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第一〇八回=文楽公演爽秋文楽特別公演令和七年(2025年)十月十一日国立文楽劇場CプロWelcometoBUNRAKU曾根崎心中◎鑑賞座席19列25番◎WelcometoBUNRAKUアナウンサーが英語で文楽の歴史や魅力を伝える。外国人観客を対象にした紹介篇映像である。爽秋文楽特別公演は正面に太夫が語る床本の電光字幕が無い。スマートフォンに掲示されるという試みである。昔の国立文楽劇場文楽公演において電光字幕は無かった。本来
葉月つごもり日曜日13:00からの中之島文楽に行ってきましたと言ってもこの会があるのは先日の上方歌舞伎会の際チラシを見て初めて知りましたその時点でチケットぴあは売り切れホームページをみると当日券が開演1時間前から若干ではあるが発売されるとのこと13:00の1時間前より少し前に行けばなんとかなるか?ダメモトで猛暑のかんかん照りのなか出かけました京阪なにわ橋駅を上ってきたところ11:30に到着右の黒い鉄の大きな扉の前にすでに4人待たれていました私は5番目
国立文楽劇場での夏休み文楽、ウェルカムトゥブンラク、との外国観光客向けの第三部。人気の「小鍛冶」でキリです。三条宗近が稲荷明神の相槌で、名刀小狐丸を打った故事。それに因んで、二代目猿之助のために作られた歌舞伎舞踊。それが山村若の振付で文楽に。そんな由来を知っていても知らなくても、きびきびした動きの中の、刀匠と神霊の共演が楽しめる。とうざい、とーうで開けると、松羽目。天命ながら相槌がいないと剣が打てないと悩む宗近。我が身命に替ゆるともあはれ最勝の御剣を打ち出せ給び賜は
6月19日木曜日文楽劇場文楽劇場教室千穐楽に行ってきました14時からの開演でしたが着いたのは14:40頃丁度解説文楽へようこその最中恐らくどこかの高校の団体さんが入っていて席は1番後ろの19列目そっと入りました3人遣いに高校生3人が挑戦するところ主遣いが女子左手と脚は男子でした流石に高校生勘がいい武士の人形を3人で操って頭が時々下がって足は大股で最後はポーズを決めて客席の学生たちが友達の迷演技に注目して笑いや拍手か起こりました感想は主遣
5月21日(水)、北千住にある、シアター1010で、人形浄瑠璃・文楽公演の第一部『芦屋道満大内鑑』を見ました。5月27日(火)までの上演。三部制で、今回は、この第一部だけの観劇です。『芦屋道満大内鑑』は、初代竹田出雲の作。享保19(1734)年10月5日、大坂の竹本座での初演。この作品が、人形浄瑠璃史上、重要な意味を持つのは、四段目の『信田森二人奴』で、人形の三人遣いがなされたことです。それにより、人形が大きくなり、人形の動きも、より細やかな表現が可能になり。近松門左衛門(1653
七代目竹本住太夫(しちだいめ・たけもと・すみたゆう)文楽太夫本名岸本欣一大正十三年(1924年)十月二十八日生まれ。昭和二十一年(1946年)二代目豊竹古靭太夫後の豊竹山城少掾に師事し二代目豊竹古住太夫を名乗る。昭和三十五年(1960年)九代目竹本文字太夫、六十年(1985年)七代目竹本住太夫を襲名。情(じょう)を熱く深く語る芸で、文楽を支え牽引した。平成三十年(2018年)四月二十八日十四時四十二分死去。九十三歳。三代目吉田簑助(さんだいめ・よしだ・み
12月19日(木)、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホールで、文楽12月公演、『曾根崎心中』を見ました。国立劇場という、東京の常設劇場を、改修ということで失い、公演ごとに会場を変えるという不安定な上演形態。今回は、東京の江東区文化センター(4日から13日まで)と、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール(17日から19日まで)。公演は、終了しています。『曾根崎心中』は、第3部、18時45分開演。元禄16(1703)年4月、曾根崎の森での、お初と徳兵衛との心中事件。近松門左衛門は、さっ
三代目吉田簑助(さんだいめ・よしだ・みのすけ)文楽人形遣い昭和八年(1933年)八月八日大阪府生まれ。令和六年(2024年)十一月七日大阪市において死去。九十一歳。本名平尾勝義芸名歴桐竹紋二郎三代目吉田簑助昭和五十四年(1979年)一月十三日NHK総合放送『阿修羅のごとく』』第一回「女正月」において劇中で人形遣いの役で出演された吉田簑助は『日高川入相花王』の清姫役を遣った。清姫の怒りが凄まじかった。この日の視聴が、自分にとって蓑助師の遣いとの出会
曇っていて、思ったほど暑くはない今日は4時間の長丁場清治さんの代わりに藤蔵さん夏ということもあって、体調を崩されている方が多いなんかコラボのCAPCOMとか藤蔵さんは自分の出番もあっての代演メガネをかけて、譜面のようなものを見ながら急に決まったんだろうなあ藤蔵さんの豪快さがなかったが織太夫さんとの自分の出番ではいつもの藤蔵節今回、人形遣いも人間国宝御三方の揃い踏みの豪華さ嶋田宿笑い薬の段は文楽の面白さ全開織太夫さんの語りと勘十郎さんの人形遣いは第二部の見せ場太夫も
例年、8月お盆明けに行われていた今年は6月最終週に一番手は竹本織太夫と鶴澤清馗の兄弟コンビ兄弟共演は非常に珍しい弟が兄に追いついてきた織太夫さんは中堅のリーダー人形がないので、集中して聴ける安定した織太夫節二番手は錣太夫に藤蔵、ツレに清公1時間17分の長丁場錣太夫らしい白熱の語りに藤蔵のダイナミックかつ繊細な三味線見ごたえたっぷりだったが途中、10分くらい記憶がないトリは千歳太夫に豊澤富助千歳太夫はほぼ諳んじての語りほぼ本を見ていない凄すぎでも、やっぱり三味線は
このところ天気がよく変わりますな。私の予定もよく変わり、東へ西へ、会議、オペラ、美術展、浪曲、パーティーと今週末はイベントづくし。昨日、NHK「芸能きわみ堂」に豊竹呂勢太夫&鶴澤藤蔵が出演していた。こないだの人形浄瑠璃で、竹本織太夫&鶴澤藤蔵のコラボレーションに熱中しちゃったわけですが掛け合い感といえばジャズも良かった。即興ですからね。そして浪曲も楽譜のない掛け合い。社交ダンスも掛け合い。楽譜はあったり無かったり。運転免許証を更新して来ました。5年に1度写真を撮ると、ずいぶん
こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます北千住シアター1010令和6年5月文楽公演近頃河原の達引【堀川猿回しの段】お母さんがおつるちゃんに三味線指導するところほのぼのするし聴いていて楽しいしほっこりしました。三味線さん達楽しそうだった気がする。三味線さんの活躍どころ?気持ち良かったです。ちょっとそそっかしいけれど家族思いの優しいお兄ちゃん(字が読めない。猿回しが生業)と盲目の母親が懸命に妹を守ろうとしている姿がとてもいとおしくて涙が止まらなくて困っちゃうくらい
平成三十年(2018年)四月三十日、国立文楽劇場において、四月文楽公演千秋楽第一部『本朝廿四孝』「桔梗原の段」『五代目吉田玉助襲名披露口上』『本朝廿四孝』「景勝下段の段」「勘助住家の段」『義経千本桜』「道行初音の旅」を鑑賞しました。横蔵と慈悲蔵の兄弟が葛藤しつつ相手への敬意を抱くという複雑な物語です。雪の筍堀が見せ場になります。五代目吉田玉助さんが横蔵後に山本勘助を重厚に遣いました。『本朝廿四考』は岩波文庫版を読んだが、人物関係の学びは難しい。読み直さ
2月10日(土)、日本青年館ホールで、文楽の二月公演、その第一部を見ました。12時開演。最初の演目は、『二人三番叟』。もともとは、猿楽の『式三番』。現在の、能の『翁』。翁と、千歳が登場し、3番目に現れるので、『三番叟』。そのうちの、翁と、千歳を省いての演目。天下泰平、五穀豊穣を祈願し。で、二人の三番叟が、激しい動きのなかで、疲れ、サボり。片方が、それをとがめ。という、やり取りのおもしろさ。やがて、「治まる御代こそめでたけれ」と、舞いおさめ。祝典の演目。三番叟を、睦太夫
『七福神宝の入舩』(しちふくじんたからのいりふね)第一七三回=文楽劇場公演令和六年一月四日国立文楽劇場第一部七福神宝の入舩≪大夫≫寿老人竹本三輪太夫大黒天竹本津國太夫弁財天豊竹咲寿太夫布袋竹本小住太夫福禄寿竹本碩太夫恵比寿竹本聖太夫毘沙門豊竹薫太夫《三味線》野澤勝平鶴澤清馗鶴澤清丈'鶴澤寛太郎野澤錦吾鶴澤清允《人形役割》寿老人吉田玉助大黒天吉田簑一郎弁財天吉田文哉布袋桐竹紋臣福禄寿桐竹紋秀恵比寿吉
1月18日(木)、国立文楽劇場で、文楽公演第一部を見ました。最初の演目は、おめでたく、『七福神宝の入舩』。七福神、つまり、寿老人、大黒天、弁財天、布袋、福禄寿、恵比寿、毘沙門が宝船に乗って現れ、それぞれ、『一芸』を披露するというもの。いわゆる『芸廻し』。今年が、『辰年』なので、彼らの乗った船も、辰の船。太夫は、寿老人が、三輪太夫。大黒天が、津國太夫。弁財天が、咲寿太夫。布袋が、小住太夫。福禄寿が、碩太夫。恵比寿が、聖太夫。毘沙門が、薫太夫。の掛け合い。三味線は、勝平
令和五年(2023年)九月五日国立劇場小劇場『寿式三番叟』《太夫》翁豊竹呂太夫千歳竹本錣太夫三番叟竹本千歳太夫三番叟竹本織太夫豊竹咲寿太夫竹本聖太夫竹本文字栄太夫《三味線》鶴澤燕三鶴澤藤蔵野澤勝平鶴澤清志郎野澤錦吾鶴澤燕二郎鶴澤清方<人形役割>千歳桐竹紋臣翁桐竹勘十郎三番叟吉
11月5日日曜日文楽公演2日目第1部と第2部見てきました日本シリーズ応援疲れと仕事疲れが重なったこと10列目の床よりという私にとっては緊張感のかからない座席で見たので途中眠たくなったりしましたちゃんとした観劇記録は後日2回目見た後にアップするかも知れません第1部は双蝶々曲輪日記プログラムによると全九段構成の堀江相撲場の段は二段目難波裏喧嘩の段は五段目八幡里引窓の段は八段目ということです堀江相撲場の段で登場する人気の関取(プロ)が濡髪長五郎
第16回酒屋万来文楽白鷹酒造第十六回酒屋万来文楽桂川連理柵帯屋の段道行朧の桂川-|生粋の灘酒白鷹株式会社■時間:15:00開演(14:30受付開始・開場)■入場料:8,000円※蔵出し限定酒等のワンドリンクチケット付き■出演:豊竹呂勢太夫・鶴澤藤蔵・吉田和生他■会場:白鷹禄水苑宮水ホールhakutaka.jp10月22日日曜日兵庫県西宮市白鷹酒造さんの文楽公演に行ってきましたと偉そうに言っても私は仕事で妻は孫の世話で15:00開演に遅刻しました今回が1
令和五年(2023年)九月五日国立劇場小劇場『寿式三番叟』翁豊竹呂太夫千歳竹本錣太夫三番叟竹本千歳太夫三番叟竹本織太夫豊竹咲寿太夫竹本聖太夫竹本文字栄太夫鶴澤燕三鶴澤藤蔵野澤勝平鶴澤清志郎野澤錦吾鶴澤燕二郎鶴澤清方<人形役割>千歳桐竹紋臣翁桐竹勘十郎三番叟吉田玉勢三番叟吉田簑志
国立劇場小劇場。9月1日(金)、19時開演。第3部は、『曽根崎心中』。国立劇場は、10月の公演が終わると、改築に。そのため、文楽は、この9月が、国立劇場とのお別れ公演。新しい劇場が出来るまで、シアター1010や、日本青年館など、劇場をかえて。で、客席は、よく埋まっていました。『曽根崎心中』は、近松門左衛門の作品。元禄16(1703)年4月に、実際にあった心中事件を、近松門左衛門が、すぐに作品化して、翌年の5月には、竹本座で初演したもの。醤油問屋平野屋の手代徳兵衛と、天満屋のお初
『曾根崎心中』作近松門左衛門徳兵衛は望まない縁談の結納金二貫を受け取って借金を頼んで来た友九平次に貸した。返済期日を三日過ぎても油屋の九平次は返さない。生玉社前で恋人の天満屋お初に銀(かね)を返済させると約束し、縁談は断り、お初だけが恋人と確約する。偶然にも九平次が現れ、徳兵衛は証文を見せて二貫目の銀(かね)を返してくれと請求する。「儂の印は落としたものであり、この証文の印は落としたことの届の後に押されたものだ」と語り、徳兵衛は借金証文を
8月19日土曜日は13:00から国立文楽劇場で素浄瑠璃の会仕事が13:00までなので端から行くつまりはなかったのだけれど織太夫さんの旧Twitterからやはり行きたくなって1日前にネットで検索・予約しました(1日前の時点で2割ほど席が空いていました)仕事を終えて車を飛ばして文楽劇場に着いたのが丁度14:10頃最初の織太夫さんの浄瑠璃が終わって錣太夫さんと藤蔵さんの浄瑠璃から聞きました『ひらかな盛衰記』松右衛門内より逆櫓の段まで銀の屏風の前に雛壇錣太夫さん
一番端今日は太夫も三味線も表舞台今朝3時に起きてしまったため、織太夫、清志郎の舞台はうつらうつら錣太夫、藤蔵の舞台は目を見開いて、ずっと藤蔵の三味線を見ていたパワフルななかにも繊細な技後半部分には圧倒された三味線でこんなこともできるんだ、というものを見せてくれる鶴澤藤蔵を知らないことは人生のマイナス多くの人に見て欲しい最後の千歳太夫、富助千歳太夫は本を見ずに誦んじているすごいでも、やっぱり凄いのは三味線の人たち楽譜も何もない状態で舞台を作り上げているホンマに凄
国立文楽劇場での、夏休み文楽特別公演の続きは、「妹背山婦女庭訓」です。4月は、初段から三段目までを、通しで拝見しました。帝位を狙う蝦夷子と入鹿親子、天智帝を護る鎌足と淡海親子の対立。そこに、漁師芝六一家の悲劇。更に、大判事清澄と後室定家の敵対、そこに巻き込まれた久我之助と雛鳥の悲恋。他にも色々な人物が、個性豊かに登場し、人形遣い、太夫と三味線の技で、古代の雄大な物語を堪能しました。今回は四段目。鎌足と淡海が入鹿を誅伐してキリですが、その前にある淡海、橘姫、お三輪の物語が見ど
『通し狂言菅原伝授手習鑑』二段目「杖折檻の段」「東天紅の段」「宿禰太郎詮議の段」「丞相名残の段」第二四四回文楽公演令和五年(2023年)五月十四日国立文楽劇場小劇場杖折檻の段豊竹芳穂太夫野澤錦糸東天紅の段竹本小住太夫鶴澤藤蔵宿禰太郎詮議の段豊竹呂勢太夫鶴澤清治丞相名残の段竹本千歳太夫豊澤富助《人形役割》菅丞相吉田玉男苅屋姫吉田簑志郎立田前吉田一輔宿禰太郎吉田玉助贋迎い吉田玉誉奴宅内桐竹紋吉土
国立文楽劇場にチラシが置いてありました。第十六回酒屋万来文楽2023年(令和5年)10月22日(日)15:00開演(14:30受付開始・開場)場所:白鷹禄水苑宮水ホール参加費:8,000円※蔵出し限定酒等のワンドリンクチケット付き備考:全席指定(約90名)※収容人数をごく限定しての開催になりますので、満席の際はご了承ください。プログラム第一部文楽公演出演者:豊竹呂勢太夫、鶴澤藤蔵、吉田和生、他「桂川連理の柵帯屋の段・道行朧の桂川」第二部「文楽の手ほ
七代目竹本住大夫七代目竹本住太夫(しちだいめ・たけもと・すみたゆう)本名岸本欣一大正十三年(1924年)十月二十八日大阪市生まれ。昭和二十一年(1946年)四月二代目豊竹古靭大夫に入門。同年八月四ツ橋文楽座で初舞台昭和三十五年(1960年)一月九代目竹本文字久大夫を襲名。昭和六十年(1985年)七代目竹本住大夫を襲名。平成二十六年(2014年)五月国立劇場小劇場公演を以て引退。平成三十年(2018年)四月三十日十四時四十二分死去。九
1/20の来阪の時に久しぶりに国立文楽劇場に行った。大好きだった太夫の豊竹嶋太夫が引退してから足が遠のいていたのだ。SNSで能評家や顔見知りでリスペクトしている人が絶賛しており、何故か行こうかと思った。行かなければ文楽から更に縁遠くなると思えたからだ。文楽劇場で第三部の壇浦兜軍記〜阿古屋琴責の段を幕見席で購入。通なら幕見席は劇場左側の席を選ぶのだろう。何故か右側で床に近い方が昔から好みなのだ。文楽から足が遠のいていたので竹本織太夫は咲甫太夫から時間が止まっている。桐竹勘十郎は人間国宝になっ
金曜日、仕事終わって、速攻で着替え、日本橋へ東横インにチェックインしてから17時半開演の第3部へ傾城恋飛脚と壇浦兜軍記の二本立て前者は今の橿原市新ノ口が舞台第1部から第3部まで、いづれも奈良を舞台にしている今公演のハイライトの壇浦兜軍記は京都が舞台およそ80分の公演だが鶴澤藤蔵の一人舞台太夫は6人だが琴や胡弓の場面以外はひとり勘十郎さん他の阿古屋も素晴らしかったが鶴澤藤蔵ここにあり、という舞台だった圧倒された呂勢太夫さんや織太夫さえ霞む三味線一人で舞台