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「どうしたんだい、タイガーリリー?」という日本語タイトルらしきものを結構見かけるので一応併記しましたが、日本では公開もソフトのリリースもないため、おそらくこれは通称ということだと思います。ウディ・アレンが、東宝の“国際秘密警察”シリーズの3作目『国際秘密警察火薬の樽』(1964年)と4作目『国際秘密警察鍵の鍵』(1965年)の映像に撮り下ろしのシーンを加えて再編集し、吹き替えでまったく違う英語のセリフを重ねて、“007”風のスパイコメディにした、という映画。こう書くと、なんだかやばそうな感
気づけば8月は終わっていますが。とりあえず、ここ最近のあれこれ。9月26日にvol.4が発売になるマイケルの日記、既刊のvol.1~3も新しいバージョンが!新刊のvol.4と同じテイストに揃っていて、どれも可愛い。新装丁のペーパーバックはすでに購入可能ですが、vol.4は発売日当日まで注文できません。色々な書店のサイトでもサイン入りを予約受付しているけど、公式サイトでサイン入りをお願いすると決めているので、26日まで待ちます。発売日前に予約ができないと、なんかそわそわしてしまう~。ウディ・
とにかく映画館に行きたいと思ったときに、上映している中で一番おもしろそうだったから観た。大好きな時代が舞台だし、新作としてチェックはしていたけど、正直、特別に期待はしていなくて、絶対に観るぞ!と思っていたほどではなかった(申し訳ない)。でも、こういう時に当たりを引くこともある。時は1969年。登場人物の服装も、食事をするお店も、乗ってる車も、もうすべてが「ザ・アメリカ」という世界。「アポロ11号の月面着陸映像は捏造だった」という陰謀論は(ある意味)ほんとうだったというストーリーと主人公ふたりの恋
『ThePythonYears:Diaries1969–1979,Volume1』に続いて、次は、『HalfwaytoHollywood:Diaries1980–1988Volume2』。タイトルからもわかるとおり、80年代に入って、マイケルの活動は脚本家や俳優業が中心になってきます。マイケル・ペイリン『ThePythonYears:Diaries1969–1979,Volume1』マイケル・ペイリン『HalfwaytoHollywood
1980年の作品だけれども、モノクロ映画。ウディ・アレンver.『81/2』ともいえるのかも。主人公は苦悩する映画監督で、過去と現在をいったりきたりしつつ、夢のような夢でないような映像が続き、どこか物悲しさを感じる……でも、その苦悩のようすはオーバーで、セリフやできごとはとうとつ、あちらこちらで笑えてしまう。シュールだったり、ずれた会話がくり広げられていたり、といった最高なユーモアもふんだんに散りばめられている。主人公のサンディ・ベイツ(ウディ・アレン)は、コメディ映画で成功したものの、もう
前作『泥棒野郎』と同じく、シュールでノンセンスなコメディ。冒頭、いきなり大統領の暗殺がイベント中継のようにテレビで実況放送されていて、この世界の常識は私たちが生きている世界とは違うのだということを見せられる(レポーターのつなぎにほんの少しタイムラグがあるところなどもなかなかに本物っぽい)。最初だけでなく、最後もテレビ中継(何を実況してるんだか、という中継)で終わる。やっている人は真剣だけれど、客観的に見るとこっけいという笑いが大好きなので、こういうへんてこな常識の世界で生きている人々というのは最
ウディ・アレン演じる主人公、ヴァージルの一生を追ったモキュメンタリー(架空のドキュメンタリー)のコメディ映画。これは前に観たことがあるはずなんだけど、こんなにおもしろかったっけ??っていうくらい笑った。最高。何が最高って、不条理っぷりがはんぱない。不器用でつい楽なほうへと流されがちなヴァージルが、何度つかまっても懲りもせずにひょうひょうと犯罪に手を染めていくうちに、どんどんとんでもないことになっていく。彼のガールフレンドのルイーズ(ジャネット・マーゴリン)がピュアでまっすぐで、ほんとに可愛い。彼
BOOKOFFで掘り出し物シリーズ(?)今回は、『InternationalFilmGuide』というペーパーバック2冊。世界中のその年の映画情報が満載のハローページみたいな本。1978年に『ジャバーウォッキー』のレビュー、1979年には、近日公開作品に『TheOddJob』が掲載されていました。1978年の“Japan”のパートに『ハウス』、1979年の“France”のパートに『Diabolomenthe(PeppermintSoda)』と『不愉快な話』、“Awards”の
[ORIGINAL]MichaelPalin:NinethingswelearnedfromhisThisCulturalLifeinterviewhttps://www.bbc.co.uk/programmes/articles/3jLpjFyn2cpnw5PFZW6YQV0/michael-palin-nine-things-we-learned-from-his-this-cultural-life-interviewマイケル・ペイリン:“ThisCultur
「イギリス初のローカルヒーロー」、「アーサー王の伝説に基づくオリジナル特撮シリーズ」、「円卓騎士」と色々と気になって観てみたら、これがすごくおもしろかった!昔テレビで観ていた特撮そのものな感じ(自分記憶比)で驚き。YouTubeで公開されている動画は1本8〜15分くらいの長さなので、シーズン1の5エピソードを全部観ると1時間程度になる。アヴァロンのヒーロースーツは英国調モチーフが取り入れられた騎士っぽいデザインでかっこいい造形。ポーズや殺陣もかっこよくて、でも痛そうなのが苦手な私にも安心の特
[ORIGINAL]BeforeHisLastBondMovie,SeanConneryWasaTrueKinginThisFunTimeTravelFantasyhttps://collider.com/sean-connery-time-bandits/最後にジェームズ・ボンドを演じる前、ショーン・コネリーはあの楽しいタイムトラベルファンタジーで真の王を演じていたCustomImagebyFedericoNapoli1980年代はファンタジー
このブログには、・translation・films&dramas・information・column・logの5つのカテゴリー(テーマ)を設定しているのですが、それとは別に関連記事をまとめて表示するタグをつけてみました。「新着」タブでタグ検索すると、タグつきのすべての記事が表示されるようになっています。とりあえず、今回はこの6つを追加。#monty_python_cahierdechocolat:モンティ・パイソンのこと#jpl_cahierdechocolat:ジャン=ピエ
[ORIGINAL]EricIdleonhisnewshow:Comedy,music,philosophy'andonefartjoke'4:49pmon2June2024https://www.rnz.co.nz/news/national/518488/eric-idle-on-his-new-show-comedy-music-philosophy-and-one-fart-jokeエリック・アイドルが新しいショウについて語る:「コメディ、哲学、
[ORIGINAL]Comedydoesn'tworkifyou'reliteral-minded,saysCleese2May2024StevenMcIntosh,Entertainmentreporterhttps://www.bbc.com/news/articles/c90z18q2egpo「文字通りに受け取っていたら、コメディは成立しない」ジョン・クリーズが語るPAMedia土曜日、舞台版『フォルティ・タワーズ』がロンドンのウエストエンドで上演開
ここ最近、色々と情報やら予定やらがたっくさんなマイケル。◾️ドキュメンタリー『MichaelPalininNigeria』ナイジェリアを訪れた旅番組が配信中(日本国内では視聴できません)。告知でなかなかに忙しそう。BBCRadioの番組やポッドキャストへのゲスト出演が嬉しい。MichaelPalininNigeria|Trailer|Channel5◾️映画『MyNationalGallery』ロンドンのナショナル・ギャラリーの作品とさまざまな人々とのつなが
[ORIGINAL]JohnCleeseSetstheRecordStraighton‘MontyPython’LoreUpdatedJan.02,202410:27AMESTPublishedJan.01,202412:10AMESThttps://www.thedailybeast.com/john-cleese-sets-the-record-straight-on-monty-python-loreジョン・クリーズが“モンティ・パイソン
昨年に続いて「かんぺ大賞」に参加してみました。作品賞:『フィッシャー・キング』テリーG監督作としてはだいぶスウィートな作品で、幸福感にあふれたシーンもいくつもある。監督ご本人はお気に入りシーンのひとつとしてダンスシーンを「apositive,peaceful2024filledwithcreativity&magicalmoments」というコメントとともに元旦にポストしていた。ちなみに、私のお気に入りは中華料理店のシーン。ViewthispostonInsta
年越しは絶対これ!と思って、観ないでとっておいた。正方形の豪華ブックレット(というかもはや写真集)の中に、DVD、Blu-ray、2枚組CD(DVD&ブルーレイの音声のみを収録)が入っているデラックス版。内容は、2014年7月にロンドンのTheO2で行なわれたライブの最終日7月20日の公演を収録したもの。ということは、ちょうど10年前ということになる。タイトルには「(mostly)」がついてて、サブタイトルは「OneDown,FiveToGo」。始まってすぐに「OneDown」のグ
2023年のふり返り。BGMはBBCのSoundsofthe60sのNewYear’sEveSpecial。日本は大みそかの夜だけど、ヨーロッパはまだ午後。january年が明けてからポストした2022年のふり返りとドライアイが原因で目が充血したこと。この2つしか記事を書いていない。アナログの日記もまだ書いてない頃なので、それ以外のことはほとんど不明(記憶にもない)。ただ、Lettsのスケジュール帳にちょろっと書いてあるメモを見ると、色々と迷っていることがあったもよう。febr
今年初めて観た映像作品の中から、特に好きだと思ったもの。今年の新作、旧作どちらも含みます。すべて順不同。ランキングではありません。鑑賞方法は、映画館、ソフト、配信なんでもあり。リンクは作品の感想など。favourite10films◾️モンティ・パイソンノット・ザ・メシア(NotTheMessiah:He'saVeryNaughtyBoy)映画『ライフ・オブ・ブライアン』をもとにしたオラトリオ(オペラ)。去年はこれで年越し。最高だった。ジョン(とグレアム)不在ながらも、
フォーマットはなんでもアリ。とにかく今年たくさん聴いた音楽と好きだと思った音楽。◾️BBCSoundsofthe60swithTonyBlackburn60年代(thebestdecadeever!)しばりのこのプログラムだけでなく、BBCのアプリで聴けるトニー・ブラックバーンのプログラムはおそらくほぼ全部聴いたと思う。明るいトーク(dadjokeも含めて)と選曲がほんと好き。ほかにも、年代関係なく新曲もどんどんかけるプログラムやリスナーが参加するプログラムなど色々あっ
今年の手帳やノート(左)は新たに使い始めたものばかりだった。まず、一番下のQuoVadisのH24/24。見開き1週間のウイークリーバーチカルで、24時間のスケジュールが書けて、大きめサイズ。この条件に合うスケジュール帳がなかなかないなあとずっと思っていたけど、実は大昔から使っていたQuoVadisにあった、という衝撃の事実が2月に判明。なんのことはない、ウイークリーバーチカルはBusinessだけだと思い込んでいて、ほかのカテゴリーをちゃんと見てみたことがなかっただけ。さんざんあちこち探
10月のこと。起きたら首が痛いことが多い。特に、左の首のつけ根辺りがものすごく痛かったりした。右の肩や腕はいつも通りもちろん痛い。枕はふたつ使っているんだけども(ニトリのホテル枕と平べったい長方形のテンピュール)、片方で問題なく寝ていたらある日とつぜん首が痛くなって、もう一方に変える、ということが時々起こる。ただ、こういう痛みやぎくぎくした感じのおかげで、起きてすぐヨガイッシュなストレッチをやるのがむしろ楽しみなくらいになっているから、ある意味良いのかもしれない。ストレッチともうひとつしばらく
1986年の作品。脚本はジョンじゃないけど、当て書きかな?と思ったら、そうではなかった。脚本のマイケル・フレインは「誰も信じてくれないだろうけれども、キャスティングのことはまったく考えていなかった」と言っている。ジョンは脚本を読んで、「これはやらなければ」と思ったそう。それぐらい、いかにもジョン的キャラクターの主人公シンプソンは、時間に正確すぎるくらい正確な校長。彼がコンプリヘンシブ・スクール(総合制中等学校。入試はなく、年齢に達していれば誰でも入学できる)の校長としては初めて、校長会議の議長に
8月のこと。『スター・ウォーズ反乱者たち』を観終わった。だんだんおもしろくなっていって、とても良かった。そのあと『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』を観始めたら、もっと良かった。今、シーズン2の途中。これはまだ進行中のシリーズで、来年シーズン3がリリース予定だというのがかなり嬉しい。アニメーションシリーズを観て、私の中でクローンたちの人気が爆上がり。映画衣装の密かな愉しみの第19回が公開になった。今回は、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』。『ジャバーウォッキー』の予告編も
“映画衣装の密かな愉しみ”第19回が公開になりました。今回は『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』。まずは本編を先に読んで下さい。この記事は衣装とはほぼ関係ない雑談です。映画衣装の密かな愉しみ:第19回『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』アウトローたちの“ヒーロー”コスチュームとそこに隠されたものhttps://jp.ign.com/clothes-on-film/69834/feature/19すでに今年のマイベスト入り確定な『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウ
[ORIGINAL]RollingStoneItalia|TerryGilliamAgainsttheMachineDIBENEDETTABRAGADINIFoto:FabioSerino12GIUGNO202315:35https://www.rollingstone.it/cinema-tv/interviste-cinema-tv/terry-gilliam-against-the-machine/755124/テリー・ギリアムアゲインスト・ザ・マ
7月のこと。とある作業をひたすらやり続ける。書きたいことはたくさんあるものの、断片的で、ひとつにまとめるのが難しい。ラクではないけど、嬉しい悩みではある。フランス語はなぜか地味に続いている。やり始めたら色々と思い出してきたけれども、活用はすっかり記憶から消えてしまったもよう。いちいち調べていると時間もかかるし、そもそもいつまでもそんなことしてても意味がない。活用を覚え直さないことには話にならない。『クローン・ウォーズ』を観終わる。これはほんとうに観てよかった。今まで観ていなかった自分を叱り
5月のこと。バーチカルのスケジュール帳、短い日記を書く手帳、ApplePencil、と手書きを増やしてみた(スケジュール帳と手帳は数ヶ月前から試してはいた)。これがかなり良い。思考にしても、英文にしても、ごちゃごちゃしているものを手で書くとクリアになることが多い。タイピングにはどこか客観性があって、感情を離れたところに置くような感覚。それはそれでとても良いので、うまく併用していけばいいのだと改めて思う。アニメーションシリーズ『クローン・ウォーズ』を観るのが毎日の楽しみになっている。今はシー
4月のこと。楽しみにしていた『D&D』を観にいったらほんとうに楽しかったので、すぐにもう一回観にいった。TRPGのことを知らなくてもじゅうぶんおもしろい、感動作に見せようとする気などまったくない、今どき珍しいことにパンフレットもない、とどこまでも好みだった。そういえば、『D&D』と『ホーリー・グレイル』の共通点を指摘している動画があった。おんなじことを感じている人もいたんだな。連載“映画衣装の密かな愉しみ”公開。今年1回目は『ウェンズデー』。8月に配信予定の『アソーカ』をじゅうぶんに楽しむ