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『13回の新月のある年に』ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督。鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー最大の問題作。男性から女性に性転換したエルヴィラ。パートナーとの別れ、離別した妻子との対話、修道院のシスターが語る出生の秘密、性転換手術を促した男との再会…。エルヴィラ最期の5日間を描く。~キネマ旬報社。ファスビンダーが製作・監督・脚本・撮影・美術・編集の全てを手がけた渾身の一作。1978年、西ドイツ製作。ファスビンダーの伴侶であったアルミン・マイヤーの死をきっかけに製作され
「13回の新月のある年に」ユーロスペース★★★死に向かう人の、切ない、とても切ない映画。
物質的欲望の充足、無限の絶望の終焉。魂の破滅へーー。ファスビンダー監督、反時代的、破滅的。何よりも真に愛する人に捧くーー、たぶん?(資料提供IVC)201810/27sat(国内劇場初公開)2作品一挙ロードショー渋谷ユーロスペースにで13回の新月のある年に原案.脚本.製作.美術.編集.撮影.監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー1978年西ドイツ映画新月が13回巡る年が重
男性から女性に性転換したエルビラ。過去に女性と結婚しており娘もいるが、男装して男娼を買うような曖昧な性を生きていた。そんなある日、一緒に暮らす男クリストフが家を出て行ってしまう。絶望したエルビラは仲の良い娼婦ツォラに支えられ、育ての親シスター・グルドンのもとを訪れる。妻や娘にも会い過去を振り返ろうとするエルビラだったが、昔の自分に戻れないという現実を突きつけられるだけだった。さらにエルビラは、自分が性転換するきっかけとなった男アントンに会いに
13回の新月のある年に(’78)監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー“13回の新月が巡ってくる年には破滅者が続出する”月の満ち欠けは、年に約12回・・・・たま~に、“13回目の新月のある年”に出くわすことがある。そんな特異な年に、女性になり損ねた元男性の最期の5日間を描く。かつては、結婚もして娘ももうけた男性エルヴィン(フォルカー・シュペングラー)は愛する男のために性転換手術で女性“エルヴィラ”になったが、彼女の愛は成就しなかった。その後、恋人を作