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まあ、そんなわけで、意外と早くRhino8がリリースになった。Rhino7で新機能を先食いしているせいか、正直あまりこれはという新機能は認められないように思われる。もちろん、人によっては目覚ましい新機能が追加されたと喜ぶ人もいるかもしれないが。…Rhino7の時と同様、以前のバージョンで使っていたプラグインを読み込んで、使えるようにしてくれる。Rhino7の時は、うまく機能しないコマンドも結構あったのだが、今回は大丈夫なようである。なのだが、問題が生じた。Rh
この時期はワタシにとって、スキャナーの季節である。スキャナーといっても、もちろん3Dスキャナーである。一昨年、Amazonで一台目となるSOLというブランドのを買った。92,000円だったが、値段から想像するよりはかなりよかった。…が、ワタシの主たる使用目的である、宝石類をスキャンするという目的においては、十分な性能というには、少し苦しかった。一回スキャンするのに十分以上かかるうえに、なんだか実物より少し、大きいことがある。形もちょっと違ったりする。でも
毎日、なんやかんやで忙しいのだが、その合間を縫って、スキャナー⇒エヴゥンス・グランデマエストロ⇒プリンターで、とりあえず、石枠をテスト的に作ったりしている。技術、テクニックというのは、実際になにか作るために向上させるものであって、やみくもに技術だけ高めても全然意味はないのだが、それをずっとやってきたのがこのワタシである。(笑)まあ、そんなわけで、スキャナーもプリンターも手に入れたし、実際のモノづくりをしてそのへんのノウハウを蓄積しようというわけで、ここしばらくやっているわけだ
まあ、そんなわけで、3Dスキャナーも買いました。3Dプリンターもすでに導入済みなので、これで何でも作り放題だ~。(笑)不定形の天然石にぴったりの石枠も、ワタシが自ら開発した"EVANCEGRANDEMAESTRO"(高い方のバージョン)を使えば作り放題、編集し放題である。3Dプリンターもそこそこ使える光造形のがアマゾンで2、3万円で買えるし、そこそこ使える3Dスキャナーもリーズナブルな価格で出てきている。ハードアレルギー(機械モノはいろいろと怖いからね)だった臆病なワ
遅ればせながら、3Dプリンター買いました。3Dプリンターを使って以前から試してみかったことがあるので、、そんなわけで、プログラミングにかまけてブランクのあったCADオペ復帰という次第である。まあ、コロナのせいで、人ごみの街をチャリでウロウロというのもどうかと思うので、いい機会ではあるかもね。…ここでもう一度、、CADオペレーションとか、プログラミングとか、最新の環境に合わせてアップデートしていきたいと考えている今日此の頃です。(笑)こんな状況ですが、何事も与えられたチャン
Rhino7になって新しく、SubDという機能が加わった。これを使ってみて、ワタシは懐かしさに襲われた。それは昔よく使っていたミドルレンジのCGソフト"LightWave"のポリゴン・モデラーにそっくりだったからである。ガチガチのポリゴンモデルに「メタナーブス」という機能で滑らかな曲面に見せるというもので、かつてライノ用に「Tスプライン」というプラグインも存在したので、使っていたオールドユーザーも少なくないかもしれない。つまり、技術的には20年前?、もしかしたら、それ以
リリースの運びとなりました。ライノ7に新たに追加された機能"SubD"は結果として複雑なポリサーフェスを作りますが、ますます、エヴァンスの性能が効いてくるのを実感できると思います。価格は従来と変わらず、新規導入200,000円(税抜き)アップグレード代金100,000円(税抜き)ですが、EVANCEMaestro6からのアップグレードであれば、50,000円(税抜き)となります。
まあ、そんなわけで、自粛要請が出ていて「ステイホーム」を余儀なくされている人も多いと思う。ワタシのことをいえば、それ以前と全く変わらない。もともと毎日、ほとんど人に会わず家に引き籠って、プログラムばっかり作っていたからね。…(笑)しかし、今回のコロナ禍で、政府から「なるべく、テレワークをしてください」といわれても、それで仕事になる人はあまり多くはないだろう。なんかの記事で読んだが、テレワークになったことによって自身のスキルの無さに呆然とし、この仕事はなにも、自分でなくても
まあ、そんなわけで、いろいろあって、ブログの更新が滞ってしまっていたわけだが、ワタシが実は次に書こうと思っていたブログタイトルはズバリ、「後進国。・・・」というタイトルだった。書いとくんだったのである。今書いても、後出しじゃんけんといわれてしまう。図らずも、昨今のコロナ禍で、いかに今の日本が世界に後れを取っているか、無様な姿を晒す羽目になってしまった。最早、世界ではもちろん、アジア圏に限ってもすでに「後進国」だというのが現実なのである。ジュエリーCADの分野でも
さて、何年かぶりの「スクーデリア・エヴァンス」の講習も三回目、ワンクールを終えたところである。ジュエリーCADスクールのほとんどが、それぞれに工夫を凝らした独自のテキストを作っているようだが、ウチではテキストを使わず、マンツーマン講習である。これ以外のスタイルは考えられない。確かにテキストがあれば、受講する人たちが自分で学べて便利かもしれない。スクールの側も一度にたくさんの受講生の対応が可能になるので、効率が上がり、その分コストを抑えられるというメリットがある。だが
かくして、6年振り?くらいのマンツーマンによる「スクーデリア・エヴァンス」の講習がスタートした。ワタシもあんまり、久しぶりなのですこし、なつかしかったり新鮮な気持ちになったりした。最後の受講生の方は、イタリア在住歴の長いデザイナーさんで、ワタシのことをジュエリーCADの蘊蓄がすごいので、「プロフェソーレ("Professore"イタリア語で゛「教授」の意)」と呼んでいたっけ。(笑)講習が始まると、最新のエヴァンスの圧倒的なスピード、テクニックが、いままで見たのとまるで比べ物
前回の記事で、「Brep上に円を配置、編集(配置モード)」コマンドについて少し触れたので、このコマンドについて今回は少し突っ込んだ説明をしてみよう。このコマンドは、ごく初期のエヴァンスから搭載されているコマンドだが、旧バージョンと、とりわけバージョンが「マエストロ」になってからは、格段の進歩を遂げたコマンドである。旧バージョンでは、こんな感じで、配置するサーフェス上のポイントのまわりに単純に円を配置していくので、凹部では沈んでしまい、逆に、凸部では浮いてしまっていた。
こうして、エヴァンスの使いこなしの講座をやっている最中でも、エヴァンスの進化は止まらない。また新しいコマンドを製作して、テストしている。それだけではなく、「ポリサーフェスをサーフェス化」コマンドのようにコマンドの名前は同じでも、中身がどんどん進化していたりする。エヴァンスではおなじみの、「丸く押し出し」、「球状に押し出し」コマンドだが、最新のバージョンでは、上の画像のように複数選択できるように改良されている。シミュレーションされるのは初めに選んだ線だけだが、
「ポリサーフェスをサーフェス化」コマンドが入ることにより、ライノ6バージョンになってからさらに進化に加速度がついてきた感のあるエヴァンスだが、「ポリサーフェスをサーフェス化」コマンドには実は、ルーツともいえるコマンドが存在する。それは、ワタシが病を得て人生初の長期入院を余儀なくされた2010年に、入院中のヒマを持て余したときに設計した「曲線のキンクをデリート」("DeleteCurveKinks")というコマンドである。「ポリサーフェスをサーフェス化」コマンドは、いきなりポリサーフェ
さて、ここまで読んできて、なんで3ヶ月で10年選手を追い抜くことが可能になるのか、そろそろ気がついただろうか。つづまるところ、最新のバージョンを使っているキミと昔のバージョンでずっとやっている人では、ルールが違うのである。例えばサッカーでいえばボールを手でさわっていいとか、ラグビーでいえばボールを前に投げてもOKとか、そもそものルールが変わってしまっているのだ。昔のまんまのルールに縛られている人たちがそれを見たら、「反則じゃないか」と怒り出すだろうが、
jまあそんなわけで、ここまで、エヴァンスの進化について書いてきたが、ライノの開発チームだって、もちろん6年の間、ぼーっと過ごしたわけではない。この、ポリサーフェスになると編集できなくなる問題についてライノ6では、大幅な改善があった。それは、…このようにポリサーフェスの中の一部のサーフェスを,CtrlキーとShiftキーを押しながら選択できて、…そのまま、移動、変形ができるようになったのだ。これでサーフェス単位の大雑把な変形をしておいて、「ポリサーフ
これが最新エヴァンスのオペレーションだ!!!第二項のサンプルは、単純にポリサーフェス本体だけだったが、今回は、こんなふうにブールまでして作りこんでしまった場合である。本体のリング部分は普通にポリサーフェスで作ってしまったが、もっとリングをシャープなシェイプに修正したい。…という想定である。早速、これに、「ポリサーフェスをサーフェス化」コマンドをかましてみる。すると、…およよ。…ベースのポリサーフェスのリング部分だけが単一サーフェス化されていて
ワタシが初めてライノを使ったのは、2000年の4月か5月のことである。その時のバージョンは"1.1"だった。(笑)そしてそのときからいまのいままで、ずっと改善されてこなかった欠点がある。ライノユーザーなら当然と思っているだろうが、こういう断面線を使って、普通にリングを作るとすでに、ポリサーフェスになってしまっていて、コントロールポイントで編集できなくなる。最近のバージョンではケージ編集や、ヒストリ設定で多少融通が利くようになったが、ケージ編集はどんどん
凄いタイトルだが、ワタシは本気である。そして、不可能ではないと思っている。新バージョンには、それだけのパフォーマンスが備えられているからである。その証拠に、新バージョンのデモを見た人はみんなマジックでも見せられているかのように、口をポカーンと開けて驚いた顔をしている。(笑)まあ現在、ジュエリーCADスクールをやっている人材の人たちを育成してきたワタシがいっているのだから、間違いない。(笑)確かに、爪を立てたり、石穴をあけたり、いわゆる通常のジュエリー用プラグインとしてな
大きなバグもなく比較的安定しているせいか、普段はほとんど問い合わせとかないのだが、ここにきてバタバタッと集中して何件か問い合わせがあった。多くは、PCを移行したいので、どうしたらいいのかというものである。Windows7のサポート期限が迫っているせいかもしれない。そういう問い合わせがあると、エヴァンスはずっと使い続けてもらっているのだなぁ。…と感慨深いものがある。ワタシがたった一人で、作りつづけてきたプラグインが有名ブランドメーカーなどでもたくさん使ってもらっていたりして
ライノ5からライノ6になったとき、エヴァンスでは同じコマンドでも気になる点があったものは修正したり、場合によっては作り直したりしていたのだが、そのなかには、2レールスイープを自動生成する、"Make2RailCrossSectionAuto"コマンドも含まれていた。…のだが、先日、サンプルで作ったデータで試したところ、このケースの様に、キンクをたくさん含む複雑なレール線の場合、サーフェスを作ることに失敗することがままあるのに気がついた。このコマンドではそういうとき
先週から、今週の頭までエヴァンスのデモンストレーションの嵐だった。プログラム開発の引きこもりから脱したワタシは、デモをしまくっている。見た人はみんな、「凄いですね。…」と言うか、わけが分からないでポカーンとしている。まあ、当たり前ではある。誰がやっていると思っているのだ。ダテにヒキコモっていたわけではないのである。…(笑)ライノセラスは、ジュエリーCADとしては松村金銀店の松村社長が日本に持ち込み、それを受けてワタシたちが発展させてきたという自負がある。
リフォーム、オーダーメイドの手法を根底から覆す、革命的ツール・セットが、EVANCE-DGから、ついに登場!新製品のご紹介■『EVANCEGRANDEMAESTRO+超ハイCP3DスキャナーEinScan-SPセット』トップブランドでも導入されている三次元スキャナー対応のメッシュデータをライノセラスで編集可能なサーフェス化する特殊プログラム"RRAP"を含むエヴァンスのフルバージョンに超ハイCPの3Dスキャナーをセットにしました。その、他にはない圧倒的なソフトウェ
ワタシが三軒茶屋に来た2011年は、移って早々にあの大地震があって、やっぱりワタシが動くととんでもないことになるので、じっとしていればよかった。…というのは、さすがにそれはないと思うのだが、なにしろワタシは、ドイツに行けばベルリンの壁が崩壊するデンジャラスな人物である。(笑)そのころには下北沢に行けば、駅前にツツミがあり、ストーンマーケットがあり、シルバー屋さんやジュエリー屋さんも結構あったのだが、今はほとんどなくなってしまって、残っているのはむかしからある、ほんの何軒かのシルバー屋さんだ
まあ、そんなわけなのだが、…先日たまたまある用事でむかしワタシが「スクーデリア・エヴァンス」というライノセラスのジュエリーCADスクールをやっていた時の受講生の方に連絡したとき、近況の話になり、彼は今東京でいろいろとスクールをやったり、データ作成や、ジュエリー製作の仕事をやっているそうなのだが、最近300万円の三次元スキャナーを導入して、リフォームなどに役立てているということだった。凄く作業効率が上がるので、仕事が効率よくさばけてすごく忙しいそうである。やっぱり、やってるひとは
今回は、世間でよく囁かれている、なぜCADで作るとどれも同じような感じのものになってしまうのかという問題について、ワタシの考察を述べてみたい。フリーフォームや、ZBrushなどのスカルプト系は絵心がないとできないが、ライノセラスなら使い方を覚えればなんとなく出来てしまう。…というのはよく言われていることであるし、ワタシもその通りだと思う。レール線や断面線を引いてサーフェス化するコマンドを使って手順よく仕上げていけば、それらしいCADデータが出来るのがライノセラスなどのスプライン系であ
こんなものもシングルで出来るんだよ。…と、そのテクニックと、プロっぽさをアピールするため。単一サーフェスだと、コントロールポイントが出るので、編集可能なため。まるっきり、違うとも言い切れないが(笑)、はるかに重大な他の理由がある。なんで前の記事の後の、このタイミングでこの話をしているかということである。前回の記事で触れたオフセットでよく起きるエラーの話だが、メッシュデータをサーフェス化できるという他のソフトウェアみたいに結果がポリサーフェスで出てきてしまうと、前回の記
いったい何がすごくて、"EVANCEGRANDEMAESTRO"は、そんな値段なのかと疑問に思われている人も多いと思う。今回はほんの一例だが、その性能の一端を紹介したいと思う。やったことがある人なら知っていると思うが、複雑な形状のサーフェスのオフセットはとても難しい。前の記事で使ったサンプルで説明すると、こういうサーフェスを厚みをつけるために外側に0.4mmオフセットするとする。普通にサーフェスのオフセットコマンドでオフセットすると、無駄に複雑なサーフェ
それまで主流だったJCAD3/匠ではなく、性能とコスパ、さらには柔軟性に優れたライノセラスをいち早く採用し、データ作成に手間がかかったパヴェ原型などを画期的なコマンドを開発して、目覚ましく効率化したのがエヴァンスだったことを覚えている人も少なくないだろう。もうそれから13年、今では当たり前のことのようになっているが、物事には必ず始めがあるのである。さて、令和の時代になってジュエリーCADや、三次元造型機は当然のように普及し、この先どんなイノベーションがあるのかというと、やはり三次
4月23日のブログ記事のリングについて質問があったので、お答えします。こういうの。そもそも、一コマをどうやってぷっくりさせるかというのが意外とむずいみたいですが、ライノ6では、この手が使えます。まず、平面サーフェスを作って、その中央に球を配置する。(球でなくてもいいけど、作るの楽だから)2つをブール和。…Shift+Ctrlを押しながら、半球の部分だけを選択、上に引っ張る。すると、いい感じにぷっくりする。(笑)ぷっくりさせたら、