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母上・・・もうすぐ、天門が開きます・・・父上は、その時を、指折りお待ちになっています。私は、父上の願いを叶えて差し上げるつもりです・・・きっと、母上は、お怒りになるでしょう・・・でも・・・父上の、母上への想いはいつまでも変わることがなく・・・父上と母上が婚儀を挙げられる前・・・父上は、天門の地を護りながら母上のお帰りを4年間お待ちになられました。そして、今もなお・・・母上と再びめぐり逢えることを信じて天門が開く、その時を、お待ちになっておられます・・・母上・・・
母上・・・母上のお身体が、病に侵されていることを父上もご存知だったようです。そして、母上が父上に打ち明けられない理由もチャン侍医殿からお聞きになっていたようです。母上が、病の床に伏せられ、起きあがれなくなったあの時。母上は、父上にお話になられたのですね。そして、父上といくつかの約束をしたと・・・それは、父上にとって、心が壊れてしまうような約束だった・・・父上は、母上との約束通りに、高麗を、王様と王妃様を護り続けられました。その約束を、今もなお、父上は護り続けていらっし
母上・・・母上が、高熱を出して倒れられた後・・・その後も、坤成殿へユリと世子様の為出仕なさっていました。それこそ、身を削るような思いで・・・そして、父上と私たちが気付かないよう、坤成殿に出仕した後典医寺で、治療をお受けになっていたんですね。チャン侍医とクァン先生、そして、ミョンウォルさん、トギさんが母上の治療の為、ありとあらゆる薬湯や鍼灸を試されたと聞きました。薬湯がお嫌いの母上が鼻をつまみ、一気に飲み干していたと今だから、笑って話せるようになったとクァン先生が、
母上・・・母上・・・私は、チャン侍医殿から母上の病のことを聞いた時・・・足元が崩れ落ちるようでした・・・そして・・・母上の病は、高麗の医術では治すことができない病だと・・・母上が、父上や私たち兄妹に必死に隠し通された病・・・でも・・・母上が、床から起き上がれなくなったあの時・・・チャン侍医殿が、全てを話してくださいました。父上は、一度、大きく目を見開いた後何も言わず、母上のもとへと向かわれました・・・あの時・・・父上のお心は、すでにお決まりになっていたのでしょう
母上・・・母上は、あの高熱を出された時母上のお身体が病に侵されていることにお気づきだったのですね・・・その為に、前もって解熱剤を用意され万が一の時に備えていらした・・・あの日、チャン侍医殿とミョンウォルが屋敷に来た時、母上は、それをお告げになられた・・・何故、母上だけが、このように、辛い思いをなさらねばならないのでしょうか・・・私は、それが悔しくてなりません・・・ヨンは、ウンスが何か隠していることに気付いてはいた。しかし、高熱に魘されたウンスにそれを確かめることは
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母上・・・母上が、薬草庫でお倒れになったあの日。パソンは、驚いたそうです。母上から聞いた、解熱の方法を父上に話をしたら、父上は、何の疑いも持たずに母上の身体を暖めたそうです。今までは、熱が出れば、冷やして、熱を下げるのが当たり前と思われていたのに母上から教えられた方法と聞いただけで・・・「旦那様は、奥様の医術を心底、お信じになっていられました・・・」パソンが、私に教えてくれました。私も、母上の医術を、信じています。確かに、高麗では、珍しい医術もあり、驚きもしました
母上・・・母上は、私の幼い頃の記憶でもかなり無茶をなさるお方でしたね・・・あの日・・・薬草庫でお倒れになっている母上の姿に父上がどれほど、慌てられたことか・・・普段は、寡黙で・・・動揺など見せることなどない父上が顔色は蒼褪め、母上を抱く腕は震えておいででした・・・父上にとって、母上は、何よりもかえがたき存在・・・母上の身に何かあれば、父上は、何をおいてでも母上のもとへと馳せ参じることでしょう・・・そして・・・母上のお身体を治せるのが天界の医術だけだとしたら・・・
母上・・・あの日、屋敷に戻ってから母上と父上は、夜遅くまでお話になっていらしゃったと・・・母上が、かなりお疲れのご様子だったとヨリが、心配しておりました。母上は、父上に、ユリと世子様の決断をお話になったのですね・・・?そして、ユリと世子様を護る為暫くの間・・・世子様のお子をも、護るために、坤成殿への訪問を続けられたのですね。皇宮は、隙あらば、立身出世をもくろむ魑魅魍魎の巣窟・・・王様と父上が、いくら掃除をしても次から次へと湧き上がり・・・ユリと世子様、そして、その
母上・・・母上は、ユリと世子様の決断にさぞ、驚かれたのではないでしょうか?ユリと世子様も、苦しいご決断だったと思います。そして、母上は、ユリと世子様をお護りするため、治療を中断することは伏せることにされたのですね・・・母上が、坤成殿に伺っていれば母上が、ユリの風除けになれると・・・されど、それが、母上を一段と苦しめることになろうとは・・・きっと父上以外、チェ尚宮のおばば様はじめ、誰も気づいてはいなかったことでしょう・・・ユリは、子を授かる治療の中断をウンスとミョン
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母上・・・あれからも、母上は、足しげく坤成殿へ訪れ、治療を続けられてました。しかし、母上やミョンウォルの治療もユリや世子様の努力も、なかなか実を結べず・・・そんな中、ユリは、一つの決断をしたのですね。もちろん、諦めた訳ではないとわかっていました。母上も、ユリも、そして世子様もとても辛い決断だったはずです。でも・・・ユリは、幼いころから母上の姿を見て育ちました。人を大切にするその心を母上の姿から学んできたのです。母上・・・ユリは、世子様と仲睦まじく過ごしながら東
母上・・・父上が、視察からお戻りになったあの日・・・父上は、ミョンウォルの治療で母上がお元気になったと、思われたようです・・・しかし、それは、父上の勘違いだったと後から知ることになったと・・・父上は、とても悔やんでいらっしゃいました。母上の病は、母上ご自身でも、わからなかったのですね・・・そして、父上が視察からお戻りになるといつものように、お出迎えし・・・そして・・・その病は、高麗の医術では、治すことができない病だったと・・・母上・・・もう少し早く・・・母上の病に
母上・・・父上が、視察から帰ってきて康安殿にて、王様に報告をしているときのことです。坤成殿から、王様のもとへ伝言があったそうです。王様は、父上の報告を聞き終えると母上が、坤成殿から典医寺へ立ち寄り屋敷に帰ると言っていたと、父上に、教えて下さったようです。父上は、一瞬苦虫を噛み潰したような顔をなさったそうです。そして、早々に、康安殿をあとにして典医寺へとむかわれたそうです。王様は、父上の姿をご覧になり微かに笑みを浮かべておっしゃったそうです。「相変わらず、義姉君の事にな
母上・・・母上は、いつも父上のお帰りを心からお待ちになっていましたね・・・父上が視察からお帰りになると知らせが入ると、母上のお顔がとても華やぐと、チャン侍医殿が仰ってました。そう・・・どんなに、困難な患者を診ていても・・・母上は、ユリと世子様の治療で心身共にお疲れになっていて・・・それは、傍目から見てもわかるくらいに・・・あの時・・・ミョンウォルの治療と酒を召されぐっすり休まれ、少し、お元気になられたとパソンとヨリが話してくれました。でも・・・やはり、母上にとって
母上・・・母上は、ご存知でしたでしょう?視察に出かけられた父上は必ず視察を終えると、領主の誘いを断りその脚で、開京におかえりになられていたこと・・・ある意味、有名だったそうです・・・上護軍様は、宴の席に座られることはない・・・万が一、上護軍様が宴の席に座られるとなれば・・・最愛の奥方様とご一緒か己の罪が暴かれ捕らえられる時だ・・・と・・・禁軍のアン・ジェ隊長や迂達赤のチュンソク隊長も父上は、まこと、母上一筋だと今でも、羨ましそうに話されています・・・ミョンウォル
母上・・・母上は、あまり酒をお飲みにならなかったと私は、記憶していました。極稀に、父上の晩酌に付き合っていらっしゃるお姿を見てはいましたが・・・先日、父上の幽閉先に、酒をお持ちした時、懐かしそうに、父上が話してくださいました。かつて、お命を狙われた時の事。敵の屋敷で、父上が止めるのも聞かず酒を煽るようにお飲みになったとか・・・しかも、敵に啖呵をきりながら・・・父上は、相当驚いたそうですが・・・でも、母上らしいと・・・楽しそうに、話してくださいました・・・しかし・・
母上・・・母上は、あの頃・・・父上が、屋敷を留守の時よく夜中に魘されていたと・・・屋敷の見回りの時にパソンが、母上が魘されている声を聞いたと・・・パソンは、父上にそのことを伝えたそうです。父上は、そのことも心配なさっていました。きっと、母上にとって、父上のお傍にいることが一番安心できる場所だったのですね・・・そして、母上が魘されている声はあの夜、ミョンウォルさんも聞いたと暫くたってから、教えてくれました。それでも、翌朝、母上はミョンウォルさんに笑顔をみせ元気そう
母上・・・母上は、典医寺のミョンウォルさんを本当に信頼されてましたね・・・ミョンウォルさんは、私を身ごもられた時付きっきりで、母上を診てくださっていたと・・・そして、母上の秘密・・・本当の秘密を知る、数少ない高麗の人間だったと・・・母上が、天に召されたあと、ミョンウォルさんは、典医寺の役目を辞されました。そして今、母上の代わりに幽閉先の父上を、時折診に来てくださっています。口数の少ない父上に根気よく、世話をしてくれているようで・・・時折、母上の話をすると父上
母上・・・私やフォンが、皇宮に出仕しユリは、坤成殿へとあがり屋敷の中がとても寂しくなっていたんですね・・・あの日・・・久方ぶりに、ミョンウォルが訪れ共に夕餉を召し上がった時・・・とても楽し気に過ごされていたとヨリが、そっと教えてくれました。時折、屋敷へ帰りはすれどファサランを娶り、チェ家の別宅で暮らしていた私は、母上のお寂しさをわからずにいたのかもしれません・・・それは、フォンも同じでした・・・母上が、天に召された時フォンも、母上のお寂しさをわからず・・・とても
母上・・・母上は、本当に何もかも、笑顔の影に隠されるのがお上手でした・・・悲しみや、苦しみ・・・そして、お身体の不調までも・・・でも、父上は、全てお見通しでしたけど・・・父上には、適いませんでしたが、私やフォン、そしてユリも母上のことは、いつも気にかけていました。されど・・・どうしても、母上が一枚上手で・・・そんな母上を、父上は、いつも心配なさって・・・いつか、手遅れになってしまうのではないかとそのようなことにならないようにと・・・ありとあらゆる手を打っていらっし