださいリーダーに教えて貰ってから何となく、目で追うようになってしまった翔くんの視線の先この日はレギュラー番組の収録日で当然メンバー全員が居る訳なんだけど「まーたやってんのかぁ」眠たそうにのんびり話すリーダーに気付いてそっちを向けば、ゲームをするニノと隣から覗き込んでちょっかいを出して怒られてる相葉くん。「ふははっ!ほんとあいつら何歳だっつーの」読んでた新聞をずらして、2人へ向けた翔くんの顔は楽しそうでいつものメンバーを見る優しい瞳を