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君の風景は僕の風景Landscape.17触れるだけのキスは少しずつ深くなる。相変わらずキスの上手い智に、『あの後俺以外の人とキスしたの』と聞けば、『察しろ』と、それは、ヌルりと。ああ、これは、智の本気のキスだ。そんなのすぐにわかる。だって、、…………ふ、…………ん、息すらまともにさせてくれない程、ううん、それは違う、智はうまく息を吸うタイミングをくれてるのに、俺が単に、忘れてるだけ。智の本気のキスを………………忘れてた、だけ。そして徐々にタイミング良く絡みだしたキスはまるで
君の風景は僕の風景Landscape.16重なる唇の甘さは尋常じゃ無い程までに俺の全てを揺さぶり、震わせ、栗立たせる。決して深く無い口づけだけど、それだけで吐息が漏れたし、身体が疼いた、そして当然の如く………………反応もした。「さと、………し」少し長めのキスを終え、衝動的とは言え自分がした裏切りとも取れる、いや、間違いなく裏切りにあたる行為に、俺は自己嫌悪に陥りながらも目の前の芳香に目をやると、澄んだ黒瞳は逸らす事なく俺の瞳をしっかりと見つめてた。少しカサついてた俺の唇は智とキスをす
君の風景は僕の風景Landscape.14『ったく』………………智の口癖、懐かしい口癖、昔よく言われたその言葉に、目頭が熱くなる。『ったく』『そんな事言って、実は満更でもない癖に』『煩えな、和』そして横になったベットの端がほんの少しだけ沈み、俺に寄り添うように智は腰を下ろし、そのまま身体を横にし、そして天を仰いだ。「なあ」「ん?」「俺のせいか、その頭痛」「んー酒の飲み過ぎじゃない、かな」「違う。常備してるって事は慢性的に頭痛を起こしてるって事だろ。昔はそんな事、、
君の風景は僕の風景Landscape.13「和」「ごめん、ごめんね」「どうして、謝るんだ」「わかん、ない、それも、もう………………わから、ない」掌から伝わってくる温もりは何一つ変わらなくて、俺が憧れる男にしておくには美しすぎる指先は、微動だにする事なく、まるで俺の次の行動を待ってるかのように、大人しく。離さなきゃいけないのは、重々承知離したくない理由も、重々承知離したら本当にもう終わりなのも、………………重々承知。また頭痛がしてくる、頭の思考回路が今にもパンクしてしまい
昔アップしたお話を何度読んでくださって本当にありがとうございます。嬉しい限りです😭今はパーフェクトナイト、、がよく読まれててダークな彼が流行りなのかな❤︎︎パーフェクトナイトも半分以上は加筆してるので………………そのうち、かも。本当に来てくださってありがとうございます。サクラコなお、例の発送は水曜日を予定しております🙇♀️
君の風景は僕の風景Landscape.11声は恥ずかしいほど震え、聞き覚えのある声に心は安堵し、そして喜び、同じく震えた。きっとアルコールの勢いに任せて何度もリダイヤルしたその番号は、翔ちゃんではなく、、「何か、あった?」………………智で。「何も、ないんだけど、、その、ごめん」「何もないのに、こんなにリダイヤルする筈ないと思うけど、、、」智が言っていることは正論でだけど俺が言っている事も本当で、嘘では決してなくて。だって俺が智にこんな非常識な時間に連絡を取ろうとするだけの用があ
君の風景は僕の風景Landscape.10そこそこ飲んだアルコールは体内に当たり前のように残ったまま。そして俺はマネージャーが呼んでくれたタクシーで滞在するマンションに帰宅した。小腹も空かないほどもてなされ、なにより担当のイメージが良かった。紳士で真面目で更に男の俺から見てもいい面構え。全てを持ち合わせてるような、それで嫌味がないのだから、相当のやり手。俺とのプロジェクトを大きく捉えてるように感じてるからこその、あの担当者である事は間違いなくて、それはそれでありがたいし、久しぶりに
君の風景は僕の風景Landscape.8ポテチと簡単なおつまみと、数本のアルコール、そしてコンビニで売ってる下着が入った袋をブラブラとぶら下げてホテルのカードキーを差し込み部屋に入る。カードをいつもの場所に差し込むと明かりがついて、レースカーテンを開けると外はもうネオンが堕ちる時間だった。簡単にシャワーを浴びて、新品の下着を身に纏うとホテル備え付けのガウンを着て早々にアルコールをあけた。喉にほんの少し染みるアルコールは普段よりもあまり美味しく感じなくて、いつもならアルコールのお供にと
本日12.00を持ちまして〆ます。沢山のご応募ありがとうございますサクラコおはようん、おはよ起きるなら珈琲いれるよ?んーお願いしたいけど、も、すこし、………………居て。
君の風景は僕の風景Landscape.4何をするわけでもなく、好きなゲームにも手をつけず、気がつけば昼はとっくに過ぎて、朝ごはんをロクに食べてなかったせいか素直にお腹が鳴った。朝ご飯の残りを食べるつもりだったのだけれど、フラリと車の鍵を持ち、外へ出る事にした。互いに仕事を持つ俺達は一週間分の食料を休みの日に買い出しするのが恒例だった。お互いそこそこの給料は貰ってるけれど、やっぱり必要経費は抑えて貯金がしたい、するべきだと、思ったから。将来が見えない関係に不可欠なのは、世界中共通してあ
珈琲が冷めないうちに。ご協力ありがとうございます😊新しくリストアップし、そして今日よりご連絡お返しスタートしました。連絡が来た時点で確約となります🙇♀️締め切りは17日まで。今後の増刷は今のところ考えておりません。よろしくお願い致します。サクラコ
みんなの回答を見るたった1日の話を書き上げた異色な小説でした。このラストは自分でもかなり好きだったりします。お互いの信頼が作り上げた空白の約束の時間、、、その分再び繋がった時には強く、強く。この作品は後日談として書きたいな、、、なんて思ってたりします。
みんなの回答を見る実はこちら加筆7割終わってたりします☺️
君の風景は僕の風景Landscape.3「だから無理だって言ったのに。ほら、もう寝な」「う、…………ごめ、翔ちゃ、………ん」俺の身体に衣類が一枚一枚着せられていくのが眠気に負けてしまいそうな俺でもなんとなくわかった。キスを重ねて、触れられて、だけどちっとも熱くなる事なく冷えたままだった身体は布地が重なる事で少しずつ温もりを取り戻して、俺はそのまま翔ちゃんの胸に顔を埋めた。何かあったのなら隠さずに、言ってね、ニノその言葉が痛くて、優しく背中を撫でられるその優しさすら痛すぎて、俺はグ
ありがたいことに予想以上のMessageを頂きましたので🙇♀️💐なお、14日まではMessageのお返事は名簿作成などの為返信はできません。ご了承ください。15日以降のお申し込みはできません。よろしくお願い致します。
☕️の締め切り日は2月14日23.00までに二回目のMessage(要ご確認)をくださったかたのみとなります^^過去☕️限定が更新されてますのでご確認ください❤︎︎サクラコ
君の風景は僕の風景Landscape.2「すみませんっ」「こちら、………………こそ」その声には間違いなく聞き覚えがあって、肩と肩がほんの少し強めにブツかっただけだと言うのに、二人してその場に立ち尽くした。俺はほぼ、動けなかった。カチカチと頭の中で時計の針が逆戻りしていく音がし、もちろんそんな都合のいい脳内時計なんてないのだけれど、その音は無情にも強く強く鳴り続けた。出逢い結びそして別れ「二宮、何してんだよ、ほら行くぞ」「あ、先に行ってて、店の場所ならわかるから」何がした
君の風景は僕の風景Landscape.1「ニノ、こっち」「翔、ちゃ、ん、ごめ、終電のり、過ごし、………………うっぷ」「喋らない喋らない、ほら、早く乗って。あれ?一緒に呑んでた皆は?」まさか俺に付き合いきれず皆先に帰ったのにも関わらず一人ぐたぐだと呑んでたとも言えず、言葉を濁すと深く追及することなく翔ちゃんは俺を助手席に乗せ、ドアを閉め、自分は運転席に座ると俺のシートベルトを締めてくれた。本当に紳士だと思う。俺には、少しばかり………………勿体ないぐらいに。「明日休みでしょ?風呂
更新は緩いですが沢山の温かなご要望を頂きましたので、新作を限定のみであげようと思っておりますので、本日のみアメンバー募集します。よくお読みになって申請の方、よろしくお願い致します。サクラコ(あくまでこの作品ですので、今後の予定は決まっておりません。)
君の風景は僕の風景Prologue※こちらはサンプルとなります。需要ありましたら、主に限定公開として載せさせていただきます。アルコールが棘を刺した。焼ける様なこの感覚は決してアルコールから来るモノじゃなくて。痩せてた気がする。でも相変わらず筋肉質な身体は存在してて、あの頃契約してた会社とは別れ、フリーランスのイラストレーターをしているらしい。そもそも会社の中でも才能は秀でてたから、あり得る話。締め切り前には無精髭を、そんな貴方のマンションに何度原稿を貰いに俺は足を運んだのだろ
おはようございます。皆様いかがお過ごしですか?ようやく沢山頂いたMessageにお返事を返し終わりました。遅くなってしまいごめんなさい💧ご質問はMessage内容はほぼ同じでしたので、こちらにて簡単に補足を。今後は今連載中の『君風』が終わりましたら少しお休みを頂き、今でもありがたい事に読んでいただいてる『俺自』を形にする作業に入る予定です。その後は正直決めておりません💧ただ、自分の中でここを始める時に決めた『決まり事』が公式で確定したら、俺自を形にしたあとはまた変わると思います。
INTHESUMMERSpecialsummer.Flower※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ二宮「え、ええ!?」櫻井「ちょ、二宮君、そんなに驚く事?(笑)」和風で、個室で、飾ってるものも高級感バリバリに漂う割烹料理屋の一室、俺は飲んでいたビール
INTHESUMMERSpecialsummer.66※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ二宮「そのままでもよかったのに」大野「馬鹿言わないの」心地よい腕枕は、ほんの少しの眠気を誘う。当然寝るのなんてもったいないから、必死に起きてるけど、それ程愛する人
INTHESUMMERSpecialsummer.64※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ『ごめん、やっぱり痛い?』と聞かれ、素直に『当たり前です』と答えた。少し困った顔をした大野さんの唇を軽く奪うと、『痛くなかったら寧ろ嫌でしょ?』とその薄い身体を引き
INTHESUMMERSpecialsummer.63※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコグラスとグラスが交わり、奏でる音にほんの少しの寂しさが紛れた気がした。松本「櫻井さんの奢りの誘い、まあ、なんとなく想像つきましたけど」櫻井「何の想像だよ。お前が明
INTHESUMMERSpecialsummer.62※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ痛かったら、ごめんね。俺、そういう経験乏しいから。ヌルりと充てがわれた嗜みを纏った大野さんの熱はヒクヒクと脈動してて、まるで迷うかのように俺の蕾周辺を彷徨うから
INTHESUMMERSpecialsummer.61※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ本当に、いいの?後悔、………………しない?いいもなにも、ここまでシておいて。あ、ひとつだけ。もう変な薬、飲まさないで下さいね(笑)それだけは、本当に約束して下さい