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ElizabethPeace『特別な君』(SAMANSA)2026/6/21自閉症で周囲となじめないマイケル少年に周囲の大人たちが右往左往する話。職責の範囲でしか責任を追えない学校教師、問題から目をそらし続ける母親。悪霊払いの儀式という気休め以外に何のプラスもない残念な子育て。当然、6歳のマイケル本人に責任はない。年の離れた姉が最大の理解者で、だからこそ、一番重い責任を負うことになる。つらい。自閉症のことはわからないけど、マイケルは見るからに頭よさそうだし、この時期特有のことかも
GeorgieYukikoDonovan『海女』(SAMANSA)2026/6/20日英にルーツを持つ女性が海女の仕事を体験するために三重県の鳥羽市を訪ねる話。危険な仕事のはずなのに、70~80歳のおばあちゃんも現役という異次元の世界。伝統とも言えるし、昔は親の仕事を継ぐしかなかったという側面もある。一方で、本作の監督や、都会から海女後継者として鳥羽にやってきた愛子さんのように、この仕事の魅力に惹かれて外からやってくる人も存在する。都会で働いていた愛子さんが、海女として生きると決
久しぶりの投稿になります先日旅行へ行っていたのですが、遠方だったので飛行機使いましたANAもJALも、国内線の座席のモニターでも映画とか観れるようになったのって割と最近ですよね…?あと、昔からどちらもコンソメスープ出してくれるので、いつも機内サービス楽しみにしてます機内で観れる映画やドラマは、割と最近の話題作が多いですが、大体飛行時間内に観終わらないのと、飛行中の音が大きくて音声が聞き取りづらいので、私はあんまり観ないです代わりに、ショートシネマを観ます!ショ
KosaiSekine『RightPlace』(SAMANSA)2026/6/17極端に整理整頓の好きな男がコンビニで働く話。食器の並べ方に強いこだわりを感じさせるオープニング。カメラを引くと、ホテルのレストランでなく、個人宅だったという見せ方。より几帳面さが伝わる。目玉焼きを九分割したら、黄身を含む部分と、白身のみの部分でバランスが悪いだろうに。商品をきれいに陳列するコンビニの仕事は向いてるようで、うまくいかない。明らかに挙動がおかしいのに、先輩おじさんスタッフは温かく見守っ
LawChen『バルーン』(SAMANSA)2026/6/16小さな工場で働く、うだつの上がらない二人が、たまたま他国からのスパイ気球を発見して追っかける話。あんまり要領がよくなさそうな男が、上司からおまえは数字が悪いと怒られているの、身につまされる。不時着場所に到着してからは意外と言えば意外な展開になるんだけど、納得感が薄い。結構それっぽいことを言えていたと思うけど、全部ウソとか、事前に調べていたとか、どういうことだったんだろう。もしくは、スパイではなくて、何か警察に身元がバレた
StevenCornfield『恋アレルギー』(SAMANSA)2026/6/14恋をするとアレルギーを発症してしまう男が、異性との出会いをあきらめない話。思いのほか、アレルギーがひどい。設定的にコメディのようで、当事者の立場だと大変深刻なことだとわかる。好みの人と、コミュニケーションを取りやすい人は、必ずしも一致しないものなので、程度の差こそあれ、共感できる人は多そう。とにかくたくさんの異性と出会うことを趣旨としたスピードデートというシステム。日本のドラマみたいに顔立ちの整った
AnnaGolin『ファイド』(SAMANSA)2026/6/10夫と死別して独りで暮らす女性が、唯一のパートナーであるロボット犬ファイドの故障によって、また一人になる話。死ぬのもイヤだけど、取り残されるのも困る。人生にハッピーエンドはないというのは、最近よく思うことだけど、本作もそういう系統の話に見える。明らかに富裕層なのに、ディストピア感のある生活風景。今の富裕層が実際どんな生活をしているのか知らないけど、3Dホログラム再生みたいな映像や、アイボよりももっと感情豊かなロボット犬
AliCook『真珠の櫛』(SAMANSA)2026/6/8年老いた女性が、親戚の医者を家に招き、自身が施した結核の治療方法を語る話。本人は「治療」ではなく、授かったものという。夫が人魚からもらった真珠の櫛には治癒効果があり、譲り受けた妻がそれを利用し続けている。そんなマジックアイテムは初めて耳にしたような気がする。そういう伝承があるんだろうか。人魚が語る宮殿が案外俗っぽいというか、そのへんの価値観は人間とそう変わらないのかもしれない。老夫婦の派手なケンカは、見ている分には楽
2026/6/5絶壁を登攀中の二人のクライマーのうち、一人が滑落し、ザイルで繋がったもう一人が宙づり状態で身動きが取れなくなる話。見終わって思い返してみると、話を思いつくこと自体はそこまで難しくはなさそう。ただ、見ている間は、モロそうな岩肌にハーケンを撃ち込むシーンなど、ひとつのミスで命を失いかねない緊張感が続き、展開予想に気が回らないようになっている。助かるのか、助からないのかという二択を誘導されていて、それ以外の可能性に意識が向かないようになっているのかもしれない。登山系の動画で、
ÁgústÞórHafsteinsson『シェフ・ド・パルティ』(SAMANASA)2026/6/3高級レストランでジャガイモ剥き係をしている若者が、フライパン担当を任される話。立派な一匹のサーモンを120gの切り身にするよう言われる。重さがぴったり一致しない切り身はそのままゴミ箱に叩き込まれる。さすがに賄いになるのかなと思っていたけど、後半、焼き具合に納得ができないシェフが切り身をわしづかみにして、主人公にたたきつけていたりもするので、こんなに食材を粗末に扱う料理人もいるのかと嫌な
KonstantinBronzit『コスモスなしでは生きられない』(SAMANSA)2026/6/2宇宙飛行士候補の二人が、本番に向けて仲良く訓練を続ける話。ロシアのアニメ。単純化された絵で線や色味は最低限。だからと言って、チープに見えないところに表現の難しさを感じる。宇宙飛行士と言われて想像するのは、よくメディアに出てくるアメリカの場合。ロシアだとだいぶんイメージが違う。厳しい訓練の中でも、二人は仲が良く、一緒にご飯を食べたり、チェスで遊んだり、意欲的に生活しているように見える
MatthewBonifacio『マイグレイン』(SAMANSA)2026/6/1靴のセールスマンのおじさんが、出先で薬物の更生会に参加する話。タクシーの運転手とは気のいい会話ができる。ホテルのフロントとも同じ。ただし、性的マイノリティを感じさせる話に触れると、急に感じの悪いおじさんになる。実際にこういう人は多いんだと思う。それなりに高級そうなホテルのフロントスタッフによる、いかにもアメリカっぽい軽妙なノリ。ジョークの有り無し、お客様のノリに合わせた対応、緊急時の対応と、実際
TakeshiKogahara『なぎさ』(SAMANSA)2026/5/31水泳の授業を見学している男子が、隣で一緒に見学している女子に延々と話かけられる話。恋愛になるような距離ではないけど、いつも二人で見学していてニコイチ感がある。だからこそ一方が欠けたときの切実さが際立つ仕組み。最低限の言葉の数で、あとは音と映像で見せる。冒頭から時々挟み込まれる青一色の色味にもこだわりを感じる。文芸的だけど、記号的な表現も借りつつ、見ていればわかるようにちゃんと情報が整理されている。会話の
今朝も、通行人の方から満面の笑顔で朝の挨拶をされた私です。やっぱり、道路の掃除をしてる人に、ありがとうの意味で挨拶してくださるのかも~嬉しいな昨日、InstagramかThreadsを見てたら、映画の広告が出てきた。わ、観たいと思った。その映画を見るには、あるアプリのサブスクをする仕組みだった。私、サブスクが嫌いだって、私がわけわからん人間になった時に、キャンセルしてくれる人がいないやんだから、サブスクはしないようにしている。でもね、全部短編映画なのですよ。短編だ
JeannieDonohoe『ゲーム』(SAMANSA)2026/5/26主人公のAJが転校先の強豪バスケ部で頭角を現していくが、既存のエースの嫌がらせによって、自身の秘密が明らかされる話。タイトルがシンプルすぎる。主人公がそもそもバスケ巧いし、バスケの強豪校らしく、みんなポンポンダンク決めているけど、作中選手たちは俳優がやっているんだろうか。実際は、本職のバスケ選手、俳優、代役とうまく組み合わせているんだろけど、みんなプレーそのもので見せられる程度に巧い。既存エースがクソすぎる。
MIRRORLIARFILMS『駆け抜けたら、海。』(SAMANSA)2026/5/20合コンを抜け出して銭湯で休憩する女子二人が、それぞれの想いを吐露する話。なんとなく男性が書いたセリフかなと感じた。実際そうだったんだけど、何がそう思わせたのかはよくわからない。好きな人の下着の匂いを嗅ぐのって、創作物では良く見かけるけど、そんなに一般的なことなんだろうか。こういうフィクション男性のパターン化している行動を、そのまま女性に置き換えている感じがそう感じさせるのかもしれない。想い
NachoCorbella『1人の女の子、1つの森』(2022年6分23秒)2026/5/18インドのピプラントリという地域では、かつて男子が生まれることを好み、女子を呪い扱いしていたことを反省し、今では女子の誕生を祝福し一人生まれるごとに111本の木を植える習慣ができたと紹介するドキュメンタリー。かつて女子が疎まれた時代の反省というのは、とてもいいことだと思うけど、どうしても気になるのが一人につき111本という多さ。過去数十年間で40万本の木を植えたと紹介されている。単純計算で36
監督:ConstanceBertoux,CamilleBozec,PaulineGuitton,PaulineMauviere&MilaMonaghan『ルイーズ』(SAMANSA)2026/5/18オペラ座のバレリーナであるルイーズが、家賃を払うため常連に体を売って対価を得る話。展開よりも題材が強い話。あらすじ欄に1895年のパリとある。お金のために事務的に体を売っている様子は、今のオペラ座のバレリーナのイメージとはだいぶん違う。ただ、時代の違いと言い切るのも、
Nijitaro『モジャッピ~いただき!ホットケーキ~』(SAMANSA)2026/5/14森の動物たちが作っているホットケーキを、はぐれ者たちに奪われそうになる話。3分ちょっとのごく短い短編アニメ。シチュエーションが「ぐりとぐら」のそれ。野ねずみのかわりに、いろんな森の動物たちが集まっている。はぐれ者たちは、おじゃる丸の鬼たちみたいな感じで、悪者という役割を演じているだけで、本当に悪者というわけでもなさそう。ちゃんとスピードタイプ、パワータイプ、頭脳タイプと、わかりやす
WongFuProductions『ダークナイト・スタンド』(SAMANSA)2026/5/14行きずりの男性と一夜をともにした女性が、翌朝、自分のつけまつげの片方だけ外れてしまい、仲間たちに救援を求める話。そういう話で間違いないんだけど、書き出してみると意味がよくわからない。つけまつげが女性にとって非常に大切なものだとして、そのつけまつげは失くしたわけでもなく半裸の男性の大胸筋の上にくっついている。手を伸ばして取ればいいけど、男性の寝相が悪くうまくいかない。ここまでで大分無理が
EliShapiro『大っ嫌いな友達』(SAMANSA)2026/5/13さえない男が誕生日を一緒に過ごす友達を探すが、幼馴染の悪友と一緒に過ごすことになる話。主人公の男は、悪友を疎ましく思っているけど、どう見てもお似合いの組み合わせ。社交性皆無の男と、軽薄を絵に描いたような男。方向性は違っていても、客観的に見れば、容姿も言動も五十歩百歩。誕生日前日に友達に声をかけまくっているのが寂しすぎる。声かけるならもっと早くからやってほしい。わざわざ気まずかったかどうかを確認しにいく悪友も
MichaelPodogil『ファッキン・ドラマ』(SAMANSA)2026/5/11小劇場系の演劇を上演中に、拳銃を持った作演出が乱入してくる話。結局、それも演出のうちでしたというのがオチになっている。乱入までの意味不明な会話、作演出の不穏な雰囲気が見どころと言っていいと思う。あと、劇場の建物は雰囲気があって好き。最近はだいぶ減ったけど、小劇場系の演劇って、素性のわからない大人たちが、観念的な表現をやってしまいがち。本作の劇中劇のように奇策に走って顰蹙を買うようなこともやりかねな
KihongLee『少女』(SAMANSA)2026/5/10雑然としたリビングで過ごす少女の家に、不審者が侵入して来ようとする話。ひとつひとつのエピソードに一貫性が感じられず、自分には何の話か理解できなかった。見終わってから解説リンクを読む。作り手の意図はわかったものの、それでも腑に落ちない。最初は薬物中毒者の話かと思った。飴のくだりもそれなら納得できる。侵入者のホラー演出は過剰だし、配偶者と思われる男の死に方も不自然だし、ルービックキューブやキリスト教の扱いも小賢しい。作り
AlmaBuddecke『ホットドッグ』(SAMANSA)2026/5/9ある若い女性が自身のセックス体験について、比喩を交えながら語る話。『ソーセージ・パーティ』という下ネタ映画を思い出す。モチーフは同じだけど、笑いの質としてはかなり上品…は言い過ぎにしても、スタンダップ・コメディの亜種と言ってもいのかもしれない。物語の起伏のようなものは無く淡々と語るだけ。潔い。よく飲食物の映像と組み合わせている。目玉焼きが、ちょっと不憫かわいい。『ブラックスワン』でも見たけど、マスターベーション
EduardoMaia『はっきり言え、ドゥーダ』(SAMANSA)2026/5/8ゲイの男性が、幼少期に感じた抑圧について、父親と会話するドキュメンタリー。どんなことでゲイの子供が傷つくのか、最も身近な家族であっても伝えなきゃわからないことがある。短編らしく、息子と父親の会話をシンプルに見せ場にしている。息子と父親の顔を真正面から撮って並べている。人間の顔の情報量は多い。それぞれの表情の変化が感動的だった。すべてのゲイの家族がこんなにわかりあえるわけではないはず。本作の親子の場合
CharlotteSerenaCooper『死亡フラグの彼女』(SAMANSA)2026/5/5レズビアンの女優が、出演作品でことごとく死ぬ役を当てられているうちに、クィアの墓場に迷い込んでしまう話。色んな表現におけるクィア表現には偏りがあって、悲劇的な結末を迎えるのが定型化している。そんな問題意識で作られている。アイディアはおもしろいのに、邦題でだいぶん損している。これ死亡フラグと言えるのか。作中で一定回数死ぬと、当たりさわりのない脇役として生きなきゃいけないようになるら
MaxLincoln『死のラップバトル』(SAMANSA)2026/4/26集められた若い男女が、失敗すると即死のラップバトルを強いられる話。ラップバトルでデスゲームというワンアイディアの勝負。短編だとこういう実験もできる。とは言え、英語だし、自分には韻を踏めているかどうかの見極めができないので、雰囲気で観るしかない。とりあえず、ラッパーでもないのに連れてこられた男性が本当にかわいそう。人選が雑過ぎる。彼が何をしたというんだ。首輪の造形が少しずつ違うし、死に方も微妙に違う。演出が
PadraigBaggott『宿屋の女主人』(SAMANSA)2026/4/26貧困層の8歳の女の子が、学校の演劇で宿屋の主人を演じることになり、どうしても客を追い返す演技ができない話。キリストの生誕劇は、どこのアメリカの学校でもやっているイメージ。やっぱり定番なんだろうか。どちらかというと、日本以上に色んな属性の子供が集まる学校の教師って、ホントに大変なんだろうなと感情移入してしまう。単に言われたことをできない子もいるだろうけど、決めつけるのはよくない。しかし、寄り添うだけでは何
MIRRORLIARFILMS『カフネの祈り』(SAMANSA)2026/4/26祖父が亡くなって帰省してきた大学生が、祖父との関わりを思い出していく話。基本的に大学生のヒロインと同世代の観客を想定している作品だと思うけど、自身の立場は、彼女の両親くらい。自分が年のせいか、母親との関係性なのか、人生にハッピーエンドはないという考え方になってしまっているからか、こういう話は見ているとしんどい。その時が来たら、父親のように泣いちゃったりするのかなとか、どんな言葉をかければよいのかとか
MIRRORLIARFILMS『1/96』(SAMANSA)2026/4/26工場勤務の中年男性が、仕事が終わってから、家族の待つ家庭に帰らず、ちょっとだけ車で遠出してみる話。脚本・演出は小栗旬。ほとんどが自身の自動車の車内、モノローグで進行する。語っていることは、自分の人生や家庭への愚痴ばかり。視聴者誰もが家事を妻に丸投げして何勝手なことを言っているんだと思うはず。そのあたりは作り手の計算の範囲内で、彼の気まぐれが翻る些細なきっかけや、その驚くほど短い離脱時間で、人間としてのゆ