俗に、大相撲三月場所は、「荒れる大阪場所」若しくは「荒れる大相撲春場所」などとも称されますが、今年もその例に漏れず、横綱照ノ富士の4連敗の末の途中休場、新大関琴ノ若を含む4大関も不調で今ひとつ精彩を欠く中、令和6年3月24日(日)に迎えた大相撲春場所・千秋楽まで優勝の可能性を残していたのは、新入幕の尊富士と入幕2場所目の大の里の平幕力士ただ2人でしたが、結果、幕尻の尊富士が15日間を駆け抜けて、大正3年の両国以来の110年振りの新入幕優勝を果たし、初土俵から10場所目の幕内優勝は史上最速記録とな