ロマンティークNo.0041 コム・デ・ギャルソンの服は何故、アヴァンギャルドを必要とするのか?
菊地成孔の著書『服は何故音楽を必要とするのか?』の中で、パリやミラノなどのハイ・ファッションのランウェイでは、モデルのウォーキングと、ショーで使われている音楽は決してシンクロすることがなく、音楽に対してウォーキングは常に、つかず離れずの、一定のズレがあって不自然であり、それゆえ独特のエレガンスが生まれる、というような話が書いてあった。確かに。日本国内で人気が高い東京や神戸のコレクションでは、モデルのウォーキングや、さらにはモデルの笑顔、ちょとしたステップまでが音楽と完全にシンクロしているのだが。
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