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↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解しているいちごちゃん2023年9月5日のブログで多中心型リンパ腫のワンコさまのことを書きました。【がん】食べているのに痩せてきたおかしいと思って病院通いをしていたらリンパ腫#リンパ腫このワンコさまの飼い主さんは、多中心型リンパ腫の飼い主さんと交流があるそうです。ワンコさまは、治療効果もよく1カ月少しで体表のリンパ腫はほとんど腫れていません。もちろん、元気で食欲もあります。私たちの治療は、がんは「炎症反応」であると思っている点が他の
中央日報は、イタリアで生後15カ月の男の子が猛犬ピット・ブル・テリア2頭にかみつかれて亡くなったと伝えています。赤ちゃんを抱っこした母親と(赤ちゃんの)叔父が玄関から出た瞬間、2頭のピットブル・テリアに襲われたそうです。近くに叔父がいましたが、どうすることもできなかったのです。その犬の飼い主は、母親の友人ということがわかっています。大人の男性がいてもピット・ブル・テリアを静止できないものなのでしょうか。そのあたりを見ていきましょう。母親に抱かれた赤ちゃんがピットブルに襲われて死
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解しているいちごちゃん眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解しているいちごちゃんが、毎日、フルボ酸を飲んでいます。最近では、がんの子には、私たちの動物病院ではフルボ酸を出しています。いちごちゃんが元気なので、フルボ酸をいろいろなものに使っています。それは、シャンプーに入れることです。【フルボ酸をシャンプーにいることで効果】・高い保湿作用乾燥によって起こる頭皮のかゆみやフケを抑えることができます。頭皮に水分を十分に与えることで、
自壊した犬の乳がんが内科的治療だけで、こんなによくなりました(飼い主さんの許可を得ています)私たちは、多くのがんの子を診ています。ご紹介するのは、自壊したワンコさまの乳がんです。このように自壊していましたが、トップの写真のようによくなっています。【がん】自壊した乳がんをどうするか?#乳がん#丸山ワクチン#有機ゲルマニウム|まねき猫ホスピタル院長獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし(ameblo.jp)高さが図れないほどになり、縦、横の半分になっ
愛犬のラッキーは、この8月で18歳になります。いまでも食欲旺盛で、元気にしてくれています。いろいろと原因は、あると思うのですが、ひとつは、タンパク質を魚か植物タンパク質しか与えていないことでしょう。●シニアなれば・魚・大豆、納豆などの植物タンパク質上記のものをする。ために、チキンをあげるのは、OKです。●がんにならなくてもアルカリ性の食品を与えるのは、OKです。がんに負けないからだをつくる和田屋のごはんAmazon(アマゾン)480〜4,46
がんに治療について、私の考えを。いまのがん治療は、①手術②抗がん剤③放射線治療ががんの三大治療です。「外科的取って、全て取りました」という言葉は、よく耳にする言葉です。本当なのでしょうか?私たちの病院の考え方は、①がんは、慢性疾患②がんは、炎症疾患③患部だけ治せばいいというものではない。たとえば、乳がんだと乳がんを取れれば、いいというものではない。という考えの元で治療をしています。がんを転移、再発させないための指標①炎症マーカーが基準値
私たちの動物病院では、がんの治療の一環として食事療法をしています。がんは、慢性炎症でできていると考えていますので、食事にも気をつけてほしいです。がんは、がん細胞がエネルギーを使うので痩せてくる子がいます。そのような場合は、バナナもおすすめです。バナナの栄養素(1本約100g)・たんぱく質(1.1g)・カリウム(360mg)・マグネシウム(32mg)・カルシウム(6mg)・鉄(0.3mg)・ビタミンB1(0.05)・ビタミンB2(0.04)バナナは、1本でエ
↑17歳の愛犬・ラッキーの食事。僧房弁閉鎖不全症を持っています。読者から、心臓病で、処方食を食べているので、手作り食にしたいので、心臓疾患用の手作り食を教えて欲しいという問い合わせがきました。小型犬のシニアの子には、心臓疾患が多いので、今回は、食事療法を考えていきましょう。●心臓疾患用の子のポイント*コルステロールや中性脂肪の血液検査をしながら低脂肪*糖質控えめ*適性カロリーの食生活*ナトリウム、カリウムの電解質をこまめにチェック*不飽和脂肪酸を多く含む青魚を食べる
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん猫さまは、シニアになると慢性腎不全になりやすい動物です。そんな猫さまは、慢性腎不全にならなければ、長生きできます。事前に予防することはできないのでしょうか?腎臓には、血管が多く集まっています。そのために、血管を強くしておいた方がいいですね。そのために、以下のものは予防効果があります。・フルボ酸・珪素フルボ酸の中には、珪素も含まれています。珪素は、血管の新生を促し柔軟性のあるものに、してくれます。その他に
免疫力細胞が適切に働いてもらうためには、温活は大切です。もふもふちゃんは、寒い時期は、耳にトラブルを起こす子がいます。イタリアングレーハウンドなどがなりやすいですね。ワンコさまの中には、寒冷凝集素症(CAD)というものがあります。寒くなると、赤血球凝集塊により末梢循環障害を起こし、手指や足の痛みや末端が青くなる子がいます。簡単にいうと、寒くなると抹消に血行障害を起こし耳の先端などが壊死する子もいます。どのもふもふちゃんでもなるわけではないですが、基礎疾患による免疫異常の結果起こる続
↑口腔内の扁平上皮がんのワンコさま治療をはじめて3年以上が過ぎていますが元気にしています。私たちの病院は、がんは「炎症反応」だと思って治療をしています。もう、治療して3年以上経ちますが、元気にしています。初期は、以下の治療をしていました。・丸山ワクチン・食事療法・レーザー蒸散いまされているのは、丸山ワクチンと食事療法です。私たちの動物病院では、ほとんど人が食事療法はされている方が多いです。●食事療法の基本がんは慢性炎症なので、体を炎症させないことです
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃん私たちは、がんは炎症反応だと考えています。抗がん剤治療もしますが、ますは炎症を取ることだと考えています。どんながんの子でも以下のことをする必要があります。・細動脈の浄化コルステロールや中性脂肪も血液検査で測定してもらい、正常値になるように・高脂肪食をとめて、腸内細菌叢をシンバイオティクスで浄化するシンバイオティクスとは、プロバイオティクス(probiotics)とプレバイオティクス(prebiotic
↑「がんと炎症代謝研究会」の和田洋巳先生のテキストより昨日、「がんと炎症代謝研究会」がありました。人間のドクターに混じって、勉強をさせてもらっています。がんは、*代謝疾患*慢性炎症だというアプローチから、がん治療をしています。●がんが住みにくい体質①アルカル性の食事②尿のPHを7.5前後に。③なかなかアルカル性にならないと重曹療法●免疫骨髄機能①好中球/リンパ球の比を2以下に。②CRP,SAAを正常値に。③腸内細菌叢を整える。●がん治療
私たちは、がん治療を多くさせてもらっています。いろいろな治療法があるのだと思いますが、その中でも免疫誘導の治療をしています。つまり*あまり抗がん剤を使わない*リンパ球にしっかり動いてもらう。そのような治療です。すぐに反応する子っもいるのですが、なかなか治療効果が得られない子もいます。いろいろ指標があるのでしょうが、ひとつは、好中球/リンパ球の比で私たちは見ています。この比が、2以下の子は、いいのですが、8、7、の子がたくさんいます。それらの子は
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が3年以上寛解しているいちごちゃん私たちの動物病院では、がんの治療のひとつとして、食事療法をしています。タンパク質はどれにするのかは、難しいです。●鶏卵はいいの?鶏卵は、完全栄養食に近いです。・タンパク質・カルシウム・鉄分・リン・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンD・ビタミンE・脂質ビタミンCと繊維質以外は入っています。人間で、1個ぐらいなので、体重換算してあげてくださいね。食事療法をやって、低タンパク質になら
私たちの動物病院は、がんは「慢性炎症」の結果だと考えています。シニアになると、免疫力が弱くなるので、がんにならないようにより注意をしないといけないです。●シニアの子ががんにならないためにすべきこと・食事療法・アルカリ化になるサプリ・ミサトールの内服市販で購入できるミサトールは、砂糖が入っていることが多いので、これはよくないです。動物病院で購入ください。・定期的な血液検査しっかり血液検査を深読みしてもらってください。上記をしていると、絶対に大丈夫と言えないけれど、こ
サルベストロールについて書きました。以下です。■がんサルベストロールがいま話題に#サルベストロール#がん|まねき猫ホスピタル院長獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし(ameblo.jp)簡単にお話すると、植物はカビなどから体を守るための機能を持っています。それが、サルベストロールです。植物が身を守るための自然の防御システムです。カビなどは、外からやってくるものなので、皮などに多く含まれているのです。「サルベストロール」という単語は聞きなれないと思います
私たちは、がんの治療を多くしています。治療をするときに、過去の病気を尋ねます。そのとき、アレルギー疾患を持っている子もいます。痒みがあるので、新しくできた「アポキル」という薬を内服している子もいます。痒みが取れるので、アポキルは使われています。アポキルの作用・ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤と呼ばれるお薬で、痒みのシグナルだけを麻痺させる・一時的に「痒み」を感じさせない・24時間持続します。これは、いい面なのですが、長期に内服すると・免疫抑制作用
今日は、液体の油について勉強しましょう。まずはじめに、油は大きくわけで、□飽和脂肪酸常温では固体動物の油、ラードなど□不飽和脂肪酸常温では液体です。常温で【液体の油・不飽和脂肪酸】の話をします。■不飽和脂肪酸の種類□オメガ3系脂肪酸・α-リノレン酸、DHA、EPA・エゴマ油、アマニ油、キャノーラ油・DHA、EPAは青背魚の脂□オメガ6系脂肪酸・リノール酸とアラキドン酸・リノール酸は大豆油、コーン油、ごま油、くるみなど□オメガ9系脂肪酸・
↑眼窩、鼻腔内リンパ腫が、寛解が5年以上続いているいちごちゃん。がん治療を多くしています。抗がん剤を打って来られるもふもふちゃんが、来院されます。抗がん剤は、がんを叩くための薬なので、効いてない子、効きの悪い子もいます。リンパ腫などは、一度、寛解したのに再発しやすいのでやっかいです。●なぜ、抗がん剤は効かないのか?*正常な細胞は、いろいろなところに行かないけれど、がん細胞は、血流に乗って、他のところに行く。*体の中で自由奔放に動く。*これらをETM現象※といいます
以下のサイトからの写真です。http://pathology.or.jp/corepictures2010/23/c02/01.htmlもふもふちゃんは、ご長寿になりました。そのため、体に(体表面)に腫瘍が出来る子が増えています。毛が生えているので、わかりにくいことがありますが、体をマッサージする習慣を持ってもらうと発見できます。●腫瘍を発見したとき①一般的には、細胞診といって、腫瘍の一部を取り、病理検査をします。②ほぼ正確には、診断出来ますが、そうじゃないときもありま
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん先日、体がなかなかアルカリ性にならないという質問を受けました。その方の食事をお聞きすると□肉の手作り食□野菜スープ肉には、IGF-1(insulinlikegrowthfactor-1)というホルモン様物質があります。これは、mTORを活性させるのです。●mTORとは正常細胞の分裂や成長を適切にコントロールしています。しかし、がん細胞ではこのmTORの働きが亢進させるのです。そのために、肉を与えると体が酸性にな
表在性のがんで自壊していました。難治性の皮膚病などに上から塗布するのに、何を使っていますか?よく処方されるのが、ステロイド剤ですね。アズノール軟膏は、長期に使うのに、おすすめの軟膏です。皮膚病だとステロイド剤がよく使われますが、よく効きますが、それだと副作用もあるので悩むとことですね。アズノール軟膏は、長期に使うのに、おすすめの軟膏です。今日は、植物成分から出来た「アズノール軟膏」をご紹介します。カモミールから出来ています。(キク科の植物に含まれ
がんの子を多く診察しています。最近は、「がんは代謝疾患であり全身を治さないといけない」ということがわかっているので、他方面から治療をしています。がんのもふもふちゃんのフードについて、問い合わがきます。1、がん用のフードはいいの?2、生肉をあげていいの?3、馬肉をあげていいの?というものです。そもそも「がんは何故、転移するのか?何故、抗がん剤が効かないのか?」ということを理解していただければ、わかりやすいと思います。以下にも書いています。■がんがん・
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき4年になるいちごちゃん私たちは、がんのもふもふちゃんの治療を多くしています。他院で治療をされている子、他院でされて反応が悪い子などを見ていると、圧倒的に低栄養になっていることが多いです。たとえば、・TP(タンパク質)・ALB(アルブミン)・Mg・Pなどが低値だと、薬がうまくそこに届きません。抗がん剤治療をすることは大切ですが、それを効かせるためには、悪液質になってしまうとその効果が出にくいのです。●悪液質(Cache
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃんがんの子に少しでも栄養をつけてもらうと思うので、牛乳、ヨーグルトとはあげがちです。しかし、がんの性質を理解してもらえば、それらは体によくないということが、わかっていただけると思います。【乳製品と摂ってはいけない理由】・細胞を増殖される成長因子が含まれています・IGF-1が多く含まれているので、がん細胞が活性化する【飼い主さんのできること】がんの子には、乳製品はやめて、豆乳やきな粉をあげましょう。が
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して4年のいちごちゃん私たちの動物病院は、がんの治療として、分子標的薬である「パラディア」を使っています。●分子標的薬のパラディアの副作用・下痢・嘔吐・食欲不振などがあります。●がんに治療には、免疫が大切私たちの動物病院は、免疫が大切だと考えています。そのため、腸内細菌叢乱れると免疫力も落ちるので、パラディアを処方するときは、腸内細菌叢のサプリメントも一緒に出しています。そのようにしているので、下痢や嘔吐をする子は、ほとんどいません
動画は、T細胞ががん細胞をサイトトキシンで殺しているところです。こんなに詳しくわかっているのですね。臨床をしていて目には見えないけれど、まさに、T細胞ががん細胞を殺しているな、と思える瞬間があります。私たちの免疫誘導の治療は、T細胞に頑張ってもらうものです。『はたらく細胞』的にいうと、免疫細胞に働いてもらうために環境WHITEにするために、治療をしています。この動画でもわかるように、T細胞は、人間でもティースプン1杯ぐらいしかいないのでね。多量にがん細胞出来た場合
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して4年以上たっているいちごちゃん私たちの動物病院には、獣医師に「なにもすることがない」と言われた飼い主さんが、来られてことが多いです。そんな飼い主さんは「なにもどう考えたらいいのか?」と言われています。そこで、私たちはこのようにお話をします。「がんと炎症、代謝研究会」に入っている私は、がんは「慢性炎症」だと考えています。それで、炎症を抑えることを考えています。●飼い主さんのできること・食事を見直すできれば、魚のたんぱく質のもの
全国的に体に影響を及ぼす暑さが続きます。汗をほとんどかくことができない犬や猫は、暑さに弱い動物ですね。がんのもふもふちゃんもやはり体調がよくないので、熱中症になりやすいです。そのために以下の方法をしてあげてください。●水分補給方法□豆乳を薄めて氷にする□氷を水に浮かべる□豆乳を薄めたものをシャーベット状にしてフードに混ぜるなどです。氷だけで食べてくれるもふもふちゃんはいいのですが、豆乳を少し入れることで食がすすむようです。暑い日が続きますが、工夫して楽しく乗り切ってあ