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私は大人でも子どもでも、レッスン中に怒ることはまずありません。アドバイス、注意はします。振り付けの説明をして、やってもらって、もっとよくなるために気をつけることや「もっとできるよ」といったことをよく話します。そんななか昨日は久しぶりに怒ってしまいました。X(Twitter)で軽く書いたところ思った以上に反応をいただいたのでこちらでも少し詳しく書いておこうと思いました。私はポワントクラスは、バレエシューズのレッスンの様子を見て断ることもあります。他の先生のところでは履いていると粘られる
「きちんと5番に」「5番に戻して」これらはよくレッスン中に耳にする注意だと思いますが、なぜそうしなければいけないのか考えてみましょう。足を基本のポジションに戻すときの扱い方で、初めて会った生徒が今までのどのようにレッスンしてきたのかわかるくらいには情報量の多い部分です。クラシックバレエの基本姿勢はまっすぐ立ち、脚はターンアウトし、引き上げをすることです。脚は常にターンアウトしているので、5番(その他のポジションも)に戻すときに頑張ってターンアウトするのは間違い。ちなみに6番ポジション
月曜日のクラス、少し人数が増えまして、はじめましての生徒さんと、以前に少しお会いしたことのある生徒さん(今日のクラスは初めて参加)。以前から来ている生徒も癖を直したくて通ってくれていますが、すぐに直せるものとそうでないものがありますね。今日のテーマは『インアクセントの5番で脚をぶつけない』ちょうど5番のことを書いた直後で、理解してもらいやすかったように思います。インアクセントでゴンゴンと骨がぶつかる音がするのは5番の戻し方だけでなく、パの動き方が間違っているから。ということは動きのピー
今まで3歳から80代を指導してきて、大人のほうが痛みには敏感な印象です。子どもはポワントで全く痛くないかと言うと、人によりまして。はじめから合うシューズで、ポワントを履く前までにしっかりトレーニングできていたらあまり痛くないケースが多いです。教え先のバレエスタジオアクシスは12歳以上でポワントを履き始めます。まだ体重も重くなる前、脚がしっかりしているのであまり痛いという話は聞きません。私自身は小学1年生からポワントでしたので(昭和時代は多かった)、しかも37年前ですから今ほど種類がなく
ポワント(トウシューズ)の話題のときによくされる質問。「どのポワントがいいのでしょうか?」これ、本当に人によるんです。大人バレエの方によく話を聞くのですが、お友達が良いといったシューズを自分も買った、おすすめされた、など。足の形についてhttps://shoes-box.net/AI0000107足の形は5種類もある!?これこそが日本と海外の靴のサイズの違いを生み出す原因だ…自分の足の形を知ってから、新しい靴を買っていますか?買ったのに何だか合わない…そんな経験、ありませんか?自
個人レッスンの生徒から掲載許可済みで画像も付けます。音の取り方が苦手な生徒。「今動いていいのかな?」と迷ってしまうため動きと音がずれてしまいます。ずれたときはわかるので、慌てると振付までわからなくなって踊れなくなってしまいます。ずれやすいポイント・音の長さを把握していない・アクセントを聴き逃す・何もかも全くわからない今日の生徒は音の長さを聴き逃しやすい点を練習中です。よくあるのが、区切りになる部分の直前の音の長さが、音の頭だけで途切れてしまうケース。どの音にも長さが存在します
先日、レッスン中に身体をガッチガチに固めていた生徒さん。他の先生に「肩が前に出ているから胸をこう広げて…」と言われたそうで、ご自分で胸を広げようとしていました。巻き肩が強くなると猫背にもなるので姿勢の悪い見た目だけではなく、身体に負担が増えることも問題です。いわゆる巻き肩の原因は様々ですが、今までレッスンに来て特に問題なかったケースに限っては、自分で胸を広げた姿勢を保とうと頑張るのは巻き肩を悪化させ、ほかのところの痛みも出てくる可能性があります。巻き肩のきっかけとなるのは胸や首の前側
伊藤藍衣ですよくレッスンで肋骨を開いてはいけませんよ!とか肋骨のハの字をしめて!という言葉を耳にしますよね?↑こういう人がいたら真っ先に言われる言葉じゃないでしょうか?というか、私もマーク先生に注意され続けていました!笑バレエでは肋骨を開いてはいけないという言葉はかなりよく言われるんじゃないかと思いますし、実際私もそれに似た言葉はよく言います。(私はハの字を下に下げると言うことが多いです)
伊藤藍衣ですバレエでは体幹を引き上げてお腹を使えるようにすることがとても大切ですが、お腹を使えるようにする、つまり絞る力と張る力を拮抗させて(=腹横筋の収縮と腹腔内圧を高めて)安定させるためには胸郭をいかに広げられるかどうかにかかっています!胸郭を広げることができると多裂筋も入って背骨も安定します。腹横筋はコルセットのような筋肉で、体幹を安定させてくれます。呼吸によって動くので呼吸と連動させて学ぶことが大事。あと、筋繊
昨日とは真逆の内容です。私自身、子どものときに間違った身体の使い方であちこち痛めて、大人になってから時間をかけて色々直して、でもケガをして。治ってからしばらく(今も)思うようには動ききれていません。ヤムナボールメソッド、ジャイロトニックのおかげで、いきなりググーンと身体の可動域が広がって、実はちょっとついていけてない部分もあります。ポワントで、少し頑張らないとまっすぐに立ち切れなかったのが、足関節の可動域が急に広がって自然に立てるようになりました。すると、アキレス腱周辺の動きが急に変わ
アラベスクの脚をもっと上げたかったら。バーレッスンでの正しいポール・ド・ブラがその第一歩です。後ろのカンブレ、正しくできていますか?間違った認識でやり続けてもその後の動きにつながっていきません。後ろのカンブレの間違い・背中を曲げる・たくさん曲げた方が良い・背中を使おうとする・天井を見る・お腹を伸ばす背中を使った感覚、お腹が伸びた感覚、角度をたくさん動かせる、は正しくできた結果で、最初から目指すとちょっと違う動きになってしまって、アラベスクにはつながりません。バーレッスンはセ
スポーツクラブのクラスは、他の先生のレッスンも受けている人が多いので、他の先生がどのように指導しているのか見えてくることもあります。先日メンバーさん達に注意したこと。【ポール・ド・ブラで手を見ない】「手を見て」と指導する先生はいます。でも手を見ようとした時点で姿勢が崩れ、クラシックバレエのポジションからはずれてしまいます。何がきっかけで手を見るという指導が行われるようになったのかは定かではありませんが、これは間違いです。バレエの基本は舞台で人に見せることなので、ダンサー自身が何を見る
お久しぶりの生徒さんの登場です。いつもご協力ありがとうございます!このところコンディショニングやトレーニングを時間ギリギリまでやっていたので、写真の記録は久しぶりになりました。個人レッスン受講開始から少したって、姿勢が改善されてきたので「写真で記録をつけてみますか?」と時々撮影をすることに。その頃から昨日までの約1年半でここまで変わりました。写真を撮る時は「自分が良いと思う姿勢を取ってみてください」と言っています。身体が変わるとその『良い姿勢』の感覚も変化します。お尻の位置が上がり
文章は出来上がっていたのですが更新できずに月日が・・・チア第二章(6)久しぶりに去年メンバー1学年上の親と話す機会がありました。娘さん最近どうですか?と。(私)そうですね。役職付いたし親達にはグループ内でグループ作るのは問題だと年度初めに言ったので多少は改善されたかと思います。ただ、派閥組は納得いってないかと思いますよ。練習後のミューティングも、ラインでやり取りしようと言ってさっさと帰る子供たち。それを派閥役職がOKなんて了承していたのを通常通りに
伊藤藍衣です今日は雨ですが緑が深まっていきますね✨こちらは昨日散歩していて見つけた紫陽花今月のLeStudioでは2番のかえるさんストレッチの強化を目指しています。というのもうちの子たちはコンディショニングは頑張ってるけれどストレッチは若干子どもまかせになっていたところ体がめっちゃ固い!!!と気づいたからです、、、気づいた、というか、気づいてはいたけれど事実をちゃんと見て解決に向けて
ひよこ座の大人の生徒は他のスタジオとの掛け持ちの人が多いので、他の先生の指導内容を耳にする機会が多いです。「〇〇をこうしてと教わったのですがどうなのでしょうか?」系の質問もよくあります。生徒たちがそのような質問をしてくるということは疑問に思っているということなので、その点理解してくれているな、と嬉しくなると同時に「そんな教え方で生徒はできるようにはならないよ!」と思うケースも多いです。バレエは全身を伸ばし、張り合ってバランスを取るので、1ヶ所だけ直そうとして変な力が入ると余計にバランスが崩
伊藤藍衣ですこのところ引き上げ&腹圧について何度も書いていますが、本当に本当に大事だからここをすっ飛ばさずに絶対に習得してほしい超重要ポイントなので、何度も何度も書いています。引き上げ&腹圧のかけ方をもう一度復習してみましょう!<引き上げ&腹圧のかけ方のおさらい>①ものすごーーーーーく息を吸って②肋骨がメキメキ広がるくらい胸郭のスペースを広くして③同時にウエストがシューっと細くなるように引き上げて
伊藤藍衣です体幹を安定させるためのイメージングについて高床式住居のイメージでお伝えしましたが、↓↓↓『ピケパッセの上達法!「高床式住居」のイメージング』伊藤藍衣です昨日は久しぶりに選抜クラスの指導でした。このところ色々と重なり、選抜メンバーを見るのはなんと3週間ぶり!朝からみんなとレッスン…ameblo.jp誤解が生まれそうだなと思うことがあるので書きたいと思います。というか、私が長らく誤解というか、勘違いと
大人の生徒から時々ある質問。「ポワントが潰れたってどういうことですか?」手っ取り早くいうと履き潰して柔らかくなったので買い替えの時期ということです。一番多いのはボックス(つま先の硬いところ)が柔らかくなりすぎて立てなくなること。シューズを通して指先で床の感触をはっきり感じるのは潰れています。まだ使えるうちはプラットフォームの周辺に少し硬さを感じますが、それがなくなるくらい柔らかかくなることもあります。2番目に、ソールが柔らかくなりすぎる場合もあります。特にファーストシューズで多いよ
今回も生徒からの質問シリーズ。「ポワントのリボン、ストレッチするものとそうじゃないものどちらがいいんですか?」私はストレッチじゃない昔からあるサテンリボンをおすすめしています。理由は・ポワントのソールを引き上げるためにつけるものだから。(足にフィットさせる)・伸びないリボンはプリエのときは足首側、ポワントのときはクロスしたあたりが引っ張られてリボンが動きます。ストレッチのものは甲のところの伸縮だけになる。・サポート力の違い。特に筋力が足りなかったり立ち方を充分に習得していない人ほど
コメントしようかと思ったんですけど、長文必至だったからリブログして書くことにしました。私が「基礎から始めた」なんて恥ずかしいです。大人クラスが身近になかったから、幼児クラスに交じって始めただけなんですよ~幼児クラスでやったことはバレエの基礎と言うよりバレエの基礎を習うための準備段階だったと思います。バレrinaさんのバレエ学校の授業レポートで筋トレやストレッチが出てきたけど、あんな感じでした。※あそこまでみっちりやらないけど、内容的にアレ結果、柔軟性はア
クラス案内・お問合せフォーム等は記事の一番下にございますこんにちは!大人対象クラス2月のレッスンの予定です😊(すでに7日ですが…💧)日・火はバレエが初めての方向けのクラス水・木・土は、ある程度経験者もしくは未経験でも可能ですがガッツのある方向けとなっております💪初めてクラスはバレエの基礎を見直したい経験者さんにも人気のクラスです👍ご見学、体験レッスンなど下のお問合せフォームより可能です❤️お待ちしております!お問合
『バレエ上達』とは何か。今回は大人からバレエ始めた方を基準にしています。まずは基礎力が上がること。基礎とは姿勢、バレエの基本的な動きの知識があり、ある程度その通りに体を動かせること。そこから応用できるようになること。応用の幅が広がっていくこと。基本的な動き、方向、全身の連携とコーディネートが基礎からはずれてしまうと、どんなに複雑な振付やパをグラつかずにやっても上手には見えません。よく注意するのが上半身と下半身の動きがバラバラなこと。『足の動きにアームスを付ける』という考えはバラバ
今までバレエを学ぶには、バレエの基礎を型として学ぶ方法しかありませんでした。テンプレバレエです。テンプレバレエの先生は「踵前、肘は落ちない、肩は上げない、みぞおち開かない、膝は横」みたいな見たまんまの指摘をたくさんしてくれます。注意された生徒も同時にたくさんのことを意識しながら、頭のてっぺんから指先やつま先まで神経を張りめぐらせて踊ります。体を固定して正しいポジションに入れても、それはストレスフルです。そうしてバレエを型として学んでも、結局最後まで単なる型で終わる人がほとんどです。ご
月曜日朝の大久保のクラス、今月まで9:30〜スタジオ入りですが4月から10:00集合10:15レッスン開始となります。その後のティップネス新小岩のクラスのスケジュール改編に伴う変更です。大久保には通いやすくなるかと思います。今までちょっと時間が…と迷われていた方、ぜひご連絡くださいね月曜日大久保駅近くのスタジオです。ゆっくりじっくりコンディショニング、バレエの動き方や身体の使い方をやっていくクラスです。お問い合わせはhiyokozaballet@gmail.comまで。
この春、大人の生徒数名のポワントフィッティングをする機会がありました。また、ジュニアの生徒も自分で買ってきたポワントの型とサイズが合わない子が。お店でフィッティングしてもらった人まで合っていません。以前にも書いていますが、某国内メーカーのショップでフィッティングをしてもらうと、何故かきついシューズをすすめられます。踵の位置を合わせて足と並べて、シューズのほうが小さいのはきつすぎます。ポワントはそこまで無理して履くものではありません。・中で指が丸まってしまう・アテールで立ったときにつ
なんだか不穏な題名?(笑)嬉しかったエピソードです!このブログから実際に私のところに来てくれるようになった生徒からの言葉。「先生って良い意味で、良い意味でですよ!良い意味でしつこくて良いです。」何度も念を押してくださってありがとうございます(笑)私、20年くらい前まではこんなにしつこくなかったんです。まだ指導に今ほどはっきりした方向性や理念が出来上がっていなくて、手探りでしたから。しかも、基本的には大人に指導していきたいと思っていたにも関わらず、まだ20代前半でバレエ団所属歴もな
今日拝読した佐藤愛さんの記事に、とてもとても同意でした。https://www.dancerslifesupport.com/passive/直して下さい、という態度を改める。バレエ上達へのヒント疲れている時誰かに頼りたくなってしまうのはいくら強靭のダンサーでも一緒だと思います。でもね、直してください、何かやってください、っていうのは一時的。やっぱり自分で痛みの理由やテクニック不足の部分を理解して解決していかないと上達は見えません。バレエ上達ってターンアウトや柔軟性よりも先にメンタルの部分
反張膝、膝のお話の続きです。私のブログでも、レッスンのときの説明でも度々登場する【内側広筋】私の右膝です。ケガの影響でふくらはぎの内側の膨らみがなくなっているのでO脚っぽく見えますね。今少しずつ筋力を戻そうとしているところです。生徒さん、これからまっすぐに直っていく様子も見ておいてください。丸で囲んだあたりに見えるのが内側広筋。ここに力を入れようとしても筋肉を見つけられないくらい張りがない人が多いです。筋肉がないのではなく、使われていないのでペタッとなってしまって、張りがないので
ここで音楽系の内容を書いたとき、まず閲覧数が少なくなります。私に質問してきたことのある大人バレエの人のほとんどが身体のことについてで、音楽について質問されたことはあまりありません。すでに通っている生徒はまんべんなく学んでくれているのですが。音楽のことって興味を持ってもらいづらいのですかね?せめて興味を持ってもらいたいですね。去年から中級程度のクラスに復帰して、そこで感じたのはターンアウト、バランス、お腹を使えているか、などは気にするのに音楽のことを気にしながらレッスンする人の少なさ。