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スージー・リーさんは韓国人で初めて、子どもの本のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞を2022年に受賞された方です。スージーさんの『なみ』という絵本を見た時、これは文字の無い絵本(サイレント・ブック)だったのですが、洗練のきわみだなあと感心しました。余白をつくり、白と黒と青の世界で、子どもとカモメと波が躍動しています。そんなスージー・リーさんの来日講演会が開催されるというので、ひさしぶりの対面の講演会に参加してきました。こちらです。「スージー・リー絵本がつなぐ世界J
今日は、第一金曜日。名古屋市鶴舞中央図書館にて、ぼちぼちいこう会でした。今回のテーマは、「JBBYあしたの本だな」を読むJBBY希望プロジェクト〔あしたの本だな:子どもや若い人と本との出会いをつなぐブックリスト〕|JBBY『あしたの本だな①』に掲載されている書籍を司書のMさんがすべて集めて、面出しした形で並べてくださってました2846d42a9a5d97b2a6de312fbc95c7f4.pdf(jbby.org)さらに、Mさ
今日はここら辺も雪が降りました運よく外出の予定もなかったので、ためていた講座を視聴しまくり国立国会図書館国際子ども図書館の令和5年度の児童文学連続講座総合テーマ「幼年童話の可能性―聞いて、読んで、物語の世界へ―」「幼年童話概論」から始まり、「幼年童話にみるジェンダーー育児の描かれ方を中心にー」「子どもの人間形成と幼年童話」「幼年童話人気シリーズに学ぶ子どもの心のとらえ方、ひろげ方」「国際子ども図書館の小学生向けサービス」児童文
昨夜は、JBBY希望プロジェクト・学びの会「生きづらさをかかえた子どもたちに本との出会いを~ブックリスト『あしたの本だな』を作る」をリモートで聴きました。少年院からの要請を受けて作られた、おすすめ本のリストである『あしたの本だな』について、多角的にたっぷり伺いました。特に、少年院で、子どもたちが本とどう出会い、かわっていくかを話してくださった大塚敦子さんの講座は興味深かったです。要請から作られた『あしたの本だな』の趣旨通り、10歳以上の生きにくいと
こんにちは。東京のかこです。今日は、先日11月2日に天国へ召された松居直さんのことを書き記したいと思います。96年の生涯でした。【訃報】弊社相談役松居直の逝去について|お知らせ一覧|福音館書店【訃報】弊社相談役松居直の逝去について。子どもたちに長く読み継がれる絵本・童話・科学書を作り続けている福音館書店の公式サイト。www.fukuinkan.co.jpこの方がいらっしゃらなかったら、今も読みつがれている『ぐりとぐら』も『ぐるんぱのようちえん』も、『だる
子どもの本の翻訳作品を読む指標の一つに、翻訳者さんがこの方なら、と決めることもあります。そのおひとりが、さくまゆみこさん。最近の出版だと、『彼の名はウォルター』(エミリー・ロッダ作さくまゆみこ訳あすなろ書房)も面白かったです。物語の中で別の物語が語られ、繋がっていく謎解きサスペンス|家庭文庫どんぐり小屋(ameblo.jp)昨夜、大阪の友人が、さくまゆみこさんが出ているラジオを教えてくれました。今日、早速聴きました。https:
今日は、吹雪になったり、晴れたり、と忙しい天気。寒いですそんな中でも、子どもたちは元気年中さんのN君は、「走ってきたんだ~」と、冷たい風とともに飛び込んできましたあんまり寒いから公園に行くのをやめて、文庫に来た、とHちゃん、Aちゃん姉妹。検温も低すぎて、測れない子が続出でしたさて、「ミス・ビアンカ」シリーズが大好きだった小学5年生のKちゃん。前回借りていった『冒険者たち』(斎藤惇夫著岩波書店)。「面白かった~」と
先日JBBYの講座をオンラインで聴講して、「字の無い絵本」のことを「サイレント本(ブック)」ということを知りました。サイレント本は、ことばの壁を越えて伝える力があるとして、芸術性と、多言語地域などで有効であったりするということから、IBBYイタリアでSILENTBOOKCONTEST(公式サイトはこちら)というものも開催されているそうです。移民難民の人口の割合が日本と比べると桁違いに大きいヨーロッパでは、特に有効であるそうです。字の無い絵本としては、有名なものと
Jbby国際アンデルセン賞と世界の子どもの本講座4は、荒井良二さんの「ぼくの絵本づくり」だった。荒井良二さんは、2022年の国際アンデルセン賞画家賞の候補に選ばれてあるとか。荒井さんは、まだ、駆け出しの絵本作家さんだった時「異端児と言われて、日本の絵本界では受け入れられないんです。」とお話されていたけど、あの自由な雰囲気は、今も昔も変わらずだねー✨✨✨今回の講座の第二部担当のナビゲーターさんの言葉遣いが魅力的で、ソフトでありながら、作品の読み解き方、
『こどもの本で平和をつくる~イエラ・レップマンの目ざしたこと~』作:キャシースティンソン絵:マリーラフランス訳:さくまゆみこ出版社:小学館発行日:2021.7.14ページ:32p【出版社からの内容紹介】子どもの本を通して希望の種をまく戦後、混乱した街中で大きな建物の前に人びとの列を見つけ、少女は、弟の手を引いて建物に入りました。すると、そこにはたくさんの本が並べてありました。そして、ステキな女性と出会います。その人こそ、イエラ・レップマンでした。イエラ・レッ
2021年9月5日(日)夜、13日間のパラリンピックの競技が終わって夜には閉会式が行われました。幼い子どもたちにとって、初めて障害について知る機会だったのではないでしょうか?目の見えないこと手や足がないこと耳が聞こえないこと手足が思うように動かないことパラリンピックの父と呼ばれるルートビヒ・グトマン医師(→こちら)は、パラリンピックの精神を端的に著す言葉として次の言葉を残しました。「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」(→こちら)まさ
イェラ・レップマンの伝記絵本に出会いました。『子どもの本で平和をつくる―イェラ・レップマンの目指したこと―』(キャシー・スティンソン=文マリー・ラフランス=絵さくまゆみこ=訳小学館)イェラ・レップマンは、第二次世界大戦後亡命していた英国から祖国ドイツに戻ります。ジャーナリストとして、米国占領地区のドイツの女性と子どもの文化的・教育的な問題に携わるために。この絵本は、「この混乱した世界を正すことを、子どもたちからはじめましょう。そうすれば、子どもたち
こんにちは。ブックカフェでは靴を脱いでのんびり本を読むスペースがあります。いつも、木の香りに癒されています。2021.6現在お子さん向けの本が8割。高校生~大人向けの本が2割ほど並んでいます。地域の方やJBBY日本国債児童図書評議会、おもちゃ図書館全国連絡会などからの寄付もあり素敵な本が増えています。お近くにいらした際は、お立ち寄りください。国際子どもの本の日|JBBYjbby.orgおもちゃの図書館全国連絡会│ようこそおもちゃ図書館
JBBYのオンライン講座、「チェコの国際アンデルセン賞画家が開く絵本の世界」を視聴しました。(JBBYのサイトはこちら)講師は、4月に刊行された『火の鳥ときつねのリシカチェコの昔話』(岩波書店)を編訳されたチェコ語の翻訳家木村有子さんです。木村さんは、小学生時代3年間チェコに住まれ、そのときお友だちの家にあったチェコの子どもの本の美しさにひかれたという貴重な経験をされた方だそうです。有料の講座なのでくわしいレポはひかえますが、一つとても印象に残ったことが
国際子どもの本の日記念講演会、オンライン講座で聞きました。後半に、荒井良二さんも登場されて豪華でした。司会・野上彰さんだし、講師紹介・さくまゆみこさんで、時々土居安子さんが映り込んでらっしゃる。←完全にオタクです。岩瀬成子さん、児童文学との出会いは、1974年3月、今江祥智講演会だそうです。そこで聞いたフィリッパ・ピアスの『トムは真夜中庭で』と長田弘の『猫に未来はない』の話が、衝撃的におもしろかった。「ほびっと」という喫茶店で、その講演会は行われた。ベヘレンの若者が集ままる
私たちsakaguraは絵本専門士2人のユニットです。働く大人にも絵本を届けたいと願い、活動しています。国際児童図書評議会(IBBY)は隔年で、バリアフリー図書のカタログをつくり、選出図書を希望国に貸し出しているそうです。バリアフリー絵本といえば、絵本専門士認定のための講座でも講義がありました。絵本そのものが、子どもも大人も楽しめるある意味バリアフリーな存在だと思いますが、さらに、障がいによって多様なアプローチを模索することで、絵本の新しい表現が生まれてきていることに、絵本の新しい可
サミュエルとハリソンは、無事にカナデイに着くのだろうか...。ハラハラドキドキしながら、先を急いで一気に読みました。『彼方の光』(シェリー・ピアソル作斎藤倫子訳偕成社)1/16(土)のJBBY子どもの本の翻訳フォーラムで、翻訳家4人の方々から沢山興味深い本を紹介していただきました。『彼方の光』は、進行役のさくまゆみこ氏の「翻訳されたひとつの作品を取り上げて、苦労や楽しさについて語ってください」に対して、斎藤倫子氏が取り上げられました。
今日は、第3回JBBY翻訳フォーラム「翻訳しながらみえてきたこと考えたことーIBBYオナーリスト受賞翻訳家を迎えて」に参加しました。zoomによる講義です。結論から言えば、とても有意義な2時間半でした。コーディネーターにさくまゆみこさん。そして、パネリストに英語翻訳の斎藤倫子さん、オランダ語翻訳の西村由美さん、ヘブライ語翻訳の母袋夏生さんが、なぜ翻訳家になったのか、ひとつの作品を取り上げての苦労や楽しさ、なぜ児童文学の翻訳をしているのか、どんな作
母袋夏生(もたい・なつう)さんは、ヘブライ文学の児童書翻訳を精力的にされている方としてご存じの方も多いと思います。実は私、母袋さんは覚えていらっしゃらないと思いますが、一度ランチをご一緒したことがあります母袋さんは、イスラエルのヘブライ大学のディプロマコース(翻訳)で3年間学ばれた方で、その豊かで深いヘブライ文学についてのエッセイ集が初めて出ると知って、喜んですぐに購入させていただきました。ヘブライ語と私の出会いは、私が結婚して最初に海外赴任したニューヨークででした。赴任して
12月5日、JBBYの「JBBY世界の子どもの本講座2020-③「ミュンヘン国際児童図書館と『ホワイト・レイブンズ』をオンラインで受講しました。講師はミュンヘン国際児童図書館日本部門中野怜奈さんです。JBBYの案内ページはこちらです。ミュンヘン国際児童図書館といえば、IBBYを創設したイエラ・レップマン女史が1949年に奮闘の末に創り上げた図書館ということは知っていましたが、その図書館が、1983年に、ブルテンブルク城に移転したとは知りませんでした!お城が図
なんて美しい絵、そして心に余韻の残るお話・・・ジャクリーン・ウッドソンの物語とE.B.ルイスの絵のコンビは相性ばつぐんですね。『かあさんをまつふゆ』には、すばらしいねこさんの絵もありますよ!思わず絵のねこさんの背中をもふもふしたくなるような。児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞の、今年度の作家部門の受賞者はジャクリーン・ウッドソンさんでした。受賞作家さんの発表については主催者IBBY(国際児童図書評議会)のサイトのこちらに掲載されています。そして、先日
11月17日、JBBY(日本国際児童図書評議会)が主催する「子どもの本の翻訳フォーラム」に行ってきました。チェコ語、韓国語、スペイン語、英語の4人の翻訳者の方から、絵本の翻訳に関する様々なお話を聞かせていただき、とても勉強になりました。詳しくは、こちらに。↓https://rakchaang.com/archives/1540
17日(土)、無事に終わりましたたくさんのご来場ありがとうございましたこの週末は、各地でたくさんのイベントが行われたにもかかわらず図書館でのゆーーったりした雰囲気の中、賑やかな子どもたちや、そっと読みふけっているおじさま・おばさま方…あらゆる年齢層の方々が楽しめた珍しいイベントだったと思います我らがわくわくさんの力作も急遽、追加受注がかかるほど大人気英語のおはなし会は爆笑の連続でした英語なのに、笑いは共通ですね〜英語でベラベラーと話していても、ちゃんと笑うとこで笑う子ど
15日〜18日にかけて行われる世界の子どもの本展。以前よりおしらせしています通り、りとるぱんぷきんも英語絵本のおはなし会(絵本・歌など)で参加させて頂きます17日(土)午後1時から1時30分です。追加情報夏に、アメリカ人のお友達が来てくれましたが、今度もお1人来てもらえそうですかなりリクエストが多かったあの夏の日…夏来た方も、今回初めての方も。楽しいおはなし会になるのは間違いありませんその他のイベントは以下のとしょかん広場さんのホームページでご確認くださいねと
太田市美術館図書館に行ってみました。今日はブックトークがあったのです。バリアフリー児童図書が選定される経緯や選定された本についてお話いただきました。とっても良かった!可愛らしい壁面装飾が素敵でしたやはり勉強って大事また明日から頑張ります。
先週のことになりますが、JBBY(日本国際児童図書評議会)主催、外国の子どもの本内覧会へ伺いました。ところで忘れないうちに書いておこうと思いますが、現在東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都内全公立校では「世界ともだちプロジェクト」という取り組みが(東京都教育委員会によって)進められています。*参照:http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2016/pr160114b/jisshi.pdf各校で重点的に学習する国・地域について