ブログ記事62件
まあ、そんなわけで、なぜワタシだけが進化、進化と呪文のように唱えて絶えず焦っていて、余裕たっぷりで、のんびりムードな(ワタシには、そういう感じがするのだが)周りのジュエリーCADオペの人たちとの温度差が激しいのだろう。…ということをずっと不思議に思っていた。が、最近その理由に気がついた。ワタシの打ち勝つべき仮想敵国は、ジュエリーCADのオペレーターの人たちではない。どんどん進化する三次元CADの開発をしている人たちである。日本というより、相手は海外である。なんとか、
そんなに最新技術とか、性能や機能をどんどん上げてもみんなそこまで求めてないし、需要はないよ。…親切にアドバイスしてくれる人がいる。そんなことは、エヴァンスをずっと、作って販売してきているのだから、ワタシがいちばんよく知っている。(笑)前にも書いたが、もともとワタシが自分で使うためにエヴァンスは開発した。その時点で持ちうる技術で出来得る最高のレベルで、ライノセラスの性能を最大限引き出すことができるプラグイン・ソフトを作りたいというのがもともとの開発ポリシーである。
まあ、才能というのは、気づきの力であるといえるかもしれない。同じものを見て、同じ音を聞いても、気がつく人は気がつくし、気がつかない人は気がつかない。特にCADなどは、いじっているうちに勘のいい人はなんとなく裏側でうごいている動作原理というか、ロジックみたいなものが見えてくる。こういう人は、人から教わらなくても、もしくは、ちょっと触りを教わっただけで、どんどんうまくなる人である。前々回の記事、「ありえないことがおこってるんだよ。・・・(笑)」というのを読んで、たいした話でも
日本は、人手不足だということである。テレビとか観ていると、人手不足というより、人材難というべきだろうと感じる。どこをみても、同じようなタレントが同じようなことをしゃべっていて、ぜんぜんおもしろくないので、最近テレビもだいぶ見なくなった。もうテレビ局には有能な人材とかいないのではないかと疑っている。まあ、予算がないのもあるのだろうけど。…それを言えば、CMなど広告も面白いのがないし、ラジオで新譜とか聴いていても、君と僕、わたしとあなた、しか出てこない。(笑)出版
まあ、そんなわけで、丑三つ時の三茶のラボで、いつものように開発にいそしんでいる。(笑)前回のコマンド説明で具体的になにができるのかイメージできた人はほぼいないと思うので、デモ用にビデオを制作した。はじめは、枠や爪がブールされていない、バラバラの状態で新コマンド(ポリサーフェス内の複数のサーフェスを中心に対して移動)を使ってみている。もちろん、別々のポリサーフェスのなかのサーフェスでも、いちどに選択できる。エヴァンスの爪を編集するコマンドはケージ編集を使っているので、ぐ
まあ、そんなわけで、以前は'p'付きモデルばっかり使っていたのだが、現在そうではないのは、いまなら普通のモデルでも十分使用に足るというのもそうだが、それ以前に'p'付きのモデルがもうないというのが理由である。かつての'p'付きモデルは、ワークステーション・モデルとして、ThinkPadPシリーズというのになっているのだが、普通にCAD(ライノ)をするくらいならそこまでのスペックは必要ない。いま、A485(ThinkPadのド定番TシリーズのIntel製プロセッサーをAMD製Ry
まあ、そんなわけで、ワタシは多少凝り性のところがある。今年の正月はYouTubeをみているうちに、ステーキにハマって十日間くらい続けてステーキを食べた。今はカツ丼にハマっていて一週間くらい連続で食べている。途中で一度エビカツ丼をはさんだが。…(笑)豚肉の種類、重さ、厚さ、揚げ時間から割り下や卵の調合、ご飯の量とのバランスを工夫して自分が納得するカツ丼ができるようになるまで続けるのである。(笑)きっかけは、先般のIJTの帰りに有楽町によって、とんかつの有名店でカツ丼の上(
それは、前回の記事で書いた昔エヴァンスを買ってくれたユーザーさんが久しぶりに訪ねてくれたので、最新バージョンのデモンストレーションをご覧に入れようとしたときに起こった。起こった。…というよりも、気が付いたというべきだろうか。七年間ずっと連れ添ってきたThinkPadT420が起動しないのだ。その前日まで実家に戻っていたので、なん日かずっと、スリープ状態だったのだが、カバーを開けても目を覚まさない。ワタシは、仕事で使うPCは、可能であればハードディスクもしくはSSDを二個
内閣府は29日、自宅に半年以上閉じこもっている「ひきこもり」の40~64歳が、全国で推計61万3千人いるとの調査結果を発表した。7割以上が男性で、ひきこもりの期間は7年以上が半数を占めた。15~39歳の推計54万1千人を上回り、ひきこもりの高齢化、長期化が鮮明になった。中高年層を対象にしたひきこもりの調査は初めて。ということである。もしかして、ワタシも数に入っているんじゃ。…(笑)どこかに勤めに行くわけでもなく、毎日なにをしているのかわからない。どういう統計の取り方をして
まあ、そんなわけで、Pythonはじめました。(笑)勉強というのはしておくもので、CとかC++をやっていたおかげで、だいたいのことはわかる。ちょっとさわりのところをしらべてみると、人工知能、なかんずく最近はやりのディープラーニングというのは、ざっくりとしたワタシの解釈では、脳の機能をプログラム化したものらしい。誤差逆伝播法とかいうのが出てきて、各ニューロンの重みを局所誤差が小さくなるよう調整する。みたいな話が出てくるが、なんかワタシの作ったRRAPに感じが似ている。いまさ
ワタシが勤めていた会社を辞めて(クビになって?(笑))、ライノを始めたのが2000年の4月である。来月になれば、フリーになってライノを始めて、20年目ということになる。独学でスタートして、3年目か4年目には、ライノもほぼ描けないものがなくなって、もうそうなるとただのルーティーンワークである。ただ、仕事をこなしているだけで、進歩している実感がなく、おもしろくない。ワタシはテーマもなく、惰性で仕事をただこなしていくというのに耐えられない性分なのである。このままじゃいけな
ライノ6が出てからはや、一年以上経った。対応バージョンを作らなければならなかったので、この一年は目が回るくらい忙しかった。去年の四月にはなんとか、ひととおりライノ6で動くように作り変えたバージョンを出して、そこからは改良の連続、新機能もたくさん入れた。ハッキリ言って、ライノ5時代とは比べ物にならないほどのパフォーマンスを発揮する。…作ったワタシが言うのだから、間違いない。(笑)もっとも使いこなせればの話だが。ライノ6は、昨年の2月15日にリリースされてから、
たまたま、宝石を3次元スキャナーでスキャンして、石枠を作りましょうみたいな記事を最近見かけたが、そんなのエヴァンスでは、5年前にプログラム開発も含めて完成している。その当時の記事https://ameblo.jp/evance-dg/entry-11789295752.htmlそれ以降も、さらに5年の歳月をかけてブログラムのブラッシュアップを重ねて、一段と完成度の高いシステムとなっているのだ。天然石アクセサリープロジェクトとして、2014年のIJTで発表したのだが、宣伝が足り
まあ、そんなわけで、いままでは、ユーザーの方からの提案があった場合は別だが、新しいコマンドのアイディアが浮かんだ場合、一般向けのエヴァンス用にまずは作って、必要があればワタシ専用にチューンアップしていたのだが、この順番を逆にした。まず、ワタシ専用に気の済むまで作りこんで、もし必要があれば、それを一般のユーザーの方でも使えるようにデチューンすることにしたのである。結論から言うと、これは、われながら抜群にいいアイディアだった。ちょっとした部分でもすぐに改変できるので(なにぶん使うの
最近、テレビがまったく面白くないので、ユーチューブを見ていることが多いのだか、面白かったのが山下達郎氏と大滝詠一氏の毎年新年になると、ラジオのFM放送でやっていた新春放談というやつだ。まあ、いまとなっては、いわずと知れたジャパニーズ・ポップスのレジェンドだが、そのなかで大滝氏が自分のことを「ジーニアス」といっていた。その心は、天才(天災)は、忘れたころにやってくる。…だって。(笑)密かにワタシは、自分のことをその突き抜けたマニアックさで、ジュエリーCAD界の山下達郎だと思っていたが
ライノユーザーの皆さんは、サーフェスのリビルドとかやるとき、いくつくらいの数値を入力しているだろうか?まあ、一桁かせいぜい二桁くらいで、三桁の数値を入力することはそんなにないと思う。それでは、いくつまでが入力できる限界か知っているかな?結論から言うとほぼ、1,000である。1,000以上入力しても、ギリギリ、1,077くらいまでは行くが、それ以上は、増やすことができない。まあ仮にU、V方向ともに1,000ずつ入力するとサーフェスのコントロールポイントの数は、1,00
よく、初心者向けのジュエリー用ライノ・プラグインを説明するのに、「ライノセラスの難しいところを感じさせず、誰でも使えるように」みたいな記述を目にしたことがあるが。…ぶっちゃけ、「エヴァンス」はその逆のスタンスである。なぜなら、ライノの真の姿を知らずに、うわべだけのオペレーションでは、すぐに壁にぶち当たり、そして、その壁を超えることができないからである。思い当たる人も多いと思う。特にわかっていない人が多いのがサーフェスのトリムという概念である。ライノの押し出しコマンド
まあ、そんなわけで、初めて、いきなり!ステーキに行ってきた。三軒茶屋店がオープンしたのはついこの間のことだと思っていたが、調べてみると、2015年6月30日ということでもう、3年半も前である。以前の記事で書いたような理由で、三軒茶屋店を含めて今まで一度も行ってない。(笑)で、行ってもないのにあれこれ言うのもなんだと思って、たまたま、「いきなり!ステーキ」400号店達成記念キャンペーン。というのがあった。ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」は、「ワイルドステーキ」を特
ついに、至高ともいえるエヴァンスが完成した。その名も、「EVANCEGRANDEMaestroLABVersion」である。最新バージョンのエヴァンス・マエストロに、"RRAP"など全機能入りで、しかも、ハードウェアキーを挿さなくても動く。(笑)ハードウェアキーというのは、エヴァンスユーザーにはおなじみのUSBドングルのことであるが、同時に使用できるPC台数の制限をするには、原始的だが最も合理的な方法で、かつてはライノもこの方式だった。現在のライノでは、クラウドで
きょうでもう、1月も終わり。あしたから2月である。ライノ6が出たのが、去年の2月半ばだったから、ほぼ1年経つことになる。しかし、ワタシの中では、遥か昔に感じる。前回の記事で書いたが、ライノ5なんて、ワタシの中では、すでにレガシーである。開発用の最新鋭PC内のSSDにはもはやそれらのデータはなく、別付のハードディスクのなかの"Legacy"と名付けられたフォルダの中で眠っている。(笑)遺産?過去の遺物?(笑)もちろん、それがあったから、今のエヴァンス
そんなわけで、最近、以前にもまして、加速度的に開発のスピードが上がってきているのを感じる。そんなに複雑でないコマンドなら30分くらいでだいたい出来てしまう。もちろん、色々なシチュエーションで検証したり、メモリーリークのチェックをしたりするわけなので、これで出来上がりということではないが、それにしてもわれながら、めちゃめちゃ速くなったと思う。そんなわけで、じゃんじゃん新コマンドを作りこんだり、既存のコマンドの気になるところの改良などを毎日やっている。そんなことが可能なのも、
さて、前回の記事で、いきなり!ステーキには肉の等級の表示がないと書いたが、プライムやチョイスといった、米国農務省(USDA)の基準を上回る厳しい品質基準を設定し、その許可のもとにサーティファイド・アンガス・ビーフ・プログラム(CertifiedAngusBeefProgram=CAB)と名付けた認定制度に合格したものを使っており、その旨の表示が記載されているということである。紛らわしい。…(笑)さて、そんなわけで、発明といえば、わがエヴァンスだって、メッシュデータをシング
まあ、そんなわけで、新年に入ってもじゃんじゃん新プログラムを開発しているわけだが、もうこのレヴェルになると使い手のイマジネーションが必要になってくるわけで、…たとえば、グラスホッパーのボロノイと新エヴァンスを使えば、こんな感じの亀甲抜きの抜型はあっっっ。という間に作れるのだが、…まあ、こんな感じである。ところが、これがブーリアンで、なかなか抜けないのだ。素のライノではもちろんのこと、高性能を誇るエヴァンス・ブーリアンを使ってもなかなか抜けない。そこで
CADのオペレーション手法には、大まかに分けて、線を引いていって、その間に面を張っていく、キャラクターモデリクングというのだそうだが、そういう手法と、サーフェス制御点を編集していくオーガニックモデリングというらしいが、そういうモデリング手法がある。いうまでもなく、ライノの主力は前者である。これは、素のライノのコントロールポイントの編集コマンドのプアさを見れば、すぐに察しがつく。それに対して、ZBrushなどのポリゴンモデラーは、後者がメインである。ということは、知っている人なら
進化しつづけるぞ!(笑)というわけで、新年早々サイズ直しコマンドの改良に着手した。前のバージョンでは、本体をサイズ直しできるだけだったが、サイズ直しした結果、石との関係がどうなるか確認したいとか、沢山の爪などのパーツをブーリアンした状態でサイズ直しすると動作が異常に重くなったり、爪まで変形してしまうとかいう不都合があったので、石やパーツを本体とは別に選択できて、これらは形状を変形することなく、位置関係だけをサイズ直しした状態に合わせられるように改良を施した。このほかにもユー
まあ、そんなわけで、数値入力すれば、なんかそれらしいものを作ってくれるプラグインと違って、エヴァンスでは、すべてはユーザーの手に委ねられるというコマンドがほとんどである。「このコマンドは何に使うんですか?」とよく訊かれることがあるが、もちろん、当初何かの目的のために作るわけだが、それが何をするコマンドなのか理解していれば、なんに使おうとユーザーの自由である。ワタシも、本来の目的と違うことにコマンドが使われていてびっくりした経験が何度かあるが、それもまた、正しい使い方なんである。
CADシステムは日々進化し、3Dプリンターも次から次へと新方式が出てくる。そんななか、十年前に開発の止まったCADシステムと、光造型機でいまだに何とかなるのがジュエリー業界である。ワタシももともとは、手づくり職人だったが、芯金の上で地金をひっぱたいて、ワックスを削って、プラチナやパラジウム割シルバーのパイプを引っ張って伸ばして糸鋸で切って、手づくりしていたのである。最先端技術なんかでなくても、最後はそんな、匠の技でなんとかなるのがジュエリーである。そんななか、エヴァンスは
すでに、何度か、このブログでその点について触れてきたつもりだったが、いままでのところ、ほぼ全く伝わっていないようである。(爆)自分だけでわかった気になって、まわりに全然伝わっていないのが、ワタシの悪い癖だ。考えてみれば、最先端の機能なわけなので、ふつうのライノのオペレーションのイメージしかないライノユーザーの皆さんに、パッと見で伝わるはずもないのであった。以前のサンプル動画もちょっと、例が、極端すぎて、分かりづらいという、ご指摘もいただいて、反省しているところである。そこ
今年も、はや師走である。ライノ6がリリースされたのが、今年の2月半ばだったので、それまでは、ライノ5をメインで使っていたはずなのだが、もうワタシの中では、はるか昔の過去の遺物である。考えてみると、まだ10か月ほどしかたっていないのに。…ここ1年、ライノ6環境でのプログラム開発に日々没頭していたせいで、余計にそう感じるのかもしれない。ごめん、ライノ5。…(笑)デジタルは、進化を加速させるので恐ろしい。iPhoneもThinkPad(ワタシの愛用しているラップトッ
まあ、そんなわけで、今度のリリースでひと区切りついたわけだが、同じ新機能でも、レヴェルに差というか、格というか、そういうものがあると思っている。今回のバージョンでいうと、エッジに配置できるとか、自動リングサイズ直しとか、なかなかにプログラム的にも高度な機能ではあるけれども、言ってしまえば、それだけの機能である。それに比して、ポリサーフェスを可能な限り形状を維持したままサーフェス化できるという機能は、使いこなせれば、従来のオペレーションのロジックを変えてしまう可能性があるレヴェルのもの