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2023年5月29日に、静岡県浜松市のオートバイ部品工場で、男性作業員がプレス機に挟まれて亡くなりました。この事故の概要と想定される原因と再発防止策を考察しました。《事故の概要(ネットニュースを編集)》2023年5月29日、ヤマハ発動機の浜松市工場で発生した労災事故により、作業員がプレス機に挟まれ死亡しました。男性作業員(21)は一人でバイク部品の検品作業を行っていた際、プレス機に頭が挟まれたとされます。消防が現場に到着した時点で工場は稼働中であり、男性の死亡が確認されました。
2023年5月16日に販売を開始した丸亀製麺の新商品「丸亀シェイクうどん」にカエルが混入する異物混入事故が発生しました。各メディアの情報をまとめ、原因と再発防止策を考察してみました。《異物混入の状況》(メディア情報より)讃岐うどんチェーン店「丸亀製麺」の新商品「丸亀シェイクうどん」にカエルが混入していたことが判明し、運営会社は関連商品の販売を中止すると発表しました。カエルの混入は、販売開始から5日後の諫早店での販売時に発覚し、SNS上でも拡散されました。販売中止となるのは「ピリ辛
ある組織から、「マネジメント文書をスリム化したので、チェックしてもらえませんか」という依頼がありました。事情を聞くと、長年、実質的にISO事務局を担当していた方が定年退職したそうで、それを機に、社内から、「文書や記録を簡素化したい」という提案が上がったそうです。また、認証機関からも、審査では常に口頭で「文書類のスリム化の検討」を勧められたそうです。私は、かなり前に、何度か、内部監査研修会を担当したことがあり、その時に、組織のシステム文書をざっくりチェックして「重たそうですね」と
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「システム構築時に既に取引していた購買先」について。「システム構築時に既に取引していた購買先」の扱いは、組織が、ISOマネジメントシステムを導入し、構築するにあたっての「あるある」の
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「IAFCertSearch(偽造認証書対策)」について。IAF(国際認定フォーラム:InternationalAccreditationForum,Inc.)では、現在、「
北海道内で4店舗を展開する「ジョイフルエーケー」というホームセンターがあります。2001年に、北海道の上場企業である住宅建築資材総合商社のキムラが主体となり、大手ホームセンターのジョイフル本田と「ビバホーム」などを運営するアークランドサカモトの共同出資(現在の持ち株比率は、キムラ:70%、ジョイフル本田:15%、アークランドサカモト:15%)で設立された会社です。このジョイフルエーケーの特徴は、現代の小売りビジネスのセオリーでない点です。ジョイフルエーケーは、販売方針として「お客様
断片的な聞きかじった情報だけで、お話ししますので、間違っているところがあれば、ご指摘お待ちしています。今回の尼崎市が、市民の情報の管理を委託した企業が、データが入ったUSBを紛失したという耳を疑うような事件。まるで、池井戸潤さんなどの小説に出てくる背景がある事件か?と、思ってしまいます。少しづつ、出てくる新情報によると、受託したのは、元の社名が、日本ユニシスだということ。それが、契約で禁止されている孫請けに発注したそうで。
(前編からの続き)月並みですが、例えば、想定される不適合製品やクレームについて、担当者にしつこく確認し、もし、発生例があるのに報告されていなければ、「なぜ顕在化しない」(情報が上がらない)のかを検証することが必要です。その次に考えることは、「改善のきっかけ」となる事象が発生する「予兆」を監視する指標がない可能性です。例えば、わかりやすい例で言えば、労働災害における「ハインリッヒの法則」です。ハインリッヒの法則では、「1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な
(前編からの続き)個人的に、認証審査で気になるのは、審査員が、例えば、・受注伝票を見せてください・検査記録を見せてください・クレーム対応記録を見せてください・・・といった日常的に発生する記録について、確認する記録を受審側に委ねているケースです。上記の場合、受審側が「1年分の○○記録です」と記録ファイルを、審査員に全て渡して、審査員がランダムに選ぶのであればいいのですが、「記録ファイルから抜き取られた2~3例の記録を審査員に提示するケース」は、「もうちょっと、審査側が主体的に
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「審査におけるサンプリングについて」について。ISOマネジメントシステムに基づく審査としては、内部監査、取引先による二者監査、認証審査があります。大前提として、それぞれの審査目的に
(前編からの続き)それに対して、組織のリモート審査に対する評価は、二分されているように思います。つまり、「これからも可能な限り、リモート審査で実施して欲しい」というリモート審査に対する肯定的な意見と、「リモート審査では、気づきが生まれにくい」「審査は、現場担当者の成長の機会としているが、リモート審査ではそうならない」といった否定的な意見が、それぞれあるのです。リモート審査に対する「肯定派」組織ですが、多少、偏見が入りますが、たいていは、・そもそも認証審査を「単に審査の場
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「アンケートで“リモート審査の評価が高い”場合は要注意」について。コロナ禍になって、ISO認証審査で変化したことは、たくさんあります。思いつくまま列挙すれば、・審査日程がなか
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「認証登録マークの適切な使用」について。ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、ISO45001(労働安全衛生)、FSSC22000(食品安全)など、マネジメントシステム規
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「地方自治体の審査工数」について。正確な年度はわかりませんが、2000年前後は、ISOマネジメントシステム認証を取得する地方自治体が多く存在しました。2021年9月29日現在のJA
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「認証機関の審査プログラム」について。私は、サラリーマン時代に、ISO認証機関での勤務経験があるので、本コラムのタイトルを「認証機関の審査プログラム」としていますが、「審査プログラム」に
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「ISO審査回顧録(ポカミスや誤記入)」について。審査員養成研修コースでは、「審査で検出した問題は事実をありのまま報告する」と教育されます。基本的には、その通りです。第三者審査の
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「公平性に対する脅威の分析結果と残留リスクの排除」について。ISOマネジメントシステムの第三者認証制度に関わっている業界関係者の集まりで、よく話される会話として「この業界は特殊だよね
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「マネジメントシステムにおける“対象製品”の考え方」について。◆マネジメントシステム認証の製品は、製品毎ではない◆ISOマネジメントシステム認証における「対象製品」を考えてみたいと
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「認証組織に該当する経済活動分野」について。ISOマネジメントシステム認証の品質、環境マネジメントシステムの場合、経済活動分野を大きく39分野に区分しています。認証機関を認定してい
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「観察事項と改善の機会」について。マネジメントシステム審査の場合、指摘区分は、機関によって異なりますが、一般的には、不適合、観察事項、改善の機会、GoodPoint・・・などではな
どんな仕事でも、個人事務所などの小さな組織と大企業などの大きな組織とでは、仕事の仕方は自ずと異なるものだ。組織が大きくなればなるほど多くの人が関わるので属人化を排除するために仕事の手順や状況を「見える化」したり「標準化」することが必要となる。その最たるものは「ISO(国際標準化機構)認証」だろう。よく企業のWebに「ISOXXXX認証取得」などと記載されているが、これらの認証は、あらゆる仕事を「業務フロー」という関係図で「見える化」し「マネジメントシステム」として管理できているかどうかが問
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「各サイトに要求される専門的力量」について。IAF(国際認証フォーラム)の基準文書であるIAFMD1:2018(複数サイトの組織が運用するマネジメントシステムの審査及び認証のための
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「現場確認が難しい一時的サイト」について。ISOマネジメントシステムでは、「一時サイト」について、以下のように定義しています。《一時的サイト》「依頼組織が限定された期間内に、特定
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「登録組織の産業分野と審査員の力量」について。この話題は何度か、コラムにしていますが、先日、業界仲間で話している時に話題になったエピソードを備忘録的に記しておきたいと思います。一般
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「QMS認証からFSMS認証に切り替える組織」について。私がISOマネジメントシステムに関する仕事を始めた1990年代前半は、「マネジメントシステム規格は全ての産業が共通で活用できるもの
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、クライアントや知り合いの経営者からよく質問されるテーマについて、備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「ISOマネジメントシステム教育」について。2012年にISOマネジメントシステム規格の共通構造(ハイレベルストラクチャー)が作成されて以来、「ISO
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「判定委員会からのコメント」について。ISOマネジメントシステム認証制度では、「認証の決定」について、認証機関に対する要求事項(ISO/IEC17021-1:2015(9.5.1.2))
(前編からの続き)認証審査の場合は、組織側に「もしかしたらこの審査員の助言に従わないと審査を通してもらえないかもしれない」という心理的恐怖感と「指示されたことに従ってうまくいかなかったら審査員のせいにすればよい」という依存心が、業務の特性上、生じます。一般的には、複数例を挙げただけに過ぎなくても、それを受け取る組織がこのような状況下にあるということを理解して話を進めなければ、あとあと「こうしろと言われた」と受け止められてしまうかもしれません。話を認証審査における「システム規格の解説
組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。今回のテーマは、「マネジメントシステム規格の解説」について。常識的な話ですが、ISO認証審査においては、審査の公平性確保の観点から「コンサルティング」は禁止されています。ここでいうコンサルティング
2020年1月9日付の「ねとらば」が、「「親が支払いしてるクソ野郎」ドコモ代理店の書類に信じられないメモ書き受け取った本人に話を聞いた」と題した記事を報じていました。記事によれば、(筆者が要約)・ドコモショップの書類に残されていた信じられないメモ書きがTwitterで拡散されいる・「親が支払いしてるから、お金に無トンチャク」「つまりクソ野郎」と利用客を侮辱・さらに、プランの追加を勧めるような指示がメモに記されていた・場所は機種変更で訪れた千葉県のドコモショップ・資料の