レコーディングに必要なエコーは50年代はエコーチェンバー室と呼ばれる、コンクリート製の部屋でスピーカーから音出しを行ってマイクで拾うというものでした。1965年にEMT社が吊るした鉄板を振動させその振動を拾うというエコーマシンを開発、以来世界の録音スタジオで使われて来たようです。現代では半導体技術のデジタルエコーマシンにとって代わってしまっていますが、このV54というアンプはエコーを作る鉄板を振動させたり、振動を拾うピックアップアンプとして使われて来たものです。V54は大まかに振動させるパワーア