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終結プロセスとは、プロジェクトやタスク、契約上のすべての活動を完結させるプロセスです。プロジェクトで作成したすべてのデータや資料を整理・保管し、計画されたすべての作業が完了していることを確認、プロジェクトの成果物が期待に沿っていることをテストやレビューしたり、プロジェクトのポストモーテム会議を開催して教訓を話し合、教訓登録簿を作成します。さらに最終報告書を作成してプロジェクトの成果と次のステップを伝えたり、チームメンバーを解散させて新しい仕事に移行させます。プロジェクト終結プロセスは、
監視コントロールプロセスとは、プロジェクトの進捗やパフォーマンスを追跡し、レビューし、統制し、計画の変更が必要な分野を特定し、それらの変更を開始するプロセスです。監視コントロールプロセスには12のプロセスがあり、それぞれがプロジェクトの異なる側面を監視・コントロールします。①プロジェクト作業の監視・コントロール②統合変更管理③スコープの妥当性確認④スコープのコントロール⑤スケジュールのコントロール⑥コストのコントロール⑦品質のコントロール⑧資源のコントロール⑨コミュニケーションの監視⑩
プロジェクトの目標を達成するために、計画プロセスで作成したプロジェクトマネジメント計画書に従って、具体的な作業を行います。実行プロセスには10のプロセスがあり、主に人や資源のマネジメントに関するものです。実行プロセス群で重要なことは、①プロジェクトマネジメント計画書に基づいて作業を実行し変更要求を適切に扱うこと。②チームやステークホルダーとのコミュニケーションやエンゲージメントを強化すること。です。チームメンバーの役割メンバーの役割はプロジェクトマネージャーの指示に従って、自
計画プロセスとは、プロジェクトの目標を達成するために必要な一連の行動の流れを規定するために実行されるプロセスです。プロジェクトマネジメント計画書プロジェクトを実行、監視、コントロールおよび終結する方法を記述した文書です。プロジェクトの目的やゴール、スコープやコスト、スケジュールや体制、品質やリスクなどを明確にし、プロジェクトの指針となる重要な文書です。プロジェクトマネジメント計画書は本文と18の計画書により構成されます。本文ではプロジェクトの目的とゴール、ライフサイクルの形態
立ち上げプロセスとは、プロジェクトやフェーズ開始時に実行するプロセスのことです。立ち上げプロセスでは、プロジェクトの目的や内容、人員などをまとめたプロジェクト憲章を作成し、組織の承認を得ます。またプロジェクトに関係する人や組織をステークホルダーとして特定し、その関心度や影響力などを分析します。立ち上げプロセスは、プロジェクトの方向性を決める重要なフェーズです。プロジェクトがビジネスに価値をもたらすかどうかを確認し、主要な関係者の賛同を取り付けることができます。プロジェクト憲章プロジェ
プロジェクトとは、ある目的を達成するための計画の策定とその遂行のことで、プロダクト(成果物)を生み出すための活動です。プロジェクトは、様々なタスク(やるべき事)で構成されています。タスクを一つひとつ完了させる事で、最終的には大きな一つの目標を達成していくのが特徴です。またプロジェクトを円滑に進めるためには、プロジェクトマネジメント(プロジェクトの管理)が必要です。プロジェクトマネジメントに関する知識や要素を体系化したものして、世界標準とされているのがPMBOK(ProjectManage
アクティブリスニングとはアクティブリスニングとは、相手の言っていることを理解するために耳を傾けることです。アクティブリスニングを実践するときは、議論や会話のように何を言うべきかを考えるのではなく、相手の話に集中します。そして、自分がきちんと理解したかを確認するために、聞いたことを相手に言い換えて伝えます。アクティブリスニングは、米国の臨床心理学者カール・ロジャース氏が提唱したコミュニケーション技法で、もともとはカウンセリングの場で使われていました。しかし、ビジネスシーンでもアクティブリス
ティーチングとはティーチングとは、知識やスキルを相手に教えることです。ティーチングには、教える役割、アドバイスする役割、気づきを与える役割の3つがあります。ティーチングは、相手が知らないことやできないことを教える場合や、緊急性が高い場合に有効です。ティーチングとよく比較されるのがコーチングです。コーチングとは、相手に質問をして答えを引き出すことです。コーチングは、相手が自分で考えて答えを出せるようにする場合や、内発的動機や主体性を高める場合に有効です。ティーチングとコーチングは、それぞ
アサーションとはアサーションとは、自分の考えや感情や権利を適切に主張することです。相手を攻撃したり、自分を貶めたりせずに、自分の立場を明確に伝えることで、相互理解や信頼関係を築くことができます。「私」を主語にする相手を主語にするのではなく、自分を主語にして話します。相手が何をしてくれたら自分が嬉しいのか、また自分がどういう状況に対して困っているのか、自分の気持ちや自分の状態を伝えます。例:「どうして《あなたは》勝手に判断するのですか?」→「取り掛かる前に一言伝えてくれ
ブレーンストーミングとはブレーンストーミングとは、一人や複数の人と一緒に、あるテーマや問題に関連するさまざまなアイデアを自由に発散させることです。ブレーンストーミングでは、批判や評価はせずに、できるだけ多くのアイデアを出すことが重要です。メリットブレーンストーミングのメリットは、新しい視点や発想を得ることができます。問題の本質や解決策の方向性を明確にすることができます。参加者のコミュニケーションや協力を促進することができます。創造性やモチベーションを高めることができます
目次•はじめに•プロジェクト管理とは•PMOコンサルタントとは•PMOコンサルタントとして成功する方法•PMOコンサルタントとしての成功事例•PMOコンサルタントの課題•まとめはじめにはじめに、PMOコンサルタントがプロジェクトの成功に必要不可欠な存在となっています。この記事では、PMOコンサルタントの役割や必要なスキルについて詳しく解説し、成功するための方法を紹介します。プロジェクト管理とはプロジェクト管理とは、あらゆるプロジェクトにおける目標設
自己開示とは自己開示とは、自分に関するプライベートな情報を相手に話すことです。自分の生い立ちや趣味を話題にする、過去の失敗を打ち明ける、自分の思いや意見を正直に話す等が自己開示の例です。自己開示をすることには、人間関係を構築できる、自信がつく、聞き上手になれる、などのメリットがあります。しかし自己開示する相手やタイミングを見極めたり、無理やり自己開示しようしないことも大切です。自己開示のポイント好かれないといけないという考えはやめる自己開示の目的は相手に好かれることではなく、信頼
OJTとはOJTとは「On-the-JobTraining」の頭文字を取った言葉で、職場内訓練や仕事をしながらおこなう訓練という意味です。企業に新しく配属されたスタッフや正社員などが、実務を通して必要なスキルや知識を学ぶための取り組みを指します。OJTの5つのステップOJTは、次の5つのステップで進めていきます。新入社員や派遣スタッフなど、教わる側の経験やスキルを考慮して教育担当者を決める実際の業務を見せて、業務内容のイメージを持たせる業務の意味や背景(なぜこの業務が必
MECEとはMECEとは、MutuallyExclusive,CollectivelyExhaustiveの略で、「ミーシー」または「ミッシー」と読みます。日本語では「モレなく、ダブりなく」と訳されます。物事を考えるときに必要な要素を網羅しながらも、それらが重複しないようにする考え方です。ロジカルシンキングの基本であり、論理的な問題解決に必要な手法であることから、ビジネスで重要視されています。MECEの考え方は、フレームワークという問題解決や議論を進める際の枠組みにも活用されます
1On1とは1on1とは、上司と部下が1対1で定期的に対話することです。1on1の目的は、部下の成長促進と信頼関係の構築であり、部下が主体となることが特徴です。1on1は、短いサイクルで行うことで、部下の悩みや課題、成功や失敗について共有することが可能となります。1on1の実施は、目的の決定・共有から日時・場所の決定、対話の実施・記録、次回日時・場所の決定までの流れで進めます。1on1は、社員の定着率向上や部下の成長促進などのメリットがありますが、上司がしっかりと「部下の成長のため」と
リーダーシップとはリーダーシップとは、組織を率いるために必要な能力のことです。リーダーシップにはさまざまな種類やスキルがありますが、目標を設定し、メンバーを動機付け、人間関係を管理し、目標達せに導くことが重要です。リーダーシップの種類リーダーシップには、さまざまなタイプがありますが、ここでは心理学者ダニエル・ゴールマンが提唱した「6つのリーダーシップスタイル」について紹介します。ビジョン型自分が思い描くビジョンをメンバーに示し、カリスマ性で共感を得るタイプです。メンバーの自
経営課題を改善するための責任者はプロジェクトマネージャー(以下、PM)です。そのPMとしての能力やスキルを身につける方法をご紹介します。PMの能力とスキルを身に付ける方法実践プロジェクトマネジメントの能力やスキルは、実際にプロジェクトに関わることで身につけることができます。プロジェクトのメンバーやマネージャーとして、様々な経験を積むことで、問題解決やコミュニケーションなどの能力やスキルを向上させることができます。学習プロジェクトマネジメントの能力やスキルは、書籍や講座受講などから
タックマンモデルとはタックマンモデルとは、チームビルディングの手法の一つで比較的多くの企業で使用されている手法です。チームの段階を5段階に分けて、各段階におけるチームの特徴や取るべきチームビルディング方法を明確にしたモデルです。タックマンモデルを活用することで、有効に機能するチームを作ることができます。タックマンモデルの5段階を説明して行きます。形成期(Forming)チームが発足したばかりの段階で、メンバーはお互いに慣れ合いや遠慮がある。目標や役割が明確ではない。リーダーや人事な
フィードバックとはフィードバックとは、相手の行動や結果に対して、客観的な評価や指摘やアドバイスを伝えることです。フィードバックの目的は、相手に気づきや反省の機会を与えて、自己成長やパフォーマンスの向上を促すことです。フィードバックには、ポジティブフィードバックとネガティブフィードバックの2種類があります。ポジティブフィードバック相手の良い点や成功した点を褒めて、自信やモチベーションを高める方法です。例:「このプレゼンは素晴らしかったですね。データの分析が的確で、説得力が
傾聴とは傾聴とは、相手の話したいことに対して深く丁寧に耳を傾け、相手に肯定的な関心を寄せ内容の真意をはっきりとさせながら、共感的理解を示すコミュニケーションの技法です。傾聴により、話し手は自分だけではわからなかった自分自身について深く理解することができ、どのような行動をとるべきか気付くきっかけを与えることが期待できます。傾聴は英語で「積極的傾聴(ActiveListening)」と言われており、この言葉はアメリカの心理学者カール・ロジャーズによって提唱されました。ロジャーズは傾聴にお
GROWモデルとはコーチングの具体的な手法としてはGROWモデルが有名です。このモデルは、コーチングの基本プロセスを4つのステップに分けたものです。Goal(目標)クライアントが達成したい目標を明確にする。Reality(現実)クライアントが現在どのような状況にあるかを把握する。Options(選択肢)クライアントが目標に向かってできることを考える。Will(意思)クライアントが実際に行動することを決める。このモデルを使うことで、クライアントは自分の目標や現状について深
コーチングとはコーチングとは、相手の潜在能力や問題の解決策を自主的に引き出し、人材開発や目標達成を支援するコミュニケーション技術です。コーチングはスポーツの指導者を意味する言葉から派生しましたが、現在ではビジネスや教育などの分野でも広く活用されています。コーチングの基本的な考え方は「答えは相手の中にある。コーチの役割は答えを相手から引き出し、目標達成の行動を相手に促すこと」です。コーチングのメリット自主性を高めることができるコーチングでは、コーチが対話を通して相手の考えや気づ
GRPIモデルとはGRPIモデルとは、チームビルディングを行う際に考えるべき4つの要素のことです。それぞれの頭文字をとってGRPIと呼びます。GRPIモデルは、チームの健全度を測るためのフレームワークとして、比較的多くの企業で活用されています。Goal(目標)チームが達成しようとする目標は明確に決まっているか。その目標はチームのメンバーに共有され、浸透しているか。チームのメンバーはその目標に賛同しているか。Role(役割)目標に対して必要な役割や業務レベルが揃っているか。スキル・
チームビルディングとはチームビルディングとは「メンバーの能力や経験を最大限に引き出し、高いパフォーマンスを上げるチームを作る」ことです。チームビルディングの目的は、コミュニケーションの活性化、組織としての結束力の向上、目標達成の確率の高めることなどがあります。チームビルディングには、タックマンモデルやGRPIモデルなどの手法やフレームワークなどがあります。これらを活用し、チームビルディングを行うことで、仕事の生産性やモチベーション、イノベーションなどに繫がります。タックマンモ
世界中に利用され、PMOのバイブルとされているPMBOKについてご紹介したいと思います。基本的には3~5年、参加人数200名~300名の大規模プロジェクトを想定して作成されているのため、多くのプロジェクトにおいてそのまま当てはめる事は出来ないのですが、プロジェクトの規模によってカスタマイズして活用して行きます。PMBOKPMBOKとは、プロジェクトマネジメントに関するノウハウや手法を体系立ててまとめたものです。PMBOKは「ProjectManagementBodyofKnow
PMO導入のステップPMOの導入は次のステップで行います。大企業の大規模プロジェクトを想定しているため、中小企業への導入については必要に応じてカスタマイズする必要がありますが、基本的な全貌をお伝えしておきたいと思います。PMO導入の目的や範囲を明確にするPMOに求められる役割やスキルを定義するPMOに適した人材を選抜するPMOの業務フローを設計するPMOの評価指標を策定するPMOとPM、プロジェクトメンバーとの関係性やコミュニケーション方法を確立するPMOの運用を開始し、改
プロジェクトの定義プロジェクトとは、目的や成果物を達成するために実施する、期間や予算が決まっている業務のことです。プロジェクトは複数のタスク(やるべきこと)から構成され、チームで協力して進めます。プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを計画し、進捗や品質を管理することです。日常業務とプロジェクトの違い日常業務とプロジェクトの違いは、以下のようにまとめられます。性質の違い日常業務は反復性があり、ルーティン化されたものが多いですが、プロジェクトは独自性があり、他に類を見ない
プロジェクトの特徴プロジェクトの特徴は、①有期性②独自性③複雑性④不確実性⑤チームワークが挙げられています。これらについて解説していきます。④不確実性とは不確実性とは、プロジェクトにおいて発生が予測できない事象や状態のことです。不確実性は、プロジェクトの目標や品質やコストやスケジュールに影響を与える可能性があります。不確実性は、プロジェクトの初期段階では大きく、プロジェクトの進行とともに小さくなっていくという性質があります。不確実性に対処する方法不確実性に対