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新型コロナウイルス感染症の発症は減っているようですが、コロナ後遺症はなかなか減りません。Yahooニュースでも出ておりました。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6500384これは慢性疲労症候群の治療ですでに判明しておりますが、コロナ後遺症が薬物治療に反応しにくい特徴があるのも理由の一つです。診察所見で筋肉のの異常なこりをみないコロナ後遺症患者さんはいらっしゃいません。ある程度筋肉のこりがひどい状態になると薬物治療では改善しない状況が出てきます。
一度に60分の治療をしている表記の患者さんの話です。この連休中に痛みが増悪しております。これまでは痛みがひどい時に、救急車を要請したことがあったそうです。痛みを訴えてもまともに取り合ってもらえなかったそうで、痛みの治療そのものをちゃんとしてもらえず、大変に辛い思いをしたそうです。昨日膝の痛みがひどくなり、いつも以上に時間をかけて治療をしました。ようやく膝の痛みが軽減し、帰宅できました。本日になり、かなり膝の痛みは軽減しましたが疲労倦怠感が著しい状態でした。それもそのはず、この
慢性疲労症候群や線維筋痛症の治療を始めて30年になります。当初は治療効果が出ませんで、いつこの病気の治療をやめようかと考えておりました。しかし、乗りかけた船でした。どうすれば良くなるのか、悪くなるのかを細かく検討してみました。改善因子と増悪因子の検討でした。増悪因子はさまざまでしたが、改善因子は3つしかありませんでした。漢方薬の投与・向精神薬の投与・身体の加熱保温この3項目だけでした。特に身体の加熱・保温はすぐに取り組めることです。ただし、我流ではいけません。どこ
線維筋痛症は一般的には治らない病気とされております。薬物治療では多少の痛みの軽減は期待できる場合がありますが、痛みがほとんど問題にならないで日常生活に支障がない状態に持ち込むことはほとんど不可能な病気です。しかし、薬物治療ではなく身体を物理的に刺激する治療では線維筋痛症は治ります。100%の治癒率ではありませんが、痛みが問題にならない程度に改善させることはできます。当クリニックでは綿花を利用した間接灸を患者さんに覚えていただき、自宅でも自己治療をしていただいております。治
自律神経免疫治療で、さまざまな病気を治療してきました。末期的な癌でも多数治療してきました。末期的な癌でも治ることがあります。決して珍しいことではありません。とはいっても、残念ながら100%の末期癌を治せるわけではありません。治せなかった末期癌の患者さんでも、身体が楽になるとおっしゃっていただけました。また、一時的にかもしれませんが、身体が楽になったと患者さんがおっしゃるとご家族が非常に喜びます。癌の末期的状態ではさまざまな症状が出ます。通常の治療では改善させることは難しいので、患者さ
自分のことは自分が一番よくわかる、とおっしゃる方は多いですね。ある意味ではこの考え方は正しいと思います。しかし、ある意味では間違っていると思います。自分の感情に関してはこの考え方はある程度正しいと思います。それでも本人が気が付かないことは沢山ありますね。自分のことは自分が一番よくわかるということが間違っている例としてあげたいのが、身体の冷えに関することです。前回の書き込みでも取り上げましたが、診察して明らかに冷たい身体でも本人が全く気がついていないことはざらにあります。
このブログで何度も何度も取り上げている冷えの話です。身体が冷えているのに全く気づかない方が時々いらっしゃいます。冷えの診断法を覚えていただいて、それを実行してもご自身が冷えていることが判らないのです。当クリニックで実行していただく冷えの診断法はご自身の腋窩温と身体各所の表面温度を比較する方法です。起床時に寝床の中で試みていただくと自分の身体が冷えているのかが診断できます。身体の表面が冷たいことは内部の温度が低いことを意味します。内臓の温度が低い場合には、内臓に十分な量の
60歳台の女性の話です。全身の痛みと疲労倦怠感が著しいので、標記の様に線維筋痛症と慢性疲労症候群が合併している状態と診断しております。痛みの指標であるJFIQが100点、疲労倦怠感の指標であるperformansestatusが5の状態で治療を開始しました。JFIQの点数が90点を超える状態では通常の治療では効果が出にくことが判明しておりますので、治療時間を通常の30分ではなく、60分に延ばして治療することを患者さんに提案しました。治療すると身体が楽になることが実感できたの
線維筋痛症は全身の痛みのために日常生活すらままならないことが多い病気です。リウマチ科を受診される患者さんが多いようですが、関節リウマチとは異なり、炎症のマーカーは問題ないのです。つまり炎症で痛みが出ているのではありません。従っていわゆる消炎鎮痛剤は無効です。消炎鎮痛剤は炎症があればある程度は効果が出ます。しかし、線維筋痛症は炎症がありませんので、いくら種類を変えても消炎鎮痛剤の範疇にある薬物は効きません。では何故痛みが出てくるのでしょうか?不思議ですね!現段階では確実
先日爪もみの新しいやりかたをアップしました。勘のいい方ならば、手だけではなく足はどうなんだろうと思ったのではないでしょうか?足の親指の刺激も効果的です。下半身のトラブルは解決の方向に向かいます。特に膝の痛みに効果的なのが驚きました。腰の痛みにも効果的ですが、痛みの程度が強い場合には力不足のことがありました。青山・まだらめクリニック青山・まだらめクリニック東京都港区|自律神経免疫治療統合医療漢方内科慢性疲労症候群線維筋痛症通常の西洋医学で対応しきれな
春先の辛いことには花粉症があります。最近の薬物治療はかなり効果が期待できるようになってきました。しかし、きちんと薬を飲んでも十分な効果が出ないこともあります。そこまで重症ではない場合でも重症な場合でもツボ刺激を今の治療に加えてはいかがでしょうか?ツボ刺激単独でもある程度の効果はあります。それでも間に合わない場合には綿花を利用したまだらめ式間接灸で目鼻の刺激が効果的です。ツボ刺激を女性自身が取り上げてくれました。青山・まだらめクリニック青
かつて爪もみは健康法の王者と言えるほどの知名度を誇っていました。ある健康雑誌では年間12回発行のうち、半分の号で取り上げられるような勢いでした。いまだに患者さんの多くは爪もみという名前をご存知の方が多いのは間違いないです。爪もみはやり方で効果が全く異なります。爪の生え際を痛くなるくらい刺激するやり方が一般的なやり方です。この方法はせっかく頑張ってやるのですが、効果が乏しいのです。せっかく手間ひまかけてやることですので、少しでも効果的なやり方でやるべきです。これまで
何度か新しいツボの効果を書き込みました。このツボを刺激すると痛みには効果的です。何しろ線維筋痛症の痛みを軽減させる効果があります。このツボ刺激前後でJFIQが15点は改善します。線維筋痛症の患者さんにとってはJFIQが5点改善した場合には相当に身体が楽と感じます。JFIQが15点改善するのはかなり凄いことです。JFIQとは線維筋痛症の問診票です。痛みによる影響を知るのに使われる問診票です。線維筋痛症自体が治らない病気とされておりますが、それは薬物治療している場合の
昨日は立春でしたが、本日は大雪になっております。気温も低く、気圧の変化のために体調が悪くなっている方が多いようです。これまで比較的良好な経過をとっている患者さんから連絡がきております。一人や二人ではありません。天候の変化が原因の場合には天候が回復するのに前後して、体調も回復することが多いのです。しかし、なかなか待っていられません。手足を含めて身体全体が冷えて困ることが一番多いようです。身体が冷えると内臓に流れる循環血液量が減ります。その結果、内臓の機能が低下し活動す
前回書き込んだ新しいツボの効果を経験しました。左の膝の痛みがひどい女性患者さんの話です。まもなく還暦になろうかという方です。整形外科で検査を受けて変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸の注射を数回受けていたそうです。注射を打てば膝の痛みは軽減しますが、すぐに痛みがぶり返してくるそうです。通常の治療では限界があると考え、かつて治療を受けていた当クリニックで治療を受けていたことを思い出して受診されました。膝の痛みは右ではなく、左が辛いのですが膝を観察すると膝の内側にある内転
慢性疲労症候群と線維筋痛症を合併している患者さんを治療しております。かなり痛みの程度がひどく、頻回に治療しております。当初のJFIQは99.7点でした。JFIQは100点満点です。通常の試験と違うことは、点数が高いほど重症であることです。かなり頻回に治療をして、ようやくJFIQ74点まで低下した時点の話です。PS6-8程度でしたが、ようやく安定してきてPS6の状態でした。標記の新しいツボを中心とした治療をしたところ、JFIQ57点、PS4程度に改善しました。治
体温がある程度保たれているから冷えは無いと考えていらっしゃる方がおります。体温がある程度高くても、実は冷えていることはザラにあります。体調が悪くなるくらい身体が冷えると、最悪の場合死んでしまいます。そうなっては困りますので、身体は無理して発熱します。死なないための一種の適応です。そのため微熱が続くことがあります。このような状態の時に熱の対策として解熱鎮痛剤を使うことがあります。このような治療をすると一過性に熱は低下しますが、本来は冷え対策のためにある意味では無理して発熱し
かれこれ10年近く両足のしびれに苦しんでいらっしゃる80歳の女性が受診されました。お住まいの区にあるすべての婦人科・整形外科を受診なさったのですが、治療は受けるものの効果がなく匙を投げられた形になったというのです。心療内科を勧められて受診したところ、処方された薬を飲むと胃がおかしくなるそうですが、しびれの方が辛いので我慢して内服を続けていたそうです。しびれがつらくて、書家としての仕事ができなくなってきたそうです。手には痺れはないのですが、書を認めるある程度まとまった時間を取れなく
50歳台後半の女性患者さんの話の続きです。この患者さんはコロナ感染後慢性疲労症候群と線維筋痛症の合併した状態と診断されます。PS8,JFIQ86点とともに重症でした。治療すると元気になり、1年以上買い物に行けなかったので洋服を買いに行って増悪することを2回やってしまいました。これがなければもっと早く良くなるのに残念な失敗です。コロナ後遺症に限らず、慢性疲労症候群や線維筋痛症の患者さんがよくやる失敗です。身体の状態がまだ良くないのに、結果的に無理なことをして症状が増悪す
コロナ後遺症は治りにく病態と認識されてきました。それは長引くと慢性疲労症候群に移行するからで、慢性疲労症候群が治りにくい病気として有名なのです。慢性疲労症候群や線維筋痛症は薬物治療では治せません。この事実は疲労学会や線維筋痛症学会に参加している医師にとっては共通認識になっております。”湯たんぽ”は比較的早期に気づいたのと、薬物治療以外の治療法を試みる機会を得て研鑽を積みました。東京女子医大附属東洋医学研究所に所属していた時には漢方治療を行なっておりました。全く効果を感じ
50歳台後半の女性の話です。令和4年5月にコロナに罹患。その後から様々な症状がでてきました。微熱、悪心・嘔吐、全身の痛み、蕁麻疹、歩行障害、眼瞼痙攣、不眠などです。大学病院で沢山の検査を受けましたが、異常なし。症状は徐々に増悪し、仕事は完全に休業状態。日常生活もままならない状況です。コロナ後遺症外来を行なっている数箇所の病院・クリニックを受診しましたが著効なく、懇意にしている医師が様々な検索をした結果当クリニックに紹介となりました。疲労倦怠感の指標であるperformanses
前回にヤケドの記事を書き込みました。ついでと言っては何ですが、”湯たんぽ”のヤケドの経験を書き込みます。恥を忍んで書きますが、湯たんぽのお湯を入れる時に熱湯を指にかけてしまい、ヤケドしたことがあります。湯たんぽのお湯を入れる時に、うっかり他のことに気を取られたようでした。自分の右手の親指に熱湯をかける結果になってしまいました。みるみるうちに親指の色が変わりました。皮膚が膨張してゴムのサックのようになりました。これは治ってもヤケドの痕が残るだろうと思いました。”
当クリニックでは湯たんぽの利用をお勧めしております。また、自宅でご自身で治療できる治療法として綿花を利用した、まだらめ式間接灸をお勧めしております。お湯や火を利用するので、やけどの心配があります。綿花を利用した、まだらめ式間接灸では我慢さえしなければヤケドすることはまずありません。時々耳にするのは湯たんぽにお湯を入れるときに失敗してヤケドした話です。先日経験したのは、受診日当日朝にヤケドした方でした。原疾患は乳癌のため受診されている方です。手足が非常に冷たく、リンパ球
能登半島の震災被害はますます拡大しているようです。中でも高齢者(に限りません)が避難施設で過ごす場合には低体温症の問題が出てきました。東日本大震災でも3月11日で雪が降る時期で、震災後に肺炎で亡くなる方が多くでました。停電も続き、燃料がなくなり暖をとることが出来なくなったのでした。今回の震災もかつての阪神淡路の大震災でも寒い時期の出来事でした。阪神淡路の大震災では湯たんぽメーカーの”マルカ”が3万個の湯たんぽを供出してくれました。東日本大震災では規模が大きかったので、湯たんぽを
新年の公式の診療は5日からの開始でしたが、実質的には2日から診療を開始しておりました。線維筋痛症に慢性疲労症候群を合併している方の痛みがひどく、SOSの連絡があったのです。痛みは我慢できるものではありません。我慢するとさらに増悪する可能性が高く、一段と治りにくくなります。準備に時間はかかりましたが、綿花を利用したまだらめ式間接灸と気診治療の組み合わせで治療すると痛みは軽減しました。治療後ある程度時間が経つと再び痛みはでてきますが、痛みが少ない時間が続くと痛みの程度がどんど
旧年は大晦日まで診療をしました。体調の悪い方がせめて元旦だけでも健やかに過ごしていただきたいと考えました。悪性腫瘍の末期的な状態の患者さんはそれでも間に合わないことがありますが、当方のできる精一杯の診療です。新年は5日(金)から診療開始です。本年もよろしくお願いします。青山・まだらめクリニック青山・まだらめクリニック東京都港区|自律神経免疫治療統合医療漢方内科慢性疲労症候群線維筋痛症通常の西洋医学で対応しきれない病気・病態に対し、ヒトが本来持
あけましておめでとうございます。元旦から能登半島の大地震で、驚きました。日本海側がほとんどの地域で津波がきたようで、危険な状況です。避難所に避難している方も多いようで、体育館に避難している映像が流れておりました。この寒い時期に、天井の高い体育館はさぞや寒かろうと思います。短期間でも寒い環境に滞在していると、身体が冷えます。そうなると全身に血液が流れにくくなり、内臓の機能が低下します。免疫機能も低下しますので、風邪をひきやすくなります。高齢者や体力の低下している方は肺炎を
慢性疲労症候群や線維筋痛症あるいはコロナ後遺症などの病気では全身の筋肉の緊張が著しいのが普通にみられます。この筋肉の緊張(=こり)を改善させると、疲労倦怠感や痛みが軽減していきます。筋肉の緊張(=こり)をいかにして素早く改善させるか、で治療効果に差が出てきます。最近発見した治療法では大腿部のツボを刺激すると、これまで十分な治療効果が得られなかった患者さんでは症状が改善するのが早くなったことが続いております。全身の筋肉の緊張改善の効果が早いのです。これまで以上に治療効果が出や
3年前から標記のために治療している患者さんの話です。某大学病院と並行して治療しておりました。当初はリンパ球が少なく、どんな治療をしても反応しにくいだろうという状況から、自律神経免疫治療と気診治療の組み合わせで治療を続けました。治療開始してから約3ヶ月でリンパ球が2,000個を超えました。この時点で抗がん剤治療が始めていただきました。某大学病院呼吸器科では寛解する可能性はほぼゼロとされておりましたが、1年半の治療で寛解しました。その後も定期点検のようなつもりで、時々受診なさっておりま
70歳台の女性の話です。約5年前に心筋梗塞のため手術を受けていらっしゃる方です。1年半前から家事をしている時に胸が苦しくなったり、寝る時に布団の中でも足先が痺れるようになってきました。心筋梗塞の治療を受けてから循環器の病院で薬物治療を受けておりますが、前述の症状は増悪する傾向がありました。通院中の病院の説明では心不全の症状であるとされましたが、薬を飲んでも足のむくみや痺れは改善しません。不安になったこの患者さんは拙著を読んで、湯たんぽで身体を温めてみたそうです。そうすると、