東南アジアのある国はムスリムによる自治区を有しており、いわゆる一国二制度体制を敷いています。しかし自治区とはいえ、軍事と外交以外はすべて彼ら自身の統治による「政府」ですから、半ば独立国家です。事実国連は認めてはいないものの、イスラム諸国連合はこの政府を57番目のイスラム「国家」として承認しており、その式典には日本からも外務大臣が出席しましたし、自治政府の議長はそれなりの待遇(国賓や公賓というわけにはいきませんから)で来日も果たしています。日本人の我々が認識している国家の概念とは異なりますが、僕は