ブルックナーの交響曲第7番のことを書こうとすると、触れなければならないのは、やはりカラヤン最後の録音のDG盤でしょう。1989年4月ウィーンのムジークフェラインザールの録音で、オケはベルリン・フィルではなくウィーン・フィル。カラヤンの亡くなるのはこの年の7月、帝王カラヤンの最後の録音となりました。カラヤンの追求する美意識と、持病により歩くのもやっとの指揮者の魂の内なる情熱と自然体のエネルギーとオケの共感が合いまった素晴らしい演奏だと思います。とりわけ第2楽章!ワーグナーの死を意識して書いたという