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やっと、ひろむちゃんと二人きりになれた宇宙アイドル、いやジーン君は撮影があるとかでカフェを猛ダッシュで出ていった…いや、今日は何だか脳内を整理したい事が沢山ありすぎて混乱したままだ…俯いたままのひろむちゃんは、ゆっくりと顔をあげて俺を見てクスッと笑ったような?「やっぱり、理人には敵わないな…」まぁ、確かに小さいひろむちゃんも今のひろむちゃんも可愛いのは一緒♡俺にとっては、聞きたい事は沢山あるけどさ、今は俺の前にいるひろむちゃんが1番可愛い♡それだけで文句ある?「聞きたいこと
高校の校門からは直線の道の先には電車、右に曲がればバス停がある。さぁ、どっちに行くんだ?よしっ、右に曲がった。バスに乗るんだな猛ダッシュで走った真っ赤な有名なスポーツカーに乗る瞬間だった「ま、待て!」驚いて俺の姿を見たら、急いで車に乗りこんだ。な、何だよ、アイツ!年上の彼女でもいたりして…運転席から、真っ赤なワンピースに派手なサングラスをかけた女性が降りてきたな、何?「こんにちは〜、息子がお世話になってます。私、母のユ、、じゃなくてゆ⁇「は、母ですぅ。何かご用かしら?
くダンス部は順調に予選を突破してあとは、全国大会の出場を掛けた大会を残すのみになったこの好調には、あの転校生の存在が大きい…と思う明らかにダンス部が上手くなったし、踊りやすくなった怪我でメンバーから抜けた一年が気になっていたけど「来年は、たかつーと一緒に全国出場しますから!理人先輩は安心してください」満面の笑みで答えられた…「たかつーって誰?」「何言ってるんですか⁈たかつーは、たかつーですよ、俺達のアイドルです!」「アイドル…」「あっ、たかつーだ。今からダンス部の一年で期末
オーディション会場の体育館には部外者以外の生徒達も大勢集まっていた「みんな、気合い入ってるね…」「そりゃ、メンバー入りの大きなチャンスだからさ、今年は全国も見えてるらしいし」色々な声が聞こえてくる…舞台には部活の補欠のメンバーやダンス経験者が緊張感のなか、集まってきた「それでは、課題曲を…コーチが言いかけた瞬間に「す、すみません!遅れました」ダンス部員と会場に深々と頭を下げて舞台に上がって1番端に立った…人、、えっ…「ひ、ひろむちゃん⁈」「誰?ひろむちゃんって?」隣にい
アレ?いつの間に海が遠くなってく気が、、、?な、なんだ?理人の姿が小さく見えるんだけど?バタバタとうるさい音がするから振り返ったらと、鳥だぁ⁈?「り、理人たすけてぇ〜」手足を思いきり、動かした。やばい、食べられる!!死にたくないよー!瞬間、なぜか体が軽くなった…あ、れ、。?お、落ちる〜!!、、なぜだろう…ラポネ星が見えた…懐かしいな、、、優しいユ、ダイ女王…、いつも我儘言ってごめんなさい、本当は大好きなんだよ…あ、それから、アイドルのサインもらえなくてごめんねフェー
バスから降りて、少し歩いたら海が見えてきた久しぶりの海は穏やかで風がめちゃくちゃ気持ちいいやっぱり、来てよかったなぁ…ポケットの中のひろむちゃんは、ちょっと大人しくなったような気がするあんなに海を楽しみにしてたのに、もしかして、バスに酔ったとか⁈急いで、ポケットの中をツンツンしてみたゆっくり、顔を出したら「風が気持ちいいね」笑ってたから安心したけど、電車とかバスとか遠出したから疲れたよなぁ、、海沿いは公園の遊歩道になっていて家族連れやカップルの姿もチラホラ見える隣りに
電車を降りたら駅の構内は人がいっぱいで30分くらい電車に乗っただけなのにあののどかな風景が一変した。スーツケースを引いてる観光客や会社員らしき人、若い人達もたくさんいたから、学校を休んだくらいで心配なんてしなくていいみたいだ「大丈夫?ひろむちゃん」ポケットの中にいる俺の頭をポンポンして、ちょっと安心した久しぶりに大泣きしてしまって、気恥ずかしいけど理人の顔もスッキリしてるからよかった前から人前でなかなか涙なんて見せれない性格で誰かのために泣くなんて信じられなかったけど、なん
情けなさと悔しいさが、だんだん溢れてきたたかが、部活じゃないかと言うかもしれないそれに人生なんて思い通りにはいかないこともわかってる。だけど…、だけど、、ひろむちゃんが泣きそうな顔で見つめていた「理人ぉ〜、悔しいなら泣いたらいいよツライ時はつらいって言ってよぉ〜」大きな瞳からポロポロと涙が溢れていた「理人は、理人は、、いつもいつも頑張ってるから…、知ってるんだから、、ホントに知ってるから」涙と鼻水で可愛い顔がぐちゃぐちゃになって、それなのに、ちょっとだけ可愛いと思ってし
俺の肩に座ってキラキラした目で電車を待っているひろむちゃん…夜,空から落ちてきた、いや、降ってきた可愛い生き物。見た目は地球人?っていうか俺たち人間と全く変わらない。ただ、サイズを小さくしただけ。昔、TVで小人を見た人の話しを聞いたことがあったけど、それよりも宇宙からきた知的生命体と考えた方が自分には納得がいく。俺にしか見えないことも何か特別だから嬉しいし…ピンクの髪にキラキラの瞳、、見た目よりも食いしん坊で小さな口に頬張ってモグモグ食べる姿は本気で可愛い♡冷静に考えれば世に
「あ~、電車だ!」ひろむちゃんが遠くに見える電車を見つけて嬉しそうだ「理人、あの電車どこに行くのか、知ってる?」「・・・電車の終点からバスに乗ったら海が見えるんだ、、、「海⁈見に行きたいなぁ~、モニターでしか見たことないし」「モニター?」「い、いやいや、本で見たことがあってさ、すごくキレイだったから」なぜか、慌てるひろむちゃんも可愛い♡「行こうか。天気もいいしさ、ひろむちゃんと海を見てみたいかな」うふふ・・と笑うひろむちゃんはホントに嬉しそうだ
ひろむsideラポネ星「なんですって、どういう事なの?ヒロム王子」「ユ・ダイ女王、私はラポネ星の王子として成長したいのです」「それは分かっています。だけど、地球に行きたいだなんて・・・そんな遠いところに一人でいくなんて心配でたまらないのです。フェーンファン国王も言ってくださいな」「ヒロム王子の意志は固いようだね・・・」「はい。ラポネ星を宇宙一の星にするためにも地球に存在する自然や生活を体験したいのです」「・・・、分かった。ヒロム王子を信じよう」
「花が咲いてる〜、キレイだねぇ、理人♡」川沿いにこんなに花が咲いてるなんて全然知らなかった風は気持ちいいし、青い空に真っ白な雲がふわりと浮かんでいるこんな穏やかな毎日を見過ごしていたんだな、、色んな花を見つけてから、ひろむちゃんの機嫌は一瞬で良くなったらしいれんげ草を頭に乗せたり、寝転んだりして楽しそうだ「理人はさ、俺がどこから来たのかとか、聞かないね」「あー、話したい時に話してくれればいいかな」正直言えば、ナゾ過ぎて聞けない…すぐに消えてしまったら…
「あ、なんか元気みたいだな」後藤は安心した顔をした「心配かけてごめん」「何言ってんだよ、俺たちは今まで理人にたくさん助けられたんだ。昨日も皆でコーチに直談判しようって言ってたんだ」「・・ありがとう、でも、大丈夫だから。サポートのことは、もう少し考えてみるよ」「・・・うん、分かった」窓の外は青空が広がっていた毎日見ていた風景のはずなのに流れる川もキラキラと光っている自分はどうしたいのだろう・・胸のポケットがゴソゴソすると思った
理人side「あー、顔中がトマトソースだらけだ…」呆れて、鏡を見せたらアハハっ♡、大笑いしてベッドの上を転がるから顔も服もベタベタだ…「お風呂入る?」「うん!ちょっと、待って」ふわふわの服の中から小さなバッグを取り出しておもちゃのスマホみたいなものを器用に操作しだした。「コレにしよっかな」ブルーのパジャマとスウェットをベッドの上に並べて悩みだしたどっちが可愛いかなぁ〜なんて、いやいや。どっちも可愛いです♡まぁ、湯船で溺れたらヤバいから洗面器にお湯を入れて、そうだ
理人side「何が食べたいの?」日本語話せるんだ…「えーとね、、グミ♡」上目遣いで、デレるなんて反則だよぉ〜「ごめん、グミはない」「そうなの…」悲しそうに項垂れてるし…「あ.明日、買ってくるよ今日の夕飯はハンバーグって言ってたから一緒に食べよ」「ハンバーグ…♡」一瞬でキラキラする笑顔にマジでやられる…「お、俺の名前は理人、りひとって呼んで。何て呼んだらいい?」「ひろむって呼んでいいよ、理人♡」ウギャ、マジで可愛い、、キッチンから夕飯のハンバーグとスープとご飯。
理人sideベッドの上ですやすや寝てる小さな物体…?最初は生まれたばかりのネコとか犬とか、と思ったイヤ、待て。確かにピカピカの光が空から落ちてきた筈…俺ははっきりと見たカタチは人と同じで、サイズは卵くらいの大きさ頭から多分足まで、真っ白なふわふわの服に包まれている…近づいてみたら、つやつやな肌にふんわりした頬、意志の強そうな口。ちょっとだけ、指先で頬をツンツンしてみたうーん、、苦悶しながら寝返りをうつ、ヤバい、可愛い、、♡いや.待てよ、俺。冷静に考えると、コレは宇宙からきた
理人side世の中、上手くいかない事ばかりだ…部活の帰り道、どうしても1人になりたくていつもの時間の電車を三本見送った「池﨑は、皆んなのサポートにまわって」コーチの言葉が何度も頭から離れない…悔しいとか辛いとかじゃなくて、、ムカついてるのに笑ってしまう自分がマジで嫌になる…いいヤツだよね、、違うんだ、ホントは、ホントは悔しくて堪らないのに…今日は、ダンス部の高校最後の大会のメンバー発表の日だった。未経験だったけど真面目に誰よりも努力してきたはずだった、、だけど…選ばれたのは二
りひとsideいきなりMCって、どういう事?それよりもひろむちゃんの中学の同級生の松田さんが気になる…俺が不安な顔をしてるからだろうから松田さん両手でハートを作ってウィンクしてくれたマジで、いい子だなだけど、松田さんとは別の意味で仲良くしておきたいから、とりあえず指でピースで返したら「古っ⁈」って、大爆笑されたまぁ、いいですけど…「僕、やってみたいことがあるんだけど…」生徒会長の思わぬ発言に凍りつく生徒会室…俺以外、皆んなうつむいてる「昔のバラエティー番組見てたらさ、
りひとside好き、好き…、好きだ…、、脳に埋め尽くしてく、好きの言葉…頭の中がふわふわして思考停止だ俺は、多分、世界一間抜けな顔をしてるに違いない…返事を伝えることは告白と同じでめちゃくちゃ緊張するけど伝えたいんだ「お、お、…あぁ、言葉にすら出来ない…「お?」さすがに怪訝な顔をしてる。伝えたい言葉は決まってるのに…いや、ひろむくんの「好きだ」は本気なのか?人としての好きの好き?あれ?瞬間にユリちゃんの宣戦布告の文字が頭に浮かんだ負けられない、絶対に。「俺も好
ひろむside最近、そっけない…、、こっそり、りなちゃんとLINEしてるし、何か隠してるみたいだ…別に気になんかしてないし、淋しいわけじゃない授業が終わったら、慌てて帰ってく姿を見送っただけ。多分、りなちゃんと待ち合わせだと思う。別にいいんだけど…、別にさ、一緒に買いに行ったブルーのシャーペンを何となく見つめてしまった。俺の一目惚れ。光に翳すとキラキラと光って、キレイなんた。色違いでネイビーがあったから、プレゼントしたいなぁって思った。なんか、お揃いもいいかも、、なんて
尾崎の彼女side黙ったままの池﨑…多分、ユリちゃんの方がひろむくんには似合うと思ってる筈。意外に真面目で将来的なことまで色々と考えてしまうよね…ほらさ、結婚とか、家族とかさ…でもさ、、「ひろむくんの気持ちはどうなんだろう。将来のことよりも、今の気持ちが大切じゃない?将来なんて誰にも分からないよ、2人で話し合って乗り越えればいい、私はさ、2人には出来ると思う、信じてるよ」ひろむくんは、自分の意思を貫ける人だと思う。クラスで意見がまとまらない時も「多数決にしたらどう?」とか
りひとsideこ、告白…かぁ、、いつかは告白したいとは思ってはいたけど最大のライバルの存在がデカすぎるだろ…昨日も音楽番組に新曲のユリちゃんの特集が組まれていた…スタイル抜群にキレイな顔…抜群の歌唱力とダンスの高いスキルは世界的スターに一番近いガールズグループと言われる。しかも、世界水泳では特別ゲストとしてミステリアスのライブが開催。チケットは即日soldoutだという…4枚のチケットを見つめた関係者席って、何だろう…芸能関係者が集まるのか、家族とか、恋人とか大切な人のた
りひとsideすっごい達筆…筆ペンで書かれた抽象的な文字で書かれた字…芸能人って何でも出来るんだな、手紙と一緒にチケットが4枚入っている?世界水泳、プレミアムライブチケット⁉︎しかも…関係者席って何⁇「あ、ユリさんが友達と一緒に来てくださいねってライブが終わって時間があったら会いたいそうです」チケットを持つ手が震えてしまう…会いたいって、何?ひろむくんと会いたいってこと?頭が真っ白になる…目の前のりなちゃんは小悪魔的な笑顔でアイスコーヒーを飲んでる…ちょっと、怖いんですけ
りひとside駅前のカフェには、先にりなちゃんが待っていた元々、可愛かったけど、、ちょっと大人っぽくなって驚いた、東京に行っただけで雰囲気が変わるなんて、やっぱり東京って当たり前だけどスゴイとこなんだな…「久しぶり、メールありがとう」「い、いえ、、こちらこそです」少し、焦って話す姿に内面は全然変わってないみたいで安心した「あの、ですね、これを預かってきました」そっと、バッグから大切そうに2通の封筒を俺の前に出した「これは?」「ユリさんから、預かってきました」「ユリさん?」
珍しく来夢が朝の7時に起きていた。基本的に週1しか通学しないけど今日の課題テストは進路指導に絶対必要だから名前だけでも書けと言われたらしい。とは言え、こっそり予備校に行ってるし成績は悪くない、髪型自由、髪色自由、制服も改造?OK,バイト自由、出席代返OKって高校だけで決めた。「髪型が決まらない!新しい口紅が制服に合わないペンケースはどこいった」散々、文句を言ってようやく家をでた「大夢!来夢がスマホ忘れてる!」結局、僕が持っていく訳でバス停まで走った。梅雨に入ったばかりで蒸し暑い
ひろむsideピンクのロングヘアに真っ赤な口紅…さすがに高校生になったら間違える人はいないけどとにかく来夢は目立つ存在昨日も出かけたら3枚の芸能事務所の名刺とTV番組のインタビューに5回あたったんだけどぉ〜って笑ってた両親も僕も幼い頃から病気で自由に過ごせなかった来夢を知ってるから甘々になるし元気で幸せならばそれでいいと思っている…「それでさぁ、全然つまんないから別れた」「来夢ちゃん、もう別れてたの〜?」母親は呆れながらも笑っている。僕が知ってるだけでも今年に入って3人目のよ
りひとside珍しく尾崎が落ち込んでいた…何度もため息をついて教室の外を見つめている試験で赤点取っても弁当を忘れても絶対に落ち込まない筈なのに、、尾崎の彼女がこっそり呟いた「世界水泳のチケット…落選したんだって」「昨日からさ、人生終わったとか言ってさ、めちゃくちゃ落ち込んでるのよね…旅のしおりみたいなヤツ作っててさ、そんな時間があったら勉強すればいいのにね」ブツブツ言ってるけど尾崎の彼女もワンピースかパンツを新しく買うか友達に相談してたし内心はガッカリしてる筈だと思う。俺、
理人side「ただいま〜」「おかえり〜、どうだった?」玄関に、お馴染みの3人が集まってきた。何でこんなに皆んな楽しそうなんだか、、いや、ホントは面白がってるだけなんだ、多分。「ひ、ひ、ひろむちゃんと会えたの⁉︎」ひろむちゃんファンのおばさんは猛ダッシュで走ってたし、相変わらずに熱い人なんだよな「会えたけど」「ギャー⁉︎」ひ、悲鳴⁉︎姉ちゃんとお母さんは祈るようにして俺を見つめてる…「リビングでゆっくり話しを聞こう」3人で何故に頷きながら、コソコソ話してるし、、昔から変わ
ひろむsideやっぱり、来夢は体調を崩してしまった。母親と一緒に公園に行って、リーくんにゴメンなさいって話すとねって来夢に伝えた「来夢の代わりにいってきて」熱で苦しそうに話す来夢のお願いにダメだなんて言えない。僕は来夢が着る筈だった服を着て公園にいくことになった。ピンクのワンピースにレギンスを履いた僕をみて「マジ、そっくり」母親のお墨付きをもらって公園に行ったお気に入りのブルーのポシェットに来夢のリボンを付けて僕のテンションは確実に上がっていたと思う。ちょっとしたアトラク
ひろむside怒涛の1日だった…自分の頭でなかなか整理出来ない。一人になりたい時に来てしまう場所、そう、この場所はトンボを追いかけて池に落ちた公園。池には小さな噴水もあって寒い日には水がカチカチに凍ってしまう。春にはメダカが泳いだり、四季の移り変わりを感じられて、、今日もお気に入りのベンチに座った夕日が池の水に反射してキラキラしてる。こんな日だったかなぁ…トンボを見せたくて、捕まえようとした僕は見事に池にダイブした。スローモーションのようにトンボは僕の手から逃げたあと瞬間の出来事