ブログ記事1,330件
死神の茶室で向かい合う2人。「死神おじさんが仕事してる所ってこんなだったのね。すごく素敵ね。おじさん…気になることがあるんだけど…人間には4度の生があるっていうけど、私は何番目の生だったの?亡者には話してもらえるんじゃない?」「お前は最初の生だった…」「よかった…3回残ってる…」扉が開いてシンが入って来た。「茶を用意するから話して」死神が席を立つ。ウンタクを見つめるシンの目から涙がこぼれ落ちた。ウンタクが近づいて微笑み、シンの頭に手を伸ばすとシンは堪え切れなくなって嗚咽の声をもらした。「私
死神は、後輩の女の死神を呼び出し、秘密を一つ教えてやろうと思う…と話し始めた。「前世で大罪を犯すと死神になると言うが、その罪が何か…。俺たちが犯した大罪は自ら生を捨てた罪だ。自ら生を捨てた者達を死神として目覚めさせ、数多くの死を導き、生者でも死者でもない存在として生かす理由が何なのか?名前もない者、記憶もない者が、住む家も食べることも必要な理由だ」「その質問の答えを探すある日、ふと俺たちが放棄した物、名前、俺たちが捨てた生が欲しくなるんじゃないか…そうして生に切実になれば、俺たちの罪が終わる
「この高麗の男の花嫁になってくれないか?」シンの言葉に、ウンタクは頷いた。「そうするわ…」이쓸쓸한남자의신부가될게요.이찬란한남자의처음이자마지막신부가될게요.꼭그럴게요.「この寂しい人の花嫁になります。この煌びやかな人の最初で最後の花嫁になります。必ず…」ウンタクは屋根部屋の前に座って空を見上げていた。「お母さん…私お嫁に行くの。元気で頑張るから…」そう言って空に向かって手を振った。「トッケビに会ったんだね…嫁にも行くんだ…良かった。なんで涙が出るんだろう」後ろ
「うわァ‼︎」ウンタクが声をあげた。綺麗に飾られたツリーをシンが用意してくれたことに感激したウンタクはあらたまった様子で「今まで自分のことばかり考えてごめんなさい。追い出されるかと思って心配だったし、おじさんが剣を抜いてくれって言ってくるのも面白かったから…それに美しくしてあげて他の女の人と会ったりしたらどうしようとも思ったし」シンが黙っているので近づいて「いいや…会わないよって言わないの?」「そりゃ会わなきゃ」「もうやんなっちゃう…期待もしてなかったけど。どっちにしても結論は出したの。」「
「ちっとも歳取ってないのね…相変わらずイケメンで」サニーがまず口を開いた。「お元気でした?」「消息…知らせないと言っていたのに…」「忘れてたのね。私がつき合った男性が死神だってこと…。消息…ここに来ると思わなかったわ」「会いたかった…」「そうだと思ったわ」死神はポケットから指輪を出し、サニーの手を取った。「きちんと一度はめてあげたかったんだ。あんな風に無理やりはめて悪かった…」「会いたかったわ…」「そうだと思った」2人は微笑みあった。「サニーさんが、僕が導く最後の亡者です」「そうなのね
「お前なのか…そうでないのか…」シンが宙を見つめて独り言を言っている。シンの隣に死神がやって来て力なく座った。「ちゃんと帰ったか?」とシン。「あの人はいつも…本当に…ちゃんと…帰ったよ」「大丈夫か?」「何…」そう答えてから思い出したように「気になることがあるんだけど…あの巻物のことだ。誰が描いたんだ?」「王黎が…」「妹の姿だがあいつが見た姿で、あいつの恨み、罪、恋しさが込められているんだろう…あの巻物には。おそらくそれはあいつの最後の幸せだったんじゃないかと思う」「そんなにみんなを殺して
あんにょん…あらすじブログを終えて、ちょっとお休みしていたら…カナヘイさんのスタンプが使えなくなってて寂しい〜←そこ?(カナヘイさんのスタンプ…前のブログからコピペしてます)トッケビ病からなかなか復活できずにいるそこのあなたに…最終話で私が字数制限を恐れて割愛してしまった部分を少し…拾ってみますウンタクが神さえも予想できなかった『犠牲』によって第1の生を終えた後。三神ハルメが空を見上げながら「お母さんに会えたかしらね…」と呟きます。おでん屋の屋台をやってるようですが、おでん屋
ウンタクと来たレストランに一人で座り、考えにふけるシン。『浅はかだった…忘れたならそれでも構わない人間だ。ただ…ものすごく会いたかった…』公園の噴水の脇で、拾った紅葉を見つめているウンタク。ため息をついた。そして紅葉を置いた途端…記憶が蘇ってくる。シンの前に立って「おじさん…」と言っている高校生の自分が…それを見つめているシンが…『落ちてくる紅葉を掴んだら…一緒に歩いている人と恋が叶うんですよ』高校生の自分がシンに向かって言った言葉と、シンが初恋の人から聞いたと言うその言葉が重なった。
ウンタクと別れて戻って来たシンに、鬼が話しかける。「ついに死ぬのか?噂では花嫁が現れたら死ぬらしいじゃないか。」「俺の血筋についてあれこれ言うな。あいつは剣も見られなかった」「まだ幼くて見えないだけかもしれない」「とにかく祝ってくれ。まだしばらくは生きるから」「人の生死に関わる鬼とは一緒に暮らせないな」シンは部屋に戻り、体をベッドに投げ出しため息をついた。ウンタクも図書室で本を枕にしてぼうっとしている。ウンタクはトッケビ(鬼)についての童話本を片端から広げて調べている。「大きいお姉ち
こんにちはハンナです韓国では新ドラマがいくつかスタートしましたEXOチャニョル出演の「ミッシングナイン」もスタッフが見始めて面白いとの事で、まだ見てないので早く見たいところですちなみに私はスーパージュニアのイェソン出演の「ボイス」を見ているんですが、めちゃくちゃ怖い警察もののサスペンスなんですが、1話では殺人犯のアジョッシから隠れて警察に電話してる少女がどうなるか気になってみていたんですが、もうハラハラし過ぎて怖くて、チャンネル変えて、でも気になって見ての繰り返し←2話では子供が刺されて
首を絞められながらライターの火を吹き消すウンタク。その途端、パクジュンホンを青い光が包みウンタクの体から引き離された。しかしパクジュンホンは、そのまま不気味な笑いを浮かべている。「大丈夫か?」ウンタクの体を起こし、パクジュンホンの方に剣を持って向きなおるシン。しかしその瞬間、ウンタクがシンの剣を掴んだ。「チウンタク!!」剣を消すシン。「分かったの…今現れた理由が…私を斬って。早く!私の体に入ったらおしまいよ。私の手を借りておじさんの剣を抜くつもりなの」「私はどうせおじさんがいなかった
オリーブチキン。「やっぱり綺麗…私のものだわ。」死神にもらった指輪をはめて見惚れるサニー。「指輪買ったんですか?」とウンタクが寄ってきた。「ううん…男にもらったの。あの男」「わぁ!歩道橋の?会ったんですか?いつ?どうでした?」「相変わらずイケメンで、相変わらず変わってる…変な人って思っても顔を見たら忘れちゃう…」「だけどすごく昔の指輪みたいですね…」「指輪もらったこともあったわ〜」次々とテーブルの下から現れたのは霊たち。「うちの子がかわいそうで…」泣き出したのは年配の霊。鬼にロト番号を
アルバイト先でも掃除しながら単語暗記、家でも勉強に勤しむ高3受験生のウンタク。ノックの音で外に出るとマカロン(?)の差し入れが…。メモには「勉強してて退屈になったら"剣"を…」シンからだった。「勉強に忙しいのはわかってるんだけど、時間あったら"剣"を…」今度は浮いたお盆に差し入れとメモ。「勉強で大変なのはわかるけど、いったん"剣"を…」ブロッコリーの差し入れは死神から。「勉強して孤独なのはわかるけど、暇な時あいつの"剣"を…俺の督励はヒミツ…」差し入れのお盆をキッチンに返しに来て、シ
トッケビ〜幸運のおすそ分けプレゼント企画、そしてプチプレゼント企画にもご応募ありがとうございました昨日、幸運な3名の当選者の方にそれぞれ発送を済ませまして、今日はプチプレゼントに応募してくださった方々にもフォトカードを送らせていただきました人気のフォトカードは偏りがあったため、ご希望に添えなかった方もいらっしゃったかもしれませんが、メールをくださった方には全員何らかの形でお送りしましたので、楽しみにお待ちくださいねさてプレゼント企画のアンケートで寄せていただいたお好きなトッケビのシーン
一人残されたウンタクは泣き叫び、空には雷鳴が轟き渡った。その途端…人々の記憶の中から何かが抜け落ちていく…シンが書き遺した神への嘆願書の文字が、雷鳴とともに消えていく…ウンタクの詩集にシンが書き込んだ『初恋だった…』という文字も焼き消されていく。ウンタクの中で、今までのシンとの思い出が重なり合うように瞬時に駆け巡る…ウンタクは投げ出してあった鞄に向かって駆け寄り、中からノートを取り出した。「記憶して!覚えていなきゃだめよ…あの人の名前キムシン…」「背が高く、悲しそうに笑う…雨となっ
④で収まり切らずに⑤つになってしまいました。先に④をお読みください…パクジュンホンを見つけようと高台から街を見下ろすシン。舌舐めずりをしながら酔っ払いの後をつけているパクジュンホン。突然、首根っこをシンに掴まれる。「900年も避けて来たのにこうして会うとは…虚しいな」「心配するな。すぐに消してやるから。しかし900年も避けて来たのに、今になって俺の前に現れたわけを言わねばならぬ」「やはり下品な武臣出身だから900年の歳月にも笑うことができなかったのだな。仇が近くにいても気づかぬ様子がお
「死神おじさん…じゃなくてもう死神さん…かな?」「その他の漏落者!ほんとに予期せぬ展開だな」顔を出したウンタクを死神は懐かしそうに見つめた。「記憶全部戻ったんだよ。俺のこともわかって」嬉しそうなシンに頷く死神。「その他の漏落者…久しぶりに聞いたわ。全部分かってたのにどうして一度も会いにきてくれなかったの?」「人間が死神に会っていいことなんてないだろ?久しぶりだな、その他の漏落者…ラジオよく聞いてるよ」「久しぶりだなんて、ものすごーく久しぶりですよ。私もう29歳なんだから…」「……29…そ
以前にも何度か書きましたが、韓国のSUBWAYでロケ地として行ったお店の数々、そして特定できたが時節柄未訪問のお店などをこちらで列記しています。今後も新しく見つかり次第、随時更新していきますが、今回は「涙の女王」9話に未訪問店舗の舎堂駅店が使われていたので追加更新しました。1.「トッケビ」に使われた仁川青羅店https://ameblo.jp/shuga-2016/entry-12266060380.html2.「トッケビ」に使われた建大入口店https://ame
着て行く服を念入りに選んでいるウンタク。「どれどれ…始まったばかりの恋人達のための、静かな場所は…」ガイドブックをめくっていたウンタクは、ある写真に目を止めた。丘の上の墓地の写真が、記憶の中のある風景と重なって見えた。その丘は、向かおうとしたウンタクを、シンが「ここは特に何もないから」と腕を掴んで引きとめた場所だった。タンポポの綿毛を飛ばした風景が、頭の中に浮かんだ。墓標にあった写真までもが…。居ても立っても居られなくなったウンタクは、一人で丘の上に向かった。記憶の中にあった墓標の写
シンについて扉を出た先は、なんとカナダだった。これほどすごい能力の持ち主なら鬼に間違いない、お嫁さんになる…愛してる…と言うウンタクに言葉を失うシン。「お~初めて言われたみたいなふりして…オッパ♡」からかうウンタク。「やめろ」シンにお構いなしに「さぁあちらに参りましょうか…新婚旅行だと思ってね」と街中見物に繰り出すウンタク。そんなウンタクを不思議そうに見つめるシン。「わぁ…さすが紅葉の国ね…私のためのレッドカーペット。一緒に歩けて光栄でしょ」「あの標識は何?」「妖精が出没するところ」
カナダのケベックにやって来たウンタクは、背の高い男性とすれ違う。「ああ…また会ったね」「そうね…」そう言ってからウンタクは立ち止まる。「そうね…ですって?私…今、そうねって言った?」「待って!」男性を探すが見つからない。「お嬢さん…」道端でアクセサリーを売っている女性に声をかけられた。「私ですか?」「こうして会えて嬉しいわ…」「私をご存知なんですか?」「いいえ…あなたがしているネックレス…」「これですか?」「それ私が作ったのよ」「ある男性にデザインを渡されて作ったの。もう10年は経
「また私から連絡しなきゃならないの?」とサニーがメールを打とうとするので死神は音が鳴っては大変…と大慌て。しかしスクリーンロックが分からない。「どうして連絡くれないの?」と独り言を言うサニーに「それは…一つ目、あなたの記憶を消してしまって申し訳なくて。二つ目…」そう言って巻物の中の王妃に惹かれた自分を思い出す死神。「僕が浮気をしてしまったせいで…こんな自分に混乱してまして…」そう言っているうちにサニーからのメール着信音が鳴ってしまう。メールの内容は「会いたい…」それを見て「僕もです…」し
店じまいをしたサニーが振り向くと女の死神が立っていた。「あぁびっくりした!」「驚かせてすみません」「どうしましょう。店は閉めましたけど」「そうですね…ではまたお会いしましょう」サニーの手に触れた瞬間、女の死神はサニーの前世の中にいる自分を見た。それは、亡者となって現れたパクジュンホンの手下の女官だったのだ。サニーは家で化粧を落としながらため息をついた。その時携帯が鳴った。キムウビンの名を見て胸をときめかしながら電話に出る。「もしもし」「会いましょう…」「別れたんじゃなかった?」「サニーさん
ウンタクは、大学構内を歩きながらシンにメールを打っている。『オリエンテーションも終わって、講義申請もして、キャンパスツアー中です』幽霊2人が覗き込んで「会いたいㅠㅠ…って書きなよ」「アイシテルって…ハート付けてハート!」と話しかける。「ロマンチック〜」とグレーの幽霊。「私にも一時はあったな…暖かい春の日。だけど黄泉の国を彷徨ってる今は、毎日深くて暗くて寒い冬の夜の中で生きてるだけよ…。あんたがアイツに一度だけでいいから会ってくれたら…気になることひとつだけ聞いてくれたらいいのに」と赤い革ジャ
オシャレをして口紅まで付けて身支度に余念のないウンタク。「今日は初講義!私は大学生!そして開講パーティ!だから短いスカート!」「ダメだ…」先約があるのでドクファに送ってもらうように、何かあれば…と言うシンの言葉を遮ってライターがたくさん入った鞄を見せるウンタク。「ひとつ忘れ物があるぞ」「何かわかったわ」そう言ってウンタクは目を瞑る。期待してくちびるを突き出して待つウンタクの胸元にシンがかけたのはケベックで買って来たネックレスだった。「なぜ目を閉じたのか…わかってるようでわかってないな」
『卑賤なものを握った手には適度な力を込めるもの。大切にし、握りしめるとその大切で卑賤なものは必ず死ぬのです…その手によって。未熟な年、下賎な外家、外家よりさらに下賤な戚家。一昨日、何名かの大臣たちと門下侍中シンチョルジュの酒の席で交わした話でございます』『間違った話ではないではないか』『間違った話でないほど間違いだとしなければなりません。皇帝を愚弄したシンチョルジュの首を打ち、間違いを咎め、剛健を見せつけてくださいますように』「これ以上御心を煽るのはおやめなさい。これ以上陛下の目を覆うのは
「ここは昔チキン店だったところなんだけど、捨ててしまうには何だか気になって…」封筒に書かれた"チウンタク"の文字を見るシンと死神。『用があって…次いつ来られるか分からないから…待ってられるでしょ?』ケベックでのウンタクの言葉を思い出すシン。シンの顔色を見て「こいつに捨てればいいよ」と死神。「叔父さん、名前チウンタクなの?…ですか?名前なんでそんなに多いの?…ですか?」相変わらずタメ口ながらも、最後に「です」を付けるドクファ。ドクファには応えず、死神に「お前がこれを持って行ってくれ。俺が持
あらすじの方はとうとう最終話を残すところまで来ましたここまで私の『のろのろブログ』につき合ってくださった皆さんに本当に感謝の気持ちを伝えたいですそんなこと言ってる暇があるならサッサと最終話アップしろーッはい…私もスッキリ済ませたいです3月中旬にある試験(仕事量に直結する)に備えなければ…なのです気合い入れて最終話に取り組む前に…夕べ15話をやっていて気づいたサニーのセリフを2つ取り上げてみようと思いますまずはこちらをご覧ください【9話より】初めてシンがサニーの店を訪ねた場面です。
「アルバイト募集ってあったので来たんですけど…社長さんいらっしゃいますか?」「ここにいらっしゃるわよ。高校生?」「あまりにも綺麗でお客さんかと思いました」「お客さん…綺麗よね。だけどお客さん見たのがいつだったか忘れたわ」ナッツを摘みながら気だるそうに座っている美しい女性が社長だった。「今日が初日よ(오늘부터일일이다)」採用が決まってウンタクは大喜び。「おじさんが言ってた鶏屋ってチキンのことだったのね」「鶏はチキンよ。だけどお客さんがチキン頼んだのがいつだったか忘れたわ…」アルバイトが決まっ
8年後。ウンタクの誕生日。お祝いのお餅よりも、ろうそくを立てて願い事ができるケーキがいいと言う。「あ…仔犬だ」駆け寄って撫でているが実際には仔犬はいない。英語も満点取ったし、大きくなったからろうそくに火をつけるのも自分で…。いろんな人が(多分、幽霊)いろいろ教えてくれるから…と言いつつろうそくに火を灯した途端、目の前にいる母親が実在しないことに気づく。「ほんとのお母さんじゃなくて霊(영혼)なんだね…お母さん死んだの?お母さん今どこにいるの?」「交差点の病院に…病院から連絡が来るから。