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めっちゃ更新があいてしまいました。昨年後半は親父が亡くなったり、息子が事故ったりとゴタゴタ続きで・・・。また、そもそもこのブログは「敬愛するデザイナー・前田誠氏を讃えたい!」というのが目的だったのですが、最近ご本人との交流が多く、直接ご本人を讃える機会が増えてしまい・・・ブログの更新が途絶えてしまいました。今日は久々にまたくだらない話など。私は非常にマジメなのでまったく詳しくは無いのですが。先日AV女優の湊莉久(みなとりく)さんと言う方が引退されまして。私は非常に
大晦日にもかかわらず・・・もはや恒例の「消えたブランドシリーズ」w「allegri(アレグリ)」は、以前書いた「フランコ・プリンツィバァリー」と同様、2017年にブランド終了した三陽商会の(ライセンス)ブランドです。本家の歴史はかなり古く、1954年にレインコートメーカーとしてイタリアで創業しています。日本へは1976年から1983年までの、ジョルジオ・アルマーニがデザイナーとして関わったあたりで上陸したのではないでしょうか。「DCブランド」の出始めの頃には既にブランドがあ
また回顧ネタです。2011年に「㈱ライカ」というアパレルが事業停止し解散しました。バブル期には「ブルーノート東京」を作り、安藤忠雄デザインの本社ビルを建て、勢いのあった会社です。2004年に既に民事再生法の申請をしており、その後伊藤忠商事の傘下に入っていましたので、倒産と言うよりは事業回復の見込みなく、ブランド事業を他社に譲渡しての事業停止・解散という形です。「ヴィヴィアン・ウエストウッド」や「ランバン」「ドリスヴァンノッテン」等々を扱っていた会社ですが、それらブランド
前回スーツのシルエットを選ぶには3通りあるという話をしました。①「流行」を常に敏感に追う②常に「英国トラッド」に代表されるクラシックスタイルを纏う③常に「変な服」を着る…といった話ですw①は比較的簡単です。ファッション雑誌の言うとおりか、セレクトショップの店員さんの言うとおりに服を買って着ていれば良いですからね。(お金は掛かるけど)今のお手本はビームスの中村達也氏が一番じゃないでしょうか。世界的なトレンドをある意味ストイックなまでに追いかけて発信しています。中村達也氏のブロ
昨日中途半端で終わりましたが、実はこんな記事を書こうと思ったのはきっかけがあります。古本でこんなのを入手しまして。91年頃ってスーツはどうだっけ?と思って買ってみたのですが、読んでみたら昔にも買ってましたねw「それでも六本木的ソフトスーツにするつもりですか?」という挑発的なタイトルにもかかわらず、載っているのはそんな「ソフトスーツ」ばかりという、煮え切らない内容にガッカリしたものです。要はバブル末期に差し掛かり、ダボダボソフトスーツではなく、英国トラッドに回帰しようよ、という方向性なの
こんなタイトルでブログを書き続けていると怒られそうですが。「MASATOMO」(現在は「RYNSHU」)や「MA-JIMASATOMO(終了)」、「MAJI」等をデザインする橋本倫周氏(旧名「山地正倫」)は、もともとは確か、レナウン系の「INTERMEZZO」のデザイナーです。(今調べたら、今年1月に「山地正倫周」に再改名されているようです…)大昔のインタビューでは「作る物が全部売れるので、自身のブランドを作ることになった」とか豪語されてました。まあ実際自身のブランドも2
昨日の記事を書いて思い出しました。良く「NARUは変な服を着ている」と言われます。私、天邪鬼ですので「流行」を追うのが嫌いです。出来るだけベーシックでいつの時代でも着れる様な普遍的な服が好きです。しかし、生来の「派手好き」の為に、「べーシック」だけでは飽き足らなくなるのですね。なので「流行の服」ではなく「変な服」を着ますwそして、どこが変と言われるんだろう…?と考えた時「襟の形」が違うんだわ!と気がつきました。敬愛するデザイナー・前田誠氏の「GALAMOND」のノー
私が有楽町阪急に良く通っていた頃、確か4階に「MA-JIMASATOMO」と言うブランドがありました。これは「MASATOMO」と言うブランドの、いわゆるディフュージョンラインなのですが、三陽商会が手掛けていました。現在はAOKIが「MAJI」という名称でより低価格で展開しているようです。「MASATOMO」は山地正倫氏が創設したブランドですが、今は本人が戸籍上も改名して「橋本倫周」となり、ブランド名も「リンシュウ(RYNSHU)」に変わりました。改名の件を見てもわかるように、
昔の写真シリーズの続きですが。…前田誠氏の作品(と断定できる物)を着たものは先回ほぼ紹介してしまいました…。以下は既に前田さん期では無いですが、「GALAMOND」の物。左は後期「GALAMOND」に「BARREAUX」のタイを合わせて。右は後期「GALAMOND」のスリーピースにゼニアのタイ。ポリカルポの生地の光沢感が出ています。ただ、左の方はゴージラインが下がりすぎで、やや時代感が強いですね。パンツもノークリースでイン・ボックスプリーツでした。この時期は既に前田
前の記事でシャツの画像をいくつか上げたのですが、いわゆるドレスシャツが好きです。「縫製・ディテール」などと偉そうですが、一番大事なのはいわずもがなの「サイズ」です。私はサイズがややデカイので、最近でこそ比較的簡単に手に入るようになりましたが、以前はかなり苦労しました。今でも欲しいと思うメーカー・ブランドに合うサイズが無い、というのはざらにあります。なので実は本来ディテールにこだわるタイプなのですが、「他にサイズが合うのがねえからしょうがねえべ!」と言う事で色々なブランドを買う事
なぜか娘から「小学校の時の通知表が見たい」とか言われまして。色々と昔のアルバムとかをあさっていたら…色々見つかりましたw敬愛するデザイナー・前田誠氏の手掛けた服を着ている写真です。「とど」ではありません。初期、白タグの「GALAMOND」。ダークブラウンのハウンドツースジャケットです。この控えめなラペルのダブルブレストが私大好きなんですよねえ。肩も何の誇張も無いジャストです。これは冬物ですが、同じ型のサマーウールの物も大のお気に入りでした。最近までのトレンドのナローラペルの物
先回まで「BARREAUX」についてしつこく書いてきましたが。ファッションの世界はホントに移ろうもので。「BARREAUX」などはむしろ比較的世間の記憶に残っている方ですが、多くのブランドは消滅と同時にこの広いネット上でも完全に消え去ってしまいます。もうひとつ、デザイナー・前田誠氏が興された、あるいはデザインを担当されたブランド…ではないですが、「関連した」ブランド。「BERGMAN」に前田さん、村岡さんとともに在籍した、宮崎隆博氏のブランド「BRAINS」です。これは上級
なぜか延々続いた「BARREAUX」のお話も今回がやっとラストになります。今回は小物。デザイナー・前田誠氏が離れても、初期にはさまざまな点で影響が残っていたと感じています。特にシルク小物の色使いや、ペイズリー等の柄の使い方ですね。特にネクタイは前田さん離脱後もしばらくの間は工場は同一で、「GALAMOND」でも同じ工場を使用した為、当時は品質的には全く同じものだったと言えます。恐らく「ムサシクラバット」さんで、前田さんのお気に入り工場だった…というか真偽は不明ですが、「G
需要が無さそうなのにまだまだ続く…かつてのメンズブランド、「BARREAUX」についてのお話。しかしファッション業界の移ろいは激しく、無くなってしまったブランドなどを顧みる人などいないのが普通です。この広いネット上にさえ、過去の消えたブランドの情報などは、ほとんど無いですね。まあ前田さんの服についてはかなり絶賛してきましたが…「BARREAUX」については特に褒め称えるわけでもなく、むしろ貶し気味なのに無駄に詳しいという、この記事の意味に疑問を感じつつ…続きますw回顧に
デザイナー・前田誠氏が最初のデザイナーだった、「BARREAUX」ブランドについての続き。1982年頃~1984年頃が前田さんの関わった時期と思われます。当時の特徴としては、色彩の美しいカジュアルと、英国調の確かな仕立てのテーラード。「BERGMAN」のスーツでも見られた、「ノッチドラペルのダブル」のコートがありました。「INCENSE」の物に近い、ブラウンのヘリンボーンの、細身のシングル3ボタンスーツも記憶にあります。創成期の「GALAMOND」に通じる、やや固めですが高い技
…良いのかこんなタイトルで。「BARREAUX」と言うのは「BIGI」から独立したデザイナー・前田誠氏が「BERGMAN」を設立、その後「BERGMAN」を離脱して後にデザインを担当したブランドです。「ニコル」系のレディースブランド「スクープ」から派生したメンズブランド「スクープマン」の、恐らくは上級ブランドとして企画されたものと思われます。設立年が曖昧ですが、1981年頃は「BERGMAN」だったと思いますし、1985年頃が「GALAMOND」の創成期だと思いますので、前田さんの
最近暑くなって…、連日飲んだくれてしまい、今日は変な時間に起きました…。ものくそ地味な内容です。地味変ドリクス。個人的に、「良いスーツ」の「最低限の条件」と考えているものがいくつかあります。①「裾の裏地取り付けが手纏りである事」これは傍目から見ても(私のような縫製オタクには)わかってしまいます。ミシン縫いだと表地に影響が出てしまうんですよね。↓某エーボンハウスのトリプル(三重)手纏り。やりすぎか。②「肩部分での袖付けが手仕事である事」袖付けと袖先の裏地取り付けが手纏りで
またもPapillon氏のブログからの連携で。かつて「BERGMAN」と言うメーカー・ブランドがありました。菊池武夫氏が主催した「BIGI」から独立した、前田誠氏(後に「BARREAUX」・「GALAMOND」・「INCENSE」)、村岡勝重氏(後に「イン&ヤン」)が中心となり、後に「ブレインズ」「PDI」を手掛ける宮崎氏も在籍した、「伝説」と呼ばれるブランドです。BIGI時代からの継続で萩原健一氏への衣装提供もしており、日本の芸能史、ロック史に残るシーンを飾ってきました。
以前に「お台場仕立て」について書いた時にも書いたのですが。今は「良いスーツの見分け方」として「お台場仕立て」が条件の1つになっているようですが、ぶっちゃけそんな事はありません。本当の「お台場仕立て(=本台場)」にはそれなりの良さもありますが、よく見かけるのはほとんどが「継ぎ台場」ですから、まあ「ナンチャッッテ台場」ですわな。(詳しくは前の記事を参照下さい)そして、「ナンチャッテ台場」にした分、他のもっと大事な部分(裾・肩・袖の仕上げ)等を蔑ろにしている物が非常に多いですね。今
基本このブログは「前田誠」というデザイナーを褒め称える為のブログなので、その点ご了承下さい。ただ、「前田誠」という稀有な人物のフィルターを通して、「良いスーツ」とは何か?を考えていきたいと思います。さて、最近スーツという物はすごく画一化されて、あまり柄とかの多様性が無くなっている様に思いますが、現在の微かなトレンドとして、「ウインドーペーン」柄があると思います。昨今は細かい織柄ストライプや無地が主体なので、「柄合わせ」という概念は希薄になっていますが、ウインドーペーンの様な大柄
さて、前田誠氏の素晴らしいデザインを語ってきましたが、ペイズリー、フローラル、そしてPapillon氏のブログでドット柄が取り上げられ、次は?…小紋柄です。(手持ちと拾いも(ry織り交ぜてご紹介します。)まずは非常に渋い色合いの初期「GALAMOND」ポケットチーフ。右の拡大画像の色が本物に近いです。※1点わかりずらいかと思いましたので追記しておきます。この小紋柄は丸の中が濃紺の物とゴールドの物があるのはお気づきでしょうか?そしてこの「ゴールド小紋」の出現
今日も拾い(ryですが、中期「GALAMOND」のスクールジャケットです。肩部分の柄合わせはしていませんが、全体的な縦ラインのバランスを考えての事かもしれません。袖部分の正面にストライプが来るようになっていてバランスが良いですね。すでに猫も杓子もイタリアン…に向かいつつある時期でありますが、「INCENSE」で明確になった、ブリティッシュトラッド回帰の方向性が出てきています。ブライアン・ジョーンズやリアム・ギャラガーあたりが着そうではありますが、ストライプの色の配置がトラッドの物
また(拾いも(ry)画像のみの記事となります。前田さんはもちろん「ペイズリー」の美しい作品をたくさん残されていますが、私は前田さんの「花柄」、「フローラルパターン」の物も大好きなのです。先日上げたスカーフもその一例です。今回はまずは中期「GALAMOND」のシャツ。」まあ中期からは「designedbyMarcos」となり、それまでの前田さんらしい「緻密な隙の無さ」の部分が薄れてくるのですが、これもそんな印象があります。そしてこちらは前田さんのデザインとは断言
また今日も拾いも(略画像です。以前前田誠氏のカジュアルスタイル(番外編)で書いた「2.MA-1タイプのジャンパーの背に赤いワッペンが付いている物」の画像が(画質悪すぎですが…)見つかりました!1987-88AWだと思います。赤と黒があり、私は黒を購入後バーゲンで赤も買ったのですが、結局使い倒したのは黒の方でした。雰囲気は伝わりますかね?こんなタッチのヌードのワッペンが付いています。黒の物もワッペン部分は赤なので目立ちます。当初は「スイングトップ」タイプで企画さ
デザイナー・前田誠氏の作品について語ってきたこのブログですが、既に所有している物は紹介しつくしてしまいました。なので今後は拾いも…無断掲さ・・・ごにょごにょ・・・な画像ですが、上げていきます。どこで落としたかも既に分からないので、もしご迷惑な方がいらっしゃいましたらお手数ですがご連絡下さい。まず今回は、同じく前田さんを敬愛するPapillon氏が喜びそうなジレを。2つとも中期「GALAMOND」の物です。ここで中期というのは、「枠有りの白タグ」「designedbyM
今日もまたまた、素晴らしいペイズリー柄のスカーフの画像が上がったPapillon氏のブログに今度は対抗(?)して。以前全体を上げられなかった大判(900×900)のスカーフ画像です。リピートのパターンはこんな感じ。所謂(?)「前田ブルー」です。Papillon氏の所有の物と比べると緻密さ、複雑さではかなり負けますが、美しさは劣らぬものがあると思います。…Papillonさんの惨事をみて確認したところ、虫食いか判断付かないくらいの極々小さな穴ですが、2箇所発見しました・・・
ネタがなくなったのでちょっと著作権上の問題はありそうですが懐かしい画像。陣内孝則の映画「ちょうちん」では、彼のコスチュームのほとんどが「GALAMOND」。本人もインタビューで「ファッションは好きで色々な服を着ますが、この作品では役のイメージに合わせてギャラモンドを着ました。」との発言がありました。「とんねるずの皆さんのおかげです」これは88年の末なので前田さんデザインではない可能性もありますが、これ以前から「とんねるず」は「GALAMOND」をよく着用してましたね。「ねる
またしても前田誠氏を敬愛するPapillon氏のブログからの繋がりで、まだ掲載していなかった「GALAMOND」のネクタイを。左の2本がまだ「枠無し白ラベル」の前田さん期。右2本は「枠付き黒ラベル」ですからその後の物となります。特に右端の物は、プリントの色の分離が悪く柄がボケてしまっていますし、小剣のロゴの位置もズレているという、悲惨な品質です。これはまだ「たるみ糸」は付いていますが、その後付かなくなります。右から2本目の物には既にありません(左の2本には付いています)。前田さんが離れて
またまたまた前田誠氏を敬愛する同士であるPapillon氏のブログ画像に便乗。この画像のソックスの「m」のロゴは「MakotoMaeda」のイニシャル「M」ではないか?とコメントしているのですが、実は根拠があります。実は少し前の「GALAMOND」で、黒字に小さな白のドットのシンプルなネクタイで、大剣の中央に「G」のロゴが入った物がありました。、こんな↓ヤツです。そして「INCENSE」開始の時も、全く同じドットのネクタイで、同じような「M」のロゴ入りがあったのです。この時期の
昨日の記事についてのコメントの「ツバキハウス」というキーワードから、一気に回顧モードが加速してしまいました。新宿の街は30年以上前ですが良く遊んだと思います。映画を見たり、ボウリングをしたり、バンドでライブをしたり、見に行ったり。当時の彼女とパブレストランで飲んでは歌舞伎町の奥の○○○○○で××××。ミラノボウルミラノ座ACB会館DUGアカシアマルセルカワノイシバシ楽器・・・行きつけのパブレストラン(今はありませんが)で当時はまだ多少珍しかったシングルモ