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あやめ(菖蒲)を想う日である。…あやめも知らぬ恋もするかな周知のことだろうが、『古今和歌集』所収のこの歌はほととぎす鳴くや五月のあやめぐさという上句を持っていてそれはそのままそっくり序詞(じょことば)として"あやめ"を導き出すいわば曲のイントロのような役割をしている。つまりこの歌の趣旨は下句のあやめ(ものの道理、分別)もわからないような恋をしてしまったことよという嘆きに尽きる。恋は分別から最も遠くそれが自覚できないからこそ始末にワルイ。そんな恋からは遠い今のけいあゆだが
2024年5月1日(水)今日は雨で気温も下がった東京。帰宅途中の新宿駅でしっかりダウンコートを着てる人まで見かけてしまいました。寒暖差が激しいですね。ブログの更新は極端に減ってしまったんですけど、家で大人しくしていることはなく、ほぼ出掛けています。写真は撮っているのでまた機会があれば美味しいもの、綺麗な風景などご紹介しますね。さて、5月になったので部屋の伝筆を描き変えました。4月はこちらでした。「桜」の一文字。で、今月は何にしようかと。いつもだと前もって描いておくんですけど、今
題しらず藤原敏行朝臣いくばくの田をつくればか郭公しでのたをさをあさなあさなよぶ〈古今和歌集巻第十九誹諧歌1013〉++++【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】++++どれほどの田を作っているからというので、ほととぎすは、「シデノタヲサ」と鳴いて、あの田植えの統率者である、しでの田長を毎朝毎朝呼ぶのか。+++++++++++++++++++++++++++++□□□□□□□【和歌コードで読み解いた新訳】□□□