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今年5月でSHARPVZ-V2の修理はカセットテープの録音ができない所で治せないままとなっていました。この時、もう1台修理中のSONYCF-6600の方に力が入っており、このCF-6600も録音がうまくいかないのでそちらを修理してからVZ-V2の修理に戻ろうと考えた次第です。その際、TAPEHEADの消磁も気になっていたので、消磁器の入手も行っていました。VZ-V2とCF-6600共にHEADの消磁を行いましたが、ほとんど変化はありませんでした。CF-6600で調整をしようと考えましたが
前回のブログ「3号機レストアその2」でレストアを終了と書きましたが、世の中そう簡単には古い機械が復活とはさせてくれないようです。レコード再生動作を優先としていましたが、テープ再生もそれなりに確認していたつもりでした。しかし手元のカセットテープを再生していると、「あれっ、音が変かも?」と思いだしました。オーディオファンや耳の良い方ならすぐに気が付くのでしょうが、修理の過程で片耳ヘッドフォンやワニ口クリップでイヤホンをつないでの確認などをしていると、少々の音の違いはそんなものと思ってしまいます。
VZ-V23号機の仮組み立てをして音楽を楽しみながら動作確認をします。レコードもカセットテープも再生速度は特に問題なく聞こえます。Hi-Resworkmanと同じ曲をかけて確認するとわずかに遅いようです。でもレコードもカセットもほぼ同じよう微妙に遅いので、Hi-ResWorkmanも怪しいですね。どれを基準にするか、確認が続くようです。Hi-ResWokmanが機器の格としては厳密であるべきなので、それに合わせるように考えます。Hi-ResWorkmanがの再生速度が正確かどうか確
1年ぶりになりますが、またSHARPVZ-V2レコードラジカセのレストア(修理)を始めました。最近のレコード復活に伴い、この希少なレコード両面自動再生機構付きのVZ-V2/V3製品には、当時のSHARP社のエンジニアの開発努力への尊敬の念を感じるとともに、この機器の少しでも長い延命と実用ユーザーの数を増やしたいと何となく使命感を感じるところです。すでにVZ-V2を2台、VZ-V3を2台を修理してきました。今回もヤフオクで元機を入手しましたが、汚れもひどくまた背面のプラスチック筐体が驚く
イージーリスニングでいくつか投稿しました。イージーリスニングの各楽曲は、前回のレーモン・ルフェーブルではクラッシック、パーシー・フェイスやポール・モーリアでは映画音楽などからです。今回は、誰のアルバムと言うのではなく、「決定版音楽映画・ミュージカル・テーマ大全集」です。これもイージーリスニング曲集ですね。グレン・ミラー物語から「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「タキシード・ジャンクション」「茶色の小瓶」、サウンド・オブ・ミュージックからドレミの歌」、ジーザス・クライスト・スー
突然ですが、SHARPVZ-V3の修理その5を記載します。VZ-V3の修理(レストア)記事は2021年1月13日の「その4」で終了したのですが、今月6月23日に突然レコード再生ができなくなりました。レコードプレイを開始すると数十秒後に音飛びが始まります。A面、B面共に同じ事象です。この修理記を記載します。この修理でいくつか新たにVZ-V3の回路が理解できました。トラブルは嫌ですが、修理はやはり楽しいですね。さて故障の原因は、TC4011というNANDロジックICの故障でした。8pi
SHARPVZ-V22号機のブログを記載してきましたが、一通り動作の確認ができましたので、このVZ-V2の良さを知っていただく人を増やしたいと、オークションサイトに出しました。するとこのブログを読んでいただいている方に入札いただき、改めて嬉しくなっております。そこで補足として再度、VZ-V2のレストアのポイントなど記載したいと考えます。昨年初めてVZ-V2を手にして思ったのは、今から40年前によくこれほどのものを作ったとSHARP社の開発に敬意を表するものでした。確かに、ラジカセと
VZ-V22号機は多くの再生修理をしました。ここにLISTしておきます。筐体及びプラスチックメカ等1.レコードプレーヤー部のトラッキング駆動プーリー作成2.マイク録音調整ツマミの作成3.電源ボタンの作成4.筐体フロントカバーの上部左側角の欠損修理5.パネルの調整ツマミの大型1個、小型2個の根元折れの修復(折れ部分に錫メッキ線を入れて修復)6.スピーカーフロントグリルの錆除去と黒色塗装7.外部アンテナ接続端子のAMGNDネジの錆取時に破損(FMGN
テープ部とコントロール部の修理このブログその4で記載したように今回は実験的に全電解コンデンサーを交換することにしました。その4に詳細を記載したように電解コンデンサーの不良率は6.7%です。電解コンデンサーの大部分はテープ部とコントローラ部に搭載されており、これらの交換作業は大変でした。部品交換作業を多くするとそれに伴って発生する不具合も増えます。修理のプロやそれ相応の対応をされている方は良い工具などもそろっており作業も安定ですが、私は通常の半田ごてと半田吸取り器というアマチュアの道具使用で
レコードプレーヤー部の動作確認と修理ラジオ部の修理後にヘッドホンでのオーディオアンプ部分の動作は確認できたので、レコードプレーヤ部の動作確認もすることにしました。動作確認の前にレコードプレーヤー部のメカ部分の修理が先です。まずターンテーブルのプーリーに張り付いている溶けたゴムベルトを除去します。更にトラッキング動作のための朽ち果てたプーリーを治す必要があります。ターンテーブルのモーターのプーリーにも山の様にゴムが溶けて貼り付いています。これらの溶解したゴムを取り除き、さらにヤスリがけでゴ
電解コンデンサーの不良率と交換本2号機はラジオ部でいきなり電解コンデンサーのショートが見つかり、またレコードプレーヤー部のプラスチックプーリーがボロボロに劣化しているなど、悪い保管状態での不具合があるのではないかと懸念しました。これまでのラジカセのレストアでは安全面での電気的予防保守として大型電解コンデンサーの交換を行ってきました。特にそれで大きな問題はなかったですが、確かに小型の電解コンデンサーの不具合を疑ったものもありましたし、電解コンデンサーは何十年もすると交換するのが良いとの(都市
今回の2号機の電気動作確認は筐体を分解して清掃してからとなりました。本体があまり汚れており傷みも大きかったためです。リアーカバーと内部フレームだけで、レコードプレーヤー部は外して、ヘッドホンでの動作確認をします。まず、AM/FMともラジオの出力がありません。注意して確認するとボリューム最大でかすかに音が鳴っているような気がするほどの出力です。AUXINでは左右とも正常に動作。テープレコーダー部は再生音がすこし小さい。テープの走行はゴムベルトを換えていないがPLAYは正常の様子、FF/RE
次回は動作確認についてと記載しましたが、まだ分解途中のビデオなどありましたので少し解体について記載します。解体のビデオはhttps://youtu.be/QG6H1DA3k8wです。フロントカバーとレコードプレーヤー部を外した状態の写真です。コントロールパネルは上側に位置するので上側から撮影すると下の様になります。レコードプレーヤー部の裏側に敷かれていたスポンジマットがドロドロに溶けて、配線やフレームにこびりついています(ビデオで確認できます)。これを剥がすたびに黒い粉が周
新型コロナでの引き籠りで退屈されている方も多い昨今ではないでしょうか。私も家に籠る事が多くなり、またレコードラジカセの修理に家での時間を使っています。今回のVZ-V22号機はなかなか手間の掛かっている品物です。これから何回に分けて、VZ-V22号機のレストアの内容を紹介します。2号機もヤフオクで入手しました。VZ-V2/3の取引は常にウォッチしていますが、最近はちょっとでも体の良いものは高価で取引されています。私の場合はレストアが目的ですし、最近はプラスチック部品の製作もできるようにな
お久しぶりになります。しばらくおとなしくしていましたがシャープ社VZ-V2の2号機を入手してレストアに着手しました。近いうちにVZ-V22号機のレストアとしてブログを上げます。その中で、VZ-V2ユーザに朗報となると思われることが見つかりましたので先に報告します。VZ-V2は画期的ともいえるレコードの両面自動演奏が可能な装置です。気軽にレコードをかけてほっておけるので、何か別の作業中にバックグランドミュージックとして懐かしいLPなどを流しておくには最適です。そこで気になるのがレコード針
SHARPVZ-V2のレストアを終わり、この機械が気に入り自部屋でのレコード再生に活用していました。しかし3か月もすると、また別の機械のレストアをしたくなります。しかし、奥さんからはこの超大型ラジカセをどうにか始末しないと次の機械への着手はダメとのこと。しょうがないので、売ることに決めました。ちょうど兄弟機のVZ-V3が手に入りましたので、こちらのレストアをしながら、レコードも継続して聞くことができるとの考えです。売るとなると、自分使用では問題なかった点を治して完全なものにしなければなり
SHARPVZ-V2の修理もほぼ終わり、自分でレコード再生三昧の日々です。本当は残された欠損しているツマミの再生や全体の仕上げを行わなければ完成ではないのですが、自分用途には十分の機能であり、聞いて楽しむほうに時間を取られてしまいます。本体が巨大すぎるのも1つの理由であり、また調整や仕上げのために動かしたり、筐体を開けたりするのが面倒になっています。本来レコラジカセは聞いて楽しむもので、中身をいじって楽しむのはちょっとオタク的過ぎて本来の楽しみではないのかもしれません。今回、VOLなど
SHARPVZ-V2の基板組配ミス?本記載の「その3」でレコードプレーヤーの修理、「その4」でカセットテープ回路の修理をしました。これで電気回路の修理はほぼ終わったのですが、TONEコントロールの高音調整(TREBLE)のVOL不良は治したのに音の変化があまり感じられません。低音調整も高音よりは効果がわかりますが利きが悪い感じでした。分解した際に回路を確認したところ、組配ミスなのか問題が見つかりました。サービスマニュアルの回路図ではTONEコントロールのアンプのTr(Q307,Q308)に
本記事の「その2」の続きとして、カセットテープ関連部位の修理の続編です。入手したラジカセVZ-V2のカセットテープの再生・録音で左CHの音が出ない問題です。ヘッドからのイコライザーアンプまでの増幅は正常でしたが、その後段の半固定抵抗、ミュート回路、ファンクション切換SW、DolbyアンプICのどこかで不具合が出ているところまで確認し、まずは半固定抵抗の劣化を疑い交換をしました。しかしこれでは治らず、というところまでが「その2」でした。再度、シンクロスコープでカセットの再生波形を追います。シ
さて、VZ-V2のメインのレコードプレーヤーの修理ですが、その前に「その2」で修理したカセットテープ回路の不良の半固定抵抗交換は、結局は故障の根本原因ではなく、左CHの音は出ないままです。その後苦労して治しましたが、そちらの顛末は「その4」あたりで記載します。VZ-V2のレコードプレーヤー部分の写真をまず載せます。裏面から見てわかる通り2つのモーターがあり、左側に短いベルトが掛けられているモーターがトーンアームのトラッキング用サーボモーター、その右がレコードターンテーブル用のモーターです
SHARPVZ-V2の分解の話で(その1)は終わりました。このVZ-V2は写真ではいまひとつ大きさがわかりませんが、ラジカセと思うと「巨大」の一言です。まあ、中央にレコードが縦に入るスペースがあり、カセットが左上に横に(斜めですが)配置できるのですから想像はできるのですが、実物を見たときはその巨大さに驚きました。さて、到着時の動作確認ですが、レコードプレーヤーはカートリッジやレコード針を不用意に飛ばしたくないので、まずはラジオモードで電源の投入だけ確認しました。FMラジオがちゃんと受信
前回のSHARPGF-808Sではギヤ部品の作成など結構時間と手間がかかり苦労したのですが、終わってしばらく手持無沙汰をしているとまた修理に挑戦したくなりました。今度はSHARPVZ-V2を入手しての挑戦です。最近はレコードプレイヤーでレコードを聴くことも多いのですが、古い人間なのかターンテーブルは水平に置いて使うもので、垂直置きの水平トラッキングに何となくメカ的に疑う認識があります。このためSHARPVZ-V2/V3の存在は知っていましたが、敬遠していました。今回フッとカタログを見ると