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公益財団法人日本尊厳死協会の会報1月号を読みました。タレントの山田邦子さんとコロッケさんのインタビュー記事が載っていて、興味深かったのでメモします。邦子さんのお母様は、昨秋亡くなられたそうですが、インタビューは生前に行われたものでした。当時、邦子さんは、介護が必要になったお母さんが判断力もなくなって、日に日に老い、最期のあり方を子どもに見せてくれているんだ、「最後の学習」なんだと思って、ちゃんと送ろうと思ったとのこと。私の場合、「最後の学習」は息子にさせられたれど、今また、90
グリーフケアをテーマにした映画が公開されます。グリーフケアの時代に(2023):作品情報|シネマトゥデイ(cinematoday.jp)地元でも見に行きやすいところで上映されればいいのですが・・
NHK「ラジオ深夜便」で放送される「深夜便の歌」は、今月は朝倉さやさんの『ドーナツ』。「深夜便のうた」10~11月放送朝倉さや『ドーナツ』|ステラnet(steranet.jp)大切な人が亡くなって、ドーナツの心の真ん中に穴が開いてしまったとしても、真ん中に君と笑った日々がある。無理に穴を埋めなくていいよ。君はずっと心にいるよ。そんな内容の歌です。優しい朝倉さんの声とメロディーがほんのりあたたかで、歌を聞くたびに泣けます。
NHK「ラジオ深夜便」で、文学紹介者頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)さんのコーナー「絶望名言」アンコール放送を深夜に聞いた。この回は、夏目漱石の「坊っちゃん」の”絶望名言”を紹介し、関連してご自分の経験を語っていた。長年病気を患ってきた頭木さんは手術経験のため、腸閉そくを起こしやすいそう。お腹が痛くなると、絶食して歩き回るのが経験上、対策になっていた。ある時、お腹が痛くなって、夜、外を歩き回っていた時、突然、投げ出すことのできない病気にうんざりしたというか、どうでもよくなって、道路を左
NHKラジオ第1、水曜夜の「大竹しのぶの”スピーカーズコーナー”」を聞いています。先週は再放送で、2021年の「選ミュージックタイムマシーン傑作選」というものでした。特定の年のヒット曲を聞きながら、しのぶさんが思い出などを語る内容です。傑作選でまず取り上げたのは1983年。しのぶさんが最初の結婚をして1年目だったそうです。「時をかける少女」など、その年のヒット曲を聞きながら、この年は「結婚してハッピー、ハッピー」だったとしのぶさんは饒舌でした。次に取り上げたのが1992年。し
希少がん患者コミュニティーraccoon–raccoonは、希少がんと生きる人のためのコミュニティーです(rarecancersjapan.org)↑日本希少がん患者会ネットワークが作る患者コミュニティーです。それぞれの患者数は少ないが、種類は多く、希少がんを合計するとがん全体の約2割になります。AYA世代に多いのも特徴です。5月に開催された希少がんコミュニティオープンデーの様子も関連サイトに掲載されています。
引き続き、読売新聞くらし面のグリーフケアの連載から、気になったことをメモします。「あいまいな喪失」という言葉があり、災害などの行方不明者など「さよならのない別れ」と、コロナ禍などでみとりができなかった「別れのないさよなら」の二つに分かれます。私の場合、息子が息を引き取る時間には寝ていたし、大人の患者のように「余命~か月」と別れについて話し合ったりしていないので、「別れのないさよなら」に近いでしょうか。龍谷大学・社会的孤立回復支援研究センター長の黒川雅代子(かよこ)さんのコメント
読売新聞くらし面で「死と生を見つめて」という連載があります。このところのテーマはグリーフケア。2000年、東京都世田谷区で一家4人殺害事件が起き、未解決のまま。被害女性の姉の入江杏(あん)さん(65)は、その悲しみから、上智大グリーフケア研究所の非常勤講師として体験を語るなどの活動をしている。入江さんは、「悲しみは日常にある。悲しみは乗り越えるものではなく、ともに生きていくもの」と伝える。確かに私も、「乗り越えてない、いつも悲しいよな~」と思う。悲しみとともに生きる強さが持て
AYA世代のがんの治療と支援の向上を目指す「AYA研」。一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会(aya-ken.jp)AYAたちの体験談を漫画化した「AYACOMICS」が更新されました。https://ayacomics.com/これまでの漫画には、経験者の悩み、悲しみなど様々なストーリーがあります。治療の問題のほか、医療以外の諸問題も扱われています。今後1~2か月ごとに更新予定とのこと。興味のある方はぜひチェック。
新聞小説「風に立つ」(柚月裕子)を読んでいます。岩手の南部鉄器の職人宅に委託補導の子が働きにくるというストーリーです。職人の頑固オヤジが「ちゃんと生きる」とは、と語る場面が印象に残ったのでメモします。彼は、人の道に背かない・・など割と一般的なことを言った後、「怒ったり、憎んだり、深い悲しみに暮れるときがあっても、自分の力で少しでも健やかに生きようとすること、だと思う」と言います。息子を亡くし、家族の問題もあって、へなちょこ、ぽんこつになった私ですが、少しでもがんばって生きようと
お正月にNHKで「最後の講義」という番組の再放送がありました。各界の第一人者が、「もし人生の最後なら、何を伝えたいか」というテーマで講義を行うというものです。私はイラストレーターのみうらじゅんさんが好きなので、彼の「最後の講義」を見ました。今回が初見でした。講義の内容の中で、特に日常的に使わせてもらおうと思った内容があります。まず「比較三原則」。自分と「他人、過去の自分、親」と比べないようにしようというものです。私は「よそのお子さんは元気でいいな~」などと、すぐに他人と比較して落
80代同居母が認知症の初期と診断され、日常生活でもできないことが増えてきました。今は要支援の認定ですが、要介護にアップしそうです。通院の付き添いや、介護保険の手続きなど、母のためにしなければならないことが、結構しんどいです。息子の看病の時には、しんどいながらも、必死で行動していました。その必死さが、私の場合、母に対しては出せません。冷たい娘と思われるでしょうが、やはり息子とは違う。息子の時より私も10年以上年をとって、くたびれてることもあるかもです。
エリザベス女王が亡くなってから、輝くビッグスマイルが見られなくなると思うたび、悲しくなります。英国民の母として慕われる女王。メディアを通してしか知らないとはいえ、いつもきれいで、ユーモアに富んで、笑顔を見せていた女王は、私にとっても心のお母さんの1人で、理想の母。即位70年を祝うプラチナ・ジュビリーで作られたパディントンとの共演動画↓や、2012年ロンドンオリンピックでの007との共演動画↓を繰り返し見てしまいます。(95)🥪👜Ma’amaladesandwichYou
遅ればせながらになってしまいましたが、9月9日、東京スカイツリーなど全国各地で、小児がんのシンボルカラー金色のライトアップが行われました。画像がきれいなので、できるだけ長く残しておきたくてメモしました。小児がん治療へ金色の光全国27カ所で啓発のライトアップ:朝日新聞デジタル(asahi.com)私の息子はAYAがんでしたが、小児がんにもかかわりがあります。子どもや若い世代のがんのことを、広く一般の人たちに知ってほしいです。
大谷翔平のユニホームの黄色のリボンは何?2日は「小児がん啓発デー」闘病を支援するために着用-MLB:日刊スポーツ(nikkansports.com)9月は「世界小児がん啓発月間」。小児がんのシンボルマークはゴールドリボン。大谷選手が応援してくれて嬉しいです大谷選手は、心臓病の男の子との交流もありましたし、優しい人だろうなと思います。心臓病男児に「頑張れ」大谷翔平選手が見舞い心臓機能が低下する病気のため米国での心臓移植手術を待つ兵庫県尼崎市生まれの川崎翔平ちゃ
甲子園高校野球大会8日の13日、千葉県代表の市立船橋高校(市船=いちふな)は2回戦で、福井県の敦賀気比に6対8で惜敗。25年ぶりの3回戦進出はかないませんでしたが、9回に2点差まで迫るがんばりを見せてくれました。がんのため20歳で亡くなった、吹奏楽部OB浅野大義(たいぎ)さん作曲の応援曲「市船Soul」は、これからも私たちの心に残り、応援してくれると思います。映画『20歳のソウル』|(20soul-movie.jp)
夏の甲子園で、地元の千葉県代表・市立船橋高校が、1回戦で沖縄の興南高校と対戦し、5点先行される苦しい展開から、粘って追い上げ、白星をあげました。市船(いちふな)のアルプス席では、5年前にがんのため20歳で亡くなった吹奏楽部OB浅野大義(たいぎ)さんが作曲した応援曲が響きました。千葉大会でも、得点につながる曲として、チャンスの場面で演奏されています。浅野さんの実話は、映画化もされました。映画『20歳のソウル』|(20soul-movie.jp)試合後のインタビューで、吹奏
京都もののノベルやBLの人気作家、華藤えれな先生の文芸短編「アディオス・ノニーノ」を読みました。「小説現代5・6月合併号」掲載のBL作家たちの文芸作品特集の1つです。華藤えれな先生は、大切な人を亡くす悲しみについて、様々な作品の中で印象的なことを書いておられます。今回も、息子を亡くした私に共鳴する言葉たちがあったので、メモしました。今回の作品はアルゼンチンが舞台。「アディオス・ノニーノ」はポルトガル語で「さよなら、父さん」という意味。作曲家でバンドネオン奏者のピアソラによる名曲
先月書いた漫画『神々の山領(いただき)』(夢枕獏原作、谷口ジロー漫画)を読み続けています。主人公の山岳カメラマンの言葉がいいなと思ったので、メモします。彼が恋人に去られて、ひどく落ち込んだ時の心の中のせりふです。いじわるな私は「失恋でそこまで落ち込むなよ」とも思ってしまうのですが・・「あと何年か何十年かわからないが、生きてゆかねばならない。死ぬまでのその時間を何かで埋めなければならない。どうせその時間を埋めるなら、たどり着けない納得、何だかわからないが、あるかもしれない
患者会肉腫(サルコーマ)の会たんぽぽYoutubeチャンネルで、軟骨肉腫の患者さんが、復職のことや、病気になっても自分らしく生きるこつについてお話されています。
映画「神々の山領(いただき)」(作夢枕獏、画谷口ジロー)が7月に公開されました。日本原作のフランスの長編アニメーションです。漫画家の故・谷口さんも製作にかかわり、フランスでヒット。日本で凱旋公開されました。英国の登山家マロリー(1886-1924)がエベレスト初登頂を成功させたかもしれないという未解決の謎をつきとめようとするカメラマンと、孤高の登山家・羽生(はぶ)が主人公。マロリーは、なぜエベレストに登るのかと問われ、「そこに山があるから(Becacuseit'sther
ジャパンキャンサーフォーラム2022|がん患者さんやご家族のための日本最大級のがんフォーラム。2022年のキャッチフレーズは「共にツナグ、その先の未来」オンライン開催!(japancancerforum.jp)8月6日(土)、7日(日)開催です。希少がん、グリーフケアのプログラムもあります。8/7には、肉腫の会たんぽぽの交流会も。視聴は無料、事前申し込みが必要。
欧米の新薬が日本では使えないドラッグラグが拡大しているそうです。小児やAYA世代にもある白血病などのがん治療薬も含まれます。欧米新薬が日本に入らない「ドラッグラグ」が拡大個人負担増の恐れも〈週刊朝日〉(2ページ目)欧米で開発された新薬が日本になかなか届かない、「ドラッグラグ」(新薬承認の遅れ)を心配する声が上がっている。欧米との格差が広がれば、患者の負担が...dot.asahi.comドラッグラグ解消のため、ネット上の署名活動も行われています。キャンペーン·子ど
患者会肉腫(サルコーマ)の会たんぽぽのYoutubeチャンネルの紹介です。勉強になります。
小説『黄色い家』(川上未映子)を読んでいます。主人公の女子が、火事でなくなったバーを再開する資金を得るため、得体のしれない女性の指示で、詐欺の手先として行動するところで、思わぬ共感部分がありました。初めて偽造カードを使いATMからお金をおろす時、彼女は途方もない恐怖を味わいます。周囲の人々、監視カメラ、もし捕まったら・・・でも彼女は下手を打つことなく、与えられた仕事をこなしていきます。しかし、初めてATMの前に立った時の恐ろしさを、今でもありありと思い出して動悸が速まるほどで、当
小学4年生の時に横紋筋肉腫になったサバイバー、東北大学災害科学国際研究所助教・門廻充侍(せとしゅうじ)さん(32、1990年生まれ)の記事が新聞にありました。がんを克服できたのは、医療関係者や輸血のため献血してくれた人たちのおかげと感じ、誰かのために恩返しをしたくて、関西大で研究分野を決める際、防災で多くの人に貢献したいと考えたそうです。2011年の東日本大震災の時には、宮城県気仙沼市に現地調査に行き、その後、東北大学に移り、津波の後の低体温症に着目し、災害医学の研究者とともに研究
厚労省のサイトに、ハローワークの仕事相談ができる拠点病院が掲載されています。がんに罹患した働く人だけでなく、将来の仕事について考えるAYA世代の未成年が利用できそうです。【令和2年3月31日時点】実施安定所・連携先拠点病院一覧(mhlw.go.jp)亡き息子は、骨肉腫のため寝たきりになり、19歳で亡くなる直前まで、こんな状態で将来どうやってお金をかせぎ、自立するかを考えていました。銀行マンになれば、体が動けなくてもお金を動かせるのではないかとか。そのために、大学はどこに行くかとか
がん患者さんの支援活動をする公益財団法人日本対がん協会が、東京マラソン2023チャリティの寄付先団体の1つに選ばれました。大会は2023年3月5日(日)開催予定。ランナーの日本対がん協会募集枠は150人。サバイバーの優先枠もあるそうです。走らなくても、寄付だけでチャリティーに参加もできます。東京マラソン2023チャリティ・ランナーに応募しませんか|日本対がん協会(jcancer.jp)