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主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。誰かの力を借りないと笑うこともできない彼女を生かしたのは、くだらない偶然。しかしそれは、かけがえのない奇跡だった…。介護に沈んだ少女が、親から自分自身を取り戻していく物語。高校生にして、難病の母親を介護するヤングケアラー。しかも、家族3人で暮らすのはたった八畳一間のアパート。貧困
【Q21298】アメリカ天文学会が授与する「アニー・ジャンプ・キャノン賞」、カナダ数学会が授与する「クリーガー・ネルソン賞」、俳句の「星野立子賞」、新潮社が主催する「R-18文学賞」、京都府宇治市が主催する「紫式部文学賞」、自然科学分野の科学者に贈られる「猿橋賞」といえば共通点は何?【女性限定の賞】【Q21299】明治初期に存在した幻の県。「足羽(あすわ)県」「敦賀県」があったのは現在の福井県、「磐前(いわさき)県」「若松県」があったのは現在の福島県ですが、「安濃津(あのつ)県」「度会(わた
★★★★★私が最も注目している『女による女のためのR-18文学賞』。「救われてんじゃねえよ」「泣いてんじゃねえよ」「縋ってんじゃねえよ」三話収録の連作短編集で、表題作が第21回大賞受賞作品。期待以上だった。主人公は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳の沙智。いわゆるヤングケアラーの物語だが人物描写がとにかく秀逸。当然のように沙智に依存する母親と身勝手な父親。沙智に感情移入し、絶望や悲しみ、様々な感情が溢れ出し、気付けば怒りながら泣いていた。子が親の介護をする
田中兆子さんの『今日の花を摘む』を読みました。初めて読む作家さんです。主人公は、出版社に勤めながら茶道を嗜む51歳の独身女性・愉里子。一見すると地味な女性ですが、実は「今日が一番若い」と、刹那的な恋を楽しむ日々を送っています。彼女はそんな恋をひそかに「花摘み」と呼び、自分なりの美学で生きていました。最初は「これはちょっと色狂いなおばさんの話かな?」という印象を受けましたが、読み進めるうちに物語に深みが増していきました。特に茶道の描写が印象的で、物語の大きな柱となっています。静寂と礼儀を重
★★★「瑠璃色を着ていた」「植物姉妹」「りかちゃんといづみちゃん」「溶けたらしぼんだ」「夏の匂いがする」木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集。「溶けたらしぼんだ」は『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞した作品。どの物語も瑞々しく、繊細で柔らかな感性を感じた。読みながら自分の高校生時代に心がタイムスリップする。学校指定のソックスにハルタの黒のローファー、ネクタイ制服。きっと誰もが自身の青春の一コマを思い出すはず。プールの塩素のニオイまで感
【Q20899】窪美澄、東村アキコと共に「R-18文学賞」の選考委員を務めている、2010年に『終点のあの子』でデビューした女性作家で、代表作に『ランチのアッコちゃん』『本屋さんのダイアナ』『ナイルパーチの女子会』『BUTTER』などがあり、女性最多タイの直木賞ノミネート6回を誇るのは誰?【柚木麻子(ゆずきあさこ)】【Q20900】沢村栄治と出身地・出身中学も同じで「沢村2世」の触れ込みで1939年に巨人に入団し背番号18を背負った速球左腕投手で、通算3057投球回は球団最多、通算209勝
★★★★「赤い星々は沈まない」「ローズとカサブランカ」「soirrouge」「カラーレス」「肉桂のあと味」緩くリンクした5話収録の短編集で、表題作は第十八回『女による女のためのR-18文学賞』大賞受賞作品。文章が洗練されていてとても好み。年齢を重ねてもなお、身体の奥に燻る欲がエロティックに描かれているけれど、心情が切々と伝わって来て変な厭らしさは感じない。人物描写が秀逸で、どの物語も脳内で鮮明に映像化された。女性特有の欲も辛辣さもリアルでデビュー作とは思えない完
R-18文学賞受賞作の夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)[町田そのこ]楽天市場693円デビュー作を含む、5篇の連作短編集。いいですね。「52ヘルツ」や「コンビニ兄弟」に比べると、パンチが効いてるが、描きたいものは同じな感じ。軸はぶれてない。ますます、著者にハマっていきそう。解説も必読。読了日:2022年7月
ふがいない僕は空を見たMisumiKubo第8回R-18文学賞大賞第24回山本周五郎賞受賞2011年本屋大賞2位2012年映画化本屋で発見、即購入!古本なのに$6.95もしました。日本円で1,020円ですよー!!!佳作だったからまだ許せるけど、、本好きの日本の母はおったまげてたアマゾンより引用↓5人の登場人物がバトンを渡すかのように語り手を変えていく連作長編。初っ端から刺激的でインパクト大の性描写はありますが、読了後はそれさえも必要な物語の核になっているこ
「本屋大賞」を受賞した「52ヘルツのクジラたち」がとても面白かったので、町田そのこさんの他の作品を読んでみました。(6/16読了)「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」は5編の短編集で、収録されているデビュー作の「カメルーンの青い魚」が「R-18文学賞」を受賞しています。独立した短編集かと思って読み始めると、全て微かに繋がっている連作でした。ここから「52ヘルツのクジラたち」に繋がっていくのもよく分かります。面白かったです。ありがとうごさいました。
『R-18文学賞マンガ肉と僕KyotoElegy』2014マンガ肉と僕:作品情報-映画.com(eiga.com)6/1524日。6月も1週間あまりとなりました。起きた時は肌寒い感じでしたが、昼間はかなり暑くなりました。4時過ぎると、人が早起きしているのに「なんだこの明るさは。」と思ってしまいます。でも、夏至が過ぎたので、少しづつ陽が短くなっているのでしょう。冬は遠い先ですが少しづつ冬に向かっているということでしょうか。夏は来てないのに、そんな事を思ってしまい
『R-18文学賞vol.1自縄自縛の私』2012R-18文学賞vol.1自縄自縛の私:作品情報-映画.com(eiga.com)5/15女による女のためのR-18文学賞の大賞になった小説の映画化。監督は竹中直人。吉本の企画イベントなのか監督竹中直人だからなのか、さほどストーリーには影響しないチョイ役にも名のある人が出演してます。物語初めにピース綾部がヒロインの彼氏で出て来ますが、中盤以降は登場しません。ストーリー的には影響しているようでしてないかも。今では
先日、新聞広告を見ていて、ショック、ショック、タイムショック‼️(笑)文芸誌「小説新潮」の広告に、Rー18文学賞に宮島未奈「ありがとう西武大津店」が選ばれたとのこと。タイトルの「ありがとう西武大津店」からしてこの作者はやっぱり滋賀県民か?やっぱり大津市民か?…………って嫉妬メラメラの気分でネットで調べると、作者は大津市在住の38歳とあった。↑「滋賀県民必読❗」ってある。(笑)この作者、ブログもやっているらしい。↓あー、それにしてもまた大津にやられたよ
カコちゃんス。セルフイメージでは著しくのんびり暮らしているはずなのですが、想定以上にやることとかやりたいこととかがあるようでして。しかもロングスリーパーだから就業先でもシエスタ入れないとダメだし、休日には午後に2時間程度布団の中にいないとムリ。てなわけで、今日からブログやnoteをちまちまがんばったり、あと、12月中にできれば2本くらい短編小説を描いたり、来年の仕込みをするために動いたりしたいのですが、もう寝る。明日のお弁当の仕込みはしたけど、晩ごはん食ってないし、もうでぶい。
年上の主婦との情事に溺れる高校一年生の少年。不妊治療を重荷に感じながら、高校生との色事に逃げる主婦。セックスがどんなものか興味津々の女子高生。ぼけた祖母と二人で暮らす男子高生。助産院を営みながら、女手ひとつで息子を育てる母親。──5章に渡る連作の中に、恋があって愛があって、食欲があって性欲があって、貧乏があって裕福があって、芽生えがあって老いがあって。とことんまで愚かでいとおしい〝いのち〟の出来事があった。至極当たり前だけれど、恋とセックスと妊娠と出産と人生の誕生は数珠繋ぎなんだってことを目
こんつは!カコちゃんです。昨日、R-18文学賞の第1次選考結果が発表になりましたな!カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011今年は1次でおっこっちゃった!https://t.co/YEaBo7Q5KA2019年12月27日14:24おっこっちゃった!カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011第19回R-18文学賞で1次選考にかすりもしなかった『ひとりでパ・ド・ドゥは踊れない』全文公開です!https://t.co/tBP25y
どうも、カコちゃん(もうすぐ49歳)です。ここ数年、文フリと東京旅行ネタしか書いていなかったこのブログ。そろそろ東京旅行の時期が近づいておりまして、何して遊ぼうかなーです。宿泊先は、安定の日本青年館ホテルですので、もうコピペでいいよね!これまで2回宿泊していますが、どちらもアップグレードしていただきました。だが、今回はどうだろうドキドキ。窓から神宮球場が見られればそれでいい、という思いはあるんだが、すっかり贅沢を覚えてしまいました……。ベッドはいっこでいいので、洗面所とお風呂
さて、この記事では、メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)味見と直し(推敲)トッピングとエッセンス(小説を書くということ、思うこと)さ、いよいよ「ボナペティ」の一つ前、「味見と直し(推敲)」について、ご紹介します。あくまでもアマチュア小説家カコちゃんの「アタイはこんなふうにやってるよ~」ですので、きちんとした内容は、リブログ先の参考記事が
さて、この記事では、メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)味見と直し(推敲)トッピングとエッセンス(小説を書くということ、思うこと)この5つのうち、4番めの「調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)」について、ご紹介します。あくまでもアマチュア小説家カコちゃんの「アタイはこんなふうにやってるよ~」ですので、きちんとした内容は、リブ
いよいよ積雪シーズンです。ども、そろそろ49歳のカコちゃんダス。今朝、タニタくんに載ったら前人未到の85kgをマーク。こうなったら健康体重を目指すより、キリよく100kgを目指すことにします。今日のお昼ごはんは、なんたりでカルボナーラと決めているが、たいていは守られない。さて、どうなるか?で!本日お伝えするのは……、メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)調理開
カコちゃん、実はバイト先02が人件費削減で、いきなり30時間も労働時間を削減されました。労働時間削減はウェルカムなんだけど、つまりお時給30時間分カット。どこかに30時間分相当のお金、落ちてないかのう?(´・ω・`)ま、ピンチはチャンス。いつもなら23:00に帰宅するところ、すでに晩ごはん食べちゃったしね。っつーかそれは昼ごはんだったんだけどね。さて。メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリューム
どぉも。バレリーナ芸人・松浦景子ちゃんの動画をBGVに、カコちゃんの小説の書き方をお届けします。して、ふと思ったのですが「小説キッチン」って、吉本ばなな先生を冒涜したシリーズ名だっただろうか。なんとなく、小説作品が「お料理」で、それをつくっていく工程っつーことでつけたタイトルだったので、どうか許してタモリ。さて、この記事では、メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)調理開始!(Wo
おはようごぜーまーす。本日も奇妙な夢を見ましたが、既にまったく記憶がない。目が覚めたときに「枕元にノート置いておこうかな」と思ったくらい印象的だったんだが。さて、この記事では、メニューの決め方(テーマと読者の設定)材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)味見と直し(推敲)トッピングとエッセンス(小説を書くということ、思うこと)この5つのうち、1番めの「メニューの決め方(
カコちゃんです。今朝の夢も複合的だった気がする。もう忘れかけてるけど。読んでいた本の影響で、聖フランチェスコの巡礼の旅に出ながら、合コンのセッティングをしていたんじゃなかったかな。さて。第19回女による女のためのR-18文学賞に1本ながら無事応募もでき、カコちゃんとしては仕事納めを迎えたような気持ちになっています。いつもなら、12月の東京旅行まで真っ白になっているのですが、今回の応募作品を書いている間、「……小説の書き方って、どんなだっけ」という異常事態を経験し、ちょっとメモとし
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011オクタ。https://t.co/YwQJkPT69W2019年10月31日16:40カコちゃんです。現在、WKG07という場所にいます。hitaruの2階のワーキング席です。一時はどうなることかと思いましたが、1作品だけ、送るには、送りました。真っ白なうです。1次選考は、ぜひ通過していただきたい。じゃないと、これの『2』が作れないのです。第18回で応募した『ぼくんち』と一緒に『2』を作りたいので
こんにちは。さゆです。こちらは高知県にもやって来たGODIVAさま私は、何かちょっと辛いことがあると、高い液体を飲む癖があるのですが…。これらの液体は、ペットボトル飲料と比べたら可愛くはないお値段や高いカロリーに一瞬躊躇するものの、けっこうなスパンで飲んでしまっています。仕方ないわよね。好きなんだもの…。スタバがそこにあるのが悪いわね…。(開き直り)それも、辛さレベルに応じて、<辛さ低>ローソン→スタバ→近所の新鮮なフレッシュジュース屋さん→GODIV
新潮社出版部文芸@Shincho_Bungei【R-18文学賞事務局よりお知らせ】第18回「女による女のためのR-18文学賞」最終候補6作が決定しました!最終候補作はリンク先よりお読みいただけます。(3月14日㈭17時まで公開予定)皆さまの感想コメントの数と熱さで決ま…https://t.co/FplwyRFiDS2019年02月19日09:03どうも!カコちゃん、もうすぐ48歳!人生がバッタバタ(いつも通りとも申せましょう)な中、結果発表!最終選考に、
あけまして!おでめとう!って。明けてなかったんかい!実際、めっさ明けた気もするが、まったく明けてない気もする。年賀状書いてない。初詣はいちおーご近所の比較的有名な神社に行ったが。そのあと更年期っぽい症状が出たり、延長線上にぎっくり腰が出たり、休まざるを得ない状況から一転、会社に泊まり込み(比喩)になったり、週末はhitaruでバレエに心酔してみたり。そんなこんなで、こんなことに。新潮社出版部文芸@Shincho_Bungei【R18文学賞事
カーコーちゃーんーでーす。年越しそばを食べて、お屠蘇をいただき(ウマス)、はんがくのイチゴをくらって、紅白を眺めつつ、「生さだ」まで起きていられるか微妙。特製お屠蘇1袋【京都で創業百年余りの中嶋生薬の極秘特製ブレンドおとそ特製袋に和紙包装】|...120円楽天そんなカコちゃんの、なう。今年はとにかく仕事がアホみたいに忙しかった気がします。仕事と、あと、こう、「他人事」。暮にはいよいよそれらに押しつぶされそうになったのだが、寸でのところでサポートが入