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先日、ある人と芝居に関しての打合せをしていた時のこと。その人は何度か、僕の芝居(作品)のことを「息吹さんの芝居って独特じゃないですか」と言った。その人は、その言葉を決して否定的な意味合いで使ったのではないということは分かった。ただ、その言葉の裏には、僕の書くものには「汎用性」がない、という意味が隠れていたことも、同時に分かった。「極端に言えば、(今はないが)キャ○メル○ック○の成井豊さんみたいな、高校生が上演できるものを作ってみてはどうですか?」とも言っていたからだ。この場
今日は、俳優の水沢レインさんがMCを務める、鳥越アズーリFM「三井と水沢の知ってもらいまSHOW」という番組にゲスト出演した。鳥越アズーリFMは、その名の通り浅草の鳥越神社の側のビルにある。放送は朝10時からだが、打合せのために1時間早い9時に集合がかかっていた。今日の放送が2回目だそうだが、今日はMCの1人である三井宏文さんが別のお仕事で欠席。レインさん1人でMCをやることになっていた。久し振りのため、レインさんはかなり緊張していた。それはそうだろう。50分とはいえ、1つの番組を回さなければ
一昨日のことだが、2016年12月に上演されたFavoriteBananaIndians第9回本公演「SingularityCrash〜〈わたし〉に続く果てしない物語(ストーリー)〜」に出演して下さった俳優の水沢レインさんと、久し振りに会った。彼と僕は、上記の舞台終了後、立ち上がったばかりのとある芸能事務所に所属し、映像や舞台等で活動してきた。レインさんは、その明るいキャラクターで人気となり、エキストラや再現映像にとどまらない活躍を見せていたが、昨年12月いっぱいで事務所を退社し、独立して
先日、年老いた親のことを相談に、地域の「高齢者総合相談センター」に行ってきた。両親は2人とも80代で、幸いなことにまだ認知症や寝たきりなど、介護が必要とされる状態ではない。だが、いつそうなってもおかしくない年齢ではある。特に母親は、ここ数年で急速に衰えた感じである。耳が遠い上に、眼も白内障を患っている。父親は脊柱管狭窄症で、骨粗鬆症でもある。両親とも心臓に疾患を抱えている。こういう状態なので、今後の生活をどこでどのようにおくるのがいいのか、相談しに行ったのだ。介護保険の話等を一通り聞いたが、同
昨年末、稽古を終える段階では、このような事態になるとは、正直夢にも思っていなかった。確かに、感染者数は増えていたが、まだ想定の範囲内だったといえる。菅政権も、緊急事態宣言の発出には後ろ向きだった。しかし、大晦日に東京の感染者数が初めて1,000人を超えたところで、潮目が変わった。今、東京は2,000人台で推移している。そして、緊急事態宣言が実際に発出された。前回と違って、劇場に休業要請はなかったものの、午後8時までの営業が呼びかけられた。このような状況を踏まえ、果たして予定通りに公演を行ってよ
新年も7日目である。今月4日に、地元の商工会議所主催の創業塾で出会った人と、久し振りに会って食事をした。このご時世だが、昼間で、人数は2人なので、ご勘弁願いたい。ただ、だいぶ長時間話していた。考えてみると、その人と2人っきりで話したのは2度目である。大抵誰かがいたり、大人数だったりした。あとは、僕が彼女から施術を受けている時にポツポツと話すくらいだったろうか。声をかけてきたのは彼女だった。セラピストである彼女は非常に忙しい人で、平日はなかなか体があかない。日曜日は個人的に施術をしているため、自
新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年も、どうぞ宜しくお願い致します。2021年になった。今年はコロナのこともあり、静かな正月だった。普段なら父方の伯父・叔母達が集まるのだが(といっても、それ程大人数ではない)、今年は自粛した。火が消えたようだとはこういうことをいうのかと思った。多くの人が、年頭に当たって今年の抱負等をブログやSNSで書いている。僕も何かと思ったのだが、あまり浮かばない。今月末に迫った公演のことは当然全力で取り組まなくてはならないのだが
あと数時間で2020年が幕を閉じる。今年は本当に異常な年だった。僕個人的な振り返りをすれば、1月に僕の脚本「エーテルコード」が合同会社リトル堂さんのプロデュースで上演された。だいぶ中身が変わっていたようだが、僕自身は見に行っていない。一度託したものに対しては、口を挟まない主義である。そして2月下旬。寒いさなかに行われたのは、イベント「朗読女子会」。僕は脚本と演出を担当した。再演ものと新作を1本ずつで臨んだが、「朗読」というよりは普通の芝居に限りなく近くなってしまった。この頃は、まだコロナが入
FavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜」の年内の稽古が昨日で終わった。僅か6回の稽古だったので、まだまだスタートラインに立つか立たないかという感じである。僕としては、できればこの位まで行ってほしいという所まで到達することができなかったので、正直言って少々不本意である。次の稽古までは8日間の間があく。そこで1人1人が何をするかによって、年明けの稽古でどこまで持っていけるかが決まってくる。いつも思うのだが、1回1回の公演の評価が、次の活動
今日はついにFavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」の稽古初日である。少人数の芝居なので、稽古も少人数である。ここ数年では珍しいことだ。ダブルキャストではあるが、今日と明日はTeamTのキャストの大部分を占めるアイドルグループ・Xholicのライブがあるため、稽古自体はTeamLのみの予定だ。稽古に先立って、劇場で販売する公演パンフレットに収録する僕と作家の橋岡蓮さんとの対談を、先日都内某所で行った。昨年上演した「Mil
「ゆめいろらいぶ4」で上演した朗読劇「PSY・SAY」は、何とか無事に終演した。先週の「episode0」に比べて稽古時間が長くとれたこともあって、制作過程は順調だった。本番も、少しの言い直しや歌詞間違いがあったが、致命的なミス等はなく、比較的順調であった。ただ、いつもライブイベントで思うのは、リハの時間の短さである。昨日も、本来は15分のところを、倍の30分を費やしてしまった。そして、30分あったからよかったのかというと、本番を見てみると、こちらの意図とは違うタイミングで照明がついたり、音響
今日から12月である。今月で2020年も終わりだ。あっという間だった気もするし、長かったような気もする。今日12月1日は、僕の演劇ユニット・FavoriteBananaIndiansの第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」の情報解禁日だった。いつもは同時に特設サイトをオープンして、そこで情報を解禁していたのだが、今年は開設が間に合わず、Twitter上での情報解禁となった。といっても、特設サイトは間もなく立ち上がる。そこで再度情報を確認して、チケットをご購入いただく
「ゆめいろらいぶ3」参加の「TrueLove-episode0-2020」は、大きなアクシデントもなく、無事に終了した。お客様の殆どがFavoriteBananaIndiansの芝居は初見ということもあったが、何とかご好評をいただくことができた。芝居といっても、スペースが狭いこともあり、袖も作れないので、動きという動きは殆どできない。その中で、シーンの転換を照明や音響の力でやるという、本当にミニマムな芝居だった。前日のブログにも書いたが、役者も稽古が2回しかできず、通し稽古は前日に1
とうとう明日になった。1ヶ月前に諸事情で延期になった「ゆめいろらいぶ3」本番である。より正確に言うと、今回の企画は延期になったものではなく、元々「ゆめいろらいぶ4」としてこの日に設定されていたものだ。元の「ゆめいろらいぶ3」が延期になり、12月5日(土)に「ゆめいろらいぶ4」となって実施される。東京をはじめ、コロナ感染者が増えつつある。そんな最中のライブイベントである。それでもご予約して下さるお客様は結構いらっしゃる。大変有り難いことだと思っている。昨日が僕達FavoriteBanana
このところ、新しいブログのアップに力を入れていたので、こちらがご無沙汰になった。そうこうしているうちに、11月も終わりに近付いてきている。そして、前から宣伝している「ゆめいろらいぶ3」がもう今週末だ。その中でFavoriteBananaIndiansは「TrueLove-episode0-2020」を上演する。まだ稽古は始まっていない。出演者が皆忙しいので、稽古の時間が取れないのである。5年前に一度上演したものに手を加えたものだが、キャストは1人を除いて変わっている。劇中には歌もある
これまで僕は、このアメブロと、noteにブログを書いてきた。アメブロは、かつては政治的なことや芸能関係、新聞の社会面的なことも題材として書いていた時期もあったが、現在は「脚本家・演出家・ライター息吹肇」の思うところを書いている。内容は圧倒的に自分の演劇活動のことになっている。僕にも政治的な信条はあるし、日々日本や外国の世情を見ていると、言いたいことは山ほどある。ただ、今はアメリカでもそうなっているように、政治的な話題は、立場をはっきりさせると、別の立場の人が離れて行ってしまう。アメリカだけではな
みんなの回答を見る早いもので、11月に入ってからもう1週間が経とうとしている。このところの僕は、11月29日(日)の「ゆめいろらいぶ3」で発表する3人芝居「TrueLove-episode0-2020」と、「ゆめいろらいぶ4」で発表する朗読劇「PSY・SAY」のことで頭の大部分が占められていた。そこにもってきて、11月になったということで、来年1月のFavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」のこともさらに動き出し、そ
突然だが、FavoriteBananaIndiansが昨年第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」を上演した、大塚にある萬劇場さんは、コロナ禍で一時営業を自粛していたが、客席等のコロナ対策を万全にして、営業を再開している。対策を取るに当たっては、大変な資金と労力を必要とした。また、自粛していた間は当然収入はなくなるし、再開してからも、やはり以前のようには需要は戻りきらず、かなり経営的には苦しい状態が続いているようである。そんな苦境に立たされ、それでも演劇人達の
気が付けば、9月も初旬を過ぎた。暑かった夏も漸く終わりが見えてきた感じだ。そんなタイミングで、「ReframeTHEATEREXPERIENCEwithyou」という映画を見てきた。これは、テクノポップユニット・Perfumeが昨年に行った渋谷公会堂柿落とし公演「Reframe2019」のステージの模様をそのまま映画にしたものだ。Perfumeといえば、今やダンスや楽曲だけではなく、ファッションや最先端のテクノロジーを駆使したステージングが話題のアーティストである。彼女達自身のパフォー
すっかりご無沙汰してしまった。このところ、何かと人に会うことが多い。芝居のことだけではなく、ビジネス関係も含めて様々な話をする機会が増えた。それとは別に小説を読んでいる。主に短編・中編である。こうしてインプットの時間を取れるのは本当に久し振りだ。自分の公演の準備に入ると、インプットよりもアウトプットの時間の方が圧倒的に多くなるからである。脚本を作る時、確かに調べ物をしたり本を読んだりする。これは紛れもなくインプットである。しかし、目的がはっきりしているインプットだ。全てではないにせよ、すぐに脚
先月上演した「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」は、1987年に原型が書かれたものだというのは以前書いた。ただ、生きているのはキューピッドとアプロディーテが出てくるオープニングと(台詞は大幅に変わっているが)、織姫が天の川を越えようとするという設定だけ。その10年位後に書き直しているが、その時にペルセウスと織姫が一緒に天帝の軍隊と戦うという設定が入った。ここも台詞は大幅に書き換えているので、結局は殆ど新作のようなものである。出演者で、ご自分も演劇ユニットの代表で作・演出をするD
世間はお盆休みである。暫く書いていなかったが、僕はFavoriteBananaIndiansの代表であると同時に、HajimePlanningの代表でもある。FavoriteBananaIndiansの公演はHajimePlanningの事業の基幹であるとはいえ、それだけをやっていればいいというわけでもない。ライターをやっているし、脚本の提供や外部演出、そしてなないろでの俳優活動などもあるが、それは個人としての活動だ。HajimePlanningは今のところ僕しかいないので区別は
昨日、大学時代の友人3人と久し振りに会った。このうちの2人は「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」を見に来てくれていた(もう1人も来てくれる予定だったが、都合が悪くなってキャンセルした)。3人は大学時代に同じ社会学部で、同じ映像サークルに所属していた。僕がゼミで一緒だった1人に声をかけられて、その映像サークルの自主制作映画(当時はアナログの8ミリフィルム)に出演したのが出会いだった。あれから30年。あの時監督だった男は今、NHKの番組を担当するテレビのディレクター、シナリオを書
「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」が終演してちょうど1週間が経った。たくさんの方が感想をTwitterに投稿して下さっている。「#ミルキーウエイ」を付けずにツイートしている方もいらっしゃるので全部は拾い切れていないかも知れない。その中で、とても嬉しいツイートを見つけた。それは、昨年の舞台の出演者のお客様のものだった。その方は、今回もご来場いただいたのだが、その役者は今回は出演していない。つまり、この方はお目当ての役者が出演していない舞台を見に来て下さったのだ。その経緯は元の
早いもので、FavoriteBananaIndians第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」の本番から1週間が経った。芝居というのは儚いもので、DVDを除けば形に残らない。(DVDは実際の舞台とは全くの別物である。)せっかく組んだセットも、最終日にはあっという間にバラされ、跡形もなくなってしまう。そして、翌日には全く違うセットが組まれ、全く違う人達が入ってくる。その繰り返しだ。役者・スタッフもそれぞれの場所に散っていく。もう次や次の次の稽古に入ったり、その告知
FavoriteBananaIndians第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」の本番が始まっている。あまりの忙しさにブログを書く時間も心の余裕もなかった。そして昨日が折り返しだった。漸くある程度の時間が取れるようになったので、こうして書いている。舞台もどんどんよくなっており、もっとたくさんのお客様に見ていただきたいという気持ちがより強くなってきた。出演者も僕も頑張っているのだが、もっと多くの人に知って欲しい。ご覧になった方は、是非SNSやブログ・口コミ等でこ
FavoriteBananaIndians第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」の歌唱指導が本場前最終レッスンでした。いつものお教室では無くて、今日はスタジオ。鏡も大きくで自分の姿を確認出来るので、良いですね^_^さてさて、ミルキィーウェイのお稽古も佳境を迎えているようです。そりゃそーだ。来週本番ですからねー。後は、役としてどこまで、『歌詞』と『気持ち』を一致させるかが勝負!当たり前のようだけど、意外と皆さんやってないし、やれてない事の一つで
一昨日から腫れ上がったの下は多分…風邪菌が行き場に困って目に出たヘルペス的なものかと思いますが、患部は少し終息してきたので、まだ完璧ではないのだけど…なんとか不意に擦ったりして傷が合体しない事を願う中。写真は元気な時のです(笑)歯が痛くなりました。…と言うか…ずっと痛かったのですが…なんやかんや、やり過ごていたわけです。ですが流石に、やり過ごしているのも限界かとニュー歯医者さんを探して近所の歯科医へ行って来ましたよ。すると、すぐに死に絶えた虫歯奥歯とすくすくと育った虫歯親知
このところ今月上演の「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」のことで手いっぱいで、ブログを書く暇もない。しかし、ずっと書かないと世間から忘れられそうな気がする。ぶっちゃけ、僕が忘れられてもいいが、萬劇場の7月25〜28日の舞台の存在が忘れられては困る。とはいえ、頭の中はこの芝居のことでいっぱいだから、やはり書くとするとそれにまつわる話しか書けない。今回は、上演前からだいぶ情報を公開している。粗筋だけではなく、誰がどんな役を演じるのか、それぞれの役はどんな関係にあるの
FavoriteBananaIndians第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」の稽古が始まって1週間が経つ。序盤なので、まだどう転ぶか分からないが、FBI史上最も広い空間を使用するため、今までとは少し感覚が違っている。まだこの広さ慣れていないが、これまで以上に使える空間が増えたわけだから、いろいろ動けると思う。そしてこの公演は、FBIでは殆どやってこなかった「ダブルキャスト」となっている。1つの役を2人の役者が演じる。シーンによっては2バージョンあるという