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微量のロナセン(ブロナンセリン)を処方することで、発達障害の症状が改善することがある。ここで言う発達障害とは、主に知的発達障害を指しているが、ASDやADHDの症状にも同様に好影響を与え得る。とりわけADHDの人。作業療法などで綺麗に積み木を並べるプログラムがあったとしよう。ある発達障害の人が集中力や正確さがなく、バラバラにしか並べられず、指導してもうまくならない。このようなケースでもし西洋薬を処方するとしたら、ADHD系の薬が選択されると思われる。普通はストラテラ(アトモキセ
2月22日(月)、のがみプレジデントホテルにて、平成28年2月度筑豊精神科集談会を開催致しました。恒例により、飯塚病院精神神経科・本田雅博が司会を務めました。今回招聘した演者は、恵愛会福間病院社会復帰第二部長・南里幸一郎先生です。演題「臨床における統合失調症の薬物治療の選択・使い分け」との特別講演を頂きました。南里先生は、精神分析やリエゾン精神医学がご専門です。当日の講演で、脳局在機能と細胞受容体(特にD3レセプター)との関係を、精神分析の観点から考察されました。そ