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今回の世界選手権は、私と同世代の元選手の皆さんが、各国の連盟やIJFで役職につき、頑張っている姿を見ることができ、試合とは別のところで刺激と喜びのある大会となりました。2000年シドニー五輪決勝で対戦したギルさん(カナダ)、2004年アテネ五輪で私が初戦で対戦したメキッチさん(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、北京オリンピック73kg級金メダリストのママドリさん(アゼルバイジャン)ら、選手時代にオリンピックや国際大会で対戦したり、国際合宿で一緒に汗を流した仲間たちです。ペルー柔道連盟会長を
4月21日(日)は皇后盃全日本女子柔道選手権、4月29日(祝・月)は天皇杯全日本選手権が行われます。御存じの通り両大会は体重無差別で争われる女子、男子それぞれの国内最高峰に位置づけられる大会です。出場するのは全国の予選を勝ち上がった各地区の代表です。今年は両大会に特化して作られたルール(全日本選手権大会申し合わせ事項)が初めて適用されてます。申し合わせ事項は具体的には、次の通りです。・試合時間これまで全試合4分間だったのが、1回戦から準決勝までは5分間、決勝戦
1月下旬から2月半ばにかけ、ALSOKと羽田タートルサービスが開催した柔道教室に参加しました。ALSOK柔道教室は2カ所で行われ、1月28日は佐賀県佐賀市で、2月10日には長野県佐久市で開催しました。どちらも大変盛況でたくさんのお子さんにご参加いただきました。佐賀会場には講師として、香川大吾、相田勇司、立川桃の3選手と、小橋秀規監督、中矢力コーチと一緒に参加しまました。佐賀では今年、国民スポーツ大会が開催されるということで、大会を成功
毎年のことながらGSパリは素晴らしい大会です。一番感じるのは、応援に来てくださる方と大会側がともに大会を盛り上げる雰囲気があるということです。試合観戦では地元フランスの選手への応援が大きいのはもちろんなのですが、良い試合をしたり、技を見せたりすると、国など関係なく盛大な拍手と声援が送られます。日本の場合は国際大会であっても、どちらかというと選手の所属を中心にした応援になりますが、GSパリの場合はそうしたものは関係なく、一体感を得られるような雰囲気があるのです。場
1月14日には大阪市で開催された第13回スポーツひのまるキッズ近畿小学生柔道大会に講師として参加しました。この大会は、親がコーチボックスに座り、親子で試合出場をするのが特徴です。しかし、試合だけではないのがこの大会の魅力と言えます。会場内にブースが出展されたり、イベントが行われ、いわば柔道のフェスのような感じでとても楽しいのです。例えば畳製作会社の指導によるミニ畳作成ワークショップや受け身コンテスト、握力や体力測定、マッサージ体験、クラウンによる大道芸披露、お楽し
年明けから子どもたちとの柔道交流が続いています。まず、1月13日には、埼玉県内で複数の保育園を運営している、たいよう保育園の主催で行われたたLittlekidsJudofestivalに参加しました。たいよう保育園は日頃から柔道を採り入れた保育を行っています。このイベントはその成果発表会として開催されました。白い柔道衣に身を包んだ子どもたちは、保護者の皆さんの前で受身や技を立派にやり遂げ、成長した姿を披露していました。たいよう保育園は私の
先月、ハワイ柔道連盟にリサイクル柔道衣をお届けしてきました。オアフ島で開かれた友人の柔道場創立5周年記念式典に参加するためハワイを訪れたのですが、その際に、柔道衣を50着を手荷物で運び、寄贈してまいりました。ご存じのようにハワイでは今年8月、マウイ島で大規模火災があり、その際に柔道衣を焼失してしまった方もいたということです。今回お届けした柔道衣が被災された皆さんに届き、柔道を思いきり楽しむことができることを願っています。私が理事長
今週末の12月2、3日はいよいよグランドスラム東京です。ご存じの方も多いと思いますが、GS東京は現在、日本で唯一行われている国際大会であり、今大会は来年のパリ五輪代表選考対象大会となっています。パリ五輪内定選手がまだ決まっていないのは男子が60kg級と100kg級、女子が63kg級と78kg級の4階級。どんな試合が見られるか、対象選手たちがどんな柔道を見せてくれるか、非常に楽しみにしています。一方、すでにパリ五輪代表に内定した選手たちも多数出場します
10月10日から約1カ月に渡り開催した認定NPO法人JUDOsの国際柔道コーチングセミナーが無事、修了しました。11月1日には東海大大道場で修了式を行い、参加した6カ国・7名の研修生の皆さんに修了証をお渡ししました。今回は非常にタイトなスケジュールで研修を行いましたが、誰一人音を上げることなく、光本健次国際担当師範の全体コーディネートのもとで組まれたプログラムに一生懸命取り組み、全員が全日程を修了しました。今回の参加者は、オリンピック出場経験があったり
高校生以上の各カテゴリーのトップ選手が出場する講道館杯体重別柔道選手権が11月4〜5日に千葉ポートアリーナで行われました。講道館杯は全日本柔道連盟の強化指定選手の選考を兼ねている大事な大会です。今年、男子は7階級中5階級で初優勝、2階級が連覇という結果になりました。また、優勝者は警察、実業団、社会人とさまざまなカテゴリーの選手たちで、日本柔道の層の厚さを表す結果だったと思います。女子も6階級で初優勝と、男子同様、非常にフレッシュな顔ぶれとなり、2028年ロス五輪へ向け、若手
アジア大会の柔道競技では、日本は男子が1、女子が3階級で金メダルを獲得し、最終日の男女混合団体戦でも優勝することができました。御声援頂いた皆様、有り難うございました。日本は代表選考対象大会としなかったことから、結果についての評価は一概には言えないところがありますが、それぞれに成果と課題を得た大会となったと思います。全体で見ると男子は金メダル獲得国が7階級中6カ国となり、女子もウズベキスタンが1階級で優勝するなど、強豪国の分散や新興国の台頭といった傾向がはっきり見られる結果となり
私が理事長を務める認定NPO法人JUDOsでは現在、4年ぶりとなる国際柔道セミナーを開催中です。今回は世界6カ国から7名の指導者が参加され、約1カ月の日程で光本健次国際担当師範のプログラムにより、東海大を拠点に研修を受けています。今回はオリンピック出場経験がある人や様々なバックグラウンドを持つ方々が参加しており、多彩な顔ぶれとなっています。このセミナーの目的はいくつかありす。一つ目は柔道発祥の地である日本でコーチングスキルをレベルアップさせること。二つ目は国、言語、宗教
8月24日に全日本柔道連盟より「長期育成指針」が発表されました。もうお読みになった方もいらっしゃるかと思います。日本の柔道界がこれから進むべき方向性を示したいわば「グランドデザイン」というべきものです。石井孝法さん、小山勝弘先生が中心となって策定され、また様々な関係者の方々のご協力のもとに出来上がりました。もちろん、ブランディング委員会で実施したアンケートで皆様からの声も大変貴重な資料となりました。石井さん、小山先生はじめ、御協力下さった皆様には心から感謝しかありません。
8月末、全日本実業個人選手権が開催されました。この大会は11月の講道館杯の出場権獲得につながる大会であり、実業団選手の個人日本一を決める大会です。今年も熱戦が繰り広げられ、面白い試合の連続でした。今大会で結果が出せず悔しい思いをした人もいると思いますが、来年2月の全日本シニア大会に向け、気持ちを切り替え、日々の練習に励んでほしいと思います。この大会は来年度の講道館杯出場権獲得につながります。パリ五輪後の講道館杯となりますから、先を見据え、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。
8月17〜20日まで徳島県鳴門市で全国中学校柔道大会が行われました。私も会場のアミノバリューホールを訪れ、全国から集まった中学生の皆さんの元気な試合を観させて頂きました。インターハイ同様、会場には応援に駆けつけたチームメイトや保護者の皆さんで一杯になり、大変な盛り上がりでした。結果は団体は女子が奈良県の五條東、男子は神奈川の東海大相模が優勝を飾りました。五條東は前評判どおり、東海大相模は初優勝です。東海大相模の初優勝は意外な感じがしますが、長年に渡る強化が実ったと言
今年のインターハイはコロナに関する制限のない、非常に活気ある大会となりました。会場となった札幌市の北海道立総合体育センターも連日、選手からも観客席からも応援の声が飛び、大変な盛り上がりとなりました。やはり伸び伸びと声出しが出来、互いを讃え合う事の出来る大会は良いものだと思いました。大会開催にあたり御尽力頂いた北海道の高体連や先生方、運営をサポートして下さった高校生の皆さん、有り難う御座いました。私も大会を現地で観戦して熱い気持ちにさせてもらいましたし、今大会も将来性豊かな
先週、高校スポーツの祭典、インターハイ柔道が行われました。今年も男女とも熱戦に次ぐ熱戦で、見応えのある試合ばかりでした。参加された皆さん、おつかれさまでした!団体戦では男子が国士舘、女子は佐賀商がそれぞれ優勝を飾りました。国士舘は高校選手権、金鷲旗との高校3冠、佐賀商は金鷲旗に続く全国制覇で、インターハイ初優勝です。両校ともに素晴らしく良く鍛えられており、勝負への執念を感じさせる見事な柔道を見せてくれました。両校の皆さん、関係者の皆さん、おめでとうございます!個人戦
世界ランキング36位以内の選手に出場資格のあるIJFワールドマスターズが終わりました。日本勢では男子が60kg級の永山竜樹、66kg級の田中龍馬、73kg級の橋本壮市、女子は48kg級の古賀若菜の4選手が金メダルを獲得し、銀メダル1、銅メダル6の合計13個のメダル獲得する事が出来ました。応援頂いた皆さん、有り難う御座いました。パリ五輪の代表選考レースについては、今大会の結果で大きく前進した者もいればそうでない者もおり、階級によって状況が異なりますが、選考レースが
明日22日から24日までの3日間、金鷲旗高校柔道大会が開催されます。いよいよ柔道の夏が始まります。選手の皆さんは続々福岡入りしていると思います。準備状況はどうでしょうか??金鷲旗は高校柔道3大大会の一つで、予選無しの完全なるオープン参加の団体戦です。私も高校時代はこの金鷲旗に熱い熱い思いを持って臨んでいました。何よりも魅力なのが「抜き勝負」という方法で試合を行う事でしょう。試合で勝った選手は次の試合も戦います。勝てばまた次も。負けるまで試合が続くのです。
6月24、25日に、伝統ある全日本学生柔道優勝大会が日本武道館で開催されました。今年は男子が国士舘、女子5人制が環太平洋大、女子3人制では東海大九州が優勝しました。優勝校の皆さん、おめでとうございます!16年ぶりの4度目の優勝を飾った国士舘は圧倒的な総合力を持つチームだったと思います。竹市大祐選手、高橋翼選手、斉藤立選手ら4年生が軸となり、全体がしっかりまとまってそれぞれ仕事を果たすチームだったと思います。女子5人制の環太平洋大には意地と執念を感じました。準決勝での東
石巻の柔道教室で感じたことを追加で少し書いておきたいと思います。柔道ってやっぱりいいな、と思ったのです。柔道は相手と組みあうことで成り立ちます。今回、子どもたちと組みあい、柔道をしましたが、純粋に楽しむことができました。最初は緊張というものもあるかもしれませんが、少し組みあい、技を出しあっていればそうしたものはどこかへ行ってしまいます。人と人とが、身体を通してコミュニケーションをとりあう事の素晴らしさ、根本的な良さを感じずにはいられませんでした。コ
先月、12年ぶりに石巻を訪れました。6月30日に石巻市立万石浦中学校で行われた柔道教室に講師として参加するためです。柔道教室は石巻市に本社がある株式会社丸本組が社会貢献活動の一環として開催されたもので、羽賀龍之介選手とともに参加させて頂きました。近隣の小中学生を対象に技術指導のほか、皆さんと乱取りをしたりして、とても楽しい一日となりました。皆さん、とにかく元気で私も思いきり楽しむことができました。私にとって石巻市への訪問は
先月のことになりますが、私が理事長を務める認定NPO法人JUDOsの理事会及び第5回総会と初めてとなる交流会を開催しました。当日は平日にもかかわらず、沢山の方にお集まり頂きました。ご参加いただいた会員、支援者の皆さま、大変有り難うございました。理事会を経て臨んだ総会では、昨年度の事業報告と今年度の事業計画についてお伝えさせて頂きました。今回は念願の交流会も開催できました。みなさんと近況についてざっくばらんに話をしながら、柔道やスポーツの価値、国際交流の意義など
4月29日に全日本柔道選手権が開催されます。全国各地の予選を勝ち上がった猛者たちが出場する体重無差別で争われる伝統の一戦で、国内では最高峰の大会とされています。今年は世界選手権代表の選考対象大会ではないため、純粋に日本一を争う大会と位置づけることができます。それが試合にどのような影響をもたらすのか。選手自身の精神状態はどのようなものなのか。私自身、非常に興味深く、また楽しみです。会場は日本武道館です。ぜひ皆さん、会場へ足を運んでいただき、全日本戦士たちの熱い柔道
明後日4月23日は皇后盃全日本女子柔道選手権です。体重無差別で争われる大会で、全国の予選を勝ち抜いた選手たちが出場します。近年は体重の軽い選手たちの活躍も増えており、皇后盃の新たな魅力と価値が生まれていると感じています。会場は横浜武道館。この会場がサイズ感といい、会場のデザインといい、素晴らしい空間です。ぜひ会場へ足を運んでいただき、選手たちへの御声援をお願い致します!試合の模様はNHKと、全柔連公式youtubeでのライブ配信でも御覧頂けます!The
選抜体重別で感じたことを書き添えておきたいと思います。今年の選抜体重別に世界選手権の代表選手は出場しませんでした。世界選手権が今年は5月に開催されるため、個人代表はすでに昨年末の時点で決定しており、今大会は例年とは異なり、世界選手権の代表選考対象大会ではなかったからです。これにより、体重別日本一を決めるという大会の目的や意義がぼやけてしまったことは否めません。現在の日本の代表選考は、国際大会の結果を重視する形で進めています。ですから、代表選考という視点だけで見ると国
新年度を迎えました。この4月から新たな環境で柔道を始めるという人も多いと思います。初心者の皆さんはやる気に満ちあふれているかもしれません。でも、どうか焦らず、少しずつ環境に慣れていきながら、徐々に柔道の面白さを見つけていってほしいと思います。まずは身体作りから一歩一歩進んでいきましょう。さて、今回は4月1、2日に福岡国際センターで行われた全日本選抜体重別選手権について振り返りたいと思います。今大会は5月に開催される世界選手権代表が出場していなかったこともあり、若手が活躍した大
柔道を通じて全国各地の皆さんと交流するミズノビクトリープロジェクト。定期的に開催していますが、3月5日に浜松市で開催しました。今回の参加者は柔道経験者もいましたが、大半が未経験者の子どもたちで、中には親子での参加もありました。礼法から柔道の基本的な動き、簡単な技の入り方などを試していただき、非常に楽しい時間を過ごすことました。今回のように柔道をしたことがないという人に柔道を体験してもらい、柔道の魅力を味わってもらう時間はとても大切だと思いました。知ってもらうだ
今年も高校柔道選手権が行われました。参加された皆さん、おつかれさまでした!今年は2019年以来の有観客開催となり、会場となった日本武道館には大勢の皆さんが集まり、熱心に観戦されていました。選手の保護者の皆さんも応援はもちろん、大会そのものを楽しんでおられて、こういう雰囲気はやはり良いものだなぁと思いました。高校選手権は、1、2年生が出場する、いわば新人戦な的な位置づけです。これから自分がやらなければいけないことや課題が見えたという選手も多いことでしょう。試合に出られ
今月は男女ともに強化合宿を行いました。女子は、参加対象を絞ったうえで、自衛隊体育学校での練習会場にして行い、男子は強化指定選手が全員参加する全体合宿をNTCで行いました。全体合宿はコロナ禍によりずっと開催できなかったので、とても久しぶりのことです。私は男子を中心に参加しましたが、非常に活気のある良い稽古をしていたと思います。強化選手同士、刺激を与え合う良い時間になったのではないかと思います。また、男子の合宿では栄養や睡眠、データ活用についての講義があったほか、元お笑い