ブログ記事81件
JochenAlexanderFreydank『おもちゃの国』(SAMANSA)2025/12/26ナチス政権下のドイツで、ある少年が、母親の嘘を信じて、収容所へ連行されるユダヤ人の友達とともに収容所行きの列車に乗ろうとする話。第二次大戦のユダヤ人迫害。SAMANSAの収容作品にも、ホロコーストの話題はたびたび出てくる。過去のことは語りやすい。たまにSNSで見かける「ナチは良いこともした」と言う人は大体論外だけど、今のパレスチナ人が言う場合に限り、反論がしにくいなと思ったりしてしまう
WongFuProductions『インスタ彼氏』(SAMANSA)2025/12/26インスタ師匠が、恋人を魅力的に写真に撮ることの意義と技術を、教え子たちに伝授しようとする話。基本テンション芸みたいなところはあるけど、言われてみればそうかと思える程度には言っていることがまとも。近くは俯角、遠くは仰角みたいなのは、あんまりイメージ沸かない。本当なんだろうか。勢いにごまかされる可能性はある。それでも誰かを撮影するときは参考にしたい。物語上の必然性はなく、自然な感じでゲイのカップ
JosieCharles『フィッシング』(SAMANSA)2025/12/24三日間部屋に引きこもっている若い女性が、動画配信のていで彼氏とのなれそめや、現状に至るまでのことを語る話。あまりいいスマホ使ってないのか、すこし画面の解像度が低め。通信環境の問題なのかな。加えて、女性の情緒も構図も全然安定しておらず、だいぶん見ている人間の不快感をあおってくる。あきらかにおかしい。ひとつ前に見たグレッグと同じで、大体どんな展開になるかは序盤でわかるんだけど、こちらのほうは捻ったら捻ったで作為
CalvinReeder『ザ・プロシージャー:謎の実験室』『ザ・プロシージャー:謎の実験室2』(SAMANSA)2025/12/24拉致された男が、突然拘束されて、恐るべき人体実験を強いられる話。あまりにしょうもないので、とてもじゃないけど、PART1と2を分けて書く気がしない。それでも、PART1に関しては大袈裟な仕掛けで、しょうもない人体実験をするというコンセプトはわかる。昇降式なのがホントにくだらない。PART2に至っては何をしたいのか全くわからない。「ケツっておもしろいよ
BradKennedy&LukePilgrim『彼氏のグレッグ』(SAMANSA)2025/12/24厳格な父親が、人形にしか見えない娘の彼氏を紹介されて混乱する話。恋人である娘は当然のことながら、妻も息子もその彼女も、彼氏のグレッグ(人形)に対して何の疑問も持っていないようにふるまう。部屋でセックスしかけていたり、会食では料理をふるまわれていたりしている。グレッグは一言も喋っていないのに、なんだか会話も成立しているような雰囲気がある。この後の展開は何となく想像がつくし、実際そ
CyrusNeshvad『赤いスーツケース』(SAMANSA)2025/12/25結婚のためアメリカにやってきたムスリムの女性が、婚約相手から逃れて自由になろうとする話。たぶん、婚約相手は親が決めているし、その女性は結婚がしたいわけではない。婚約者が待ち構えている空港で、風体を変えて脱出を試みる。婚約相手はキレ散らかしているし、ゴリゴリ迫ってくるので、役割的にはホラー映画のクリーチャーとあんまり変わらない。彼女の荷物は小さめの赤いスーツケースだけ。中には画具や彼女が描いた作品が入っ
ChangsooKim『消えゆくもの』(SAMANSA)2025/12/25再開発中の居住地で、老人が猫を弔う話。猫が死んでいる映像から始まるので、猫好きは注意したほうがいいと思う。どんな話になっていくかわからない状態で、無残な猫の亡骸と無表情で立ち尽くす老人をしばらく見せる。どうするのかなと思っていたら、とても丁寧に猫を弔い始める。老人特有の無表情が効いていて、勝手に感情移入してしんみりしてしまう。命は大事。死んでも大事。周辺の建物には、おそらく取り壊しを意味する数字がペンキ
NoémiGruner&SélénaPicque『動けない星たち』(SAMANSA)2025/12/23宇宙大好きな中華系移民の女の子が、男の子とペアで、宇宙をテーマにした製作の課題に取り組もうとするが、家庭の事情でなかなか進展しない話。フランスの話だけど、中華系の女の子は両親がフランス語を話せず、中国語もたくさん出てくる。中国語の字幕は出てこない。フランス語がわかる彼女は、親の通訳をせざるを得ない。どうしても大好きな宇宙の話や、学校の授業よりも、家のことが優先になってしまう。
KoyaKamura『ホームシック』(SAMANSA)2025/12/23震災による原爆事故から2年後、ある男が立ち入り禁止区域に入りながら、息子の形見を見つけようとする話。ドキュメンタリーかと思ったら違った。男は、他の村民の依頼で、思い出の品物なども引き取ってくる。男は防護服を着ているが、現地で防護服を着ていない少年と交流する。当然、少年は実際にその場にいるわけではなく、記憶というか、イマジナリー的な息子。幽霊なのかもしれない。実際に、空き家となった家屋、仮設住宅、いずれ無くな
ChristopheM.Saber『パンチライン』(SAMANSA)2025/12/23殺し屋の二人が、拘束した男を殺す前にかっこいい一言で締めようとするがうまくいかない話。一人だけお菓子食いながら前フリでもある世間話をしている二人。パリパリぺちゃくちゃのリズム感だけでなんだかおかしい。見た目は全然違うけど、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの二人を想起させる。スイスの作品なので、ネタの文脈がよくわからないところはある。ただ、二人のけなし合いと、だんだん会話に加わってくる標的の男と
TomBerkeley『ロイ』(SAMANSA)2025/12/20間違い電話のフリをして人との会話を求める孤独な老人ロイが、馴染みになった女性との通話を通して生活が潤っていく話。老人の孤独ゆえの行動がいたたまれない。ポイントになる女性カーラのことがよくわからない。最初はセクシャルな話題も出ていたので、仕事としてテレフォンセックスするような人なのかなと思ったけど、いつもどおり間違い電話のフリしてかけているし、違うっぽい。老人は、彼女と会話を繰り返し、励まされ、活動的になっていく。
JIHYUNGSEO『エッグ・カレー』(SAMANSA)2025/12/18学校やバイトでクタクタの女性がエッグカレーを食べて元気になり、生活を続ける話。話の起伏はあってないようなものだけど、人間、おいしいものを食べると回復するというシンプルな真実を描いている。人間は弱いので、すぐに絶望する。そして、絶望の気持ちを持続することは案外難しい。ちょっとしたことで回復してしまう。言い方を変えると、多くの人にとって人生とは死なないように調整された拷問のようなものだと言えるのかもしれない。
JeroenHouben『ベスト・ウィッシュ』(SAMANSA)2025/12/9クリスマスの夜、中年男性二人が、それぞれの家のイルミネーションを次々と披露し張り合う話。そのイルミネーションはプロレベルとまでは言えず、たぶんホームセンターで買える範囲。素人の見得の張り合いで収める塩梅が好み。聖夜にやることじゃないとあきれる一方、こういうご近所さんとの意地の張り合いは、人生の彩りのひとりになるのかもしれない。一定年齢を超えるとその人の生き方が顔に出るという話はあるけど、長年の人生で培
WilliamSamaha『クロマキー・マン』(SAMANSA)2025/12/7緑色の全身タイツを着て特殊効果の演出を手伝う男が、次のステップに進もうとする話。CGの邪魔にならないよう、必要があって緑色の全身タイツを着ているのに、実際来ている人を見ると珍妙に見えてしまうというギャップを利用している。利用しているのはわかるけど、その先に何を見せたいのかわからないうちに終わってしまった。あんまり主人公のことが好きになれず。役者志望の主人公はクロマキーマンとしての役割を全うできていない
MarcusMarkou『5回出会った見知らぬ2人』2025/11/30ある男とある男が、長い人生のなかで偶然5回出会う話。エピソードの並べ方がポイントになる。1回目から順番に見せない。2回目から始める。2回目と3回目は繋がっている。4回目はうっすら繋がっている。1回目は全く繋がっていない。5回目は繋がっているような繋がっていないような、という塩梅。ありふれた因果応報の話のように見せて、どんな人の人生でも尊いものだという人生礼賛がテーマなんだと思う。出会いの回数は、タイトルに
SheridanO'Donnell『スロー・ウォレット』2025/11/29会食のあと、財布をゆっくり出すことで、相手にお金を出させる男の戦いの記録。誰がお金を出すか、あるいは割り勘にするのかは、出席者の関係性によるので、財布を物理的にどのくらいゆっくり取り出すかは全く関係がないだろとツッコんだら、負け。とりあえず、大袈裟かつちょっとクセになる音楽で煽ってくるので、(相手が財布を)「出すのか?出すのか?」とハラハラしながら見守るのが正しい視聴者の姿勢なんだと思う。ねっとり感のある汗を
KevinAlexander『パーソナル・ベスト』2025/11/25セックス中の女性の一言に男が萎える話。こういう勘違い男を論破する系の作品が定番化している。前提としてクソ男をどうやって描けるかが大事で、ステレオタイプすぎると、道徳の教科書のような浅い話になる。それでも数が増えていけば、世の中の空気を換えていく遠因として存在意義はありそう。男女がセックスをしているところから始まる。3分弱の話なので、余計な前フリはない。セックスを愛情表現ととらえるか、スキンシップの一環ととらえる
AprilMoreau『ライドインプログレス』(SAMANSA)2025/11/24クソ男にフラれた女が、親友と一緒にそのクソ男のアカウントでウーバーをハイジャックして遠出しようとする話。ウーバーが食品の配達という感じではないので、仕組みがよくわからない。アメリカにはたぶんタクシー版のウーバーがあるみたい。恋人を作って落ち着いてしまったかのように見えた女性が、かつて一緒にバカやった悪友と過ごすことで、どんどん活力を取り戻していく。ウーバーの運転手の男も、なんだかノリがよく、水を差すよ
ErinBrownThomas『サブテキスト』(SAMANSA)2025/11/21それぞれの事情で後ろめたい気持ちを残しつつも、新しい出会いを求める男女が、バーで会食する話。たぶん婚活アプリ的なものを利用している。完全に初対面の男女が出会う仕掛けとして採用しやすいんだと思う。話の内容というよりも描き方が斬新な話。まず同じ会話を、女性目線と男性目線で繰り返す。女性目線の時、女性が頭の中で思ったことをそのまま口にする。心の声なので男性には聞こえていない。視聴者だけ彼女が何を考えている
CharlieShackleton『フィッシュ・ストーリー』(SAMANSA)2025/11/191980年代の後半、魚介類の名前の人たちを集めて、その人の名前と同じ魚介類をくばったという謎イベントの詳細を探るドキュメンタリー。この作品の中心人物は、キャスパー・サーモンさん。祖母がこのイベントで鮭をもらったらしい。クラブさんはカニをもらったらしい。日本で言うと、どのあたりになるんだろう。平目さんくらいならギリギリいそう。生ものを用意するだけでも大変なのに、ただ配る以外の情報がない。な
EthanBarrett『その後のローズマリー』(SAMANSA)2025/11/17子育て鬱気味の主夫が妄想を膨らませる話。クレヨン風の線画人間たち。子供が書いたようなバランスの悪い見た目だけど、線が呼吸するかのようにゆらゆらしていてかわいい。死にたいと言っているわりに、彼が最初に想像する死に方が荒唐無稽でそこまで切実さが感じられない。実際、大変だろうに。最初の妄想とそれ以降のわりと現実的な妄想のギャップが激しい。最初で油断していたら、いつの間にか主人公に感情移入している。子育て
AlineBarre『走れピート』(SAMANSA)2025/11/17徒競走でなかなか力を発揮できない少年が、あるきっかけを受けて苦手を克服する話。スタートのピストル、辛そうな顔の少年、観客席で見守る老婆。同じ映像を繰り返し見せて意味付けする。少年にとって何が問題なのか、老婆は何に気づいたのか、短い話なのに観ている側に考える時間をしっかり与えている。どちらかというと道徳的というか教育的というか、人間ってこういうパターンもあるよと示してくれる話になっている。本番なのか練習なのかわか
JérémyComte『野獣』(SAMANSA)2025/11/15外遊びする悪友二人が恐ろしい目に遭う話。わりとシンプルな話だし、実際にどんなことになるのか知らずに見たほうが楽しめる。廃屋や廃車は子供の遊び場。自分も経験はあるので、彼らのやんちゃぶりを懐かしく見守る。当然、整備された遊具とは違うので、どんなびっくり凶器が落ちているかわからない。ちょっと間違えば大怪我につながる。子供はそのハラハラする感じが大好物だったりする。今はこういうハラハラを体験する機会が残されているん
MichaelLennox『ブーガルーとグラハム』(SAMANSA)2025/11/14食べる目的でもらってきたニワトリを子供たちが気に入ってしまい、家族間が険悪になってしまう話。食育の話になるのかなと思ったら、いきなり銃を持った警察なのか軍人なのかがうろついている。ものすごく治安が悪そう。子供たちの反抗っぷりが辛辣すぎてちょっと引いてしまう。最初から食べる目的だと伝えてないとか、子供たちに世話を任せていれば情が移って当然とか、甘さは感じるものの、親って本当に大変だなとしみじ
MichaelDavies『人生に一度のひとめぼれ』2025/11/10介護センターの男性居住者が、同じ施設内で暮らす女性に一目ぼれする話。最初のうちは、恋愛映画でよくありそうな一目ぼれ描写を若者ではなく老人にやらせる違和感だけで、特にこれといって面白味は感じない。主人公の男性の見た目が、小泉純一郎っぽい。本筋とはあんまり関係ないけど、ポンコツ新人スタッフの入れ歯事件はおもしろかった。こういうことは、全世界のケアセンターの新人がやらかしていてもおかしくない。この世の中でもっとも不
RaphaëlThet『ルル』(SAMANSA)2025/11/10少年がこっそり母親の服を着て化粧をしているところを父親に見つかってしまう話。親に一番見られたくない自分を見られてしまうという気まずさ、息子の見てはいけないものを見てしまってうまく消化できないどうしようという父親の戸惑いが同時に現れる。2分ちょっとの話だし、どういう方向にしてもそんなに話が広がらないし、予想の範囲内なのは確定している状況ではあるけど、その決着の付け方がスマートだった。短編ならではの瞬発力がある。結
MarkNunneley『キスメット・ダイナー』(SAMANSA)2025/9/24ダイナーで働く女性が、常連客に恋をして、歌で思いを伝えようとする話。ダイナーでいきなり歌いだすホールスタッフ。ミュージカル的な様式ではなく、日常業務のなかで急に歌い始める。歌はうまいので、客は違和感を持つ様子もなく聴き入る。たぶん自分がこの場に居合わせても、普通にラッキーだと思いながら聴いてそう。作中でも歌目当ての常連もいるっぽい。こういうことは日本でもなくはないだろうけど、日常業務と歌の境界線の
タイトルについて!ちょいと皆様にご質問なんですが…タイトルにもある…SAMANSAっていうサブスク…月額490円で…3分〜30分くらい?の世界のショート映画…600作品見放題とのことなんですが…コレに加入されてる方…います?加入していた方でも👍もし加入されてる方いたら…加入して良かったとか…微妙だったとか…加入しない方が良いとか…何でも良いので教えて欲しいんですが🙏切り抜きやCMで紹介されてる作品…全部クソ面白そうなんですよね…しかもショート映画だから見やすい🤔
はるの新年★★☆☆☆2.4外国に転校する事になった少女の話異国の地で言葉も少ししか分からずクラスで浮いた存在になっていた少女そんな自分に落ち込み日本の友達からのメッセージを聞いていた気がつくと眠っていたのか意識が飛んでいたそこに主人公の親に娘を探して!っと頼まれた不登校の少女がやってくる二人は学校で浮いたもの同士だ!っと意気投合二人の学校生活が変わっていくって感じのお話いや〜言葉も少ししか通じないと大変だよな〜って。相手が何を言ってるかもわからない助けようと
消えゆくもの★★★☆☆3.2蝿が集る亡くなった猫を発見した老婆猫の体を綺麗に拭いてあげ土に埋めた。彼女は普段からこういう事をしており数々のお墓があった。再開発工事が進む中まだその地域に住んでいた老婆ある日猫達の不思議な行進を目撃し必死に後を追う気付くと不思議な場所に辿り着き猫の手には自分の遺影そして参列してる猫達は老婆が埋葬した猫達だった。って感じのお話なんだけどオチがわかっててもなんか素敵だな〜ってなる作品